Zinnia hacks tomorrow. (2016/8)

2016/08/01 (Mon)

_ もう8月かー早いなー

_ ジョンに噛まれた傷は2週間ほどでかさぶたもなくなったんだけど、 少し芯が残っている感じ。 そして周辺の皮が剥がれていって、気付いたら指先〜第一関節の皮が ほぼ生え変わっている。この皮膚はどうやら死んでいるらしい。 どこまで剥けるんだ?


= 早起き

_ 今週も継続。とはいえ週の途中に出張があるの実際は今日〜明後日だけだけど。

_ EMVつづき。とるべき道が5つくらいあるとしながら4つしか書いていないので間抜けだ。

_ RSACryptoProviderを見ると状況はPythonとあんまり変わってない。 RSA Private Key Encryption - CodeProjectなんていうページがあって、 これならいけそうだ。これがだめならOpenSSL使うほかないのか。 そうなるとPythonと同様わざわざ選ぶプラットフォームではない。

_ でPyOpenSSLはあんまりOpenSSLのwrapperという感じではないので、もっと OpenSSL度の高いwrapperはないものかと探してみたところ m2cryptoというのを見つけた。 ドキュメントが見当たらないけどソースが公開されているのでそれを頼りに 試してみたところ最終的にはうまくいった。 RSA.new_pub_key というやつで野良のmodulusとexponentから 公開鍵を作ることができる。 これに与えるのは「OpenSSLにおけるMPINTの文字列表現」なる フォーマットらしいのだが コメントに書かれているように長さをビッグエンディアンで 4バイト与えるだけでいいらしい。

_ そしてやってみたところうまくいかない。テストコード (test_rsa.py) を 見る限りではMPINT作るところも問題ないように見えるんだけどなあ… と思ったら、 1024ビットのmodulusのはずなのにサイズが0x81になっていることを発見した。 そして先頭バイトが0x00になっている。それを真似して先頭に0x00つけてみたらうまくいった。 何を意味するのかは分からない。数値のバイトストリームで先頭が0x00というのは 数値の一部ではないと理解したくなってしまう。

_ MPINTというのは何なんだ? RFC4253には説明なしでmpintというのが出てくる。 それはつまり多倍長整数という意味だから定義不要ということかしら。 DERのINTEGERだと1バイト目の最上位ビットが立っているときは頭に0x00つけて プラスであることを明示する必要があるけど、それと同じことかしら。 そりゃそうか。 ASN.1の話はなぜかMicrosoftのサイトがとても詳しいことに気付いた。

_ ようやくSDAができるようになったのでそのままDDAに進む。 まだ全貌を把握しきれていないのでカードによってうまくいったりいかなかったり、 その違いが理解できなかったりと難儀している。ただでさえややこしいので コードを書くこと自体がややこしくならないように構造を整理しながら 進めているのでちょっと進みが悪い。



= The Treasure of Monte Cristo

_ MACMILLAN READERS Level 4。 文字通り俺達の戦いはこれからだ的な終わりかたなので、そういうものなのかと 思いつつ モンテ・クリスト伯のページを見てみると、 どうやら復讐を始める手前までの話をまとめたものらしい。

_ ナポレオンがエルバ島を出奔してワーテルローの戦いで敗れて、 ルイ18世がまた戻ってきて…というあたりの時代の話らしい。

_ 冒頭にある作者デュマの人生がすごい。 生まれつき借金体質なのか、売れても売れても借金に追われる人生だったらしい。 デュマというとアニメ三銃士の印象が強い人も多いと思う。 私はまともに見たことがない。中学生の頃はほとんどテレビを見た記憶がないな。 ナディアは帰省先の滋賀で見てはまったのだった。

_ そして同じく解説を読んで初めて知ったのだが、セントヘレナ島って 大西洋にある島なんだな。エルバ島がけっこうフランスから近いというのは 知っていたが、こんな遠くに流されていたとは知らなんだ。 と思ったら過去何度も読んだはずの世界史講義録でしっかり 大西洋の絶海の孤島と書いてあった


= ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。

_ ビル・ゲイツとやり合うというと 成毛眞よりも 古川享の印象の方が強い。 どうしても外に出てくるエピソードは古川元会長の方が多い、 というか成毛元社長のエピソードを見た記憶がない。 社長なのだからやり合う機会は当然あったはずだが。 私にとって成毛社長といえば「みかん星人事件」で中村正三郎の連載を 潰した人という以外の記憶がない。 若い頃にありがちな技術至上主義信仰を持っていた私には、 スコット・マクネリ、ラリー・エリソン、スティーブ・ジョブスと同様 どこを尊敬すればいいのか分からない人だった。 という、最近は読書家であったりとか英語の関する著作が多いこの人の本。

_ なぜか英語学習に関しては崇高さを求める向きが多い中、 志の低さが存分にあらわれているタイトルがよいと思う。 「学習」ではなく「練習」というのもその含意がよくあらわれている。

_ 書かれている内容は非常にまともで、また、自身の置かれていた立場をきちんと 表明しているので説得力がある。 「志の高い」勉強法だと、取り組むことに意義がある、とか、もっと言うなら できてもできなくてもいい、とか、どれだけ時間をかけても仕方ない、 という結論に安易に飛びつきがちだけど、この本ではその点の曖昧さはなく、 とにかく最小限の労力で、確実にものにするためには何が必要なのかを きちんと説得力のある形で示すことが第一と考えていることが伝わってくる。 なにしろ必要に迫られているのだから、できてもできなくてもよいというような 前提を置くことはできないので、そういう意味ではよりシビアだ。

