Zinnia hacks tomorrow. (2010/12)

2010/12/01 (Wed)

_ 久しぶりに土日も仕事したらペースが乱れたせいか慢性的に疲れるように なってしまった。いつもそうだった気もするが眠気を覚えるほどではなかったような


= 問題解決に関する考察

_ 今回、他人の問題解決に関するプロセスを眺めるチャンスがあったので、 その内容と、自分にとっての違和感等をまとめておこうと思う。 非難したり、やり玉に挙げて揶揄する意図は毛頭ないし、 むしろ非難されるべきは正しくメンタリングできていなかった こっちなのだが、なぜそうなっているのか、どうしたらいいのかを検討するのは 大事なことだと思う。

_ 違和感を覚えた現象、行動を列挙してみる。

_ まとめると、巨視的な視点の欠如というのが大きな括りとしてあり、 その中で、効率への視点、不確定要素への目配り等といった要素が 絡み、さらに非効率な習慣が重なっているという感じだろうか。そのため、 ただでさえ少ない時間を浪費してしまったという結果に終わったと認識している。

_ うまく動かないと言われて見に行った当日は、別の担当が作ってる 部分の問題なのか、こちら側の問題なのかの切り分けが出来ていなかったのと、 とにかく追求の効率が悪いということが判明したので、その日の夜〜 2日目にかけて別途テスト用のアプリを組んで、3日目に原因と思われる 挙動を特定し、回避策を立てた。結果としてはこちらも向こうもだめだったようで、 テスト用のアプリで安定して通信できるようになっていたので(相手側の 状況が分からないから確定とは言えないものの)このロジックを元に アプリを見直すよう指示したが、思うようにいかなかったらしく、4日目に 修正部分を一緒に見て問題を発見し修正、なんとか動くようになったという 経緯だ。

_ 幸運だったのは、週末だったということか。現象については決定的に 動いていたようで、二分探索でOK/NGパターンを分離することができたのも幸運だった。 不運は、確かに相手側も疑うに十分なほど品質が悪かったということか (実際おかしいと思える部分も見つかったし)。

_ 性格や経験により変化する部分も多いと思うし、今どうにかなるものでは ないものも多いので、常にこういった問いを投げ続けることが まず必要かなと思っている。 一方、中にはツールでどうにかなるものも見受けられる。 経験の影響は相対的に低いので、こちらについての取り組みが不十分なことに 対しては、やるせない気持を感じると同時に指導不足を痛感した。 バージョン管理については、以前使いかたを教えたんだが、面倒になって やめてしまったようだ。面倒と言われると若干脱力はするものの、 気持は分からないでもない。やっていることの意味や意義、 それによって受けられるメリットや、やらないことに対するデメリットといったことが 理解できなければ、単に面倒でよくわからない操作が増えたというだけのこと だというのは個人的にも感じていたことだ。

_ 結局のところきちんと理解して使うことがよいわけだが、 ここで「バージョン管理をするとこんなメリットがあるんだよ」とやってみせるか、 「バージョン管理をしないとこんなデメリットがあるんだよ」とやってみせるか という選択肢があると思う。 バージョン管理でしか受けられないメリット、または、バージョン管理でしか 回避できないデメリットというのは、特に一人で開発しているときは そんなに多くないような気もするので、 他のやりかたよりも優れているんだというところまで身をもって体験しないと、 やはり「余計なひと手間」としか感じられず、 抜け道を探して胡麻化したりということが起きてしまうと思う。 それがバージョン管理よりも優れた手法であれば文句もないが。

_ 実際に今回の4日間の作業開始時に、過去のソースと変更のやりとりの 記録をあるだけ出すように言って、ほとんどまともなものが出てこなかったという 経緯もあるし、 先方から「できたら欲しい」と言われている 単体テストから最終形までの修正履歴とバグリストとかについても、 今になって作ることはほぼ絶望的な状態になっているとか、 そういったことは以後求められてゆく内容だということは間違いないので、 次は困ったことになるよ、という警告を含めて指導するということを 考えている。我ながらあまりよい指導方法とは思えないが。 そもそも↑で書いた通り「めんどくさい」というのも 分からんではないので、それを取り除くにはどうすればいいのかも きちんと聞いてゆかなければ結局身につかないと思う。


_ 結論じみたことを書いていないので尻切れな感じで終わってしまった。

_ 自戒を込めて言えることは、このあたりが正念場だ、と実感した時というのは 実はとっくに手遅れになっているということが多いということだと思う。 時間も残されておらず、打つ手も限られた状態で、 どこに落としどころを見つけるのかという能力も残念ながら 必要になってくるわけだけど、まず早目早目に手を打って、本当の正念場で きちんとふんばりましょう、ということだろうか。 明日からいきなり24時間操業ができるわけでもないし、使えない時間や手段を 使えるものだと勘違いして疲弊することを避けるには、 巨視的な視点を失わずに進んでゆくことが必要なんだろうなあと思う。

_ 自分にそれが出来ているのかと言われると、悪い結末が予想できていても どうにもできないというパターンだらけで、まあまったく駄目なんだけど...。


2010/12/02 (Thu)

_ 今日も0.5回休み。微熱があるのと昼寝のタイミングを逃しているのとで あんまり休んでも疲れが取れた感じがしない。

_ 昨日のあれは、結論的な文章が抜けてたので追記した。

_ 先日の11/20に久しぶりにBeatManiaをひっぱりだしてやってみた。 2ndとなぜか5th(Append Disc)があったので、 懐しい曲をいろいろと。SYSTEMとか Hunting for youとか超懐しくて素晴しいんだが、 Hunting for youというと Spanking for youの 印象が強すぎて、ケツドラムがないのが物足りなく感じてしまい非常によくない。 原曲にも そういう人が多く流れこんでいて迷惑がられている。もっともな話だと思うが 耳に染みついてしまった...



= 会社人生で必要な知恵はすべてマグロ漁船で学んだ

_ 以前話題になったのでそのときに読んだ人も多いと思うが、 私は読む機会を失ったまま1年経過してしまった。

_ すごい本だった。タイトルは決して誇張ではないと思う。 船員の科白の破壊力の強さにたじろくばかりだった。 力強く、軽薄さの欠片もないシンプルな言葉が随所に出てきて、 そのたびに心の中に衝撃音が響いた。そういう感覚は何冊かに一回といった 頻度で経験していたが、ページを進めるたびに、たたみかけるように 衝撃が襲ってきた。こんな本は初めてだ。


= ジャック・マイヨール、イルカと海へ還る

_ ジャック・マイヨールは素潜りで最初に100mを記録した人だ。 全盛期の活躍は私が生まれる前後のことだったようだ。 潜水界のカリスマ的存在で、ヨガや禅をとりいれた トレーニングで海に立ち向かってゆく様子を何度かテレビで見たことがある。 そのときはすでに70近い年齢だったと思うが、整った体と精悍さは テレビ越しに見てもすさまじいものだったことを覚えている。

