Zinnia hacks tomorrow. (2013/7)

2013/07/01 (Mon)

_ なかなかうんざりすることが多くて大変な日々だが腐らないように気をつけたいところだ。 うんざりするのに日単位の時間は必要ない。そしてなかなか冷めないので危険だ。


= 権威は消耗する

_ 千日回峰行本の3冊のうちどれかに、 幼少の頃に自分を厳しくしつけたのは専ら母親の方だったので、 父親の「権威」は消耗せずに比較的長い間保たれていた、というような意味のことが 書かれていた。

_ 権威というのは消耗するものなんだというのはここ何年か感じつづけていたことで、 今のように情報の発信手段が多くて、伝播のスピードも速いと、 「権威」が構成される余地がもうないのではないかと思う。それがよいことなのか どうかは分からないが。

_ 「〜〜以来の天才」的な触れ込みで知った人が Twitterで好戦的な発言を繰返して、震災のときに逃亡した風なことを 書かれているのを見たときにも同じようなことを思った。 偉大とされている人物が実はおそろしく狭量だとか、狡猾な人物だとかいうことが 「噂」レベルで囁かれたり、週刊誌で出てきたりといった程度の露出具合で 済んでいた時代とは臨場感があまりに違いすぎる。(件の人物が狭量だったり 狡猾だったりしていると言いたいわけではない)


2013/07/03 (Wed)

_ 田舎に電話した。子供はまだか、犬もいいけど子供もね、といういつもの話と、 そしてこれもいつもの会話なのだが 「犬増えてないか」「うん... (ジョンのことを言ってない)」 「増える予定はないか」「うん... (もちろん与太朗のことも言ってない)」といい歳して元気のない返事ばかりになってしまった。

_ 与太朗 (先日一晩だけということでやってきた犬) は 結局うちで預かることになったらしい。 かわいそう、なんとかしたい、預かりたいという気持は尊いが、その気持だけで 受け入れていたら歯止めがきかないだろうと思っている。今回は コパンに生き写しであることや、いろんな巡り合わせでうちに来るように 仕向けられているんじゃないかと思えることなどを合わせて、預かることにした。

_ 与太朗に里親が見つかったらうれしいのか? という問いには複雑な 心境の回答が来た。コパンに見つけてあげられなかった里親さんを与太朗には 見つけてあげたいという気持はあるんだろうけど、なかなかそう割切れるわけでは ないらしい。

_ そして金曜の予定をキャンセルして早く帰ってくることにしたのだが、 約束していた相手に、「いやあ申し訳ないのですが家庭でアクシデントがありまして... いや悪いアクシデントではないのですが...」 と喋っていたら 「ああ、何かイベントがあるんですね」と言われて、 なるほどそういう前向きな用語もあったなあと思った。


2013/07/06 (Sat)

_ どうも仕事が思い通りに進まず溜まり気味なので出社しようと思ったが 妻の体調が悪いようなので中止。


= 小出ランニングアカデミー

_ 新聞の連載記事をまとめたものらしい。2つの新聞社から同じ内容のものが 出ているようだ。借りたのは東京中日スポーツの方。フルカラーで写真多め。

_ 初心者が上級ランナーを目指すために必要なことを本気で1冊にまとめてやろうという 意気ごみが感じられる。 走れるカラダになるの著者は、 走るためにはその前の準備がいっぱいあり、その導入を平易にすることに 心を砕いているように見えるが、小出監督は他の著書でもそうだったけど、 とにかくまずは好きなように走ってみなよ、 正しいフォームとかは自然と身につくもんだからという感じでかなり大らかだ。 どちらも相手が最初に重視しているものを不要だとは思っていないんだろうけど、 順序としてどちらが先なのかという点では一致していない。

_ どっちが正しいのかは相手によるんだろう。過去の運動経験とか体型とか。 個人的には、以前も書いたけど、走る前にすることがいっぱいある、というのは 正しすぎて受け入れられなかった。でもそれが正しいんだろうなあという感覚は つねにあって、走りだしてすぐに小出監督の本を読んだときに、まあとりあえず 走ってレースに出てみようよ的なことが書かれていて、それはそれで不安になったのを 覚えている。自分にとって何を優先するのかということを考えると、 末長く走りつづけたい、怪我などの故障で走りたくても走れないという状態には なりたくないということだった。


2013/07/07 (Sun)


= 英語リスニング

_ booksshouldefree.comから 辿っていくつか聞きながら読んでいる。丁寧に喋ってくれる人もいれば、 早口な人もいるし、マイクにカバーをつけていないのか、息が直接かかって うるさい人もいるし、乗ってくると早口で大声になってくる人もいるしと 色んな人がいて面白い。

_ 今のところ一番きつかったのはオーストラリアの女性の 担当しているやつで、とにかく発音が意味不明だった。rの発音が ものすごく控え目で、語尾のerとかorとかはほとんど聞きとれない。 hereとhe、orとoの区別がつかないというくらい。 他にも母音の発音がいちいち聞き慣れなかったり。 イギリス英語ってこんななのかな。ここまで違うとは思わなかった。


= K.O.L.M.2

_ 以前遊んだK.O.L.M.の続編らしい。 前作で謎だった場所の正体が明らかになったり、特性の異なる2つのキャラクターを 操作したりといろいろ面白かったんだけど、いかんせんボリューム不足感が。 終わりかたも、これ続編が出ないんならとても納得いかんという感想。

_ なお、久しぶりに前作をやったら音楽が変わっていた。 よい曲なんだけど、前のやつを聞き慣れてしまったのでなんだか物足りない感じがする。


= K.O.L.M.I.A.M

_ そのK.O.L.M.のキャラとルールを流用したアクションゲーム? 決められた迷路を1分以内に脱出するというものだった。

_ 操作感は面白いんだけどいかんせん謎解き要素がないので単に 死にまくって覚えつつ、正確に操作してやられないように気をつけていればよいという 感じで達成感に欠けるものがあった。1分のうち40秒はローラーの上をひたすら しゃがみながら逆走するとか、人を馬鹿にした感じのステージもあったし、 なにより最終ステージがスタッフロール専用であって脱出できない (そして1分後に死ぬ) というのもゲームの理屈に合ってないような気がしてならなかった。


= Livemocha

_ 自分の慣れている言語を習いたいと思う人に教えたり、逆に自分が習いたい言語を 教わったりするSNSらしい。


= 「やればできる!」の研究

_ 「スイッチ!」に出てきた本。 あんまり科学的な書きかたとは思えなかった。研究内容が科学的でないということは なんだろうけど、統計が出てくる機会も少ないし、結論だけ並べられても...とは 思った。

_ 能力は所与のもので、後から変わらないというマインドセットを持つ人と、 能力は後から強化できるというマインドセットを持つ人では物の考えかたや 問題に直面したときの態度が異なるという話。それ自身は、まあ、そうだろうねえ という感想。

