Zinnia hacks tomorrow. (Digest)

はやおきをすると、いいことがあるよ
(なかまにしてほしいといっています)

お勉強会 やっています。よかったらご参加下さい。

オリジナルはrisky-safety.orgの方です。zinnia.dyndns.orgはミラーです。

アンテナ被捕捉状況: 1コ上におひっこし

他の記録

おしらせ

タイミングと条件が合えば転職しようと思っております。 相談に乗ってね (読者参加型転職)

2021/05/09 (Sun)

_ 休みが多かった週も今日で最後だ。連休中は天気が乱れがちだった。 今日はとてもよい天気で、気温もかなり上がっているようだ。


= 体調について

_ 過去何度も書いてきた通り私は日常的に口内炎があるのでそれが気になるとか 痛いなどいうことを毎回書いていてはタイピング時間の無駄なのでわざわざ 書いていないのだが、やはりたまに自我を奪う勢いで成長することがあり、 連休前あたりから口内炎が生成消滅を繰り返し、そして口の中全体が腫れているような 痛みを覚えはじめ、3日くらい前から物を食べたり飲んだりするのが憂鬱になってきた。 ちょうど3年くらい前の 悪夢の続きに匹敵するような 口の中の環境になってしまった。

_ 連休中はけっこう休んだり散歩したり 勉強したりと充実していたし、暴飲暴食を控えていたこともあり 4月上旬あたりにピークだった動悸・高血圧もだいぶおさまってきていたのだけど、 日中の身体のだるさと、あとはこの口内の状態の悪さ、さらに ヘバーデン結節が再び悪化しはじめているなど、 なんだか生物としていろいろ弱っているみたいだ。 「悪魔の続き」の当時はかなり忙しくてプレッシャーも多く、そしてそれ以上に 許し難いことがあまりに多くていろいろ大変だった。当時に比べると、 仕事の負荷はさほどでもないし、テレワークは身体的な負荷も軽くする余地があるので 環境としてはさほど悪くないはずなのだが… ただまあ当時の許し難いことが 解決したわけではないし、それと同質のものが連休前あたりから連続しているという 問題があるのかもしれない。もしそれが原因だとすればそういったエピソードは もはや細菌やウイルスに近い毒性をもっているといえるのかもしれない。


= Electronいじり

_ いろいろ予習して配信環境に最低限必要な2点を作れそうな気がしてきたので 金曜夜から少しずつ作り始めた。まだまだ手直しをしなければいけない個所は 多いものの、根幹の部分はこんな感じでいいかなーという程度にできあがった。

_ まずひとつ目は画面につねに表示しつづけてメッセージを 表示するためのもの (billboard) で、もうひとつは以前から書いていた launcher だ。 billboard はさらに2つに分かれており、左右に細長くて1行メッセージが流れつづける marquee的なもの、もう1つは画面端にある程度の幅を持ったメッセージ表示枠で、 こちらはcarousel的に複数のメッセージを順番に表示することにした。

_ まずmarqueeからつくりはじめた。これまで学んだことをベースにWebpackを使いつつ、 表示する内容はMain processから貰うことにしてファイルを更新したら メッセージが切り替わることができるようにしてみた。 marqueeはhMarqueeというのが あったのでそれを使った。 内容はシンプルだけど勝手が分からない環境なのでいろいろ詰まった。 Dateの比較にイコールが使えないらしいとかも

_ 続いてcarouselを作る。 こちらもslick-carouselというのがあったのでそれを使った。 ページの中身についてはAsciidocで記述しておいてそれを適当に表示するということに したかったのでAsciidoctorJSを使った。 marqueeで慣れてきたおかげでこちらはさほど時間がかからずにできた。 Main processからページをもらってくる部分が非同期なのを忘れていて、 ページがとれる前にslickを動かそうとして何も出てこない… と悩んだくらいか

_ 最後にlauncherを作りはじめた。 WindowsでLaunchyを使っているときは以下のような用途が多かった。

Linux環境だとシェル中心の生活で、シェル使わずに起動するときはDockが普通に 使えているので、上2つはあまり必要ではない。なので後ろ2つ、とくに 検索の指示さえ出せればひとまず大丈夫だろう… ということで テキストボックス1つ作ってTABやらEnterやらをうまいことやって、 URLを生成してMain process側に開いてもらう…というのは比較的すぐできた。 数式についてはeval() を使わないでください!にあるように window.Function で関数作って評価させる、なんてことでひとまず 動くのだが、alert('ahyahya') とかもできてしまうのでさすがに ちょっと恐い。いずれ見直すことにする

_ google[Tab]以外にも好きなものが作れるので (Launchyでもplugin作ればよかったんだろうけど)、 site:risky-safety.org を つけ加えるだけの「zht」なんかも作ってみた。 べんりだなあ

_ 日中は事務所のWindowsマシンで開発して、夜は住居スペースの Ubuntuで開発や動作確認をする…という感じで進めていた。 そしてlauncherをUbuntuで動かしてみたところglobalShortcutが効いていないことに 気付いた。それWaylandでは動かないよ事案か? どうもそうらしいBoycott Wayland. It breaks everything! などという主張もあった。 私が先日書いた、 Waylandになったらできなくなることの方が多くなってるんじゃないかといった 違和感を拒否感にまで昇華させたような感じがする。今はこんな状況だから みんなでよいものにしてゆこうよ、とか、 未完成だし技術的にも見るべきものがないからもっといいもの作ろうぜ、とか、 みたいな呼びかけではなく、 使いものにならんから使うのやめようぜという発想は現代的だなあと思う。 systemdにまつわる混乱とかもこんな感じだったのだろうか?

