Zinnia hacks tomorrow. (2017/12)

2017/12/01 (Fri)


= SDカードのエクステンダ

_ SDカードの信号線をひっぱってこれるやつ。 組み込みの機械でSDカードを使う場面が多く、 いちいちSDカードをPCに挿してファイル入れて、機械に持っていって…というのが 煩雑でしょうがないので、 SDカードのシミュレータを作りたいと思っているのだけど、こういうのが 使えそうだ。


= USBの解析

_ どうせ信号線少ないし差動入力であることが分かっているんだから、ビットとれれば あとはどうにでもなるんじゃないか? と思ったんだが、転送スピードが めっちゃ速いというのがネックなのか…あたりまえか


2017/12/04 (Mon)


= 焦茶色のパステル

_ なるほどこれは面白かった。競馬界を揺るがす恐るべき秘密、というものに あまり関心を抱けないまま読み進めて、真相を知って驚愕した。 まるで知識も関心もない状態で読み始めても真相の大きさに 圧倒されているわけなので、作者たちの手際のよさがすばらしいということなんだろう

_ とはいえ事件に巻き込まれた主人公自身の問題が 何ひとつ解決されていないままのように見えるというあたりが少し気になった。 何かを乗り越えたという感じではない


2017/12/05 (Tue)

_ Visual Studio 2017のバージョンアップで大幅なパフォーマンス改善が 図られたそうだ。 死ぬほど遅かったのを解消する試みを改善と呼んでいいのだろうかという 違和感があるくらい元が死ぬほど遅いので、アップデートしても死ぬほど遅いことには 変わりなかったような…

_ 肌が粉っぽい。カゼのひきはじめの症状だなあ


= 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

_ 流し読み。妙なレトリックが鼻につく部分もあるけど、全体的に 非常にスマートな人と文章だと思った。 軽妙な語り口に乗せられているうちに、鳥という生き物がどういうもので、 鳥類学者がどういう存在なのかを手際よく説明し、かつそれを読者の印象に 残すという難しいことをこともなく達成していてすばらしかった。


2017/12/06 (Wed)

_ ジョンの手術は無事に終わって元気に帰ってきたようだ。 死んでる歯や欠けてる歯などがあったので抜歯もしたらしい。 しばらく固いものは食べられないそうだ…まさかジョンにそんな日が来るとは


= closeがEINTRを返したらどうするべきか

_ 以前疑問に思っていた内容。


2017/12/07 (Thu)


= Google、「YouTube」を「Amazon Fire TV」から2018年1月1日に引き上げへ

_ なるほど… いっぱいぶらさげて切り替えながら使うというのが彼等の望む未来なんだろうか


= 妖異金瓶梅

_ とてもよかった。思ったほどえろくはない

_ ミステリとしての形が特殊であることは最初の短編で明らかになる。 犯人がなぜそういうことをするのか、もっとはっきり書くと、犯罪を手段として どういう効果を期待しているのか、という狙いを読み切ることができるか? というのがミステリとしての読み方なのだろう。そしてこちらの想像を超えるものが 毎回のように出てくるので、仮に真相の形が見えたとしても驚きがあったりする。 「女人大魔王」はそのような構成の魅力というか威力が最大限に発揮されている名品だった。 ミステリの定番であるトリックをこのような使いかたで出してくるのか、という 驚きがあった。

_ 中国の歴史小説らしく、湿度が低い残虐さというやつが前面に出ていて、 それがまたこのミステリの構成とうまくリンクしている。 連作短編のようになっていて、大きな流れは概ねオリジナルに沿っているように 見える。

_ 全体的に今まで読んだことがないような特殊な内容なので面喰ったが、 非常に面白かった。「女人大魔王」のほかに印象に残ったのは、 「西門家の謝肉祭」(真相は見えやすいけど残虐さでは一番?) 「麝香姫」(考えようによっては壮絶な真相で、この連作の魅力が一番出ているように思う) など。


2017/12/09 (Sat)