_ 私はどっちなのかなあと考えると、まず自身の能力については後者の マインドセットだと思う。というよりそうでなくては困るというべきか。 生まれてこのかた、初めて取り組んだことについて最初からうまくできたということが 一度もないし、その初めての試行の段階で他の人よりうまくできたという 経験もないので、能力が所与のものだとするともはや打つ手がない。 ということで、そうであってほしいなあという願望も込めて後者のマインドセットを 持っている。

_ 一方、他人の能力に関してはどちらかというと前者の考えかたを 持っている。これもちょっと屈折していて、他人が能力に関してどのような 考えかたを持っているにしろ、本人が変わろうと思わなければ変わらないし、 それに対してこちらから働きかけができないのであれば 同じことじゃないの、というような感覚。この点については「スイッチ!」を 読んで (物事を変えるにはやりかたがあるという程度には)考えかたが変わったけど。

_ なお、前者のマインドセットの人は人間関係(夫婦関係とか)で努力が必要ということは その関係に欠陥があるということだと思うらしくて、へーそんなこと考えたこともなかったわとびっくりした。 努力=本来備わっているべきだが欠けてしまっているものを補うという発想はなかったな。

_ 話はずれるが、今の会社にいる人と、入ったけど辞めてしまった人の差は 自己評価の違い(つまり自分の能力ならここでなければ居場所がないと思うか、 自分の能力ならこんなところにいなくても他によい環境はいくらでもある と思うか)だという結論を出していたのだけど、この「マインドセット」でも 説明がつくなあと思った。つまりあまりに滅茶苦茶な環境なので予想外のことが 起きすぎて、自分の能力では対応しきれないと思うか、起こったことは 起こったこととして柔軟に対応してゆくし、必要であれば自分の考えかたを 変えてゆく必要もあるなあと思うか。というような。さらに蛇足だが 私が見るところの「自己評価の高い」(と自分のことを見なしているんだろうなあと思う)人というのがその自信に見合う能力や他人の評価を得ているという ケースは今まで一度もお目にかかったことがない。このあたりの感蝕が、 以前書いた「この会社に本物は関わらない」という感覚につながっているのかなあと思う。


= オートフィーダつきシュレッダー

_ 会社に導入された。とても楽ちん。 今まで使ってたシュレッダーはごつくて裁断も早くて頼もしかったんだが、 大量のドキュメントを裁断しようと思うとどうしてもつきっきりで 紙を送ってゆかなければいけなかったのに対して、オートフィーダつきだと 束ねて置いておけば1枚ずつ裁断してくれるので非常に楽だ。 裁断のスピードは遅いけど、放っておけばいいのでほとんど問題にならない。


= 英単語の勉強

_ 分からん単語を雰囲気で理解するという能力も必要だとは思うけど、 1ページの中であんまりひっかかる単語が多いようだと困る。 また、英語を喋っているスピードで読みとったり理解しようとしたりすると、 意味を知っていても反応速度が遅かったりで結局理解するのに時間がかかって ひっかかるということも起きる。単に英単語→日本語訳という知識レベルでしか 知らない単語はそうなりがちだ。

_ というわけで英単語や表現についてもうちょっと強くならんといかんなと思った。

_ さしあたって英単語勉強アプリでもないもんかと眺めてみたが自分の思うような ことができそうなものがなかった。

こういうものがあればよいというのは単に自分の感覚でしかないので、 英語の学習にとってよいことなのかどうかは分からんが、そういうものが 切実に欲しくて、かつ誰も作っていないので自分で作るしかないかなあと思う。

_ さしあたり「客観的に見た重要度に応じて頻度を変える」の元ねたとして 使えそうな単語集を探してみた。

SATとかGREとかの用語は聞いたことがあるな。しかし英単語のレベルづけって難しい。 頻出単語1000とかのリンクだと知らない単語がほとんどないのに対し、 SATレベルの単語になると知っている単語の方が少ない。 やはり日常的に英語に触れている人の必要とする単語集と、そうでない人の単語集は質や量が異なるのか。


= 無能な上司に対する「恐怖」

_ 布川さんのfacebookの投稿で読んだ話。話自体は以下の内容にあんまり関係ないので省くが、無能な上司に「恐怖」を抱くとすると、それは どういう状態なのかを考えてみた。

_ 上司の成功が自分の成功につながるとか、逆に 上司の失敗が自分の破滅につながるといった利害関係がある場合、 無能な上司というのは障害になるだろう。それを恐怖と呼ぶのかどうかは 分からない。恫喝のような手法を用いて下を動かそうとする人間もいるわけで、 それに無能が組み合わさると確かに恐怖なのかなあ。 どちらも身にふりかかったことがないのでよくわからない。 無能な人間が上司になったことがないわけではないし、恫喝するような マインドセットを持つ人物が上にいたこともあるけど、周囲の状況や 自身の態度で回避できる程度の問題だったといえばそうなるのかもしれない。 現職になったら「上司の成功」と自分の成功はいよいよまったく関係ないことに なってしまったので、その点の危機感というものもない。


2013/07/08 (Mon)

_ 一気に暑くなった。


= コンサルタントの秘密 / コンサルタントの道具箱

_ そういえば「ライト、ついてますか」以外のワインバーグの本を読んだことが なかったので借りた。いろいろと心に残るフレーズが多かった。 フレーズを拾って何かを語るための本というわけではないんだろうが、 どういうフレーズに心が動いたのかというのはその時々の境遇で変わってくるように 思うので、いくつか記録として残しておきたい。

_


2013/07/10 (Wed)

_ 板谷〜赤岩間でクマと新幹線が衝突する事故があったらしい (5日)。 やっぱりあのへんは出るんだな。おそろしい。


= ホッピングの話

_ 感想を書こうと思ってメモしたのがおそらく投稿されてすぐだったと思うので、 1年以上も溜めていたことになる。

_ 「入社できない心配よりうっかり入社してしまう心配をすべき」というのは 衝撃だった。まったくその通りだと思った。焦るとこういうふうに考えるのは 難しいだろうけど。

_ 何故人を集めたがっているのかということと、どのように人を集めているのか という点については現時点での身のまわりを見て思うところがいろいろある。 人の集めかたなんていろいろで、どんな基準でよい/悪いを選んでいるのかなんて なかなか分からないもののように思うけど、 多少なりとも選ぶ側の内実を見ていると、結局相手のいることであって こちら側の努力だけではどうにもならないことがあるのだから、 やっぱり数こなして選ぶしかないという当たり前の結論になるのかなと思う。


2013/07/11 (Thu)

_ 蒸し暑い。


= 与太朗

_ トイレもちゃんとできるしおとなしいし、よい子なので特記事項があまりない。 うんこが太すぎて尻から出血したくらいか。うんこソムリエのつぼみも 与太朗のうんこはスルーらしい。