_ ともあれ動かないのは問題なのでなんとかしなければいけない。 つまりユーザープロセスからグローバルにキーバインドをどうにかすることが できないという話で、それはセキュリティ上仕方ないことでありつつ、 セキュアに実現する方法も提供されていない、というのは仕方ないとして、 ではどうすればいいのか… そうだXorgを使おう、というわけにはいかないので、 つまりキーバインドそのものはGnomeにやってもらって、それをどうにか launcher側に伝えてもらえばいいということでいいかな? ということでlauncher側でかんたんなWebサービスを立ち上げて、そこに リクエストを受けたらALT+TAB相当の動きをさせるようにした上で、 Gnome側の設定で、 ALT+SPACEのもともとある設定を無効にした上で、curl で launcher側の Webサービスを叩く… なんてことをして期待通りに動くことを確認した。 Webサービスはexpressを使えばかんたんに作れるので、とりあえず動くレベルで よければたいした手間ではなかった。

_ こんな感じで、冒頭に書いた通りまだ手直しが必要な点は多く残っているものの、 録画や配信をするにあたり最低限揃えておきたかったものが揃いつつあるので、 あとはいつ始めてもよくなった。


= 見た目の話

_ CSSで見た目をいじる際に色遣いやデザインがいろいろだめで難儀している。 目立たない色にしたいのに飲んだら毒みたいな色ばかりが作られてしまう。 違う違う、そんな茹であがった小豆のような色にしたのは誰だ (お前だよ)、などと 悪態をつきながらやっている。

_ marqueeは細い横長、carouselは縦長で、これらが表示面積を一定分 占めることになるのだが、動画素材として見た場合に残った描画領域が 16:9ではなくなってしまうという問題がある。いっそ4:3にしてしまおうか? と考えると、carouselの横幅が480pxになるので、さすがにそれは場所を とりすぎなような気がする。

_ 動画にする際は額縁にしてしまえばいいのかなー

_ 文字を縁どりするにはどうすればいいのか? と調べてみたところ、text-shadow というのがあって、それを8方向に重ねがけすることで実現するらしい。 色や幅、ぼかしなどを微調整するたびに8個所直すなんて無理無理無理なので、 このあたりはCSSを生成するフレームワークの出番かな? ということでSCSSを 使ってみた。このあたりのスキルは今後映像の字幕を作ったりだとかでも 使ってゆくことになると思うので、少しずつ慣れてゆきたいもんだ


= Chromecast

_ 事務所で使っていたChromecastがうまく動かなくなってしまった件、 何度かやりなおしたけど駄目だったので新しいものを買ってきた。 第三世代のやつがちょうどセール中だったので普段より安く買うことが できてよかった。

_ 第三世代は2018年に出たものなので、そろそろ新しいモデルが出るのかもしれない。 うちのテレビはFullHDまでしか出ないのでそれ以上のものや、 Google Homeにもなる的な機能はとくにいらないかな〜と思っているので 第三世代で十分だ。その第三世代はひとつ前のものと比べると 1080pで60fpsが出るようになったらしい。これまで使っていた 第二世代は1080pだと30fpsまでしか出ていなかった。ただこれ テレビが対応してなければ意味ないわけだが… 事務所のAQUOS (LC-40W20) は、説明書見てもそのあたりができるともできないとも 書いてないのでよくわからん

_ 新しいChromecastを買ったので古いものは住居スペースに持って帰ってみた。 そしてこの環境で再度動作確認をしてみたところ… なんか普通に動いた。 事務所で何度試してもだめだったのに。まあ 住居スペースにもChromecastがあったらいいなとは 思っていたので、安く新しい機種に買い換えることができてよかったと思っておこう


= AQUOS PAD (SH-08E)

_ AQUOSといえば、ちょっとした動画視聴用としてはまだ使えるのではないか? と久しぶりにAQUOS PADをひっぱり出してみた。 Androidは4.2のままで、いくらなんでも古すぎた。そして当時の 国内販売していたAQUOSのAndroidスマホ/タブレットはbootloaderを アンロックできないようになっているらしく、他のバージョンに上げる等の 道はすべて閉ざされているらしい。 なのでこの御時世には本当に使えない機械になってしまっている。 バッテリもまだ多少は使えるし、タブレットとしての機能を損ったわけでもないのに まったく使えないという状況はなんだか悲しく感じるが、 家電としては製品寿命を超えて末長く使ってほしいというようなことは 別に望んだ未来ではないのかもしれない。



= Bianchi

_ Bianchi Viale を処分した。2006年9月に 買ったものなので、15年弱前のことだ。 Bianchiには、というより自転車自体にもう何年も乗っていない。 たぶんこのへん以来乗っていないし、 この当時でも1年くらい乗ってなかったと書いているので、 まる6年以上ろくに自転車に乗っていないことになると思う。

_ 日光や雨風にある程度晒される状態で触れもせずに6年以上放置していたので もはや乗ることはできない状態だった。 なにしろチェーンロックの鍵穴が錆びついていてなかなか鍵を通すことができず、 そしてなんとか鍵が通っても回すことができないような感じ。 あちこちに錆が浮いているし、ポーチに入れていた工具もぼろぼろになっていた。 きちんと活用してあげられなくて可哀想なことをした。きちんと乗りつづけていれば 私の中で経験が積まれてよりよい乗り心地になったのだと思うけど、 結局時間が開いてしまったりで身につかなかった。そしてもう5年以上乗っていないと なると自転車に関する各種神経の衰えが心配で今更乗る気になれないという気持が より強くなってしまう。

_ チェレステカラーの鮮やかさは損なわれることがなく、きちんと手入れしていれば まだまだ乗れただろう…と思うと可哀想で申し訳ないという気持が止まらないが、 いずれにしても置いておいてももう乗れる状態ではないので処分することにした。


2021/05/05 (Wed)

_ 気付けば連休も最終日だ。夜なかなか眠くならず、昼前に頑張って起きようとして ダルくて夕方に少し寝てまた夜眠れなくなり…という悪循環だ。 まあ酒は飲んでいないし、事務所の模様替えやらPCいじりやら、 思い通りに進まないところはありつつもいろいろやっているので、わりと充実は していると思うが…



= ページの情報を表示

_ Chromeでは見当たらずに不便だなーと思いながらFirefoxでは使えていたこの機能が、 このところのupdateで消えてしまった? ようで見当たらない。 あんまり使われないのだろうか…? リンク先のタイトルを取るために 私はよく使っていたのだが…