_ 昨日ジョンに久しぶりに噛まれたのだが、内出血だけじゃなくて きちんと皮を突き破っているところもある。犬歯削ってるのにすごい威力だな

_ 犬歯削ってすぐは固いものを噛ませたりしてはいけないという話だったのに、 まさか手を噛ませることになるとは


= 東大法学部卒の作家・古野まほろ氏 Twitterで学生を罵倒して物議 - ライブドアニュース

_ おやおや

_ 肌に合わない作家だとは思っていたが、もう読まないだろう

_ とはいえ、感想として「余計」というのはたしかにちょっと一線を超えている 気もする。


2017/12/10 (Sun)


=

_ ミステリーの文法には従っているがそちらの比重は少なめで、背表紙にある 通り青春小説なんだろう。苦悩が深くカタルシスに欠ける内容だったけど…

_ 後半が駆け足ぎみに感じられたが、台湾からみた第二次世界大戦という視点は 新鮮だった。


2017/12/12 (Tue)

_ 前職の部長が亡くなったそうだ。私の会社員人生で初めて「上司」になった人。 当時も、今も、いい加減な人だなあという印象しかないし、 どんな才能がある人なのか未だに掴めないところがあるけど、 どんな心境で経営陣とつきあっていたんだろうね、とは思う

_ 人の死、それも5年も近くにいた人に対する感想としてもっとショックや悲しみが あっていいはずなのだが、なかなか生まれてこない。 それはこの人の人柄によるものというよりは、 私の感受性の鈍さが原因なのだろうと思う。故人を偲ぶときに まずここまでに書いたような内容が浮かんでくるというのは人としての欠陥が あらわれていると思う。

_ この上司に連れられて何度か新潟に出張した。三国志押しの居酒屋で飲んだり、 ホテルまで歩いて帰る途中でこけて尻を痛打したり、いろいろあった。


= Windows on ARM

_ WOWの応用らしいので中で動くのは32ビット版Windows10なのね


= FFC

_ フィルムケーブルと勝手に呼んでいたケーブルは正しくは FFC (フレキシブルフラットケーブル) と呼ぶらしい。これの加工をしようと思って 手段を探している最中に知った。


= 熱収縮チューブ

_ ダイソーで詰め合わせが売ってたので試してみた。 ドライヤーではうまく縮まない。半田ごてを近づけると収縮するけど、 なかなか時間がかかるしむらがある。ヒートガンは、このためだけに買うのはどうも… アイロンだとどうなんだろ

_ 熱湯や湯気を使うという例もあるらしい。調べてみると90度〜100度くらいで 収縮をするようなので、湯を沸かした後のヤカンの底なんてのは 丁度いいんじゃないのかしら。

_ 収縮率はだいたい元の直径の半分くらいが目安らしい。


2017/12/13 (Wed)


= STM32 Nucleo L152

_ ST-Link基盤がくっついた状態だとUSBケーブルつなげただけでいろいろできるらしい。 Mass storage deviceとして見えているところにbinを放りこむだけで アプリのセットアップが終わって動作を始めるようだ。手軽すぎて眩暈がした。

_ mbed OSや Arduinoも使えるようなのだけど、ハードをきちんと使いこなしたければ STが提供しているライブラリをベースにやらないとだめかな?と思い mbedやArduinoは後回しにして最初から開発環境を構築することに

_ SPL (Standard Peripheral Library) というものを使った記事が多いのだが 最近はCubeMXというツールとHAL/LLを組み合わせて使うのがよいらしい。 CubeMXは実際にピンアサインや設定をGUIでいじりながら、開発環境の テンプレートを作ってくれるらしい。Target toolchainにMakefileもあるので、 とくに統合開発環境でなくても利用できる。あとから書換えることを意識した 構成になっているので、へんなところいじらなければ設定を変えながら 繰返しいじることもできるようだ。

_ 統合開発環境はどれもeclipseベースみたいで、私はeclipseは触りたくないので どっちにしても使う気がない


= TRONとIEEE

_ 著作権譲渡してまでやることなのだろうかという気がする。

_ そして日本初などとまたいい加減なことを言っている


2017/12/14 (Thu)


= Amazon Auroraの先進性を誰も解説してくれないから解説する - Qiita

_ ふむ


= 神曲法廷

_ 面白かった。想像していたものと雰囲気はだいぶ違っていた…というのも 「神様ゲーム」の印象が強かったのでその連想で接していたのだが…

_ 謎ときとしてはさほどすごいものではなかったけど、この設定じゃないとそもそも 事件にすらならない感じで、超越者の意思と強大な力を各所に感じる。 最後も驚きの真相だった。