_ 目は若干不自由だが生活する分にはあまり問題ないようだ。段差も器用に 乗り降りするし、たまにジョンを段差とみなして登ろうとしたりしており愉快だ。 ただやはりはっきりとは見えていないらしく、 近くに座ると離れて行かないように登ってこようとする。


2013/07/14 (Sun)

_ マクドに来てみたがおばさんが殺人的にうるさい。そんな大声出さなくても 聞こえてるだろう...と思うし、そんな大声出したってどうせ聞いてないよ... などと余計なことも思う。マクドは電源使えてありがたいが、 かならず喫煙席になってしまうのと、このようにうるさい人達がよくいるので 環境としてはあまりよくない。


= つぼみ

_ ついに与太朗のうんこにまで手を(口を)出すようになってしまった。 ショックと、寝室をうんこだらけにされた憤概により昨日はつぼみと口をきいていない。

_ なお、つぼみのうんこの色は周回が増えるたびに濃くなるらしい。 理論上そうなんだろうけど実際にそうなっているところを見ると妙な感動があるな。

_ 食糞してしまうこと自体はあまり気にしていないが、食糞という行為は 犬にとってよくないことが起こっていることのあらわれということもあるだろう。


= MM-BTSH3BK

_ 充電できなくなってしまった。バッテリはまだ元気なのに切ない。

_ しかしこれを買ったのはもう5年前なのか、 途中、年単位で使ってない時期があったとはいえ、かなり長もちしたほうだと思う。 使ってみての感想は5年前とほとんど変わっていない。新しい発見も 新しい問題点もなかった。

_ 買いかえないといけないかな...と思いつつ、最近の使いかただと 音を出す本体とレシーバの距離は数cm〜数十cm程度しか離れていないことが ほとんどで、 たとえばノートPCを膝に抱えつつBluetoothで音楽やオーディオブックを聞くような。 あんまりBluetoothのよいところを活用していない気がする。 せいぜい、少し離れたところに移動するときにいちいちヘッドホンを 耳から外さなくてよいとか、うっかり接続を切ってしまったときに自分の 趣味をブロードキャストしなくてよいとか、その程度だ。そのために 新しいの買うのもなあという気がする。ああ、手元でseekしたり音量調節できたりも あるか。

_ いずれにしても使えなくなってしまったので、 仕方なくVAIOに直接ヘッドホンをつなげて聞いている。 出てくる音に驚いた。とてもよい。 いくら音については期待していないといっても、Bluetoothのレシーバを かませるとここまで変わるのか...

_ そしてヘッドホン端子の接続があるときとないときで設定が分かれているようで、 普段はスピーカ出力はミュートにしているので、接続が外れると自動的にミュートに なってくれる。これはすばらしい。


= これだけは知っておきたい Webアプリケーションの常識

_ Webアプリケーションはいろんな技術の組み合わせであり積み重ねでもあり、 各フレームワークは対象の問題をどのように解決してきたのかという問いに対する 回答でもあると思う。したがって、各フレームワークなりの「答え」をいきなり 解説されても、何が問題になっているのか、それをどう解決したのかということを おさえていない状態では、よくわからない操作やコードで組みあげられてゆくんだなあ という程度の感想にとどまってしまいがちだと思う。 どういうところに道が作られているのかも分からないまま進もうとすると、 いざ道を踏み外したことをしたいと思っても手が出ないし、自分が 道を踏み外して進んでいることに気付かないまま進んでしまい 妙に歩きづらいなあなんて感想になることも。

_ といった違和感を解消することを期待して読み始めたが、どちらかというと もっと基本的な、HTTPやらHTMLやらクライアントサイドスクリプトやらの 説明に始終していた印象。なるほどそれも大事な基礎知識だと思うが、 もうちょっと上位レイヤーの話を期待していたので期待外れではあった。


= 大人になってから読むマザー・グース

_ 先日読んだ英語学習系の本の中に、 マザーグースは英米の人達の基本教養なので、知っておいて損はない的なことが 書かれていて、なるほどなるほどと感銘を受けた。 対訳的な本を借りてみたのだがあまりの分量と難しさに読み始める前に 投げ出してしまった。「音」を示す語(オノマトペっていうんだっけ)があまりに 多かったり、一語一語の意味は分かるが、全体としての意味は?と言われると さっぱり分からんということも。韻を踏むために倒置されていることも多いし。

_ 「意味のわからん」の中には、 対象、たとえば動物、果物、野菜、などなどが出てきたときに引き起こされる 感情というのが分からんというのもあるのかとこの本を見て思った。 「羊」といえばこういうイメージ、「レモン」といえばこういうイメージ、 というのは確かによくわからん。音が先にあって、それに単語をあてている なんてのもあるらしい。逆空耳状態じゃないか。

_ そもそもマザーグースというものが何を指すのかというのも知らなかった。 どっかの時代の作家が書いた小説か何かだと思っていたが、 これはいわゆる「童謡」を集めたものらしい。子供の頃に 幼稚園や学校で歌っていたものの中にも、けっこうこの「マザー・グース」から 来た歌が入っていた。そういえば、アーサー王の話というのも似たようなものらしい。 特定の本を指すのではなく、アーサー王と円卓の騎士という理想的な騎士像を 体現した架空?の人々というのがその当時の人々の中にあったらしい。

_ 日本の童謡だって詞だけ読んでもわけわからんし、昔のものであれば 口伝で微妙に形を変えつつ生きのびてきたので「意味」や「背景」を失ってしまった ものもあるだろうし、そんなに昔のものでなくても「あかいくつ」とかも 説明が少なくて歌詞だけ読んでもあまりよくわからない。 そういったものに対する「謎とき」だけで 本が出たりしているんだから、そう考えると、マザー・グースを読んでも 分からんというのは当然だし、尚更そうなのかもしれない。 そもそも意味を感じとれというほうが難しいのも多いな。 メリーさんの羊とか。感想を持つのも難しい。


2013/07/15 (Mon)

_ Bluetoothのオーディオレシーバはいざ選ぼうと思うと難しいな。 2〜3000円のやつだと今までと同様な不満がありそうだし、 5千円を超えるようなものだとそれは満足度は上がるかもしれないが 前回も書いたようにほんの数十cm電波を飛ばすためにそんなに出せないよという 気になってくる。


= 自転車

_ 夜に走ってみようと計画立ててから1ヶ月 弱経過してしまった。ようやく実施。部屋の片付けをしていたら 予備で買っていたLEDライトが見つかったのと、今日はジョンは予防注射を 受けていて運動できなかったのと、足の痛みはあまりよくなっている気配が ないなど、自転車のほうがよい選択だと思えるようなシチュエーションが重なった。