= Dagger2実習

_ Android での依存関係インジェクション | Android デベロッパー | Android Developersを読んだ後に Using Dagger in your Android app - Kotlinをとりくんだ。 元々のアプリが手動DIしているところをDagger2で 置き換えてゆきながら学んでゆくというアプローチは分かりやすかった。


= Electron実習

_ Electronでタスクトレイ常駐のアプリを作る - officeの杜 や、 Electronでデスクトップウィジェットを作るまで - Qiita などを参考にランチャーもどきを作ってゆけそうな手ごたえを感じたので、 もう少しElectronらしいやつを勉強してから作ってみるかーと、 偶然ヒットしたElectronでさっと作るTODOアプリ | Log:Codeという ページの内容に取り組んでみた。 step-by-stepでとても分かりやすい。 以前少しだけ触ってそれっきりだったVueのこともおさらいできたし、 説明の手際もよくて大変に勉強になった。

_ そしてこのひとのtutorialを見ているとほとんどクライアントサイドばかりを いじっていて、Node.js側をほとんどいじっていなかった。 どうやら node integration という機能があって、それを使うとクライアント側で Nodeの機能が使えてしまうらしい。どういう仕組なんだろ… そしてこの機能は デフォルトでは無効になっており、あまりすすんで使ってほしくなさそうな 感じになっているようだ。たしかに、 なんかXSSができちゃうような穴があったときにnode integrationが生きていたら 絶望しかないのでデフォルトで無効にするのは当然かー、サーバとクライアント間は IPCの枠組があるのでそれで機能を実現するらしい。ざっと見た感じではとても お手軽だなーと思った


= 食洗機

_ 妻はかなり昔から食洗機を欲しがっており、ずっと保留になっていたが 工事不要のタンク式のやつをついに買った。アイリスオーヤマのものを 注文していたつもりで別のものを注文してしまっていたらしい。

_ 取付といってもタンク部分→本体の吸水ホースと、あとは本体→排水のホースだけなので 簡単なもんだった。 そしてあちこちに水滴がついているのが不気味だがどうもそういうもんらしい? 最終検品後の乾燥がいい加減なのだろうか。しかしこれ保管しっぱなしだったら カビるだろう

_ 使い勝手はよいようだ。アイリスオーヤマのものはてっぺんに給水口があるので 高いところに設置するとわりと大変らしいのに対し、この機種は 下の方に給水口があるのでかなり楽ちん。末長く使えてくれればいいのだが


= Chromecast

_ 4年ちょっと前に導入したChromecastの 具合がいきなり悪くなった。どうも無線LANへの接続ができないらしい… しかしスマホのGoogle Home経由で初期設定などはできるのでよくわからん。 買い換えなきゃだめかしら…?


= OBSとWayland

_ ソースからビルドしなおしてWaylandでデスクトップのキャプチャができるか 試してみた。ビルドのinstructionはまとまっているのでその通りにやってだめで、 いろいろ試行錯誤しているうちに動くようになった。系統立てて試行錯誤していた わけではないのでどれが奏効したのかは不明だけど、 xdg-desktop-portal-dev をインストールして、CMakeLists.txt を見て Waylandに 関係ありそうなものをdefineして、出力結果できちんとWaylandを認識してそうなのを 確認して、起動時に QT_QPA_PLATFORM=wayland を指定して (これは起動時の メッセージに書いてある通りに従った)、最終的にはうまくいった。

_ デュアルモニタで倍率を別々にしているときにマウスカーソルが倍率でかい方に 合ってしまう? とか、ロック画面から戻ってくるとキャプチャが止まっているなど 気になる点はあるものの、キャプチャそのものはきちんとできているようだ。 配信を始める前にどうしても揃えておきたい手作りのツールが2点ほどあるので、 それをさっさと作って配信第一弾を早目にやっておきたいもんだと思う。


2021/05/03 (Mon)

_ 連休に入っている。天気が不安定で晴れたり急に雷雨になったり、地震があったり いろいろ大変だ。あと風が強い。

_ 連休初日はひきふね図書館に本を受け取りに行った。先週から緊急事態宣言が 出ているので館内は本の返却と予約した本の受取だけが可能な状態だった。 ついでに駒形のコミュニティ会館にも本を受け取りに行き、家に向かいはじめて すぐに雨が降りだしてしまった。あと500m足らずのところだったのだが

_ そして歩き終わってから感じる痛みは、2月に 曳舟あたりをまわったときと同じような感じだった。やはり2ヶ月半くらい前の 状態に逆戻りしてしまったようだ…


= デュアルキーボード

_ 会社に置いていたRealforceを1本持って帰ってきた。 書きものをするときにデュアルか シングルかでだいぶ書きやすさが変わるので、もっと早くそうしておけばよかった。 場所をとるので躊躇していた。

_ ZHTに書く内容も溜まっているのでちょうどいいやーと試してみたところ なんだか妙にひっかかる。マシンの具合悪いのかしら?とlogoutして入りなおしたり、 再起動したりしても変わらない。しばらく触ってみて どうやらこのデュアルキーボードであることが問題らしいことに気付いた。 つまり片方で入力して、すかさずもう片方で入力しようとすると描画なども 含め一瞬固まるらしい。そしてイベントには以下のようなものが出ていた。

May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 31 with keysym 31 (keycode a).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 32 with keysym 32 (keycode b).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 38 with keysym 38 (keycode 11).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 39 with keysym 39 (keycode 12).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 33 with keysym 33 (keycode c).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 34 with keysym 34 (keycode d).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 35 with keysym 35 (keycode e).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 36 with keysym 36 (keycode f).
May  1 16:58:46 localhost gnome-shell[10009]: Window manager warning: Overwriting existing binding of keysym 37 with keysym 37 (keycode 10).
May  1 16:58:48 localhost gnome-terminal-[10460]: gnome-terminal-server has no capability of surrounding-text feature
keycode/keysymの内容は変わらずで、反対側のキーを押したときにこのイベントが 流れてくる。xevで様子を見てみると MappingNotifyというものが飛んでいるらしい。 xinput test-xi2 だと KeymapNotify event という名前だった。