_ ジャック・マイヨールは2001年、74歳で自殺をする。私は潜水というのは 窒息や水圧、暗闇などなどといった恐怖との戦いの連続だと理解していたので、 自殺のニュースには少なからぬ衝撃を受けた。 ヨガや禅で鍛えあげた強靭な精神力でもやはり耐えられないものなのだろうか? と勝手に理解していた。

_ この本は、ジャックの兄ピエールが、兄弟の生い立ちから辿りつつ ジャックの心の動きを追っている。 ジャックにとって潜水は追い求めるものではなく、また、恐怖の対象でもなかった。 彼が晩年ひどい鬱病に陥り、自殺を選んだのは、長年蓄積された 人間不信やショックな事件等が重なった結果だった。この本で 描かれた結論はそんなところだと思う。

_ 恐怖を克服しえなかったのか、禅やヨガは心の平安をもたらさなかったのか? という疑問については、上記の記述に従えば、そもそも水中での活動は そういう対象ではなかったということで説明がつくと思う。 となると、この本を読みたいと思った動機はだいたい解消されてしまった面がある。


= ネットがあれば履歴書はいらない

_ 「セルフブランディング」を積極的に行いましょう。そのためには このようなやりかたで効率的にやるといいと思います、という本だと思う。 個々の技法については、よい悪いは自分の理解できる範囲で実践すればいいと 思うし、参考になる部分もあった。以下はそれ以前の前提の話になってしまうので 感想としては適切なのかどうかは分からない。

_ 自分に紐づく情報をパブリックな場所に置くことに対して不安になったり 恐怖を覚えたりするのは自然な反応だと思う。 ただ、必要以上に恐れたりするのも勿体ないと思う。なので、 どういう行為がどういう範囲にどういう影響を及ぼすのか、ということを 理解または想像する力はとても大事だと思っている。こういうのが リテラシーというものなんだと個人的には思うのだが...

_ こういった立場で冒頭に書いた不安や恐怖について説明をつけるとすれば、 それは杞憂なんですよ、なぜからこういう仕組だからです、といった流れか、 あるいは、確かにそういう危険性は排除できないので、自分の把握できる 範囲でやったほうがいいですよ、といった流れになると思う。 一方、この本では、特に理由を挙げることもなく 「なぜ恐れる必要があるのか」と否定してみせたり、 特段否定することもなく「確かにそういう不安はあるが、メリットの方が 大きいのでやりましょう」といった説明になっており、 本気で言ってるなら怖いと思った。

_ なんか初めて書いた気がしない主張だなあと思ったら 3年前にも同じ文脈で同じ結論を出していた。

_ テクニックとして、知らなかった+受け入れられるものを取り入れればいいという 読み方でいいと思う。逆に、この本で表現しようとしている 考えかたとしては「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」(橘玲)の 方がずっとよかった(ただしこちらはテクニックのことは書いてない)


2010/12/04 (Sat)

_ 今日は図書館を使う日にした。ルノアールで本の在庫を確認して、 席の予約をするために早目に図書館に入った。10分前に着けばいいべと思ったら すでに結構な行列が出来ていて驚いた。今回は15:20〜18:20の席をとるために 予約開始(14:40)の10分前に来たのだが、席ひとつ確保するのもなかなか大変だ。

_ 他の人の行動を眺めていると、先に読みたい本を確保した上で並んで、待ち時間の 間はその本を眺めているという人が多かった。予約が終わってから座れるまでに 40分もあるので、その間に食事を済ませるという手もありそうだ。いずれにしても きちんと計画的に進めないと使えないらしい。なかなかシビアだ。

_ 電源は1口確保できて、PCを持ち込みすることができる。快適。 当然のことながら閲覧席なので本を読む以外のために席を確保するのはよくないのだが、 結構平気で昼寝してる人もいたりする。


2010/12/06 (Mon)


= 名場面集

_ いずれZinnia's Commentary on ZHTというのを刊行する予定ではあるが その繋ぎとして一年をふりかえってみる

_ その他だらだらとまとめる。FreeMindはあいかわらず使い続けている。 重要度は下がっておらず上がる一方だが、だいぶ書いた量が増えてきたので 管理の仕組をもうちょっとなんとかしたいところだ。

_ Erlangはあいかわらず続いている。まだ自由自在にアプリ書けますという 境地には程遠いが、いろいろ発見があって面白い。 テストアプリやサーバ評価等で、隙があったらErlangが使えないかを考えている。

_ あと、サーバ再セットアップに絡んでEmacsを再び真面目に使うようになった。 Erlangの開発環境もEmacs内でいろいろできるようにして快適だ。 Distelはとても便利ですね...きちんと理解したらまとめたいと思っているが ここ1ヶ月くらいErlangから遠ざかり気味だ。

_ 仕事は、前半はあいかわらずぐだぐだの展開のまま進んでいたプロジェクトで 消耗し、後半もそれをひきずっていたので、反動で後半はほとんど自発的に 動かないようになった。内部の環境整備だとか、後進の指導だとか、 悩み相談とか。それだけやっていても結構仕事はあるもんだし、 こういう立場での動きは必要だと思う。 私がそれをやっている場合/立場なのかという話はあるけど。

_ わんたは大きな手術を2回もやることになり、彼もまた激動の1年だったようだ。 とても元気なのでストレスフリーで長生きしてほしいと思う。 広い家に引っ越すことができたので、なるべく落ち着いて過ごしてゆきたいもんだ。 まだ引っ越し時の箱が残っていたり、探しものが見つからなかったり、 荷作りで使った段ボールが処分しきれてなかったりといったこともあるが、 年内にはなんとかやっつけたいところだ。 引っ越し等の余波で後半はちょっと資金難に陥っている。年越しの餅も 買えんというほどではないが

_ 体調は一進一退だ。整体に通いだして、普段の生活にも気を配るようにして、 机に向かってても痛みで何もできんというようなことはほとんどなくなった。 来年も適度なペースで続けてゆきたい。血圧は投薬の効果もあり継続して 落ち着いている。もうちょっと運動を取り入れないといけないが。 今のところ、肩こりや腰痛に備えたストレッチやトレーニングは若干しているが、 長距離走ったりといったことはしていないので、もうちょっと体型に気をつかわないと いかんなと思う。


2010/12/08 (Wed)

_ 健康診断で不健康になって帰ってきた。

_ 今回は一発目の採血から不穏な感じで、血の出が悪いらしい。3本とるつもりが 1本とったら2本目はほとんどだめで...少し時間おいてから再度とったら やはり1本分がやっととれるぐらいで、針をぐりぐりやられて痛いし ふらついてきたので3本目は横になって、手を握ったり離したりを繰返して ようやくとれたというような塩梅だった。こんなのは初めてだった。 今でもちょっと傷口が痛む。

_ 今回から健康診断ではなく人間ドックのコースだが、追加の検査を何も やらなかったので前回との違いは肺活量の調査が増えたのと、帰りに 1000円分の食事券を貰ったくらいしか違いがなかった。 そして下剤を飲んだがバリウムが出てくる気配がまったくなし