_ では私にとって役に立ったかというと、それはまた別の話で… 私も決して 取り組むことに意義があるとか、どんだけ時間をかけても構わないとか、 そういう考えを持っているわけではないのだけど、 最小限の労力で、確実にものにするためには、「何のためにそれをするのか」という ゴールが表裏一体になってくるわけで、せいぜい、今まで出来なかったことが 出来るようになるといいな〜という程度のゆるふわな動機しか持っていない私には かえって重荷に感じる。 少しずつこつこつとやるということが否定されることにもなるので、それ以外の 方法を持たない私にとっては、あまり役立てにくいところがあるのは確かだ。

_ それでも短期間で成果を上げるために必要なものを紹介しているという 見方をすれば役に立つと思う。


2016/08/02 (Tue)

_ つぼみが先週木曜から咳を頻繁にするようになっており、 本人も辛そうだしこちらも可哀想で気になって、そんな気配を察してなのか そうでもないのか、ジョンが夜中に歩きまわって、 結果ミミ子を除く全員の眠りが浅い。 昨日病院に行ったところ、やはり心臓病の症状が少し進行しており、 心肥大によって気管が圧迫されるなどで咳が増えているのではないかとのこと。 薬が増えた。

_ つぼみは僧帽弁と三尖弁の両方に閉鎖不全があるため投薬を続けている。 つぼみの場合は肺水腫などの急激な症状が出るよりは、肝臓の欝血、 肺高血圧症などがゆっくり進行することになりそうということらしい。 実際レントゲンを撮ってもらったけど肺は綺麗だった。 身体症状としては、あちこちに浮腫(むくみ)ができるとか、 脳への血流が不十分になって失神するとか、そういうものが出てくるらしい。

_ いずれにしても今回追加された薬で心臓の症状が抑えられれば咳も自然と よくなってゆくであろうとのこと。環境の問題もあるかもしれない。病院にいる間は ほとんど咳をしておらずとてもリラックスしていた。 気温、湿度、あとはアレルギーの可能性もあるか。 それらを適切にして悪い理由はないので取り組まないと駄目だろう。 もっともつぼみにとって適切な温度というのがいまいち分からない。 暑さはとても苦手なようで、すぐに冷たいところに行きたがるし、 しかし冷たい風が本当につぼみの身体にとってよいのだろうかという心配もある。

_ 心臓の薬は治療というよりは進行を抑えるためのものなので、 薬が増えるということはそれだけ進行しているということでもある。 ではやっても無駄かというと決してそんなことはなく、 進行した状態がさらに身体に負担をかけることになるのだから、 症状を抑えてゆくことはどうしても必要な対応になってくる。 つぼみも今月の誕生日で推定12歳。 うちに来てもう5年たつのか。早いもんだ。 一緒にいられてうれしいという気持はもちろんあるんだけど、それ以上に、 残された日々はあとどのくらいあるのだろうという恐れの方が大きい。 まだまだ元気だけど、 今まで以上に老いに直面する機会が増えてゆくだろう。 愛情をかければそれだけ長生きできるというような分かりやすいものではないが、 愛情がなければ確実に寿命を縮めることになる。したがってできる限りの愛情を 注いで、穏やかに長く生きてもらうことを願うほかない。


= 今日のEMV

_ そんなこともあって早起きは1回お休み。

_ SmartCard Shellのサンプルスクリプトだと まったくアクセスできないカードがある。調べてみると、 ほとんどのコマンドでSW1 = 0x61 を返してきており、 毎回GET RESPONSEをしなければいけないのだが、 GET PROCESSING OPTIONS (0x80 0xa8 … ) の CLA (0x80) を GET RESPONSEの際にもそのまま使ってしまっているようで、 0x00 0xC0 … であってほしいのに 0x80 0xC0 … になってしまい、そんなコマンドは知らんと怒られているようだ。 SmartCard Shellというよりはその下の OpenCard Framework側の問題のように見えるんだけど、 ソース見る限りではそのような動きになるようには見えないんだがなー。 見ているソースが間違っているだけなんだろうか

_ 今までいい加減な理解で進めていたPDOLの作りかたを覚えた。 そしてようやくDDAまでできた。まず最後まで通すという意味ではあと少しだな。 思ったより時間がかかってしまった。


2016/08/03 (Wed)

_ つぼみの咳は少し快方に向かっているようだ。 以前のように、出はじめたらしばらく繰返し出るという感じではなくなっている。


= kindle unlimited

_ Kindle Owners Lending Libraryは月1冊というのもなかなか 計画的に利用しづらいものがあるし、 さらに洋書がほとんどないというのがいまひとつに思える理由だった。 こちらは有料だけど同時に10冊まで読み放題ということなので格段に使いやすそうだ。 なんだかんだで月額サービス増やしてたらプライムのお得感が薄れてしまうようにも 思うけど、まあ今まででも十分充実したサービスだったわけなので 文句は言えないか…しかしこれで洋書のaudibleも使えるようにすれば 読書環境としてはかなり強力だろう。そしてこのサービス (kindle unlimited) は Kindleじゃなくても、スマホアプリ等でも使えるらしい。