_ 症状としてはBug #1777708 “Desktop briefly becomes unresponsive when typing o...” : Bugs : gnome-shell package : Ubuntuや、そこから 辿れるMappingNotify event freezes drawing windows in Gnome for ~100ms (#1858) - Issues - GNOME / gnome-shell - GitLabで 扱われている内容と同じようだ。 以前修正を試みたようだが別の問題が出てしまったのでrevertされてしまったらしい。

_ 半日くらい調べたり試行錯誤したりしたのだけど、 結局のところ何がどう悪いのか?というのが話の流れからではいまひとつ分からない。 MappingNotifyが飛んでくるのがおかしいのか、それを受けてgnome-shellが うまいことできていないのか、中間のXI2が悪いのか…?? そしてこのイベントがどういう流れて飛んできているのか? もよくわからん

_ ただこの症状が出るのはXorgだけで、Waylandでは問題ないらしい。 ちょうど先日出たUbuntu21.04はWaylandがデフォルトに切り替わったらしいので 試してみたところ (これもなかなか紆余曲折があったが節を改めて書く) たしかに問題なさそうだった。dynabookには20.04LTSを入れているので どうしたもんかと思ったがログイン画面で切り替えができるらしい。しらなかった。 試してみたら問題なく快適なデュアルキーボード環境になった。


= Wayland

_ 快適なデュアルキーボード環境になった以外はあまりよいことが起きそうにないので 警戒している。まずトラックボールのスクロールの設定が効かなくなった。 Xorg使わなくなったので当たり前だが…

gsettings get org.gnome.desktop.peripherals.trackball scroll-wheel-emulation-button 8
で、Trackman Marbleだと左側の小さいキー、HUGEだと▽ボタンを押しながら ボールを動かすことでスクロールができるようになった。

_ あとSMPlayerがまともに動いてくれなかった。標準のパッケージだと かなり古いものらしくWaylandに対応していなかったらしい。 新しくしたら問題なさそう。

_ OBS Studioも画面をキャプチャしてくれない。調べてみると Waylandに対応できるようになったのはつい最近 (3月末) のことらしい (OBS Studio on Wayland - Georges Stavracas)

_ Waylandという技術自体はよいと思うし期待もしているんだが (先日思い入れはないと書いていたことを もう忘れていた) 、 Waylandのおかげであれもこれもできるようになったという体験よりは、 Waylandにするとあれもこれもできなくなってしまうという体験の方が多い気がする。 これは数年前からあんまり変わっていない気もするが、そうはいっても色んな アプリなどが対応を進めていっており、そのような体験をする 頻度は減っているのかもしれない。そのような体験の累積がある限度を超えると Xに戻しましょうみたいな結論になりがちなので、できないことは少ないほうがよい

_ WaylandといえばWSLgなんてのが 出はじめており、これなどはWaylandのよさがよく生かされたものだと思う。 Waylandの動機や実装を考えればWindowsでの応用がもっとあってもいいのではないかと 思っていたもんだ (当時の記述) が、 いよいよそういう時代になったんだなあ〜と思う。私はただ待っているだけだったが…


= OpenZFS 2.0

_ 待っているだけと言えば私がぼんやりしている間にOpenZFSまわりにも 大きな動きがあったようで、昨年末に OpenZFS 2.0.0が出てZoLもZoFもそっちで統合されたらしい。 先日リリースされたUbuntu 21.04は、Waylandがデフォルトになったことは 大きな変更として記載されているが、OpenZFSも2.0ベースになっているようだった。 dynabookに入れている20.04.2LTS は v0.8.3-1ubuntu12.6 であるのに対し、 配信用PCに入れた21.04は v2.0.2-1ubuntu5 だった。 featureは、redaction_bookmarks / redacted_datasets / bookmark_written / log_spacemap / livelist / device_rebuild / zstd_compress が追加になっていた。

_ TrueNAS CORE (元FreeNAS) は、12.0-U1から OpenZFS 2.0.0ベースに移行したらしい。OpenZFS 2.0.0が出てから 一週間ほどしか経過していないのがすごい。しっかり準備していたのだろう

_ 現在の最新である12.0-U3をVMに入れて試してみたところ、 featuresは確かにOpenZFS 2.0.0 で追加になったものが全部入っていた。 ただUbuntu 21.04で作ったpoolと比較すると、edonrが入っていない。 そういえば以前も同じような感じだった。 マニュアルにも 「FreeBSD does not support the edonr feature.」と明記されている。 disable EDONR on FreeBSD by mattmacy - Pull Request #9664 - openzfs/zfs - GitHubによると、 FreeBSDではcrypto frameworkは自前のものを使っており、 その中にedonrが入っていないので使えないという話らしい。 以前野良ビルドしたらedonrが使えるようになったのは、OpenZFS側の実装を 使ったからということかしら

_ ZFSの実装が合っていればクロスプラットフォームで使えるようになるだろうか? という期待があったのだけど、この例をとってみても、あるいは今後サーバと クライアントのアップデートタイミング等を考えても、 サーバにsnapshotを送りつけることでバックアップをとるというアプローチの 実現はむずかしいのかなあという気がしてきた。 とはいえスナップショットを共有するだけでバックアップがとれるという状態は 非常に魅力的であるのは変わらないので、今とれるアプローチは、サーバと クライアントを同じOSと同じバージョンにして維持してゆく… ということになってしまうのかもしれない。長く時間をかけながら (ぼーっとしていただけだが)この結論になったのは悲しいが


= 配信環境づくり

_ VAIO Duo11にUbuntu 21.04を入れる。先日 (ほんの少し前のことだと 思い込んでいたが昨年末だったと気付いて時間の流れの速さにビビった) CloudReadyを入れて、ChromiumOSのなんたるかを理解できた。 今後ChromeOSの入った機器を買う可能性は十分にあるなあという手応えも 得た…が、その後とくにいじることもなく放置していたのでこれを消して Ubuntuを入れて配信環境とすることにした。