_ 夕方になって、なんか喉が痛いなあと思っていたらどんどん体調が 悪化し、寝てる最中に体温が38度くらいまで上がり体じゅうが痛くなった。 朝には37度前半まで下がり午前休みとって午後から出勤。その後も 急速に回復し、今は喉の痛みもほどんどなく、ちょっとふらつくかなという 程度だ。原因はよくわからんがふんづまりのせいでしょうかね...今日になって バリウムが排出されだしたので少し安心している。

_ そうそう、検査後2時間ほどで検査結果のほとんどが出るそうで、そのまま 居残って説明してもらった。悪いところは悪いまま、よいところはよいままといった 感じらしい。



= 「蛍」麻耶雄嵩

_ これはすごい! なんでこんな書き方してるんだろうなあという違和感が ありありで、だいたいそのへんに核心があるんだろうなあと思わずにいられない。 でもそれだと随分難易度が低いんじゃないのかしら、と思ったが、そういった違和感を 一気にひっくり返されたときには感動を覚えた。こんなやり方があったのかと 思った。

_ この人の本は初めて読んだ。amazonとかを見ると見事に評価が二分されている。 90年代に新本格がデッドロックに陥ったみたいな、恨み言に近いものも 見受けられた。まあそういう面もあるのかもしれない。 もうちょっとこの人の作品を読み続けてみることにするか。 なお、ラストですべてぶちこわしにするのはこの人の芸風らしい。

_ もうちょっと感想を書きたいのだがねたばれになるので こちらに飛ばした。

_ この本は図書館で借りたんだが、1個所だけ思いっきり書込みされていて 笑った。この部分は文庫版では修正されている有名な誤殖部分らしく、確かに このミスは台無しになるに十分という気がする。だからといって書込みするのは よくないが


2010/12/09 (Thu)

_ 頭痛と喉の痛みで何度も目が覚めて、結局体温も37度を越えたので あんまり回復していなかったらしい。病院に行ってきた。ちょうど健康診断の 中間結果もあったので一緒に見てもらった。コレステロールについては かなり改善されていたので誉められた。体型はもっとなんとかせいという もっともな話だった。

_ 抗生物質と炎症をおさえる薬を貰った。あと、普段処方されてる ロキソニンをうまく使うようにとのこと。言われてみれば昨日急激に 体調がよくなったと思った数時間前にロキソニンを飲んでいたな。 喉の痛みがなくなったのではなくてロキソニンで痛みを感じなくなっていた だけだったらしい。今朝もロキソニン飲んだら1時間足らずで喉の痛みが 我慢できるレベルになったし。


_ GitとMercurialとBazaarはどれも似ていて、どれも少し違う。違う部分は 設計思想から来るものなので、それによってワークフローが変化する。 そうなると似ていることはあんまりメリットとは言い難く、むしろ 同じ用語でもやってることが違うなどというトラップができやすいと思う。

_ 混乱しないようにするには、各システムがどのような原理で管理を しているのかということをきちんと理解するというところにあると思うんだが、 そういう面で考えるとBazaarは圧倒的にドキュメントが少ないと思う。

_ 紆余曲折を経て、Bazaarに落ち着いて、ようやく一生使ってゆけそうな システムに出会えたかなあと思っている。Bazaarは、柔軟なワークフローを 実現するために様々な機能やオプションがあるので、自分のやりたい ワークフローとそれを実現するための処理をきちんと理解しておかないと、 不適切なオペレーションでおかしな結果を呼ぶことになりがちだと思う。 ドキュメント読んでも残る謎については、試していって理解するしかないのかしら? いきなりソース読もうと思っても、普段まったく中身に接しない分野なので 何から読んだものかという状態だ。


2010/12/10 (Fri)

_ あいかわらず喉が痛い。そしてだるい。だるいのは薬のせいだろう。 とにかく横になって寝たい気持が強くて大変だ。


2010/12/12 (Sun)

_ 喉の痛みは土曜にはだいぶよくなった。かわりにセキが出始める。 寝ていると急に息苦しくなってセキが出るというのが2日ほど続いた結果、 今はひっきりなしに出てくる感じだ。治りつつあるんだろうが セキは体力使うし眠りが浅くなるし非常にしんどい

_ 眠りといえばイビキもひどいようだ。寝入りの呼吸ですでにイビキをかいているのが 自分でも分かるくらいだし、イビキの音響で目が覚めるというのも何度もあった。

_ まだ本調子とは言えないのかな。夕方に図書館に本を返しに行ったんだが 10分歩いただけでふらふらになってしまった。


2010/12/14 (Tue)

_ めまいがひどい。セキが出るので寝不足気味だ。今日は加湿器買って帰ろうかな


= Bazaar

_ 先日、Bazaarについて特に不満はないと書いたが、Windowsに限って言えば 呆れるほど遅いというのがある。bzr と入れてヘルプが出てくるまでに50秒とか かかるのでひどすぎる。早いマシンでも数秒は待たされる。Process Monitorで 見てるといろんなファイルを開いたり閉じたりしているのが見えるので、重たい処理を しているというよりは、多少時間のかかる処理を大量に行っていて 結果待たされるというパターンのようだ。

_ CPU使用率も高いままなので、これはウィルススキャンソフトと暗号化ソフトの せいなのかもしれない。ロードさえ終わっちゃえばあとはそんなに重くないので、 jqs.exe(笑)みたいなやつがいてくれればいいのかもしれない。あと、 やはりCygwin版は遅いようだ。Cygwin版で数秒かかるやつは、Win32版だと一瞬で 終わるし、Cygwin版で1分近くかかるPCでも10秒足らずで終わってくれる。 まあ、遅いほうはそれでも遅いんだけど



= K.O.L.M.

_ パーツを取り戻しつつ探索するゲーム。最初は視界もぼやけてまともに歩けない 状態だったのが、だんだん力を取り戻していって...というアクションとしても 面白かったし、雰囲気もなかなかよかった。

_ どうやらメトロイドというゲームに似ているらしい。


= Continuity

_ なんとなく雰囲気が似てるなあと一瞬思ったがそうでもなかったゲーム。 時間を止めて迷路自体を組み直してゆくというのはすごいアイディアだと思った。 同じ迷路を複数回使ったり。なかなか頭がついてゆかないけど...