_ helpから辿ることができる Books with Narration in Kindle Unlimited というリストを見ると、 まだ3000冊くらいしか対象がないので、 やはりこれがあればもうaudibleいらないねということにはならないようだ。 もうちょっと、このあたりを統合したなにかすごいサービスが出てこないもんかと 無責任な期待を抱いてしまう。


= 今日のEMV

_ Cardholder Verificationのなんたるかを学んだ。 このあたりはUnderstanding EMV Cardholder Verification Methods という動画もあるし、こないだ挙げた 動画にも説明が入っている。

_ 続いてTerminal Risk ManagementとGENERATE ACのなんたるかを学んだ。 これもなぜか詳しい動画が存在する。 ARQC and ARPC Generation and Validation 。ちょっとmouth noiseがきついけど。


_ 米沢へ移動。熱風が吹いており東京までの道中が辛かった。

_ 新しい車両のように見えたけど外装が目新しかっただけなのかもしれない。 あいかわらず狭いしコンセントもないし…

_ 途中ゲリラ豪雨の中を2回ほど突っ切ったようだ。天候の激変の中を走るというのは なかなか面白い。数分のうちに晴れたり大雨になったりいそがしい。


_ 宿についた。駅を出てすぐのY字道路で どっちに進めばよいか迷ったり (そして間違えた)、 その先の道でも1本間違えたりと、宿に着くまでに2回も道を間違えた。 本当にこの街に住んでいたのか疑わしくなってきた。

_ 道中あんまり飲食店もないので、駅弁買って宿で喰った。歩いていると、 そういえば特急寿司があったな、とか、江戸久 (餃子屋さん) もあるじゃないか、 などと思い出してくるのだけど駅弁買ってしまったのであきらめた。 そういうところに行くと飲みたくなってしまうしな


_ 今回は前乗りでかつ時間があるので、ジョギングのための装備を持ってきている。 市街を走ってみた。大学と自宅の間の道路なんかはあまりに懐しすぎて感無量だった。 やまとやの山大前店は移転でもしたのかな?1000円カットの店になっていた。 あまりに見た目が違うのでうっかり通り過ぎるところだった。

_ 家のそばの通りから松ヶ岬の方に進んで、途中で上杉城址に行こうと思ったらここでも うっかり通り過ぎてしまって、城址のような巨大なランドマークを見逃すというのは もはや脳の機能障害を疑ってしまうレベルだが、実際松ヶ岬の通りから 上杉城址に続く道はうっかりすると通り過ぎてしまうほど分かりづらいし、 「ナウエルホール米沢通夜会館」という、私が住んでいた頃にはなかった 見慣れない光る看板に目を奪われているうちにその分かりにくい交差点を 通りすぎてしまったのだった。

_ 余計な遠回りをしつつ上杉城址をまわって帰宅。7km弱、1時間弱。荷物が少ないので自然とハイペースだった。 明日の朝も走りたいと思っている。

_ 「やまとや 山大前」で検索したら すみれの女将のブログがヒットした。 やまとやの山大前店は、私が米沢に住んですぐの頃は別に 人気店ということもなかったように思うんだけど、ある時期から急に混みだして 行列ができるようになった。何がきっかけだったのかよくわからない。 それ以降足が遠のいているので、 実のところどんなラーメンだったのかよく覚えていない。 近所の本店はほとんど混んでなかったので、そちらに行くことの方が多かった。 本店も何年か前に改装してずいぶん綺麗になっていた。

_ そういう「すみれ」も随分変わったようだ。 私は「すみれ荘」のころの記憶しかないので、あとの話はWebの記事で読んだりした 程度だが、今でも人気が続いているのだからすごいと思う。


2016/08/05 (Fri)

_ 夏休み1日目。しんどすぎて夕方まで寝てしまった。 昨日も結局早朝ジョギングが出来ず悔いが残った。

_ つぼみの咳はすっかりよくなったようだ。まだ呼吸は早くて浅いけど、 これも日を追ってよくなっているように思う。

_ ミミ子も毎週シャンプーをしてもらっているおかげか皮膚の状態がかなり 改善されているように思う。


= Three Short Stories of Sherlock Holmes

_ PENGUIN READERS Level 2。 Sherlock Holmes and the Strange Mr AngelSherlock Holmes and the Important Exam PaperSherlock Holmes and the Dangerous Roadの3本。

_ 「三人の学生」は昨今のミステリでよく見掛ける「日常の謎」テイストがあって 面白かった。「孤独な自転車乗り」は、ぼーっと読んでいたせいか話が よく見えなかったがそのまま読み進めてしまった…


= The Return of Sherlock Holmes

_ PENGUIN READERS Level 3。 The Six NapoleonsThe Norwood BuilderThe Golden Glassesの3本。 これらはホームズが復活した後の話たち。「金縁の鼻眼鏡」はホームズらしい 謎解きが沢山詰まっていて面白い。


2016/08/07 (Sun)

_ 今日はエアコンの交換の日。3つあるエアコンをすべて取り外して、 大きいもの1台にまとめる。もともと今でも1台しか使ってないので問題ないだろう。 マルチエアコンというやつで、今では後継機もないようで電気代も喰うし いろいろくたびれていたのでよい機会だった。