_ 液晶の具合については、悪化する一方かと思ったら、悪くなりきったようで? 以前よりも見づらさが減っているように思う。 ただUbuntu 21.04のインストーラの起動が驚くほど遅い。 これはVAIO Duo11の問題ではないようで、DVDを焼いたときに動作確認で 別のPC (これもVAIOだが…) で起動したときもTerminalを起動するまでに 20分くらいかかったので、焼きかたがまずかったのかそういうものなのか、 よくわからんが遅いだけで動かないわけではないのでそのまま続行した。

_ 今はとくにZFS rootをするために手動でなにやらしなければいけない わけではないので大変にお手軽だ。raid1やraidzをやろうと思うとそういうわけには いかない (なのでdynabookは手でやった… えっもう半年以上前なの?) が、配信用環境なら別にまた作りなおせばいいだろう ということで素直にインストーラにお任せにした。

_ 配信に関係する環境を構築すること自体を配信することから始めるというのが コンセプトなので、本当に最低限の環境構築+OBS Studioを入れたところで 以降は配信でやるかーと思っていたのだが、 Wayland上でOBS Studioが画面キャプチャをしてくれず、 そのような対応が済んだバージョンはまだ正式には出ていないことを 知って一時中断になっている

_ OBS Studioは別の画面に映し出したいので、3年ほど前に買ってあまり 活用できていなかった8.9インチモバイルディスプレイ (Diginos DG-NP09D) を VGA→HDMI変換アダプタ経由でつなげて、BRAVIAとの2台体制にしてみた。 このあたりの設定は Waylandががんばってくれているのか、特に問題なくできた。 ただこのモバイルディスプレイは1920x1200まで表示可能となっているけど 実際にその解像度で表示しようとすると縮小表示になっているようで わりと見づらい。近くにあればなんとか見えるので配置を工夫するしかなさそうだ。


= ノートPCを立て掛けるための仕掛

_ 外部モニタやキーボードなどをつなげて使い、なおかつノートPC自身の モニタを使うつもりがないのであればノートPCは閉じたまま使うことができる。 そのように使うためのスタンドも売られていて、そこに挟んでおけば そこそこの重みと幅を持つスタンドがきちんと支えてくれるというもの。

_ 自宅では会社PCはノートPCのモニタを使いつつ外部モニタも使っているのに対し、 dynabook (Linux用) と VAIO Duo11 (配信用予定) は離れた場所に閉じたままに しており、外部モニタとキーボードをつなげて使っている。で、これを平置きにすると わりと場所を喰うので立てかけておきたくなった。 しかし前段落で描写したようなスタンドはけっこう高い…。 ノートPCを立てかけておくだけでよければ、向かい合わせにした ブックスタンドなどで十分ではないか? と思いダイソーでブックエンドを4つ 買ってきた。都合のよいことにアクリル製のものなので傷の心配もなさそう。 だいたい期待通りに立てかけることができたのでよかった。


= COVID19関係

_ 2月の法改正で緊急事態宣言の他に 通称「まん防」というやつができるようになり、 政府が都道府県を指定して、その都道府県の知事がさらに地域を指定して 違反時に行政罰 (科料) を課すことのできる強制力のある 措置をすることができるようなもので、3月に緊急事態宣言が明けてほどなく まん防が都内にも発令されたのだけど、先月末になって緊急事態宣言が 再度出てしまった。私はてっきり まん防=地域限定版の緊急事態宣言 (できることや強制力は 緊急事態宣言と変わらない) という理解でいたので、 まん防の対象地域を都道府県全体に広げることで緊急事態宣言に相当する制御が 都道府県の自治体側にできるようになったとばかり思っていたのだが、 どうやらそうではなかったらしい。

_ 昨年同時期のものほどではないものの店はわりと閉まっており、また 飲食店は酒類の提供をしないといった対応もしているようだ。


2021/04/27 (Tue)

_ 夜はまだ寒くなる日が多いようで、今朝も10度を下回ったようだ。 日没は確実に遅くなっており18時半過ぎてもまだちょっと明るいくらいだ。


= 左足 129日目

_ 痛みレベルとしては2月上旬 (40日くらい) に戻ってしまったような… そうでもないような…骨折したところがピンポイントで痛いというより、 なんかその周辺に痛みを覚えたり、どちらかというと足首に近いところが 痛い? など一定せず骨折が悪化しているのかいまひとつ分からん

_ とりあえず日中のバンドは復活させてみた。


= IronPython 3.4.0-alpha1

_ IronPythonは長いこと2系のままだったがついに3系に対応したらしい。 Python 3.4ベースらしい。3に上がるまでは大変だったようだが、 あとはタイムリーに追いかけられるもんなのかな


= ダイソーオンラインショップ

_ 先日ダイソーに買物に行ってみたらオンラインショップがはじまりました〜的な アナウンスを繰り返しており、ああついにオンラインで買えるようになったのかと 思った。通販そのものは以前からあったようだけど大口の注文しか受けてくれない 感じだった。 数百個からご注文〜みたいなことではなくなったようだけど、それでも 1セット〜個入りみたいな単位でしか買えないようなので、欲しかったものを あれこれ集めて一気に買うといった使いかたはむずかしいようだ。 そして店頭受け取りもできないらしい。ちょっと使いどころが むずかしいなー


= PILOT VCORN

_ 水性のインクフローが優れたボールペンといったものらしい。 ZEBRAのSARASAが、ボールペンらしからぬインクフローのよさで 気に入っているのでこちらも気になって試してみた。

_ インクの出方はたしかにこちらのVCORNの方が優れていると思う。 かなりペン先を寝かせてもきちんとインクが出てくる。 書き始めにインクが出てこないというのは私が ボールペンの中で最も嫌うところであり、それがあんまりなさそうに見えるのが よいと思う。 インクフローをよくする方向に全振りしているせいか、書き始めにかえって インクが出すぎじゃないかと感じられることがある。