_ 先日よりEmacs Lispの環境整備を少しずつ 進めている。以前書いたようにバイトコンパイルはしないで進めてきたが さすがにちょっと起動の遅さが目立つようになってきた。↑で書いた遅い方の マシンだと起動に1分くらいかかる。これからさらにいろいろ入れていったら 大変なことになるだろう。

_ 方策としてはいくつか思いつくものがあって、

正直言ってバイトコンパイルはしたくない。そこまで嫌うことないのにという 気がしないでもないが、とにかく嫌だ。内部で工夫してもらう分には構わないけど。 なんかバイトコンパイルというものを意識させないような仕組ってないものだろうか。 中で勝手にバイトコンパイルして使うような...auto-async-byte-compileを使って、 .bzrignoreに.elcを入れるのが現実的かなあ


2010/12/15 (Wed)

_ 朝のだるさが異常だ。夜になると若干元気になるのでつい遅くまで起きてしまい、 また朝だるいという連続だ。なので、今日は全力で寝る努力をすることにする。 (このようなことを書いたのは初めてではないと思うが)


= xkeymacs

_ 以前もちらと書いたけど、xkeymacs使ってると Visual Studioの中で意図しない動作をしてコードをぶっこわすという症状が 多発して非常にストレスだった。IntelliSenseがきっかけなのは 間違いなさそうなんだけど、常に起きるわけではないので一体何なんだろうと 思いつつ使い続けていたのだが、最近になってようやく原因が分かった。 IntelliSenseの小窓が出ているときに、それをESCで閉じると、次のアクションが ESC-? になってしまい、その影響でいろんな動作をしてくれていたらしい。

_ オプションでESC経由での処理を無効化したところ問題がなくなり快適になった。 いやあよかったよかった。 ちなみにマツ ビンピュータ問題も同じ原因による。


_ 夜のセキがひどいので久しぶりにホクナリン 2mgが処方された。 やっぱりよく攣るような気がする。攣った痛みで別のところが攣るということもある。 もうひと手間加えれば永久機関が完成するかもしれない


2010/12/16 (Thu)

_ ひきつづきよく攣る。


= Allegations regarding OpenBSD IPSEC

_ Theo宛に来たメールが公開されている。 FBIと契約してOpenBSDのIPSECにバックドアを仕掛けたんだけど、 NDAが切れたから伝えときますといった感じだろうか。すごい話だな...

_ メールの中身見て騒ぐならソース見ろよ的な意見が/.Jで出ていたけど、 Ken Thompsonの論文のように、 明確な意思をもって隠せばソースを見ただけでは見つけられないという 可能性はあるよな。今の時代にそんな方法があるのかしら...というと まったく浮かんでこないけど


2010/12/17 (Fri)

_ ディスクが溢れたのでディスクのクリーンアップを呼び出したんだが 例によって「古いファイルの圧縮」を計算している時間が長かったので、 いらないファイルをいろいろ探して消して、それでもまだ「古いファイルの圧縮」の 計算が終わってないらしく、キャンセルを押したら10分くらいしてから ディスク領域の問題は解決しましたと言われて、 何もしてないくせに何を言っているんだと不愉快になった。



= uni STYLE FITの5色ホルダー

_ 1年前から使ってるボールペンだが ホルダーが割れてしまった。中央のネジ部分がゆるゆるになってしまったので もう使えないかなと思う。

_ amazonのレビュー見ると、同じことを書いている人がいて、やっぱり壊れやすいのかと 思った。踏んづけたり強く締めたりした記憶がまったくないのに割れてたので ちょっと驚いた。3色の方はまだましらしいので3色x2にするか

_ 軽く検索してみるとホルダーの出来に不満を抱いている人がけっこう見つかる。 確かにノックは失敗することが多いし、ノック部分の色がみんな一緒だし、 インクの残量も分かりづらい。 ホルダーに関してはあらゆる点でColetoの方がよかった。 ただColetoはインクの減り具合が尋常じゃなかった。色のバリエーションも そんなになかったような。

_ とりあえずセロテープで補強してみたが貧乏臭いので早く買い換えたい。 値段高くてもいいからもっと頑丈なのが欲しいなあ。 単色ホルダーで割切るという手もあるか。


2010/12/18 (Sat)


= sdl-fan-jp忘年会

_ 両国でちゃんこ。お久しぶりな方も何名か。みんな歳を重ねて交流も 多岐に渡っているだろうから、この面子であと何回集まれるのだろうと 思うと不思議な気分だ。

_ 妻、自分双方の記述に夫婦の気配が感じられず、すれちがいの生活/不和を心配する 声があった。特に強い波風もなく、そこそこ健康で、毎日小競合をして 陽気に過ごしていたので意外だった。


= 一時預かり

_ 帰宅したらリビングに一時預かりの犬がいた。わんたをひとまわり 小さくして若干黒っぽくした感じの、おとなしい犬だった。 後をおっかけてきたり、膝に乗ってきたりという反応はわんたには ほとんどないので新鮮だ。特に怯える様子もなく堂々としたものだった。 まだ性格がよくわからないので、凝視されても何を訴えているのかが不明。 ただ、とにかくおとなしい。

_ 新鮮な反応といえば音に敏感なのも。咳払いやセキの音には過剰に 反応しているので前の環境でなんかあったのかな?と思う。怖がるというよりは 心配しているような感じなのだが。

_ わんたとの関係は、わんた: 無関心、でもちょっと怖い、新しい子: 興味津々、でも ちょっと怖いという感じのようだ。わんたは怖さが勝って、 しつこくつきまとってくると無茶な怒りかたをすることがある。

_ いつまでこの家にいてくれるのかは分からないが、不安の少ない 安らかな生活ができるようにしてあげたいものだと思う。

_ 一時預かりの団体と制度(契約)とかの話。最終的に預かりの子が無事に 里親を見つけられることを第一に考えたルールなんだろうが、やはり 預かるというだけでもいろいろ大変だ。blogに様子を載せることも 一時預かりの大事なタスクらしい。

_ こっちを見ることは万に一つもないだろうから書くが、 担当の人は喋ること、聞いたことに対する反応いずれにも 共感の乏しい人だった。団体内でもいろいろあるようだし、この人に限らず こういう性向の人が多いのであれば、団体自体が里親を見つける障害になってたり しないのかと勝手に思う。前段落で書いた通り、最終的に 預かりの子の幸せにつながるために最適化された性向であるならば 文句はないのだが、詳しくは分からない。


2010/12/19 (Sun)

_ 預かりの子(仮名はついているが、ネーミングの確定は団体の承認経由らしいので まだ仮名が確定できていない)とわんたと、妻と、散歩に出つつペットショップで買物。 ペットショップまでは2km前後あると思うが、その子は往復のほとんどを歩いた。 途中の電柱などに興味は示すこともあるが、あまり用を足すことはないみたいだ。 かといって家でする気配もない。 そしてとにかく歩くのが早い。この運動量を毎日やるとなるとなかなか大変そうだ。

_ わんたはあいかわらずびびっているようで、預かりの子がしつこく近寄ろうとすると 急に怒るという場面を2回ほど。仲良くしてくれるといいんだが。

_ 留守番の実験のため外食。駅の近くの中華屋さん(龍園)。おどろくほどうまかった。 お通しのザーサイとメンマですでに感動してしまいビールがとても進んだ。 食べログを見ると、薄味ということを書いている人が複数人いたけど、 出てきたものを食べた限りでは、チャーハンのスープ以外はむしろ濃いなあと 思うほどだった。調味が変わったのかな?汁ものを頼んでいないので、 そのせいかもしれない。チャーハンのスープはかなり薄味だったが、 きちんとおいしくて驚いた。スープでここまで塩分を抑えて味を整えるのは とても難しいと思う。