_ 200mほど街灯がついていないゾーンがあってとても怖かった。 もちろんこちらはライトつけているので人がいたら見えるけど、 対向でライト照らしてきたりすると視界がかなり狭くなるし、 複数人が縦横に並んでいたりするとそれはそれで見づらい。 いつもついてないわけではないのでたまたまだろうが... 走ること自体は悪くないな。河川敷よりも 合っているかもしれない。どうしても日常的に遠出するというのは 抵抗があって、つまり遠くに行くと同じ距離戻ってこなければいけない。 今回採用したコースだと1.5kmの周回を繰返すので途中で止めるのも簡単。 河川敷と比べて風の影響も少ないし。


2013/07/16 (Tue)


= 与太朗

_ よく馴染んでいる。まだ2週間しか経過していないのに、 もうずっと前からいるような感覚。 来たばかりのときはコパンの面影を感じていたが、今はさほどでもない。 つぼみに感じるわんたの面影と、与太朗に感じるコパンの面影を比べると、 あきらかにつぼみ→わんたの方が強い。という程度。 もちろんコパンに似る似ないは与太朗には何の関係もないことだし(つぼみも同様)、 コパンにちょっと似ているということがうちに縁のあるきっかけだったという 程度で実際のところは十分なのだと思う(つぼみも同様)。

_ 今のガリガリの状態では各種検査や医療処置もできないということなので、 もうしばらくはのんびりして元気を取り戻してほしいところだ。

_ なおつぼみは痩せた分を取り戻してしまったようで、ジョンに至っては 驚異の7kg超えを達成してしまった。そろそろ小型犬というカテゴリーから 脱出してしまうような気がする。


2013/07/17 (Wed)


= ピカチュウ殉職

_ この記述はつまり何があったんだという 問い合わせをいただいていた。 「ピカチュウ」は手の平サイズの陶器のピカチュウ人形で、局長(後輩)が 旅に出るときにかならず伴っていって、行く先々で被写体として 使っていたものだったと思う。

_ 当時頻繁に赴いていた板谷峠に紅葉狩り行くことにしていたので局長も 誘ったところ、そのピカチュウを伴っていっしょに行くことになった。 茶屋でめしを喰って、カネヨの工場のあたりを歩きまわったり、 随所でピカチュウと記念撮影をしたりしていたのだが、そろそろ電車が来る 頃なので駅に戻るか...というときに局長がピカチュウ人形を ファンブルしてしまいそのまま落として割れてしまったのだった。

_ 粉々に割れてしまって、それはそれで大きなアクシデントだったのだが、 電車の到着時刻が刻々と迫っており慌てて駅に向かったところ、 すでに電車が停車していて、でも駅まではあと50mくらいあったので 私は早々に諦めてまあ次の電車でいいや(3時間後だけど)と思っていたのだけど、 局長は諦める気はまったくなく、そして我々が走っている様子が電車からも見えたのか 発車しないで待っていてくれたので無事に乗れた。発車は定刻より1分くらい 遅れたかもしれないので大変恐縮したが間に合ってよかったのかもしれない。

_ といったような経緯だったと思う。なつかしい。もう10年前の話になるのか。

_ 1年後に殉職の地を再訪した (局長はもう卒業していたので一人で)が、ピカチュウの破片はまったく見つからなかった。当たり前か...


2013/07/20 (Sat)

_ 昨日は米沢出張だった。本当は木曜に前乗りする予定だったんだが 南陽あたりの大雨で新幹線が一時運転見合せをしていたりで不穏だったので 昨日の始発で移動した。5時起きで千代田線もほとんど始発のものに乗った。 でも座れない程度には人が乗っていて驚いた。

_ 「つばさ」の始発は「やまびこ」と連結しないで走るらしい。 初めての経験だな。8時半には米沢に着いたので事務所までは歩いた。 歩き始めは涼しかったんだがすぐに日が出てきて暑くなったので途中で後悔した。

_ 7時間ほど滞在して戻ってきた。なんとなく去り難いものがあったんだけど (社内でいろいろあってあちこちでガス抜きをしなければいけない状態)、 家のことも気になるので帰ってきた。この先も米沢行きが発生するだろうし。 今日は今日で東京駅が停電になったとかでダイヤが乱れていたようなので、 まあ帰ってきて正解だったのかもしれない。

_ テプラ専用席があった。電話機とテプラしか置いてない席なので これが噂の「追い出し部屋」なのか?と思ったりもしたが、まあ単に席が 余っただけという話ではある。

_ 移動で4時間費すのは憂鬱だなあと思っていたがほとんど寝ていたので問題なかった。 だいたい4時間程度の移動は客先と東京事務所と本社をすべてまわるような日であれば 普通にやっていることだし、それに比べればシートは快適だし乗り換えの心配も ないし、よっぽど楽なのかもしれない。なんとも程度の低い喜びではあるが...

_ 南陽の大雨といえば、まだ米沢に住んでいた頃に同じようなことがあったのを覚えている。調べてみたら 1998/07/28 のことだった。 羽前中山の周辺を歩いていて、にわかに猛烈な雷雨になって3〜4時間足止めを くらったのだった。雷の頻度、距離いずれも今までに経験した中ではいずれも トップだった。誇張でもなんでもなく10秒に1回は雷が落ちていて、しかも 一時期は駅のすぐそばに落ちていたので音と光がものすごかった。

_ そして木曜に前乗りをしようとしたが運転見合せだというような話が出ていたときに、 福島まで移動して、翌朝各駅で移動しようかという案も考えていたのだが 列車の時刻表見ていたら赤岩駅の到着時刻にカッコがついていて、 何事かと思ったら今年から冬季には停車しない駅になってしまった らしい。 ただでさえ1日の乗降数が数名の駅だったし、冬場はそもそも駅に 近付けないくらいの大雪なので、そういう決定になったんだろうけど...なんだか 寂しい話だと思った。

_ プレスリリース。 1本も停車しないというのはすごいと思ったんだけど、 「利用実績がない」ということがはっきりしているのもまたすごい。


= 廃線レポート 奥羽本線旧線 赤岩地区

_ ものすごいレポートだ。松川橋梁の景色は生まれてから見た景色の中で 一番好きなんだが、こんなにいろんな角度から見たのは初めてだ。 かなり危険を伴っているのでとても真似できないが...