_ ただ私が苦手なキャップ式であるとか、軸が少し細いなど、 インクの出方以外の総合的な印象はSARASAの方が今のところはよい。 SARASAは軸が太めで馴染むし、ノック式なのもよい。


= My Comfortジャストフィット低反発枕

_ 低反発枕というものは初めて使う。あと横長で真中あたりにくびれがあるような 形状は仰向けで眠れない私にはかえって邪魔に思えてなかなか手が伸びなかった。 この製品は安いし高さも3段階に調節できるし、くびれの形状は横向きやうつ伏せでも 問題ないらしいと知ったので買ってみた。 これまでの枕とは次元の異なる体験を得たという感じはないし、 ものすごく楽になったということでもなかった。起きたら肩がガチガチだった… みたいな日もあいかわらずあるし。ただ今までより不快や苦痛ということもないので 普通に切り替えてこれからも使えるかなーと思った。


= YouTubeのCM

_ ChromecastでもCMで割込まれることが増えたような。 そして先週あたりから? YouTube PremiumのCMが増えてきた。 何かの動画を見ている最中にCMに割込まれて困惑→Premiumなら そんなこともなくてよいんだよ、みたいな筋書きのCMを、動画見ている最中に 割り込んで見せてくる神経がすごい。そして何個もバリエーションがあるようで 停止しても次から次へと新しいものを見せられる。 (なおCMの表示停止は 使い始めこそ躊躇したものの数日もすると流れ作業のように停止の操作をするように なってしまった)


= 事務所レイアウト変更

_ 妻に青写真を作ってもらいそれに従って部屋の中のものを動かしたり 掃除したりした。今後しばらくは平日にレイアウトの検討をして週末に 作業するというイテレーションで事務所の改善を行ってゆく予定だ

_ それにしても運動不足と加齢のおかげで自分の理解を超えた疲労具合が 襲ってくることに戸惑う。あれひょっとして俺はもう作業できないくらい 疲れているの?というような困惑。

_ 妻が年明けからairweaveのマットレスを使っており、それを使って昼寝してみたところ 寝心地のよさにびびった。薄いマットレスなのに、 固すぎず柔らかすぎず、えらい快適だった。 それからDysonの小さい掃除器の性能にもびびった。小さいのに 吸引力はすごいし、音もそこまででかくない。住居スペースで使っているものは バッテリーもほとんどもたないし大きな音が出る割にはぜんぜん 吸ってくれないという感じなのでその差に驚くほかない


= 配信用PC

_ ここのところPCの画面を録画したり、動画を編集したり、 配信したりするための環境を作りたいという気持が育っている。 配信をしたいというよりは配信をしたり編集をしたりする環境を作りたいという へそまがりな欲求だ。

_ FreeMind動画を3テイクもかけて作ったのは 周辺の環境に映ってはいけないものが映ってしまったなどの理由があるので 配信専用の環境というものを作っておきたいなあという欲求は昔からあった。 VMで組めばいいかなーと思っていろいろ調べたりしたのだが、 3Dいじりなどもしてゆくことを考えると普通にマシン1台あってもいいのかもしれない

_ RasPi4あたりはどうだろう?と思って調べてみたところ、 普通にPCとして使える環境を組もうと思うととくに割安というほどではない。 先日ChromiumOSを入れたVAIO Duo11に入れればいいかー



= WebGL

_ ほとんど触ったことなかったなーと思ったので少し触ってみた。 へそまがりなのでF#でやりたくなった。 Creating Visual Planetary Systems using Fable and F# | by Moko Sharma | Mediumというページが tutorialっぽく使えそうだったのでそれにならってやってみた。 このページでは Three.jsを使っている。 Three.js の概念を学ぶことができてよかった…が、 ちょっとした物を作るというレベルであれば 敢えてF#を使う意味はほとんどないということも理解した。


= Electron

_ 以前書いた、クロスプラットフォームの UIというやつをひきつづき考えていて、そういえばElectronもあったなと思い出した。 Electronそのものについてはさほど大きな思い入れがない。 私自身がもうちょっとWebを中心にした発想をする人間であれば馴染めるんだろうけど、 そこまでしてやるかねという戸惑いの方が強い…が、 タスクトレーに入れたり透過にしたりショートカットキーを有効にしたり、 いろいろできるらしいので、わりと素早く物がつくれたりするかもしれない。

_ いくつかのサイトを参考にしながらなんとなく作りを理解した。 ローカルリソースを触れるWebという感じで、Node.jsと組み合わせて Webアプリ作るときとあまり大きな差がない。理想的な環境なのかというと よくわからんが、今回必要としているLaunchyのサブセット的なものは さっさと作れそうなのでよいかもしれない。

_ しかし起動が遅い。electron-quick-start を起動すると、外側の画面は すぐに出てくるのだがページ部分が表示されるまでに8秒くらいかかる。 頻繁に起動・終了を繰り返す種類のアプリではないとはいえ、この遅さでは 修正しながら実行しながら… というイテレーションの際にちょっとひっかかる。 ただこれは環境の問題もあるのかもしれない。Ubuntuマシンでやってみたら 2秒かからず起動したし…まあ2秒弱が速いかどうかという問題はあるものの、 このくらいであれば気になるというほどではない

_ fable-electronというのがあるので、 F#でElectronをやることも可能らしい。


2021/04/21 (Wed)

_ 日中の気温がかなり上がっているようで、25度を超えるような日が増えてきた。 夜は10度台まで下がるので寝苦しいということはない


= 左足 123日目

_ ノルディックポールを導入してから2週間が経過したが実はまだ2回しか使えていない。 そしてその2回両方で足にダメージが残る結果になっているので少し 考えを変えなければいけないかもしれない。 ポールの使いかたそのものはだいぶ慣れてきた。そして40分を超えたあたりで 足が少し痛く感じられるようになり、区切の1時間まで…と頑張った結果 翌日以降に残るダメージになっているようだ。