_ 頼んだものがどれもおいしくて、値段も安くて夫婦ともに大満足だった。 ちょっと料理が出てくるのが遅かったけど、今日は 忙しかったのかもしれない。近いうちにまた訪れて 他のメニューもいろいろ試してみたいと思う。 今回は、 水餃子、小龍包、麻婆豆腐、卵チャーハン、回鍋肉、などを食べた。 どれもうまかったけど、水餃子がとくにうまかった。アンの味がしっかりしていて 何もつけなくてもうまいし、酢+ラー油で食べると風味が変わっていくらでも 食べられそうだった(二人で3人前食べた)。

_ 帰ってきたら、ふたりともきちんと留守番できたようで、おいしいものを食べられたし 非常に幸せな気分だ。


2010/12/20 (Mon)

_ わんたはあいかわらずフトンの上で寝ていたので、軽く撫でたら めんどくさそうに応対してくれた。預かりの子はフトンの中にいるのか 気配が感じられなかった。セキしても初日ほど過敏な反応がなくなってきたので よかった。

_ 始業22分でおうちかえりたいと発言しているZinniaさんは一家の大黒柱としては はなはだニュータイプと言わざるを得ない。


= コーディング時無呼吸症候群

_ いびき外来(私は上野睡眠クリニックというところに行きました)で検査器具借りて 家でつけて寝ると、無呼吸、いびき、睡眠時の姿勢とかをきちんと調べてくれるので センサー萌えの方であれば特におすすめしたいところです。 そんなに驚きの値段ということもなかった記憶があるので、安くも高くもないという ところなのかな...いよいよSASが疑われるようになると、 病院で一泊とか、治療の算段等となるようですが、 私はそこまで行かずに単にイビキがひどいだけという話で終わってしまいました。

_ 私もたまに息ができない夢を見て起きることがあって(だいたい水没関係)、それで 目が覚めると気が狂うんじゃないかというくらい精神的にダメージがでかいので なんとかしたい気がします。原因分からんからなんともならんけど。

_ そしてwoさんがボルダリングされていたとは...!!!


_ 預かりの子は写真を見ると本当にわんたに似ているな。動いてるところを 見るといろいろ違うんだけど...


= Tailor

_ いろんなバージョン管理システム間のマイグレーションができるツールらしい。 すごい。いつか役に立ちそうなのでメモ



= Catalyst

_ Catalystは触媒という意味らしい。触媒というのは、あると 化学反応のスピードが速くなるが、それ自身は反応の前と後では変わらない というようなものを言う。

_ あってもなくても結果は同じだが、結果に至るスピードがアップする。 より恣意的に擬人化して表現すると、いてもいなくても結果は同じだが、 いたほうが何かとうまく行く人。そしてその人は結果を変化させることはできず、 ただ効率だけがアップする。(もっとも、「人」の場合は、スピードが正否に 関わることもあるわけで、そういう意味では結果にまったく影響がないというわけではない)

_ 仕事をしていて、企業に自分の夢が投影されているわけでもなく、 仕事で何かを作りだしたいという気持があるわけでもなく、 かといって能力がないわけでも発揮したくないわけでもなく、 むしろ力を発揮することに一定の喜びややりがいを感じ、 メインで何かをすることはないが、常に必要とされる人。 自分自身の性向について、いろいろと考えているときに、 そういう役まわりが思い描かれるわけだけど、こういった役まわりに 世間的な説明がつかないもんかなと思っていたところ、 表題のようなものがぴったりなのかな、と最近思うようになってきた。

_ 普段仕事していると、入ってくる情報というのは 没個性で部品として動くことを内外から求められるものばかりなのに、 いざ求職となると突如として何事にもオリジナリティを求められるような、 あるいは自分にしかできないことは何かということばかりを問われるのが 当たり前といったテンションが溢れ未だに違和感が拭えない。むしろ歳を重ねるに つれその違和感は強くなっているような気がする。

_ あまりにそういう刺激に晒されつづけたせいなのか、 物事が始まるきっかけが自分自身の中にないということに 後ろめたさを覚える面がある。人間として当然取り組んでゆかなければ いけないことから逃げているだけなんじゃないの、という声も自分の中から 聞こえる。確かに、「仕事はなんでもいいんですけど、 とにかく仕事がうまくまわるようにするのが役割です!」 という人が 自分の目の前にいたとしたらかなり戸惑うだろうなあというのも想像できる。 ともあれ、そもそもそういった役回りを積極的に目指そうと思ったとして、 そういった存在に適切な表現があるのかという状態で悶々としていたのだが、 そんな中で表題の単語に出逢った。 Catalystというのは別に目新しい考えかたではないようで、そういうものを 目指している人はゼロではないようだ。

_ 結果に変化をもたらさず、過程のみを変えるという点では、 コンサルティング業もそれに近いものが あるのかもしれない。コンサルについては節を改めて書く。


= ITロードマップ

_ NRIの「技術調査部」というところがほぼ毎年出している本。 図書館で借りて読んだ。

_ 以前から読みたいと思っていたのだが、買うほどでもないかな...と思い ずっと棚上げになっていた。この本を読みたいと思った理由は非常に 傲慢なもので、つまりITアナリストと呼ばれる人達はIT業界をどのように 見て、どのようにまとめているのかということを見てやろうというものだった。 読む前の予想としては

といった感じ。 未来を予測することは何事につけても困難だが、 技術の世界で生きている人間として、 技術の世界で起こっていることを理解する力は、他の世界で起こっていることを 理解する力よりも遥かにあるはずで、その能力を発揮しない手はないだろうと 思っている。そこでこの本を手にとった理由につながるのだが、 要するに自分にとって欠けている点は何で、彼等が見落していたり 誤解したりしている点は何なのかということを見てみたくなった。 書けば書くほど思い上がりの激しい動機だ。

_ 先にネガティブなことを書いておくと、表記がおかしいものがいくつか あった。javaFX(JavaFX)とか、Gear(Gears)とか。ソフトウェアやプロジェクトの 名称を間違えたり表記が揺れたりというのはどうなんだろうと思った。

_ NRI技術調査部は、ITアナリスト集団として技術視点でITを把握・分析・予測し、 NRIグループや顧客企業に対し適切なIT投資/研究開発のための戦略を 立案するという役割を持っているそうだ(マップから文章を再構成しているので 引用としては正確ではない)。 この本は、さまざまなテクノロジーについて

という構成で解説している。エクゼクティブサマリは、 といった内容だ。こういうまとめかたがあるのかと思った。非常にわかりやすいし イメージもわきやすいと思う。

_ 冒頭で書いた「印象」の話だが、さすがに技術の本質とまではいかなくても、 それによってもたらされる変化の本質を掴んでいないと書きようがない 内容ばかりなので、表面的な理解ということはなかった。 ただし、技術とそれによってもたらされる変化という点では、 持っている情報の量に差を感じることはなかった(この本の記述レベルでは当然かもしれんが)。 自分の関心のない分野では、利用者や提供者が何を考えてそういうことをしているのかが まったくわからなかった、というものもあり、勉強になった。