_ 序盤にちょっとだけ映っている大平集落にいたる景色もひたすらなつかしい。


= 小さい魔法瓶

_ 最近使っている人が多いやつ。安かったので買ってみた。 THERMOSとか象印とかのメーカーものと、そうでもないものの価格差が激しい。 携帯性というのがキーみたいで、軽さと保温性能を両立しているものは高いんだろう。 個人的にはマグカップがわりに使いたいだけなので重量はあまり気にしないことにした。

_ 飲み口の作りもいろいろあって、まわして開けるだけのやつの他に、 ボタン式で飲み口が露出するものなど。後者は高いやつだと手入れがしやすいように なっているが、安物はそうでもない上に耐久性に不安がある。前者は 使っている人の様子を見ているといちいち蓋の開け閉めをしなければいけないので どんくさい感じがするし、開け閉めのときにキュキュキュといった音がしていて いまひとつ。だけど、こういうやつは手軽に飲めるというよりは少しずつ時間を かけても冷たい/熱いままということの方が価値がある気がするので、ワンタッチで 飲めるよりも多少面倒なくらいの方がいいかなと思い前者の構造を持った 小さめのものを買った。

_ 500円しない安物だけど保温力は申し分ない。消耗品といえば 蓋部分のゴムパッキンだけで、まあ値段を考えれば数年使えれば御の字という ものだろう。


= 真空断熱タンブラー

_ こちらはこちらで使い続けている。新しい感動などはないが、普通に便利に 使っている。妻も気に入ったようなのでもう1つ買った。 同じものを買っても面白くないので、 前回よりもひとまわり大きいTHERMOS製のやつにした。こちらは食洗器もOKらしい。

_ 「キーポ」という陶器のタンブラーもあって(有田焼きらしい)それも 気になるんだけど容量が中途半端で手が出なかった。 ただ電子レンジが使えるというのはでかいかもしれない。


= それは、「うつ病」ではありません!

_ Dr.林の著書はいつか読みたいと 思っていた。意図してそうなっているんだろうが、かなり軽い語り口になっているので 普段読んでいるQAとはだいぶ雰囲気が違う。

_ もともと 闇の医療相談室と並んで昔から読んでいたサイトで。 他人事とは思えないという態度で読んでいた。自分自身がそうなるということも あるし、周囲の人がそうなるということもあってまったく不思議ではないと 思っている。もちろん興味本位という面があることは 否定しないが、「興味本位は無関心に優る」(Q2244) とあって安心した。

_ 「新型うつ病」の他責、自己愛、逃避という特徴的な反応が 「気に入らないと、むくれて、放り出す」という簡潔な文章にまとめられていて 感銘を受けた。

_ 身近なところに「うつ病」と診断されて数年という事例があるのだけど、 やっぱり何かおかしいなという思いを新たにした。 薬が適切でないか、飲んでないか、別の病気と間違っているか、 別の病気であることは分かっているがうつ病と説明しているか、いずれかなのでは ないかと思う。

_ 以下は解決しない問題として残るもの(フィクション)。 ある人物がいて、その人物は自分の家族ではないし友人でもない、いわゆる 社会的な関係の中にいる人物だとする。その人物の言動や周囲の人物の評価を 見る限りでは、何らかの精神的な病気が疑われるとする(著しく人格に偏りがある 場合は病的でなければ病気ではないのかもしれないが、対人関係としてこちらに 何らかの対応が必要であるという点で、乱暴だけど同列に扱うものとする)。 ただし、それが正しいのかどうか、また、仮に正しかったとして、 実際にあてはまりそうな「病名」がひとつに絞れない、とする。

_ あてはまりそうな「病名」を仮にA、Bの2つする。前提(家族でも友人でもなく 社会的な関係の中にいる人物である)から、相手を病院に連れてゆくことはできず、 また病院に行ったとしても本当の「病名」を知ることはできない (シチュエーション 次第では何らかの「アドバイス」は貰えるかもしれないけど、 そもそも連れてゆくための算段がないのでここでは考慮しない)。 したがって、AとBという病気に対して「適切な対応」を講じる必要がある。 (「適切な対応」は自衛も含まれていることにも注意する。したがって 対応には消極的なものも含まれる。距離を置く、など)

_ そして、AとBは見た目の症状は似ているが対応が正反対である、ということが あったとする。これはあまり無茶な仮定ではないと思う。実際に、原因が まったく違うのに似たような症状をあらわすということはあるようだし。 効果がない、ならともかく、逆効果である、というような対応aをしないように 注意するためには、つまりどうすればいいのだろうか。長くなったけど そういう問題がまだ残っている。

_ たくさんの事例と対応を見て、あたりさわりのないものを選んでゆくという 消極的な対応になるのだろうか? まだ答えが見えていないのでもうちょっと いろいろと読み続けてゆきたい。


2013/07/21 (Sun)

_ 妻のカゼがなかなかよくならないらしい。 今日は出社の予定をキャンセルして看病。とくに介護が必要な状態ではないが 放っておくといろいろ動きまわって安静にしないので...子供か


= 猫ひろしのマラソン最速メソッド

_ 思ったより真面目な本だった。努力家だし適切なトレーナーがついているし、 工夫もしているし、そりゃ速くなるよなと思った。きちんと課せられた ノルマを果たすために工夫を凝らしている様子は好感が持てる。

_ amazonのレビューは読みもしないで中身の話もしないというゴミだらけで閉口した。 このように風向きが変わったきっかけであろうカンボジア国籍取得の件はこの本でも 少し出てきている。ただここまでの反発は予想していなかった時期に書かれた本なのか、 なぜカンボジア国籍を取得してオリンピックを目指すのかという点についてはあまり説明がなかった。


= 擬態うつ病/新型うつ病 実例からみる対応法

_ Dr.林の本をひきつづき読みつづけている。メモしていない本もいくつかあるので これが4冊目?かな。今まで読んだ中では、現時点の自分にとって一番重要と思えた。

_ 自分の中では「うつ病」と「適応障害」の区別がついていなかった。 ストレスが原因で起こる「適応障害」のことが分かったのは収穫だった。 本人要因と環境要因のバランスでとるべき対応が変わるというのも。

_ 本当は「うつ病」でないものを「うつ病」と分類することによって発生する 不当な評価や弊害について、サイトでも著書でも繰返し主張されていて、 それなりに理解していたつもりでも、まず体系的な理解を試みないと ひとまとまりの理解には結びつかないんだなと思った。

_ そして読み終わっても残る疑問としては、こうして見てみると本当はうつ病ではない うつ病(Dr.林は「擬態うつ病」と称している)というのがとても多くて、 本当にうつ病という人はむしろ少ないんじゃないかと思うのだが、 ではその本当のうつ病というのは何が原因で起こるのだろう。 うつ病が発症してからでは原因を探ることに意味があるとは思えないが (投薬治療をすることが最優先だし、 そもそもはっきりした原因もなく抑鬱状態が続くのがうつ病なので、 原因を求める態度自体が抑鬱状態が何らかの原因で起こっている(適応障害)と 混同していると言えるかもしれない)、うつ病に至るところの原因というのは あるはずで、そちらについては注意を向けていいのではないかと思う。

_ 本文やWikipediaなどで見てみる限りでは、いくつかの説が挙げられていて、 説ということは正確なところはまだ分かっていないのかなと理解した。 適応障害がきっかけでうつ病に至るということもあるらしいので、 身近でいちばん起きやすいパターンはこれなのかなあと思う。