_ 途中でポールを離して引き戻す…というのを一定の振り幅で進もうとすると 自然とスピードが上がってしまう。ただこれも、ポールを離さずに握ったままに することで小さな歩幅でゆっくり歩けそうなので、まずそのやりかたで、かつ 時間を少し短かくするというようなことを、回復したらまたやってみたいと思う。 40分超えるあたりまではとくに痛みも感じないので、早目に切り上げて、そしてもし 痛みを覚えたらすぐに止める、くらいの心がけが必要そうだ。


= モモ

_ この本を最初に読んだのは2007年なので、30代前半のことだ。 妻がまた読みたくなったと言いだしたので私も読み直してみた。 妻は子供の頃に読んだらしい。

_ 私が最初に読んだ13年くらい前の記憶は、 ただ「時間」というものに注意を向ける何かであるという点だけが強烈に 残っており、物語の流れや、時間の何についてなのか、といったあたりは ほとんどまったく覚えていなかった。 あらためて読み直してみて、 そのスピーディーな展開や、ジジの語りの豊かさ、カシオペイアのキャラクターなど 楽しめる部分が多いと思いつつ、さすがにいい歳なのでわくわくして読みました! だけでは消化しきれず、そこにどのような意図が?みたいなことをどうしても 考えてしまい、そしてそれがはっきりとは分からないという情けない状態だった。

_ 時間は貴重なものだ、というだけでは済まないということなんだろう、 というくらいで、つまり最初に読んだときの記憶は 前半の部分だけだったのかもしれない。 時間に追われて精神的な豊かさに乏しいような生活を送っている大人であれば これを読んで身に詰まされるような、危機感のようなものを覚えるのかもしれない。 私はそこまでの感情は抱かなかったので、まあそこまでひどい生活ではないのか、 それに気付いていないのかもしれない。

_ 時間銀行・時間泥棒というコンセプトについてはなんとなく覚えていたんだが、 利息がつくというディテールを覚えていなかった。 時間を預けて増やすという部分を忘れていたらしい。たしかにこれがなければ 灰色の男たちはただ無駄な時間を排除するという勤勉さを説くような 意識高い系の人たちになってしまう。


= 神の子の密室

_ このひと (小森健太朗) のミステリはこれが初めてだ。 「この画像で吹いたら寝ろ」的なスレッドでよく出てくる、 「ひょんなことから相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、将来有望な力士としてデビュー。しかし、彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった!立ち合いの瞬間、爆死する力士、頭のない前頭、密室状態の土俵で殺された行司…」といった あらすじが書かれている文庫本裏の画像、の、 作者らしい (大相撲殺人事件)。 先日図書館に寄った際にこのひとの 作品を探してみたところ、表題の本を見つけて気になったので借りた。

_ この本はイエス・キリストが十字架にかけられた後に復活したという奇蹟について、 同時代を生きたエジプトの通商隊員の手記を元にミステリとして構成した、 という体裁になっている。キリスト復活の謎をミステリとして描くわけなので そこにはトリックがあったというのがこの手記の著者の立場になっており、 そこで明かされる真相は、 冒頭からじわじわと小出しにされるヒントもあるし、 徐々に明かされてゆく様子から透けて見えるものもあるので、 ものすごく驚いた、というほどではないけど、よくできていると思う。 ただこの手記の著者自身の考える真相そのものより、その真相に至るまでの 聞き書きの分量がかなり多くなっており、人によっては退屈に思えるのかもしれない。 私はとても面白かった。当時の風土やローマとユダヤ教団の緊張関係などが 描かれている様子はあまり読んだことがなかったので新鮮だった。


= DX関係

_ DXという用語はここ1〜2年くらいで急に出てきたように見える。そしてここ半年くらいは 頻繁に目にするようになった。 昨年末にDXレポートの第二弾であるDXレポート2の中間取りまとめが 公開されていた。

_ 2じゃない方はちょうど1年前に読んだ (公開が2018年9月なので1年半遅れだ)。 が、読む側の態度の問題なのか、読んだ結果として自身やその所属する組織、 あるいは家族・親戚、地域社会、等々について次にどんな行動を起こせばいいのか、 あるいはこれまでの行動に どういう変容を必要としているのか、があんまりピンと来なかった。 レポートが主張しているところからすれば枝葉にあたるんだろうが、 「レガシーシステム」「技術(的)負債」という用語が出てきており、 これらの単語ってちょっとした註釈だけで 含意まで誤解なく伝わるような用語だったっけ、と不安になる。

_ DXという用語自体は、また変なバズワードを流行らせて 金の流れを産み出したいのだろうか…というような警戒感がありつつ、しかし 乗り遅れると他の国との間に取り返しのつかない差がついてしまうという危機感が レポートからは滲み出ており、 ITシステムをIT企業にだけは任せていられないんだというメッセージがありそうで、 しかしどうやって? というものが読みとれず、 結局これを餌に金を挙げようという人達が増える一方な気がする… し、 自身の行動の変容にどう結びつけていいのやら? という消化不良の状態だった。 それほど言うなら行政はどうやってそれを後押しするのだ? という 動きもあんまり感じられないし…以下は読んだ本ごとの感想など

_ 「Good Service」本としての好感度が極めて低い。 全部ゴシック、字体が変、白地に黒文字の本文のページに頻繁に挟まれる 黒・緑・赤地にでかい文字のページ。ぱらぱらめくると眩しい。 ぱらぱらめくる人を攻撃するような本はだめだろう。 ただこれは原著がそういうものらしいので、翻訳はそのデザインを 踏襲しただけなんだろう。内容は、興味深いものや考えさせられるものが 多いのだけど、なにしろこの装丁で読みたくないという気持の方が強い。

_ 「サブスクリプションシフト」先日疑問を覚えたサブスクリプションモデルの サービスの収益構造やデザインについて書かれていて勉強になった。 この本はTeamSpiritの創業者が書いているらしい。 TeamSpiritは以前使っていた。それを使わなくなった理由は私には よくわからなんが合わなかったんだろう。TeamSpiritはSalesForceの上で 動いていたので、今後いろんなデータがSalesForce上に乗れば自分の権限の 及ぶ範囲で分析もいろいろ進んでいいなあーと思っていたのだが、 そのようなデータの生かしかたはまったくしないまま使わなくなってしまい、 あちこちのプラットフォームに分散してしまった。 SalesForceが好きかと聞かれればまったく好きではないが、 別に会社のデータがどこに蓄積されていても愛着があるわけでもないし、 SalesForceはまんざら知らんわけでもないしAPEXコードも書けるので 別にいいかーという程度の関わり具合だったが