_ ...ITアナリストを斬る!みたいなことにはならず腰砕けで恥ずかしいが、 なんというか、傲慢な動機で読み始めたものの、普通に便利だし面白いし 勉強になった。2011年版ももうすぐ出るので、こちらは注文して購入の予定だ。


= コンサルタントの時代 21世紀の知識労働者

_ 今月の初めに図書館で読んだ。コンサルなんて自分にもできるんじゃね?と 思ったわけではないが、コンサルタントって実際に何やってんだろう? と思い、タイトルに魅かれて読んでみた。

_ そして、コンサルタントとして求められる資質は下記6つらしい。 経営的センス、 グローバル経験、 起業家精神、 顧客志向、 対人コミュニケーション能力、 精神的・肉体的タフネス。すべてが欠けているというつもりはないが、 適性で考えたらあきらかに不適格だと思った。

_ コンサル業界のキャリアパターンや評価基準等のことも書かれていて、 すごい世界だと思った。冒頭の通り自分にもできるんじゃね?という つもりはないが、まあここに書いてあることが真実なら、 あまりにも立っている位置が違いすぎると思った。

_ なお、知識社会で活躍できる人材として、 リーダー、プロデューサー、アントレプレナー(起業家)、 インキュベーター、クリエーターが挙げられている。これはまあ 昨今の定説のような感じなんだろうけど、これに違和感を感じたのが先程の Catalystの話題につながる。(まあ、まだ稚拙な考察なのだけど)


_ タイトルだけ見て、「あ、これ俺だ」と思ったものが2つあるのでまとめておく。


= 働いてるけど精神的にニートと変わらない奴こいよwwwwwwww

_ 書いたことなので、あ、これ俺だ、と思ったんだが中身読んだら全然違った。 ニート/ホームレスと心持ちは変わらないのにそれになることもできない恐怖みたいなのを常に感じていたのだが、 そういう次元の問題ではないのかもしれない。

_ 自分には全然あてはまらないと思ったもの:

_ まあ似てるとも言えるかなと思ったもの:

_ 言葉に詰まったもの:


= 社内失業

_ 会社にいながらにして仕事を失う状態なので、 へそ曲げてプロジェクトに対する出力を落としている自分には あてはまらないのかもしれないが。 社内ニートの方がニュアンスとして近いのかしら。ただ前段で ニートに対する認識を改めたばかりなので注意が必要だ。

_ 社内でのキャリアアップも望めず飼い殺しにされる状態を指すのだろうが、 その組織自体が死に向かってゆく感慨はあっても、その境遇は必ずしも 全てが悪いとは言えないんじゃないのかなあ?と思う。考えが甘いかな。



= マインドマップ読書術

_ マインドマップと読書という点については「ザ・マインドマップ」にも 書かれているけど、他の切口も見てみたいと思い図書館で借りた。

_ うまい表現が思いつかないんだが、体系だった漏れのない理解ということは この本からは期待できないが、全体を読むとなんとなく 書かれていることが自分の中で構成されていることに気付くという 不思議な感じの本だ。悪く言えばまとまりがないということになるんだろうが...

_ あまり押しの強さを感じないというか、押す場所がずれているんじゃないかと 思わせるものがあり、これだけでマインドマップをどうにかしようと思うのは 危険だと思う。前段落の通り、役には立つと思うんだけど。

_ 以上が前置きで、以下は具体的に違和感を覚えた部分。まず、 ここで書かれているマインドマップに関する説明やサンプルは全部 「マインドマップもどき」だということになると思う。個人的には 「もどき」は「もどき」であると自覚していれば別にいいのではないかと 思っているものの、この本からは、オリジナルを尊重しつつといった気配りや、 工夫してエッセンスだけを抽出したとか、やりやすいようにアレンジした といった気配を感じることはなかった。

_ そもそも、第1章のタイトルが「なぜ、マインドマップ読書術なのか?」となっていながら、その説明として満足のゆくものではとてもなかったように思う。読んだものを記録に残す→メルマガを出すようになった→自分で本書いた→ 読者カードにマップを書いてもらうよう募集した→沢山の応募が来た→マインドマップってすごいんだねえ、 みたいな流れなんだけど、著者本人がマインドマップとどう出会って、 どう接しているのか(と、ここで説明されているマインドマップが 「もどき」になっている理由)、他の手法と比較して何が優れているのか、 といったことがほとんど出てこなかったので、導入としては甚だ迫力に欠けるものが あったと思う。後半も、マインドマップで読書しましょうというよりは、 その結果をアウトプットしてゆきましょうという話にシフトしており、 なんだか展開がぼやけてしまっている感じだ。

_ それでも、マップを書くのは「読んだ内容を自分に引き寄せる行為」 といったような、考えさせられる表現があったりで、冒頭にも書いたけど、 全体的な印象としては決して悪くないなあという不思議な本だった。 なお、何個か前のエントリで書いたCatalystという単語のことは この本に書いてあって(本論とは関係ないけど)、その言葉に強烈な インスピレーションを覚えたという経緯で書いた。 そういう意味でもいろいろな気付きがあって個人的には見入りがでかかったと 思っている。


2010/12/21 (Tue)


= 「待ち行列」がわかる本

_ 以前書いたようにこのあたりの理解がとても 欠けているので勉強した。そもそもの前提となる知識(確率分布の話とか)から 説明してくれていて、そしてそれがすっかり抜け落ちていたので、自分にはとても 合っていたようだ。

_ 1〜3章で前提となる知識や背景を説明し、4章でモデルの説明、 5章でモデルの導出方法、6章で応用、という流れになっている。 モデルを使うだけなら5章は飛ばしてもよいような感じだが、結局 このあたりをきちんと理解しないと応用がきかないような気もする。 5章は数式だらけだけどそんなに手ごわいものはないので、手を動かしながら 考えてゆけば理解できる内容だった。6章は応用といいつつ軽目の内容。

_ やはり5章をしっかり読んだことでようやく待ち行列理論のことが 少し分かるようになったかなと思っている。それに、久しぶりに 数式にしっかり取り組んだので楽しかった。そんなに複雑なものでもないし、 分量も多くないので、FreeMindのメモでも十分記録できた。 そして、数式を追っかけていると、本の中のミスがけっこう目立ってきて あれだった。

_ 最後まで通してみて、個人的には5章が先で4章が後でいいかと思った。 どういう風に求めるもんなのかが分からずにいきなり式だけ出されても 面喰うばかりで、5章を読み進めていってようやく言わんとしていることを 理解したような塩梅だった。この辺は人それぞれだろうけど。


= FreeMindのLaTeXプラグイン

_ 何に使うんだよ、これ、と正直ずっと思っていたが、↑の本のメモでフル活用した。 そしてすごく便利だった。手軽に数式を試してプレビューできるので、 LaTeXのあんちょこにも有用だと思った。 ちょっと入力にひと手間かかるけど、我慢ならないというほどではない。

_ なお、LaTeXプラグインで入れた数式は、 NODEタグ内にHOOKというタグができて、それのEQUATIONという属性の中に 入るようだ。ノードの属性ATTRIBUTEタグではないらしい。