_ 「境界性パーソナリティ障害」の特徴「対人操作性」のくだりで出てきた文章が、 妻がときどき語っている幾人かの人物像と綺麗に一致するので興味深かった。

場面や相手によって巧みに言動を使い分け、虚実もとりまぜ、あたかも自分が
被害者であるかのような印象を周囲に持たせる。いや、印象を持たせるというより
確信させる。境界性パーソナリティ障害の人を取り巻く集団(職場など)の中では、
この「対人操作性」がよく見られます。よく見られるのですが、あまりに巧妙なため、
周囲は操作されていることに気づかず踊らされ、結局は集団内がガタガタになってから
はじめてそれとわかることも多いものです。
ある人にはAと言い、別のある人にはBと言う。
昨日は白と言ったことを、今日は黒と言う。
意識して嘘をついているのか、本当にそう思い込んでいるのか、よくわからない。
矛盾を指摘されると、本人は不当な責めを受けたかのように、とても不機嫌になる。
時にはとても感情的になる。その様子を見ると、嘘をついているという自覚はない
のではないかと思える。
あまり接点がない妻に見抜かれているくらいなのであまり巧妙とは 言えないのかもしれないし、一方で接点があまりない人の方が分かりやすいという 点もあるのかもしれないなあと思った。そういう傾向を示しているというだけで 病気なのかどうかは分からんが


2013/07/22 (Mon)

_ 山形新幹線はその後も信号故障とかで不通が続いているらしい。 といっても山形〜新庄間だけのようだが。


= 小さい魔法瓶 つづき

_ 朝入れたコーヒーが昼過ぎでも熱いままなので非常に重宝している。 自分の習慣から考えてみると、冷たいものが冷たいままでいてほしいという欲求は、 熱いものが熱いままでいてほしいという欲求ほど強くないらしい。 冷たかったものがぬるくなってもさほど問題ないんだけど、熱いものがぬるくなると うれしくない気分がより強い。自然と熱いうちに飲みきってしまおうとして本来 とるべきペースでないことになってしまうことが多いようだ。

_ 魔法瓶を使い初めてまだ数日だけど、これだと少しずつ飲んでも ずっと熱いままなので一日で飲む量はだいぶ少なくなったように思う。 もっと早く導入しておけばよかった。


2013/07/23 (Tue)

_ 花火対応で休んだ。 花火対応といってもとくに見に行くわけではなく、 もちろん花火を上げる側になったわけでもなく、単に 交通機関の乱れを嫌って休んだ。去年と同様。 見に行ったところでつぼみが音で怯えるだけだし、家にいたって パニックになって大変。といって遠出をする気にもなれない(暑いし)。 したがって家でのんびりする。 途中、めし喰って本読むために喫茶店に入ったところ浴衣姿の若者が大勢いて、 コンビニや喫茶店も花火シフトを敷いていたり、いろいろ浮足立った感じを受けた。

_ 18時くらいに何発か上がったので予定通り開催されるはずだったんだろうが、 開始時刻 (19:20) 数分前に強烈な雷雨がはじまって、雷雨自体は20分ほどで 去ったものの、それっきり花火の音が聞こえてこなかったので中止になったらしい。 公式Twitterで流れてきた情報によると、翌日に順延するということもなく 中止になったようだ。

_ つぼみは雷がおさまっても1時間くらいは震えてそわそわしていた。 ジョンはほとんど変化なし。昔はけっこう騒いでいたように思うが... 与太朗は まったく普段と変わらず卓袱台の下で寝ていた。


= @nifty:デイリーポータルZ:ルーズリーフの30個の穴があなたの仕事を変える

_ ルーズリーフは以前考察した通り、 気分の問題と、穴あけが面倒、B5サイズは微妙、などといった経緯で使っていない。 今はA5版のシステム手帳を使っており、専用パンチが必要という点は 変わっていないがさほど高価なものでもないし、A4の用紙を半分にすれば 手軽にリフィルが補充できるという利点は捨てがたい。とはいえ 純粋に紙の大きさを考えればB5のルーズリーフの方が便利ではある。 あと簡易製本できるというのは気付かなかったけど便利そうだな。穴が多いので 強度もそれなりにあるだろうし。


2013/07/24 (Wed)


= 21世紀の落語入門

_ 以前書いた、落語について尊重する 記述の中で、一番古い記憶はこの著者の本 (もてない男) だったと思う。 とくにこの著者のファンというわけではないが、そういう縁があったので読んでみた。

_ 著者本人は正しく入門書だという認識でいるようだがあまりピンと来なかった。 入門書として期待するのは、導入でまごつかないように判断基準となる情報を 与えるとか、根拠はともあれまずはこんなかんじでやってみたらいいんじゃないの といった話なんだけど、そういう傾向の話題は前半の少しだけで、後は 「自分はこう思う」という話に始終していたように思う。前段落で書いた通り とくにこの著者のファンというわけではないし、対象である落語にまったく明るくない 状態で読んでも特に感想はないというテンションで始終してしまった。

_ とはいえ、前半にあったおすすめにしたがっていくつか試してはみたいと思ったので、 結果は追ってフォローする予定。


2013/07/25 (Thu)


= P904i逝去

_ 一昨日の晩に突然電源が切れて、それっきり入らなくなった。 電池使い切ってしまったのか? と思い充電して今朝電源入れてみたところ無事に入ったのだが、 会社で開いてみたらSIMが刺さってない的なメッセージが出て、しばらくして 再度見たらまた電源が切れていた。それっきり電源が入る気配がない。

_ 買ったのはほぼ6年前なので よく頑張ってくれたというところなのかな。電話帳とかどうなるんだ?等の心配も あるが、次のことも考えないといかん。

_ 以前少し考察したが、通話できる端末を 失ってしまったという状況の変化もあるので、もう一度ゆっくり考えてみたいところだ。

_ というわけでしばらく携帯つながりませんのですみません。 まあ何らかの連絡手段をお持ちの方がほとんどでしょうし、そもそも 私に用のある人なんてあんまりいないでしょうね...さみしい!