_ 「金融デジタライゼーションのすべて」 DXというやつをとりまく技術のカタログみたいな読み方をした。 実際章立てを見るとそんな感じに読める。金融に絞っているのでFinTechという もうひとつのバズワードを思い出してしまうが、こうやってバズワードを 再生産しながらでしか世の中は進まないんだろうかねえ~ というような 本の感想とは関係ないことを思ったりした。 なんか最近よく聞く用語について、私にとって馴染のある分野ではどういう 取り上げられかたをされているのかといった話が多くて親しみやすいし、 薄く広くという感じなのでぱらぱらめくっているといろいろ 思いつくことがあったりでいい本だった。ただやはり動きの激しい世界を 描写しているので、出たばかりの本 (2021年1月) なのにいくつかの話題に ついてはすでに古い内容となっていたりする。ITロードマップ的に 改版されるような本があればいいのだが

_ 「THE DX デジタル変革の真髄」日本IBMが監修したムックらしい。 仕事で関係する日本IBMというと、日本IBMのひとというよりは、その出身者が多い。 たしかに頭の回転が速い有能な人は多いんだろうけど、癖があるというか、 柄の悪い人が多いのでそういう企業文化なのだろうか、と思っている。 偏見なのだろうが。この本では日本IBMのひとが多く出てくる記事の集まりのような 感じで、出てくる人のポートレートの多くがスーツやシャツ姿で 腕組みをしているので途中からそういうネタなのかしらと思えてくる。 側面と後ろを短かく刈り上げててっぺんを残す髪型の人も多い。 JACK (鉄拳) みたいだと思った。 中身の感想はぜんぜん書いていないが、 浅川さんの記事だけ読んだ。


= 返納のはなし

_ COCOA不具合の件を受けて、パーソルプロセス&テクノロジーが マネジメント業務分を返納するという があって、 受託業務で返納なんていう行為で解決を計ってはだめだろうと思った。 なお請負の多重構造だとか中抜き的な話が批判されているが、 自治体や行政機関とつきあうためには必要なんだよーということを説得力のある 形で示してもらえれば別にいいんじゃないのと思っている。 個人的にそういう (対行政機関・自治体的な)経験は、 皆無ではないが豊富とも言い難いので正確なことは 言えないものの、その数少ない経験の中からでもとんでもないストレスフルな 相手ばかりであることは推定可能なので、そのくらいの構造を持たないと つきあってゆけないんだということならそれで仕方ないと思う程度には 厄介な相手だという感覚。 そこに来て何も分かっていない当事者の同僚が報道だけを見て 「余りできの良いアプリではなかった」なんて言い始めるのだから、 こんな集団とつきあってゆくのは大変だろう。 繰り返しになるが立ち上げ当初 (Covid19Radarの頃) に関わった方々が本当に可哀想に思えてくる。

_ ただまあ、そんな相手をカモっていたり、 癒着していたりといった疑惑もあって、そういったマイナスの期待を 裏切らないような不手際を見せられてしまったら批判されるのも仕方ないか



= PINバイパス

_ なんだかんだでEMV使えるところが増えてきて、 コンビニやスーパーで普通に買物するときは本人確認なし (NoCVM)、 ハナマサは常に本人確認あり、で、ドラッグストアも本人確認ありだった。 私のカードの場合本人確認はPINなのでそれを入力していたのだが、先月くらいから この緑色のボタン (OK) だけ押してもらえればいいです的な 案内を受けるようになった。そういえば数年前に丸井でも同じようなことを言われたのを覚えている。

_ 本人確認でPINを求められた場合、正しく入力するほかに、 それをスキップすることができて、PINバイパスなんて呼んだりするが、 このPINバイパスというやつは暗証番号による 本人確認をカードホルダが拒否するときに使われるものなので、 店側が本人確認を不要と考えるのであれば スーパーやコンビニのような契約を元にNoCVMにするとか、 暗証番号入力だけをさせたくないならそういうCapabilityであることを 宣言すればよいわけなので、イシュアが本人確認を求めているのに 店側からそれをスキップすることを促されるというのは違和感がある。 JCCAのガイドラインにもそんなことは書いていない。

_ 暗証番号を忘れた場合 (PIN不知) の対応についてはMSフォールバックとなるような シーケンスが定められているが、これも本人確認がオフラインPINでできなかったときに バイパスするとそのまま取引拒否に倒れてしまうカードが少数ながら 存在することからくる期限つき対応だ。 そしてドラッグストアで貰ったレシートを見るとICクレジットとして 処理されているので、これはPIN不知対応ではないただのPINバイパスになっている。 AIDもATCもあるし。このドラッグストアのレシートはARCは書かれていないが 承認番号がついているのでオンライン承認だ。このような運用は カードホルダーにもメリットがないので、こんなことしていたら PINバイパスすると拒否に倒れるカードが増えるだけなんじゃないかという気がする。

_ そうなったら今度は暗証番号入力ができないというCapabilityを 申請してくるかもしれないが、それはまあ別によいのだろう (試験のときと 違うCapabilityで動かしてしまうのはまずいが、最初からそういう端末だとして 受けていれば別に問題ないだろう)。 暗証番号を求めているのに加盟店側の設備の都合でそれができなかった、であれば そのときの不正行為の責任はアクワイアラ/加盟店側に来るだけなので、 そっちの方が正しい運用だと思う。今の運用だとliabilityは イシュアのままなのに加盟店とカードホルダが不正行為に加担…は 言いすぎかもしれんが、ICカード決済では防ぐことができるはずの 不正行為をやりやすくなるような環境を作り出してしまっているので、 やはり健全ではないと思えてくる。





Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
Back