_ しかし3台分をいったんは取り外すわけなので、その作業場所を確保するために いろいろと片付けが必要になり大変だった。ここまで大がかりな 片付けは久しぶりなので、これもまあいい機会だったのだろうけど、 なにしろ主要な居住スペースを一時物置に使うことができないので困難を極めた。 仕方ないのでごみ袋に入れてベランダに大量に退避させることになったので 一時的にごみ屋敷的なフォルムを形成することになった。

_ あと当たり前だけど 取付工事中は一時的にすべてのエアコンが使えなくなるので暑かった。 熱中症というやつが目前に迫っていることを感じさせるものがあった。 工事に来てくれた人達の中には空調服を使っている人がいた。実物は初めて見た。 思ったよりファンの音が大きくて力強さを感じた。

_ 無事につけかえが終わって、ベランダの荷物を部屋に戻して、 預かってもらっていた犬たちを連れ戻して、 前日から睡眠不足だったので寝て起きたらもう夜だった。 ごみも大量に溜まったので二週間くらいかけて処分しつつ元の生活に戻すような 感じになりそうだ。完全に元に戻すのも芸がないので、今まで気になっていたことを 改善しつつ… なので少し時間がかかる。

_ エアコンつけかえのついでに照明の交換もしてもらった。 実はこの住居の照明は 丸型の引掛シーリングではなく角型の引掛シーリングで、 前の住居で使っていた照明をつけられない状態だった。 エアコンのつけかえのついでということで非常に安価に 対応してもらえたので大変よかった。


= Q.E.D. 式の密室

_ 最近ホームズをけっこう読んでいるので久しぶりに Q.E.D. ベイカー街の問題を 読みなおしてみようと思い予約したところ、 式の密室のほうは立石にあることが分かったので 先にそちらを借りて読んだ。Q.E.D.は6〜7冊読んだ記憶があるが、この 「式の密室」が一番面白かった記憶がある。 実際14年ぶりに読み直してみてやっぱり面白かった。歴史の謎と現代の謎が、 他の作品ではちぐはぐな印象を抱きがちなのだけど、 「式の密室」は両者が見事に噛み合っており、このシリーズでしか描けない 傑作になっていると思う。

_ もちろんそれでも人によっては あまりよくないニュアンスの「バカミス」だと感じてしまうのかもしれないけど、 私は大好きだ。

_ なにやらQ.E.D.の最終作もホームズの話題らしいので、 この機会に読み直してみるかどうか… 悩むところだ。


= soy shape

_ 醤油を小皿に注ぐと皿の形状に合わせて濃淡が浮かびあがるという、 生まれてから何百回も目撃したはずの現象をこのようなアイディアに 結びつけられる人とそうでない人の違いはどこから生まれるんだろうと 不思議になるくらい、私にとっては盲点なアイディアだった。


_ 新しいエアコンはさすがに大部屋用のものなのでパワフルだ。 風力も強いし、効率もよさそう。


2016/08/09 (Tue)


= 早起き

_ 朝7時でも十分に暑いので困る。


= 「物言う空売り投資家」

_ 空売りをしといた企業の不正会計を指摘して株価を下げて差額を儲けるという 投資家集団がいるらしい。なるほどそんな手があるのか… 株価を確実に操作できるというのが優れているし、 相手の不正を指摘した結果として下がっているだけとも言えるのでとても巧みだ。 こんな簡単なことをなんで今まで思いつかなかったんだろうと思ってしまう。

_ もっとも、実際に不正だったかどうかに関係なく株価は下がると思うのでなかなか 際どい手法だと思うけど… 自分たちだけが知りうるタイミングで株価を確実に 操作するのは悪どいやりかただと思うけど、 不正会計する会社の方が悪いという心情に結びつきやすいし、やろうと思えば 誰でも出来たでしょうと言われればその通りな気もするし、とにかくうまいと思った。


2016/08/10 (Wed)


= 運動について

_ ジョンと私の運動不足をどうにかしなければいけない。特にジョンは 運動不足によって夜のいたずらの悪質度が増えているようなのでなおさらだ。


= 最近のEMV

_ RID(AIDの頭5バイト)とIndexを元に鍵の情報をひっぱってくるためには ハッシュ的なデータ構造が必要になる。 しかしもうCでhash書くなんてやりたくないので困った。 なのでkeyをファイル名にして値がファイルの中にあるようにすればいいのでは、 それは素晴しいアイディアですね、と思い、しかしその発想はファイル名をDB化した あの方に通じるので、先人の偉大さに打ちひしがれるのだった


= NHK WORLD TV

_ 最近家ではこれを流して見ている。PCだと見られないみたいなのでFireで。 たまに 「Images are not available due to the restrictions on the broadcasting rights.」という画像がしばらく出ることがあって、 つまりこういうストリーミングでは流してはいけない映像なのか、とにかく 見られない区間があるようだ。 ドキュメンタリー番組なんかはこれで割込まれることが多い。


2016/08/11 (Thu)