2013/07/26 (Fri)


= 少額投資非課税制度

_ 最近CMでよく聞く「NISA」というやつ。実際に始まるのは来年からだけど、 さかんにCMをしているので何事かと思ってちょっと眺めてみた。

_ もともと投資で得た利益には20%の税金がかかることになっているが、 特例措置の期間内なので今は10%強となっている。これと入れかわりになる形で この制度が始まるようだ。

_ この制度の適用を受けるにはいろいろ条件があるようだが、まず何よりもそのための 専用口座を開設しなければならず、さらにその口座は一人1つしか開設できない という制限があるらしい。口座の開設は10/1から受付開始らしい。 CMが出まくっている理由はこれか。

_ 条件はいろいろ学ぶ必要があるけど、投資信託等で僅かな利益を手数料と税金で 削られることを考えれば、非課税というのはべらぼうに有利な条件に見えるので、 投資信託をするのであればこれを使わない手はないだろう。と思った。


2013/07/27 (Sat)

_ 今日も暑い。エアコンない部屋で寝ていたら本気でやばかった。これ以上寝てたら 命にかかわると思って起きた。


= 「心の悩み」の精神医学

_ これはあの話をしているのかな、というのが分かってきた。もちろん説明のための 事例であるというのもあるし、 サブタイトル等でそのヒントになることが書かれているのであたりまえのことだけど。 人名(仮名)が雑で藤子不二雄Aのマンガのような感じを受けた。

_ うつ病のひとの自殺防止には「迷惑論」がよいというのはなるほどと思った。 自責感の強い人には他人に迷惑をかけるというのは耐えがたことだろう。 自殺を禁止されることそれ自体は苦しみではあるが、自殺を止めることは おそらく何よりも優先されることなんだろうし...

_ うつ病じゃない人に対しては必ずしも効果的ではなかったり逆効果だったり することがあるだろう。もちろん「やれるもんならやってみろ」なんてのは いかなる場合にも効果はないだろう。


2013/07/28 (Sun)

_ 電車の中では英語の本を聞きながら読んでいるので、本を読む時間がだいぶ 減ってしまった。最近は土日に喫茶店などで一気に読むパターンで消化しているが、 今よりも忙しくなったりするとそれも難しくなるだろうし考えものだ。英語の方は もうちょっと成果が出るまで続けてからでないと減らせないかなと思うし。


= サイコバブル社会

_ 他の本では出てこなかったが、QAではインパクトが強いアスペルガー障害、 アルコール依存症、PTSDなどが題材に上がっているので自分にとってはタイムリーだった。 進めたい話の流れにしたがって澱みなく適切な「例」が出てくるのは、さすが 数千のQAをまとめあげたDr.林ならではだなあと思う。 (その実績には敬意を払うが主従が逆転していないかという警戒感も忘れないようにしたい)

_ この本では、「サイコバブル」というのが何なのかをきちんと説明しないまま、 さらりと流してしまえる程度の(かつ、ミスディレクションを含む)説明をした 状態でスタートする。最後に種明しがあって、読み終わると、 ああそういうことだったのか、というカタルシスを得られる仕掛になっている。 が、私自身は、Dr.林本人がこの仕掛について説明している記述をどこかで 読んだ記憶があったのでちょっと気の抜けた種明しになってしまった。

_ 「サイコバブルがサイコバブルを生む」という本書のテーマは知識としてはよくわかるし、 Dr.林の主張を適切に表現していることもよくわかる。警鐘としては有効だということは よくわかるが、ではどうすればいいのかという点が本書内で十分に扱われていたようには思えなかった。 もちろん、半知半解の知識を広めるメディアを批判し、 心の病について正しく理解して正しく対応しましょうということだというのは 馬鹿でも分かるが、たった今、身のまわりで起こっていることについて どう心がけてどう取り組んでゆけばいいのかという点について突き放されたような 気分を受けた。

_ 本書ケース8 (QAだとNo. 1498)の「上司」の人が書いている「そういう状態の人が、そうとは分からないうちに、自然と傍にいることがありうる」というのがこの心境を実に適切に示していると思う。 問題行動 (という言い方はあまり好きではないが、 組織や集団の規範(暗黙であることもある)から逸脱した行動) を起こす人物に対して、 この人の、自分の常識では説明できない行動や発想は〜〜から来ているのではないか? という仮説を立て、そうであれば、他に見られる可能性のある特徴はこうで、 とるべき/べきでない対応はこうで... ということを導いていって、 その上で、自身の仮説が外れている可能性を考慮して、あたりさわりのない 選択に落着く、ということの繰返しをするのがよくある結果ではないかと思う。 正しく理解し、正しい対応をしましょうというのは非常に正しいし、 そのための努力を惜しむわけではないのだが (だからこそDr.林のサイトや 著書に魅かれるんだろうし)、どうすればその正しい理解、対応に至るのかという点で 次のアクションに生きる何かがあってほしいと思ったのは甘えだろうか。

_ とはいえ、まったくヒントがなかったわけではないだろう。 ケース8はひとつの大きなヒントだとは思う。この「上司」は、 アスペルガー障害に関する知識が一切ないにもかかわらず、冷静な洞察と判断で 適切な対応をとっているように思う。それに加え、Dr.林に相談した結果正しい知識を 得たというのも大きいだろう。

_ そうそう、「これは失恋です。」というあの有名な回答 (Q&A 1473) に 対するフォローもされている。 追い討ちをかけている感もあるが、なぜそういう回答をしたのかということを 解説しているので興味深い。


= 食糞

_ 以前のつづき。妻から 「勉強好きなところを生かしてなんか調べてよ」と言われており、 ナチュラルに馬鹿にされている気配を感じないこともないが調べてみることにした。

_ 調べるに先立って状況の整理をする。つぼみは食糞をする。 あちこちに散らかして遊んでいるだけのようにも見えるが、まったく食べていないわけでもないらしい。 食べるのは自分自身のものとは限らず、ジョンや与太朗のも対象になる。 コパンのものは対象外だったように思う。大量に薬を飲んでいたからそのせいかもしれない。

_ 夫婦としては、もうシニア域に達しているので、本人が楽しくて 身体に害がないなら今更しつけて辞めさせたいというほどではないが、 散らかしてあちこちに付着させるのは衛生的とは言えないし、本人が楽しい以外の 理由で食糞行動をしているのであれば考えものだと思っている。

_ いくつかのサイトをあたって、食糞の原因を分類してみた:

_ 対応。 長時間留守にして帰宅したら...というのが大抵のパターンなので、怒っても 仕方がないだろう (ただ世間で言われているように、その場で怒らないとしつけに ならないというのはあんまり賛同できない。何時間か前にやらかしたことであっても、 自分がしたことに後ろめたさを 覚えているような素振りを見せているし、これはつぼみだけじゃなくてジョンもそうだ) 。 タイムリーに怒ったとしても、食糞を咎められたのか、 うんこしたこと自体を咎められたのかが区別できないと逆効果ということになるらしい。 また、いずれにしても↑のように証拠隠滅目的であれば意味がないだろう (そうだったとしても散らかしているだけなので目的を果たしているとはとても思えないが)。

_ うんこしたらすぐに片付けるというのがまずは一番てっとり早いだろう。 つぼみは散歩させると反射的にうんこするので、出掛ける前に散歩させるというのは まずは有効か。ただつぼみは自分のでなくても食べてしまうので、これだけでは不十分。 与太朗のパターンはあまりよくわかっていない。 つぼみもケージに入れてしまうのが確実だが...