_ TeXを最後に触ったのはおそらく20世紀のことだと思うので10年くらい ブランクがあることになるが、数式限定であればけっこう覚えてるもんだ。 そして数式を入れることに関してはTeX以外に入れる方法を知らないので 久しぶりであってもやはり手に馴染んでいるし快適だなあと思ってしまった。


_ 猪瀬直樹といえば私が好んで読む作家さんの間で傲慢だの空虚だのと いろいろ言われていたので、2007年から副都知事になっていたということを 最近知ってその存在感の薄さに驚いていたところだが(2007年といえばとっくに 東京都民だったわけで、知らないこっちもどうかと思うが)、

出版社は傑作なら喜んで原稿を受け取る。条例なんて、そのつぎの話。
まずは傑作を書いてから心配すればよい。傑作であれば、条例なんてないも同然。
つるんで騒いでもあとが虚しい。自分の生き残りを考えること。
ライバル同士がつるむことに僕は理解できない。
評判に恥じないなあと思った。

_ 基準の明確でない規制に強い嫌悪感を覚える傾向は自分にもある。 こういう事案があるたびに、 一方で特高警察を例に挙げるサイドがあり、他方で過去の愛国的な法律や 規制がきちんと機能している例を挙げたり、過剰反応を揶揄するといったサイドがあり、 毎度平行線のままという感じがする。 冒頭のtweetはそういう次元ではない狂気を感じるけど。


2010/12/22 (Wed)

_ お嬢(妻の表現を借りることにした)が愛用しているちっちゃいベッドを 枕元に配置して一緒に寝た。昨日は置いた瞬間にリビングに戻っていったが、 今日は一緒に寝てくれた。


2010/12/23 (Thu)


= LaTeX2e美文書作成入門 改訂第5版

_ 図書館に2010年版があったので借りた。2eがつく前のやつを持っていたが、 21世紀を迎えるにあたってTeXからは足を洗おうと思ったのでそのときに 手放してしまった。大学に寄付したのかな?よく覚えてない。

_ TeXがまだ進化しているとは知らなかった。ε-TeXやらpdfTeXやらLuaTeXやらというのが あるらしい。とりあえずこの本で環境を構築して保持していたいと思う。 できればWindowsだけでなくてSolarisでも同じ環境が組めるとうれしいんだけど...


= TeXと私

_ 特段痛めつけられた記憶もないんだけど、なんとなくこれは違うと思いながら 使っていて、大学卒業を機に足を洗ったという記憶がある。 過去の記述を見てみると、 2001年にはすでに「死んでも使いたくない」と思っていたようだ。 2002年には、TeXは嫌だけどWordも嫌だという 青臭い感情が吐露されている。 2009年には雪解けを感じさせるものがある。

_ 冒頭に書いた通り、TeXに苦しめられた経験というのはあまりないし、 むしろFreeBSDで初めてLaTeXで文書作ったときはその美しさに感動したものだ。 にもかかわらず、その後自分の書き溜める文書にTeXを使おうとは思えなかった。 構文が好きになれないというのもあった(とくに見た目)し、 なんかこれ人間が入れなきゃいけない内容なのか?機械に生成されるならともかく... とずっと思っていた。

_ いつかXMLベースの他の機構にとってかわられるだろうと思い、 TeXからは足を洗い、このZHTを構築するシステムでも記述はXMLで行い、 いつかチャンスを探ってZHTを気軽に組版するシステムを作りたいと思っていた。 そのため、XSL-FOとかそういう組版環境のウォッチングは欠かさなかったつもりだが、 ピンと来るものは出てこなかったし、それどころか、 今のこの段階でも、ドキュメントツールの中でWebにもPDFにも対応しています みたいなもので、PDF側の対応をどうやっているのかを見てみると、 結局TeXに落としてから変換している、というものばかりのように思う。

_ なんとなく違うな、というところもうちょっと文章化してみると、

などというものが思い浮かぶ。よく分からないというのは、分かろうとしないという だけの話なので、理由としては非常になさけないものがあるが。いろいろ並べたけど 結局根本的にはKnuthが好きになれんというだけの話なのかもしれない。 以前も書いたような気もするが自分のソフトのバグに懸賞金をつけたり、 開発終息宣言をしたりというのが、自分の描くソフトウェア作成者像から あまりにもかけはなれていて、受け入れ難いものを感じる。一時期は 数学者のプログラマはみんな好きになれんということなのか?とも思ったが、 djbとかは別に嫌いではないのでそういうことではなさそうだ。

_ ともあれ、↑にも書いたように、TeXはいずれ自分の視界からは完全にいなくなり、 新しい仕組が出来ているだろうという予測は外れて、 自分のいる分野も含め、今でもTeXの重要性は増すばかりということも 分かりつつあるので、変に意地を張って見ぬふりをするよりは、 積極的に取り入れて基本インフラとして利用したほうが賢いかなと思うようになった。


2010/12/24 (Fri)


= age++

_ 34歳前半は感情の始末がうまくできず不安定な日々だった。後半は それをひきずっていろんなことがうまく進まなかった。

_ 35は飛躍の歳にしたいもんですね。大怪我はあいかわらずないままに、 健康に過ごしたい。



= ダムの形式を解説します(人体で)

_ 勉強になるなあー。人生で一番馴染みの深いダムといえばやはり 水窪ダムということになるが、あれはどのタイプなんだろう?

_ どうやらロックフィルダムに分類されるらしい。 そういえばコンクリートではなかった。豊饒の湖というのはでっかい石碑が 立っていたので名前は知っているが、本当にあのダム湖の名前だったのか。


= 「死ぬほどうまい」とまで言われるホテルオークラの「フレンチトースト」は本当に圧倒的なおいしさだった

_ 興味深いですね。子供のときによく作ってもらったフレンチトーストは、 ふわふわなやつだったので、軽く染みこませて薄く焼きあげて、さらにハムとか 挟んで食べるというフレンチトーストの食べかたがあるのを知ったときは それなりにショックだった。それはそれでうまいので今となってはどっちも 好きだけど。

_ 表面はサクッ、中身はフワッ、たった1分で中まできっちり染み渡るフレンチトーストを作ってみましたなんていう記事も興味深い。



= 03

_ 通信が著しく不安定になりリセットをかけることがある。よっぽどひどいのは 数ヶ月に1回といった程度だけど

_ アプリを立ち上げなおすと、NetFrontの試用期間が切れてて上がらず、 落としなおすということをすることになるのだが、なんか入れ替えるたびに 微妙におかしくて戸惑いがある。前回戸惑った部分は解消されていたり、 スクロールが機敏になっていたりと、よいところもあるんだけど、メニュー体系が 変わって同じことをするにもスタートからして違うということが多い気がする。