_ しかしまあ、ミステリとしてはどうなんだろうと思うところが各所にあって、 凶器の件も、その痕跡にまったく気付かないことはありえないだろう、 というのが複数あった。


2017/12/15 (Fri)


= 記念樹

_ 夜想曲ほど文章がひどくない。気になるところがまったくないということは ないのだけど、デビュー作よりも後の作品の方が文章がひどいというのは なかなか理解に苦しむ。ただ鮎川の解説でも文章のまずさについては 控えめながらも指摘されていて、その様子を見る限りではかなり推敲を繰返した 結果みたいだ。なので夜想曲はそういうプロセスが不足していただけなのかもしれない

_ ひどくないけどまずい文章と魅力に乏しい物語なのは確かで、しかし ミステリとしてはすばらしいという不思議なバランスはデビュー作も同様だった。 登場人物の3割は、こいつ誰だっけ、というくらい印象に残らない。 この感覚は「月光ゲーム」に通じるものがある。作品の系統も近いのかな、 解説もそのような認識で書かれていた。


= 電子工作のコツとツボがゼッタイにわかる本

_ よい本だった。実験しながら理解するようになっているので親しみやすいし、 最初から最後までLEDを中心の話にしているのも分かりやすくてよい。



= 今日のSTM32

_ とりあえずビルドしたものが本当に動くのか?を試すために GPIO1つ有効にしてLEDを光らせる伝統工芸「Lチカ」をやってみた。 ちゃんと動いた。これはたしかに楽だな〜 make && copy build/ahyahya.bin /media/zinnia/NODE_L152RE するだけで更新できるし


2017/12/16 (Sat)

_ 久しぶりに帰省した。帰りはダイヤがとても乱れていて面倒なことになりそうだったが、 移動している間にだいたい解消したので30分くらい遅れで済んだ。 とはいえ私が乗りこんだ電車はそもそも出発が1時間半くらい遅れていたようなので、 ダイヤ乱れとしてはかなり大規模だったようだ


= 歳時記

_ 直後の印象は、これまで読んだ2作よりは一段落ちるなあというところだった。 ただ、その後落ち着いて考えてみると、これは読み手の問題もあるのかもしれないと思った。

_ 以下ねたばれ注意 (飛ばす)

_ 随所にちりばめられている手がかりを元に推論して、唯一の解答を探し出すという 論理型のミステリはあまり慣れていないし好きなほうでもなかったんだけど、 この人の作品は、物語の魅力の乏しさを代償に、そのロジックの方はかなり 楽しむことができている。

_ ところがこの作品の場合、あるトリックが それこそ探偵役にしか分からないどころか、見え見えだろうというくらいに あからさまに出てくるので、その段階で、(わざわざこんなトリックを仕掛けるのだからということで) 容疑者が極めて少数に、 具体的には二人に絞られてしまうことになるので、最後に多根井がいつもの ロジックで犯人を絞りこんでゆく様子が空回りしているように感じられてしまう。

_ …というのは、きちんと「読者への挑戦」を真面目にやっていないから 抱く感想なのかもしれない。狙い通りに推論をやってゆくと、このトリックが 最後の決め手になるように作られている、ということなのかもしれない。 また、二人に絞れた、というのは後付けの理屈で、 実際にはこいつ(一人)しかいないだろうというくらいあからさまで、そっちは 外れだったので、何のためにこのトリックを仕掛けたのか、という点では見事に 騙されていることになる。そこで騙されているのはきちんと ロジックを追っていないからなので、このトリックがばれることはたいした 瑕疵ではないという判断なのかもしれない。それくらいあからさまになっていたからな

_ ただやっぱり、そのへん、であって、まるで注目していないところに突如真相が… というような驚きではないし、そのへん、以外は無視してもよさそうなくらい あからさまだったので、ロジックに対する緊張感が損われたのは確かだ。 読んでいる最中は、ひっかけなのかな?と思ったりしたので、完全に油断するというような読み方ではないが…


2017/12/18 (Mon)