= 山の日

_ あんまりピンと来ないけど休みらしい。会社にいるけど。 特殊なデバイスを用いておりそれを複数人で使っているので空いている時間に 作業を進めておくことが結局のところ効率がよい。のだが休みに会社に来ても やる気が出ないので効率が悪い (どっちやねん


= マークアップ言語で図表を描く話

_ 一貫性があって生産性の高い図表作成方法というやつを悩んでいて、 仕事では結局のところPowerPointかVisioということになるんだけど、 Webにちょっとした図を出したいとか、sphinxやasciidocで 図表を入れたいというときにはあまりそういう手段を使いたくない。 以前も似たような考察をしている。

_ 当時はRのggplot2なんかいいんじゃないのかと思ったんだけど、 グラフでもなんでもない図までこれでやろうというのは やはりちょっと違うような気がして、一貫性があってマークアップということだと 最近ならHTML5界隈はどうなっているんだろう?と調べてみると、 JavascriptでSVGをいじるライブラリなんてのがあるらしい。 Snap.svgD3.jsSVG.JS、など。

_ マークアップで図表を作るということは、make一発でSVGなりPDFなり、 なんならEPSなりになってほしいわけなので、たとえばnode.jsで変換だ、 というようなことをしたくなってくるが、 それだとブラウザのコンポーネントがいないので困る。 Love Generating SVG With JavaScript? Move It To The Server! - Smashing Magazineというサイトに自分のやりたいことが全部書いてあった。

_ PhantomJSというのを使う方法や、 jsdomというのを使う方法や、 Svableというサービスに変換してもらう方法、など。コメントにも 別の方法が書いてある。



= PUNK IPA

_ IPAはインドの青鬼とか、コンビニで手軽に手に入るものしか飲んだことが なかったので有名なこのIPAを飲んだことがなかった。偶然見掛けたので 買った。インドの青鬼よりも飲みやすい。 アルコール度数も普通のラガービールと大きく変わらない。


= Raspberry PI3 Model B

_ 64bitのARMになってbluetoothや無線LANも積んでるし、以前買ったRaspberry PI2は 行方不明だし (……) ちょっと買ってみた。 製造元が2つあって、Element14というやつとRS Componentsというやつがあるらしい。 後者はUKのSONYの製品作ってる工場らしい。価格は500円くらいしか変わらない。 私が買ったのは前者。

_ Raspbianをセットアップしてみた。 どうも32bit版らしくAarch64では遊べないらしい。せっかくARM8積んでるのに もったいない気もするが仕方ないか…


2016/08/12 (Fri)


= 早起き

_ 早起きしても眠いと捗らない。

_ ソースファイルが1つ500行くらいになってしまってさすがに見づらくなってきたので 分割をした。分割するとモジュールが別になってしまうので 機能単位でクラスを抽出してやることになるのだが、そうすると今まで インスタンス内の変数として見えていたものが見えなくなってしまうので、 元のクラスの方にお伺いを立てることになる。これをコンパイルエラーがなくなったり 実行時エラーが出なくなるまで続ければいいといえばいいのだが、 モジュールを小さくしたいという動機だけでそれをやるのはちょっと億劫。 モジュールが大きいというのは整理するチャンスでもあるのでその機会を 生かすべきとはいえ、別に無駄にでかくしているわけではないし、同じクラスに 存在する合理的な理由もあるのに、単にでかいからというだけの理由で 整理を始めるのは、やはり億劫に感じてしまう。

_ C#だとpartial classというのがあって、複数のモジュールで 1つのクラスを構成させるなんてことが可能になっている。 まあこれはdesignerが自動生成するコードと、普通に記述するコードが同じ モジュールに混じらないようにするのが主な動機だと思うけど。 やはりこういうのはコンパイル言語みたいにいったん集める処理がないと 難しいのかな。Pythonだとメタプログラミング的なことをしないとできないのだろうか。

_ …サブモジュールの方にメソッド書いといて 元のモジュールがそれを継承すればいいのか。Mix-inというような用語があったのを 思い出した。 is-a関係以外のことに継承を使う習慣がないのでこの使いかたは、 なんかこう、びっくりする。正しい/間違っているではなく、習慣の違いというか、 右側通行と左側通行の違いみたいな、かえってよくわからないけど。 こういう用途のために継承のパスを使い切ってしまうのは勿体ないなあと 思うんだけどPythonは多重継承ができるので問題ないらしい。


_ 最近のエディタはアウトラインも表示できるんだし (といいつつ手元のVisual Studio Codeでは表示してくれない) 別に1000行や10000行の モジュールくらいどうってことないじゃないかという気もするんだけど、 モジュールを分けたいという動機は、 むしろ下請けメソッド間にあんまり依存性がないというところが大きい。 つまり、 クラスとしては一連の処理を記述したいと思っているので ひとつであってほしいのに対して、 各処理にはそんなに大きな関連がないので 下請け的メソッドが特定のメソッドからしか使われない、 という木構造のような依存性を持っていて、それなら枝ごと他のモジュールに 持ってゆきたいと思ってしまう。


2016/08/14 (Sun)