_ あとは、原因をひとつずつ取り除いてゆくほかないだろう。量が適切か、 与えているえさは合っているか、栄養や酵素を補うサプリ、など。 パイナップルを与えるといいという話もあるらしい。 消化酵素が含まれているからだろう。


_ 妻のiPhoneが割れた。そろそろiPhoneを買い換えないといい加減まずいらしく SoftBankのショップを素見して、まあ近日中に...と思いながら店を出て、靴紐を なおそうとしたらトートバッグからiPhoneが落下して液晶に蜘蛛の巣状のひびが。 そのままショップに逆戻りしてiPhone5に機種変更。

_ 今のひび割れた端末を生かすために家族割で新しい回線をひかせようとしたり、 いろんなアクセサリを実質〜円で! 買わせようとしたりショップで買うと気詰まり することが多いな。結果的にこちらの特になっているのかなってないのか 分からないので余計疲れる。

_ 先週は携帯が物故して昨日は別のスマ〜トフォンを水没させて、そして今日は これなので井口家は呪われている期間なのかもしれない。


= iPhoneのガラスが割れちゃった!そんな時の為に覚えておきたい予算別3つの修理方法

_ Apple Storeで直してもらう、修理業者に直してもらう、自分で交換する、の3通りがあるらしい。 妻はすでに機種変更しているわけなので、本体交換になるらしいApple Storeが妥当なのかしら。

_ 今の御時世にiPhone4を大事に育て続けることにどの程度の意味があるのかはよくわからない。


= 知ってましたか これが2020年のニッポンだ - わずか7年後、この国はこんなに変わる あなたの会社は消えているかもしれない「生き残る会社」と「なくなる仕事」教えます  | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]

_ 「プログラマは将来的になくなる」という話は繰返し主張されていているので 今更驚くことではないが、正直まったく想像できない。 想像できないから起こるわけがないということもないので、将来的にそれが なくなるとしたら、それはどのような形になった結果なのだろうということは 考えておいてよいような気がした。

_ なおこの記事では、まずより値段の安い海外での開発が主流になって、 日本で開発する意味がなくなるというのが1点挙げられている。これはもっともな 話だなと思った。 サービスを提供する場所が重要な要素ではないのであれば マックジョブ化することもないだろう。

_ 一方、プログラムの製造自体が機械化されるという主張もあって、 これが前々段落で書いた「まったく想像できない」ほう。しかしよく考えてみると、 自分が生きてきた15年くらいの間でもシステム開発をとりまく状況はだいぶ 変わったし、この先もいろいろ変わってゆくだろうと思う。結論は冒頭に書いた通りで、 どう変わってゆくと結果として職業としてのプログラマが不要になるのか?ということは 常に気にしてよい問題だと思う。 あと、産業として死に向かっていったとして、それを素直に受け入れることは ないという当たり前の事実も大事だろう。したがって、どういう理由で 滅びてゆくのかも大事だが、どのようにその滅亡に抵抗されてゆくのかという 想像も必要なのかな。


= 労務トラブル本4冊

_ 管理職の言動が私の職業観とまったく合致せず、トラブルの元になりそうな気がしたので、 おかしいのはこちらの考えかたなのか?と不安になっていろいろ借りて勉強。 なお今期から管理職ではないが管理職と課員のパイプ役であることを明示された 役職についているので、このあたりは自衛ということに加えて果たすべき 役割というものになっている。

_ 労務トラブルには、あきらかに「求めてはいけない」「言ってはいけない」ことを 管理職や社員がしている場合と、そうではないが揉め事のもとになるという 2種類があると思う。どちらも余計なコストを必要とし、それ以上に人々の 心身を消耗させる後ろ向きな営みになってしまうという点では変わらないので、 一緒に予防すべき内容と言えると思う。

_ 身のまわりで目についたこととしては、世間でもよくあることなのだろうけど、

について、結果的に管理職から度を超した要求・叱責が見受けられたという点。 残業については、読んでいた本の一つに 経営者や管理職は「成果が上がらない社員ほど残業が多い」という認識なのに対し、 社員は「上司のマネジメント不足によって起こる」という認識という表現が あった(「社長は『労務トラブル』をこう防げ!])。自分の身のまわりで 起こっていることを考えるとこの表現は実に適切だ。 課せられた仕事が終わらないのなら残業を申し出てでも終わらせるのが...という言動を見掛けたことがあるし、 一方で私自身「残業が当然と思っているような無能な管理職は自分でその仕事を時間外にやれよ」という気持があることを否定できない。 (追記: 経営者本人やそれに近いポストの人が中間管理職に対して同じような気持を 持っていることが多いだろうなあということは理解している。 というわけで2極対立というわけではないと思う)

_ 残業がなぜ起きるのか?という認識が合っていないというのは新鮮な発見だった。 今までは残業した結果として発生するコスト意識について対立軸を求めていたのだけど、 こちらの方がよっぽどすっきりと事象を説明できるように思う。

_ 以前も少し書いたように思うが、今まで管理職や経営者向けの書籍というのを ほとんど読んだことがなかったので、とても新鮮で面白い。もちろん管理職や 経営者には彼等なりの苦労があることを想像はしていたが、 あまり具体的に心配してあげるほどの良心はなかったので、本で疑似体験できるというのはとても面白いなあと思った。

_ 残業に対する認識の違いについてもう1つ、残業に協力しないことが 本人の社員としての義務に反する結果を招いているか? という軸があるというのも もっともだと思った (「職場の労務トラブル実践Q&A」)。 残業が当然であるというような物言いには反発を覚えるが、一方で残業をまったくしない社員をかばっている 自分に、その社員に対するわだかまりがないとは言いきれない。ので、 このあたりの評価軸は大事だなと思った。もちろんこの軸が有効に作用するのは、 社員としての義務とは何なのか?という話、それが大袈裟なら、その日に 終えるべきとされている作業は何なの?というのが明らかになっているのか?という 前提があると思う。それは言うほど簡単ではないなあと思うのは幼稚な会社に いるからだろか。


2013/07/30 (Tue)


= 走った

_ 2週間ちょっとぶりに走った。最近はジョンはハーネスをつけるのを極度に 嫌がるので外に連れだすのに苦労する。首輪+リードで外に出て(リードつけるのも 若干苦労するがハーネスよりはまし)、外でハーネスをつけるようにしてみた。 嫌がることは嫌がるが怒って噛みついてきたりはしないのでこっちの方が楽らしい。 首輪+リードのまま走ると急ブレーキかかったときにすっぽり抜けてしまうので やはり散歩はハーネスでないとうまくない。

_ 左足首と足の裏の痛みはだいぶ弱くなった。ブランクのおかげか。 最近夜になると雨になったり、帰りが遅かったり、体調が悪かったりと巡りあわせが 悪くてなかなか走れなかったのでいい休養になったらしい。




Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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