= スマートスピーカ

_ という表現自体があまりスマートじゃない気がするんだけど、 音楽を流しつづける機械として捉えた場合、プライム会員としては Amazon Echoしかないのかな?と思っていたんだが、実は音楽聞き放題サービスは 二段階あって、プライム会員だけの状態と、追加料金を払った状態では 扱っている曲数がだいぶ変わるらしい。そしてGoogle Homeは SpotifyやPlay Musicが扱えるので、考えようによってはそちらもありかな?という 気がしてくる

_ しかしAmazonはやることがいちいちevilという感じがする。今から新しく始めるなら 絶対に近付きたくないサービスなのに、これだけ生活に浸透してしまうと 今更やめるという発想にはなりづらいし、年会費数千円でこれというのは 得がたいメリットだ。そういう発想で満足してしまったり我慢してしまったりする 大多数の人間がAmazonのevilさを結果的に支持してしまっているというのは 頭では分かっているので、我ながら身勝手なもんだと思う


= スマートホーム

_ 輪をかけて間抜けっぽい名前なんだけど家電をいろいろ操作するやつらしい。 スマートスピーカーとセットで音声で家電を操作、など。 無線通信はZigBeeらしい。今更ZigBee?と思ったが、むしろ室内の用途なら Bluetoothよりも楽なのかもしれない。ルンバはROIという独自の シリアル通信プロトコルを持っているので、それを無線にひっぱりだして あそんでいる人がいるようだ。


= 電子工作の素

_ よい本だった。やっているうちに身につくとはいえ、なかなか明文化されていない ノウハウがいろいろ載っていてとてもよかった。


= 電子工作は失敗から学べ!

_ 失敗から学ぶというアプローチはよいと思うんだけど、 よくやる失敗とその影響、みたいな切口は一部しかなくて、あとは「電子工作の素」と 大きく変わらない内容だったような気もする。


= 早坂暁さん逝去

_ 私にとっては「からくり人」の人だった。合掌


= 今日のSTM32

_ 本題である、スマートカード (ISO7816) の通信をやってみた。 R/W側やカード側のシミュレーションをする前に、まずは通信の内容を見るだけ。 CLKもRSTも見ないし、Vccも接続せず。

_ CubeMXだとSmartCardという要素がすでにあるので、それを利用すればよい。 本来はCLKからbaudrateを算出するのが正しいのだが、ひとまず 13513bps固定にしてやってみたところ、期待通り受信することができた。 それを別のUARTでPCに投げる…とやってみたのだがけっこうバイトが抜ける。 Stackoverflowにも出ていたが、_IT 系の関数で受信したそばから送信する、 というやりかたには無理があるようだ。 応急処置的に受信は割り込み、送信は溜めておいたものを同期的に送る、 としてみたところひとまずATRをとることができるようになった。 本来はDMAで解決するのだろう…


= STM HALライブラリとSW4STM32を使ったSTM32 ARMマイコン入門

_ 900円という値段に見合うボリュームだったかというと微妙だけど、 今知りたい内容がたくさん出ていたので、値段分の価値は私にはあった。


2017/12/19 (Tue)


= MagSpoof

_ 端末を作っているとテストに都合のよいカードをわざわざ手配したり 作ったりしなきゃいけないのがなかなか億劫で、以前FeliCaまわりをやったときは そのあたりをかなり力を入れて作りこんだので、世の中に出回ることはないが、 テストケースとしては求められているというような変な状態のカードなんかも 作り出すことができていた。接触式ICクレジットは、そういう製品があるので それを使えばいいがイニシャル/ランニングともにけっこう高いので一家に一台 というわけにはいかない。けど、金さえあればどうにかなる世界だ。

_ それに比べると磁気カードはそういう都合のよいものがない…けど、 Samsung Payの前身の、なんといったか忘れてしまったが 外部から磁気を与えて磁気カードリーダにカードがスワイプされたかのような 動きをするものがあったので、それと同じようなことをすれば できるんじゃないか?と思っていろいろドキュメントをかきあつめていたところ 表題のものが見つかった。Arduinoとモータドライバとコイルだけで できちゃうのか、すごい。モータドライバを使うという発想は自分の中には なかったので、その発想が芽生えるまでには数ヶ月〜年単位が必要だったかもしれない。