_ つぼみ誕生日。そして結婚記念日。つぼみには好物の魚を、ということで、 カツオのサクを茹でてフレークにしたものをあげた。ジョンとミミ子にもおすそ分け。

_ 無事に誕生日を迎えたつぼみは推定12歳になった。医者知らずというわけには いかんけど、まだまだ健康と美しさは衰えていない。


= Twitter API

_ 以前英語のtweetをしているアカウントをかたっぱしからフォローして すでに2000人分のフォロー枠を使い切っており、さすがにちょっと収拾つかないので 整理しようと思ったのだけど、とても手でやる気になれないので、 リストで選別した上で順次unfollowしてゆくようなプログラムを書くことにした。

_ 現状のREST APIはJSONしかサポートしていないらしく、それならnode.jsが 合っているかな、と思いながら作業をした。もちろんJavascriptとJSONの相性は よいのだけど、node.jsの周辺ライブラリは非同期を意識したものが多いので、 こういったコマンドラインベースのツールを書くのは少し億劫だな。 ということにしばらくしてから気付いた。

_ Twitter APIはnode-twitter というやつでいじることができた。 非同期処理を逐次処理っぽく書けるようにasyncというやつを入れた。 まずfriends/ids.json でフォローしているユーザの一覧をとってきて、 次にusers/lookup.json でそのユーザの情報をとってきた。一度にとってこれる 件数には制限があるようなので分割した。 それを タブ区切ファイルとして出力… というところまで。出力する前に 少し絞り込むためにjson-queryは仕掛てみたものの、どうせ2000件だし いったん全部出して選択したほうが楽だと気付いた。

_ あとは選別が終わったユーザを順次unfollowしてゆけば…という予定。 userオブジェクトには最後のtweetに関する情報が入っていたので、 当初の目論見であった「最終tweetがけっこう前の人は無条件にunfollow」というのは なんとかなりそうだ。が、8月に入ってから1回もtweetしていない人を抽出したところ 300件ちょっとしかヒットしなかった。広告アカウントをメインに followしたのでこの程度の絞り込みでは焼け石に水か。あとは実際に目についたときに unfollowするかそのままとするかを決めるようなことになりそうだ。


2016/08/15 (Mon)

_ 久しぶりにjQueryを使った。ビットごとに意味がある数バイトの バイト列というのに対して、与えられたバイト列が どういう意味を持っているのかを表示したり、 自分が意図した設定はどういうバイト列になるのかを変換したり…ということが 頻繁にあるので、HEX文字列をコピペしてチェックボックスに反映させたり、 チェックボックスいじるとHEX文字列が更新されたり、 というような双方向変換ができるページを作成。

_ 最近なんだかんだでJavascriptを触る機会が増えているので以前よりも すんなりと書くことができた。素のJavascriptはPythonなんかと比べるとやはり いろいろ足りなくて難儀する。そしてPythonとJavascriptを並行で触っていると 特にセミコロンをつけたりつけなかったりで混乱する。


= Kindle Unlimited

_ (まだ)入っていない。入っていないけど、 Kindle Unlimitedに入ればこれタダで読めます的なマークがあることを 理解しているので、入ったらどうなるかは理解しているつもりなのだが、 あれもこれもタダで読めるのかすごい、というよりは、 (シリーズものは) 最初の方しか読めないじゃないかという がっかり体験の連続なので、あまり印象がよくない。

_ 供給する側も様子を見てるんだろうけど、 すでに引き上げの動きもあったりするようなので、 少なくとも自分の目に映る範囲では、現時点ではあんまり入るメリットを感じない。 洋書が手軽に読めるというのは捨てがたいけど、少なくとも現時点の私の 英語力ではフリーで手に入るドキュメントなどで手一杯なので、 月に複数冊消費できるようになるまではやはりメリットがなさそう。 いろいろ積んでる本もあるし… あと最近は仕事で英語のドキュメントを読むことが 増えたので、そういう意味でも手がまわらない。


2016/08/16 (Tue)


= 早起き

_ だるかったが頑張って起きた。専用ハードウェアが1台しかないことが ボトルネックになっているので 早起きに失敗するとそれだけで作業が滞ってしまうのだった。 しかしさすがにそれだときついので改善の方向を探している。


= ペットのふん

_ 砂とか土とかコンクリートとかは自治体の ごみ収集で持っていってくれないというのはよく知られた話だけど、 ペットのふんも実はNGの自治体が多い。墨田区もNGだ。 ではどうするかというとトイレに流せとなっているのだが、 それはそれで問題があるという話もある。つまり詰まる可能性があるらしい (洒落)。 猫の場合は自らの毛をたくさん排泄しているのでとくに詰まりやすいらしい。 他にもトイレに流してはいけない理由がいくつかあるようだ。 自治体がよいと言っていても建物が駄目ということだってあるんだろう。 それ以前に、自治体と下水道局の言っていることはいろいろ違う

_ ごみで出せなくてトイレもやばいならつまりどうすればいいのよ、ということで 確実なのは生ごみ処理マシンですね、ということになっているんだけど、 主としてうんこを処理するために買うほかないというのは、 いくら私が聖人君子で生ごみ処理マシンが生ごみを処理する宿命にあるとしても なかなか承服しがたい結論だ。 あと処理済の物体を、その後どう処理すればいいのかという それはそれで難しい問題もある。 量は圧倒的に少なくなるとはいえ土っぽい物体になるわけで、 それは捨ててはいけないペットのうんこが、 別の捨ててはいけない土に形を変えただけではないのだろうか