_ NAVITIMEをほとんど使っていないので解約しようとしたら解約ページに つながらなかった。5回くらいやりなおしたらつながったものの、 最後の解約確定と思われるリンクを辿ろうとすると、 「ファイル'http://www.navitime.jp/willcom/Zero3Cancel.act?toWillcom' を 開けません。信頼性のある証明書で署名されていないか、コンポーネントの1つが 見つかりません。問題が解決しない場合は、このファイルをインストールし直すか、 復元してください。」と言われて溜め息が漏れた。Windowsの コンポーネントが出しているエラーなのかしら。何をしてほしいのかが まったく伝わってこない無能なメッセージだと思う。


2010/12/25 (Sat)


= 自転車

_ ルートはだいたいこんなだった。

_ 356号と408号の交差点部分で待合わせだったので、4時間前に出た。 40kmくらいだから余裕だろうと思ったら実際には54kmあって、 平均時速が18km程度だったのでギリギリだった。最終的には 64kmほど走ったことになる。ゴール地点からめし喰うところまで また走ったりしたし、金町→自宅の距離を考えると、↑の距離表示は だいたい正しそうな数字だなあ。なんで40kmくらいだなんて思ったんだろう。 いずれにしろ距離は多目に見積っておいたほうがよいといことを知った。

_ 補給は30分おきくらいに行ったがやはり最後はガス欠気味だった。 肉まん2回、ようかん2回、ジュースや柿の種等を補充したものの全然 足りなかったらしい。しかし走ってる最中にあんまりもりもり 食べる気にならないので考えものだ。

_ ガス欠になったものの体力的にはもうちょっといけそうだった。が、尻が 痛すぎて乗ってられなかったので、予定通り電車で帰宅。後半は後日

_ 荷物は以前貰ったメッセンジャーバッグに入れて運んだ。身につけたものを 含めると、地図(千葉+東京)、お金、携帯、ドリンク(自転車にくくりつけるのと、補充用)、 着替え(使わなかった)、ハンカチ、クッション入りパンツ、グローブ、定期 といったところだった。特に何かを忘れたといったことはなかった (冬だったので日焼け止めは使わなかった)。 ただ目のダメージがけっこうでかいのでサングラスが欲しいと思った。

_ 地図は、都内(主に23区内)と千葉県の内陸部がまんべんなく乗っている感じで、 自分の生活圏内がカバーされているので非常によかった。 人によっては中途半端な地図ということになるのかもしれない。普段使ってる 東京都の地図だと、東に少し進むだけでもう地図からなくなってしまうからな


2010/12/26 (Sun)

_ 図書館に返す本の消化がいそがしい。何もメモを残さないとどんな本だったのかすら 忘れてしまうからな


= 読む心・書く心

_ 文章を読むときには非常に高度な推論を気付かないうちに行っているため、 どういった推論を行っているのかを理解することで、 読みやすい文章とは何かを知ることができる...という本なのかどうかは 分からないが、そう理解した。

_ 「この文章を理解するためにはどんな知識が求められているのか?」 「それは想定読者が知っていると期待してよいのか?」といった問いかけを することが大事なのかなと思った。文章に関する本は何個か読んだことがあるが、 こういったことを思い浮かべることはなかったので有益だった。


2010/12/27 (Mon)

_ 先日の自転車部の集合写真が来た。みんな気合い入れた自転車と服装なので うっかり紛れ込んだ地元の人みたいになってた。

_ 直りかけのカゼが悪化するのが心配だったけど問題ないようだ。 セキもだいぶ落ち着いてきたし。


2010/12/28 (Tue)

_ livedoor readerを復活させた。以前は進められるままに大量のRSSを登録して 流し読みをしていたが、続かなければ意味がないなあと思い、 当面はRSSの数を20個までとすることにした。20越えたら利用価値の少ないものから 削っていって数を増やさない方向で。


= ミクシィ、「チェック」「イイネ」「つぶやき」を商標出願 「独占利用が目的ではない」

_ 「独占利用が目的ではない」から何だよ死ねよと即座に思ってしまったので、 タカラギコデジタルビッグコミックスピリッツで 学習してない自分がいることに気付いた。


= iPod touch (4th generation) カメラチェック

_ 妻がiPhone4で撮ってる写真、ときどき中央部が青っぽくなるのは なんでかな、と思っていた。 これとか。 こっちのほうが分かりやすいかな

_ どうもiPhone4のカメラの特性からくる問題らしい。蛍光灯下で露出不足だと 起きやすいらしい。 ソフト側でなんとかできる話じゃないのかしら


2010/12/29 (Wed)

_ 会社の納会は放っておいてtkmt君と忘年会をした。 掃除は昨日のうちに終わらせておいたし

_ クアアイナで飯を喰ってスタバでコーヒー飲んで解散。


= 頭のよくなるカードゲーム HappyDog

_ tkmt君が持ってた。何度かやったけどなかなか面白かった。おそらく 3人以上いたほうがもっと面白いだろう。子供でも遊べる分かりやすくて単純な ルールなのになかなか奥が深い。


= 新手のオークションに苦情急増 消費者庁が注意喚起へ

_ 最初にこの手のものを知ったのは去年の11月だった。

 ほとんどの業者が格安で商品を落札できることを売りにしているが、
落札できなくても手数料が返金されない点などを明確に表示していない場合、
景品表示法に抵触する恐れがある。消費者庁は情報収集に着手し、年明けにも
注意喚起したい考えだ。
なんだか気の抜けた説明だ。そんなことも意識していない業者がいるのだろうか。 いるとしても、後追いでよっぽど間抜けな業者だろうなあとか、 頭のいい人はとっくに稼ぎ尽してるんだろうなあとか、いろいろ 想像する。

_ あのシステム見て安く商品が入手できるかも!?!?!?!?! なんて思う人はすごいなあと思う。その分け前が自分に来るという 期待はどこから来るんだろう。宝くじとか買っちゃうタイプなんだろうなあ


= 宝くじ

_ たまに酒の席とかで話題になる。買おうと思ったことがない、と言うと いかに宝くじが夢があってすばらしいものなのかを力説されたりして辟易する。 期待値や控除率の話を始めても、前項で挙げたような、その分け前が自分に来るという 期待を持っている人には何の意味もないんだと思う。

_ そして相手からは「買わなければ当たらない」という当たり前すぎる理屈しか 出てこないので、いつからか、宝くじの無意味さを云々するのはやめて、 「宝くじが自分に当たってほしいとは思えない、宝くじが当たると思うと ぞっとする」等と言うことにしている。

_ 本人がよいと思って買っているのはその人の自由だという当たり前にも程がある 前提があるので、別に買うのを止める気はないんだが、妙につっかかる人が多いので そういう時は上記のような不思議な回答をすると 後味悪い感じで話が終わるので有効な手段だと思う。


= Windows XPの起動時の長いディスクアクセスは、Windows Updateの履歴が溜まりすぎていたせいだった?!

_ どんどん遅くなってゆく理由の一つがこれのようだ。なるほど


2010/12/30 (Thu)

_ 年末に大掃除をするというのはあまり合理的ではない気がする。 ごみ収集終わってるし。

_ というくらい差し迫ってから大掃除をするものでもないのかもしれない。


= アスパラガスを食べるとおしっこが臭くなる理由

_ 思い当たるところがないので1/5には入ってないらしい。




Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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