_ Circuits on TinkercadはATTinyもArduinoもあるし、 コードを書くこともできるので、回路組んでシミュレーションしてみた。 端子間で1Aくらい電流が流れているのだけどこういうものなんだろうか? そもそもモータドライバというものの特性と用途を理解していないので、 まずそこからだな…


2017/12/22 (Fri)


= ラベル

_ 電子工作を再開するようになって似たような基板や配線がたくさんできて、 それをぱっと見て分かるように何かラベルをつけたいと思うんだけど、 memopriはこういう用途にはちょっと使えない。

_ テプラやネームランドの品揃えを見てみた。思ったより安いんだな、 万単位するのかと思っていたが、数千円からあるらしい。まあ消耗品が それなりにするので、ランニングで儲ける系の話なのかもしれない


= 英語

_ 1年ちょっとsuspendしてしまったが、またやろうかなーという気になってきた。 今後の人生を考えたときに英語がネックになるというケースがないとはいえない、 という気になってきたため

_ 昨年まではさしたるゴールもマイルストーンもなくやってきたけど、今度は もう少しフォーカスを絞って、短期間で会話の能力を伸ばす、という方向で やってゆきたい。あまり金をかけずに教材は自作や手近なものを応用、というのは ひとまずそのままで


= スマートスピーカ

_ 独習に関してはただでさえ効率が悪いので、その効率の悪さを少しでも 軽減できるように、フィードバックがきちんとできるような仕組が必要となる。 録音したり、それを解析したり、というのが主な要素技術になるんだろうけど、 最近出回りはじめているスマートスピーカを活用するという方向も あるんじゃないかという気がする。

_ Google Home miniの安売期間は終わってしまったらしい。こんなことなら 買っておけばよかった。とはいえこの手の奴は家の中に最初に入ったやつが 勝つのだろうし、最初に入ってしまえば他のものを排除する動機にも なるんだろうから、最初にできるだけ安く入れちまった奴が勝つんだろう。 そう考えるとまた安くなる日がくるだろうから今慌てて買うこともないだろう

_ そんなことを思いながら以前話題になったAIYのやつを見てみたところ、 英語でひととおりできているし、これで十分じゃないかという気がしてきた。 RasPi3は余ってないので、新しく買おうとするとそれだけで 5000円くらいかかって、それならGoogle Home miniでいいじゃないかという気もしてくるけど… ZeroWで使っている人もいるようで、かなり遅いけど使えてはいるらしい


2017/12/24 (Sun)


= 体育館の殺人

_ 学園もので主人公がオタクで、と、なかなかとっつきの悪い導入だったけど 面白かった。ロジックを武器に警察相手に一歩も引かない、のも、よかったんだけど、 一方でずいぶん荒んだ高校生ばかりだなとも思った。 金で人を動かそうとしたり、その金は自分以外の人間も負担させることを 断りなしで進めたり、脅したり私刑のようなことをしたり… 大人相手に一歩も引かないというのは物語の造形として別にいいんだけど、 そういう遵法意識の低さや、秩序をないがしろにする様子を見ると、 たかが高校生のガキが何を粋がっているんだという気持になる

_ まあそんなことはあったけど面白かった。ロジックものはあまり肌に合わないと 思い込んでいたのだけど、ここ何作か読んだのもロジック寄りだったわけだし、 きちんと楽しめたので喰わず嫌いだったのか、成長したのか、当時喰ったのが まずかったのか、よくわからんがいいことだと思う。


= age++

_ 42になった。the Answer to the Ultimate Question of Life, the Universe, and Everything だな

_ 今年はろくでもない一年だった。まあ忙しいなりに楽しかったけど

_ 仕事はあいかわらず忙しかった上に妻の手伝いを2ヶ月ほどやって、そのまま 年末まで忙しくて、考えてみると一昨年くらいからあまり休息が満足にできる ような状況じゃなかったのでさすがに疲れた。身体もいろいろおかしくなっている。 走れていないし、耳鳴りはもう数ヶ月継続しているし、だるいし頭痛もある