_ 来週は夜間作業や出張や旅行などがあるのでほとんど家にいないことに気付いた。 そして今やっている特殊な機器を使った仕事もほとんどできないことにも気付いた。 地味にピンチなのかもしれない。週末出るか…

_ 台風が近付いているようで朝から風が強い。たまに強い雨が降ったりしている。 このあたりに最も接近するのは今晩で、明日の朝には北の方に進むらしい。 早起きしている時間帯にはせめて雨がおさまってくれているといいんだけど。 なお山形新幹線は早々と明日午前の運行をとりやめる発表をしていた。


= Q.E.D. -ベイカー街の問題

_ 14年ぶりに読み直した。 このシリーズを今になって読み直してみると、 アクロバティックな仕掛が受け入れられるのであれば、それによって生まれる 驚きというのはなかなかのものなので悪くない。というよりはミステリに 求めているものそのものと言える。この作品もそういう意味でなかなか切れ味が鋭い。

_ 一方、登場人物たちのエキセントリックさはやはり尋常ではない。 こんな酔狂な集まりを「アットホーム」だと思っているあたりは ぶっとびすぎてすさまじい。

_ ホームズの謎は、いくつかの仮説を組み合わせて辻褄の合う 説明を生み出したところに独創があるんだと思う。 文庫版の解説もなかなか気が利いていてよかった。


2016/08/17 (Wed)


= 早起き

_ 台風は、夜中に少し強い風と雨があった程度で明け方には すっかり晴れ間が見えていた。風は少し強かったけど。そして蒸し暑い。


= 最近のEMV

_ 時間がさほどとれていない。詰まる部分は知識が不足しているところで、 数をこなせばそういう浅い理解のところが浮き彫りになるのでよいといえば よいのだが、それを解消するための時間がとれなければあまり意味がない。


2016/08/18 (Thu)


= 早起き

_ 昨日は早目に寝たんだけど、それでも寝起きのだるさはあまり変わらなかった。 今日は移動時間が長いので、そこで回復を計ることにする。


2016/08/19 (Fri)


= 早起き

_ 今朝はジョンの落着きのなさが過去最高で、せわしなく歩きまわったり 座ったりまた歩きまわったり、私の腹の上に乗っかって歩きまわったりと すさまじかった。運動不足だけでここまでのことになるのだろうか… ここ1ヶ月くらい身体の痒みがひどいようで、毎年恒例の部分的な禿も でているし、始終あちこちを掻いたり舐めたり噛んだりしている。 明日シャンプーをしてもらって回復すればいいのだが…

_ 痒がるようになったきっかけは、単に季節のものなのか、たまたまいつも喰わせている フードが切れていたのでドラッグストアで買ってきた 別のフードが身体に合わなかったのか…アレルゲンフリーの、 そんなに安くないものを、買ったつもりなのだが。そのフードも数日でやめて、 やめてからもう2週間以上経過しているので、 食べもののせいではないと思いたいところだが。

_ 運動させたいんだがあの散歩に連れ出すまでの悶着を毎回繰返すことに 行動コストの高さを感じる。いったん外に出てしまえば、もっと正確には ハーネス装着してリードつけてしまえば、あとはすんなり外に出てくれるんだけど、 散歩をしようという素振りを見せただけで、もっと正確には散歩に出ようかなと 思いながら立ち上がったり部屋に入ったりするだけで、自分の小屋に 逃げ帰ってしょんぼりしはじめるので、この察しのよさは恐しくなるくらいだ。

_ ジョンの運動能力は気持悪いくらい高く、散歩は10kmくらい平気でこなすし、 予備動作なしのジャンプで人の首筋の高さまで飛ぶし、目の前に座らせて 遠くに投げようとしたおやつを目の前でジャンプしてキャッチするし、 りりしい顔つきをしているが、そこはやはり純血に近い種のせいなのか、 病気知らずでとにかく元気、というほとではない。皮膚の病気は毎年出ているし、 安物のおやつやフードをあげるとすぐに腹を下したり吐いたりする。 したがって医療費はほとんどかかっていないジョンだけど食費はものすごい。 我々よりいいおやつ喰ってるんじゃないかという気になってくる。


2016/08/20 (Sat)


= 早起き

_ というほどでもない。7時半起き。

_ 会社に着いてしばらくしたらものすごい雷雨になった。すぐそばで落ちたようで 建物が揺れるほどだった。すぐ止んだけど。


= Amazon Prime Video

_ カウボーイビバップが見られるようになったそうだ。なつかしい。 DVD-BOXも手放してしまったし、 中身ほとんど覚えていないので (初期のベータはテープを噛むんだ、というやつは 強烈に印象に残っている。あと山寺さんは勿論、若本さんがとにかく格好よかった)。 久しぶりに見直してみたいところだ。

_ カウボーイビバップはルパン三世をものすごく意識していると思うんだけど、 ルパン好きな人にはどう映るんだろう。 作った人はルパンよりも探偵物語を意識したらしいが、 このオープニングは探偵物語じゃないだろう… それにしてもかっこいいな。 エンディングもすばらしかった。 もう20年近く前の作品なんだなあ