= ハードいじり

_ 米沢にいた頃に揃えていた器具類はこちらに来るときにほぼ処分してしまったので、 今年に入ってあらためて買いなおしている。

_ ハードのことは分からんという前提で40年以上生きてきてしまったが、あらためて 取り組んでみると、やはりハードとソフトは一体のもんなんだなあという思いを 強くする。ハードあってのソフトというべきか

_ ハードをいじることができると技術の幅が広がる気がする。 できないと思い込んでいたこともハードの力とあわせると実現性が出てくることがある。 まだ自分で回路を設計したりすることができる域にはほど遠いけど、 生活が豊かになった気がする。楽しい。 ソフトに比べると危険も多いので油断はできないが

_ そろそろRasPiやArduinoから供給される電源以外の電源を使わないといけないので、 危険度はさらに上がってゆくだろう


= セリア

_ 臼井のセリアがつぶれてしまって悲しい…と思ったら移転しただけだった


2017/12/25 (Mon)


= 生首に聞いてみろ

_ なめくじに聞いてみろのパロディみたいな タイトルで喰わず嫌いをしていたが読んでみたらなかなか面白かった。

_ 文庫版500ページを超える大作だったけど思ったほど密度が濃いという 感じではないのだけど、おどろきは各所にあって、首のない死体ならぬ 首のない石膏像の謎というのは初めての体験だった。



= Google Assistant

_ dynabookのUbuntuで試してみて分かったこととしては、 今のままでは画面がないときつい。 まず Ok, googleとか Hey, googleというものを認識したかどうかフィードバックがない。 質問が時間切れになったかどうかも分からない。このあたりは ランプとか音とかで工夫できるかもしれないが

_ もっと大きな問題としては、喋ったことがどう認識されたのかが画面を見ないと 分からないというのがある。まあこれも割切りなのかもしれんが… しかしこのあたりを解決しようとすると、それならAndroidでいいじゃないかという 話になってしまう


2017/12/26 (Tue)


= おとり捜査官 1 触覚

_ 面白かった。300ページくらいで一気に読み進めた。 女性ならではの感覚が前面に出ていて興味深い。まだ5作中1作目なので、 「おとり捜査」という無理矢理さがまだ腑に落ちていないところがある。



= 2017年下半期名場面集

_ 本はあいかわらずミステリ中心だった。 印象が深かった本は以下の通り: 天使が消えてゆくユリゴコロ私という名の変奏曲人狼城の恐怖模像殺人事件紅楼夢の殺人夜想曲妖異金瓶梅神曲法廷記念樹

_ 英語学習の総括。 1年以上お休みしていたが、年明けから再開する予定。

_ 体調について… は、耳鳴りが数ヶ月継続している。腰痛をしたり、 運動できなかったりだった。耳鳴りは一生このままなのだろうか、それは困るので なんとかしなければいけない。

_ 妻手術。妻にとって悩みの種がひとつ消えて よかったのだと思う。ミミ子も手の腫瘍を摘出したところ悪性だった。 とても元気だし異変もなく落ち着いているが…

_ ののちゃん、 実家のくるみが亡くなった。 あんずは、16という高齢になっているがまだまだ元気。くるみが来てから かなり控え目というか、気落ちしたような性格になってしまっていたが、 くるみがいなくなって、昔の性格が少し戻ってきたかもしれない。 とはいえ高齢なので、わがままもなかなか長もちしないけど…

_ やめた話。 TwitterやめたLinkedInやめた

_ 技術的な話。 この半年はわりと手を動かす話が多かったように思う。 ハードいじりもそうだし、 ヘッダファイル加工系alignmentの勉強関数呼び出しのフック、など。 ハード系は、ロジアナいじりケーブル自作I2Sユニバーサル基板への移植など。 それからCircuits on Tinkercadいじりも。

_ 来年は、仕事をセーブしつつ健康を取り戻すこと、英語の学習を再開すること、 家にいる時間を増やして趣味や研究を充実させること、などが目標になるかな。 仕事ばかりだとつまんないしな


2017/12/28 (Thu)


= Armadillo500

_ 引出しから出てきた。スペック見てみたがRasPiよりもかなり見劣りする。 液晶がついてたりスイッチいっぱいあったりというのはよいのだけど、 今となっては使いみちがあんまりなさそうだった


2017/12/31 (Sun)

_ 家のRealforceに炭酸水をかけてしまった。 ミミ子が急にトイレでうんこをしはじめたのでびっくりして 慌てた結果こぼしてしまった。トイレでうんこをするのは当たり前だろうと 思うのは当然だが、ミミ子はうんこに至るまでのルーチンが長く、10分くらい そわそわしたりあちこち転がったりと大騒ぎなので、ああそろそろするんだな、 というアピールが十分にあった後にするもんだと決めつけていたのだが、昨日は そのようなルーチンが一切なくいきなりしはじめたのでびっくりしてしまったのだった

_ で難溶性デキストリンとやらが入っているがこれ糖分じゃないし問題ないかな? と思ったのだが乾いたところを見る限りでは大問題だったらしい。 拭ききれずに残ったところが付箋紙程度の粘着力を示しているし、右矢印キーが きかない。面倒だが掃除しないとだめらしい

_ 仕方ないので会社のRealforceを持って帰ってきた。 同じ型番だったはずなのだが、微妙に作りが違う。具体的には会社で使ってる、 昔買ったやつの方が作りがしっかりしているようだ。 普段家で使っている方は、平らな面に置いてもガタガタするので机が悪いのかと 思っていたが、会社から持って帰ってきた方はそのようなことがないので キーボードの方の精度の問題のようだ。キートップの材質も微妙に違うし、 タッチも違う。いずれも古いやつの方が好みだ。

_ それはともかく、仕事が始まるまでに掃除をしなければいけない。 キーボードの掃除はあまり得意ではない…気をつかうところが多いし…


= おとり捜査官2 視覚

_ 真相の異様さが極立っていて、1の社会派的というか、二時間ドラマ的な雰囲気は ほぼなくなってしまった。


= おとり捜査官3 聴覚

_ 以前も書いた通り誘拐ものはあまり好きではないのだけど、これは 誘拐そのものよりも、なぜかそこに主人公自身が深く関わっているらしい上に アイデンティティクライシス的な展開のほうがむしろ気になったので、あまり 抵抗なく読むことができた。


= おとり捜査官4 嗅覚

_ 特に後味のよい話ではないのは変わらないのだけど、 2や3と比べると歪みが少ないというか、解決してもなお残る不安といったようなものは ほとんどなかった

_ 当然疑うべき対象について真相が明かされていなかったりするので 次巻 (最終巻) に持ち越しの内容があるのだろうか? いずれにしても このシリーズはかなり読みやすいので1冊2時間もかからず読めてしまう


_ 来年はもっとハードいじりを充実させて3Dプリンタも欲しいなあと思う。 3Dプリンタにふさわしい人間になろう

_ あとFPGAも手を出したい


= Realforce分解

_ 肉眼で見える汚れはとってみたけど復活しない。 接点式じゃないので端子にテスタ当ててみても分からん。

_ News:「速く打てて疲れにくい」キーボードの秘密−東プレのRealforce 106によると、 コニックリングというやつが荷重であり静電容量を発生するスイッチでもある、 らしい。 その周辺も頑張って綺麗にしてみたけど、それでもだめということは コニックリング自体に問題があるということかしら? 明日他のキーと交換して試してみようと思う。

_ 分解してみて分かったが、仮にキートップに液体がこぼれても基板まで達することは 本来ないようだ。ただ、 今回問題になっている右矢印キーは基板の一番端にあるので、底面に溜まった液体が 下から染みてしまったようで、そのせいかどうか分からないが右矢印キーの 端子部分だけ錆びついたような色になっている。そんな一瞬で劣化するかとも思うけど、 もたもたせずに電源切ってフタ開けておけばよかったのかもしれない。 Realforceは底面のツメを外せばすぐにカバーを解放できたのだ。 後の祭りというやつだが…

_ そして同じく分解してみて分かったがいろいろ手間のかかっている機械だ。 これはコストかかってるなーというのがよくわかる。単に手間がかかっているだけでなく トラブルをできるだけ減らそうという工夫が見られる。 キートップをユーザが外すこともある程度想定しているようで、 でかいキーを支える針金みたいな器具がキートップ側じゃなくて内部にあったり、 メンテナンスがとてもやりやすくなっている




Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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