_ おいしい冷やしトマトを食べるととても幸せな気分になりビールが進む。


= kobo aura ONE

_ 7.8インチのeBookリーダーが出るそうだ。 すばらしい、ずっとこういうのを待ち望んでいた。 防水はそんなにいらんけどあって困るということはない。 そもそも8インチのタブレットが欲しくなったのはPDFの消費をしたいからというのが 理由なので、8インチクラスのeBookリーダーがあればそれに越したことはない。 もっともタブレットにはタブレットのよさがあって、 ページ送りや検索がスムーズだったり、動作が機敏だったりするところの体験は なかなかe-Inkベースの端末では難しいので、1つのPDFをじっくり読むなんていう 用途がメインになるとは思うけど。

_ Kindleじゃないというのが、唯一の欠点だろうか… mobiは読めるけど、 だからといってKindleのかわりに使えるというわけではないだろう。 実際Amazonで買ったmobiの本はDRM解除しないと入らないらしい。 自分で買ってるのにあほかと思ってしまうがDRMの都合もあるんだろう。 じゃあkoboでAmazonのサービスが使える日が来るのかよというと、もちろん そんなことはないだろう。


= 最近のLavie Tab W

_ 便利に使っているのは変わらないんだけど、やはりいろんな資料をとっかえひっかえ 読んだり、並べながら読みたいという場合には完全に無力だ。 紙に印刷したものを使いたいという誘惑と戦いながら過ごしている。

_ AdobeのReaderは、1つのPDFを読むだけならそんなに悪いもんでもないが、 大量のPDFを切り替えながら読むという点ではまったく使いやすさを感じない。 セレクタのかわりにCalibreを入れてみたものの、古来Calibreはまったく よさがわからないというか、どう使えばいいのか分からないといった有様なので、 複数のPDFを切り替えながら読んだりする場合はdynabookやPCで 読むことが多い。ちょっと悲しい。 うまいこと管理できるためのツールがないもんかと思う。


= ゲームキーパッド

_ 10〜20くらいのキーがあったりスティックがあったりLCDがあったりするキーパッド。 ゲームのマクロを入れといたり、ステータスを表示したりするものらしいんだけど、 これをゲーム以外の用途にも使っている人がいるらしい。絵描きさんや DTMの人たちなんかはショートカットキーをこれに登録しておいて 作業効率がとても上がったなんて話をよく聞く。 先日、どこでだったか忘れたけどセキュリティ関連の会社の人がやはりこの ゲームキーパッドを使って作業効率を上げてるなんて記事があって、 そういう分野の人も使うんだなあと驚いて、しかし具体的にどう使っているのかが 書いてなかったのでかえってもやもやした。

_ 自分の生活している範囲でこのようなキーパッドが便利に使えることってあるのかな。 この手のキーパッドは両手をキーボードに置くことができない、たとえばペンとか 楽器とかがメインの人にとっては便利なのだろうけど、 私自身はそんなことはなく、 ショートカットキーを駆使する生活をしているのであんまり想像ができない。 唯一これは、と思うのはいろんなアプリケーションの切り替えくらいか。 この分野は未だにALT + TABやタスクバーから進化していない気がする。

_ スティックとかのアナログデバイスも、それを使って何かができる気がしない。 それは単に今までそういうものの存在を前提に物を考えたことがないからだろうか…


= デュアルキーボード

_ そう考えてみると、デュアルキーボードを普通のキーボード2本でやると 内側のキーが大量に余るので、 このあたりを別の機能に使うというのはありなような気がする。

_ また、 普通のキーボード2本だと場所とるし常にそういう環境を持っていられるわけではない。 実際、最近あんまり本社で作業していないので、 出先でもデュアルキーボードしたいなあと 思ってもなかなかそうはいかない。そんなときにゲーミングキーパッドがあれば 左手用のキーボードとして使ったりできる…のか? それはそれで少し違う気もするけど。 あとゲーミングキーボードは安定性のために重りが入ってたりするらしいし、 カバンの中でけっこう場所とりそうな形状をしているので、 携帯性のことだけを考えればUSBのミニキーボード2枚の方がましかもしれない。


2016/08/21 (Sun)

_ 今日も仕事だ! 昨日は割り込みだらけであんまり進まなかった。 割り込みそのものによって進まないというよりは、割り込みの質の悪さに うんざりしてしばらく元の作業に手がつかないというような、 どうしようもない状態だった。こちらの心掛けの問題なんですかねえ! よくわからないけどこちらの心掛けだけで解決できるのであればそれでもよい


= デッドマン

_ 占星術殺人事件を意識したバラバラ殺人の話だとは知っていたけど、 思いきり「アゾート」と出てくるとは思わなかった。 占星術殺人事件を読まないと意味が分からないということはないけど、 読んでいた方があの「アゾート殺人」を作り出した異様さが 現代にも通用するというあたりでとても興味深い。いつも参照している ミステリ&SF感想ではアゾート殺人の「別解」という適切な表現があって、 まさにそれ

_ とても面白かったのだけど、大きな驚きにつながったか、というと、 それはそれほどでもない。理由ははっきりしているがねたばれなので注意。 (飛ばす)

_ 真相がどのようなものなのか、今まで目の前に見えていたものが 突如崩壊してまったく違う形を見せるようなことが起きた場合、それは大きな 驚きにつながると思う。この作品ではそういうことはなくて、 刑事たちが見えている世界と、 本当の真相がどんどんずれていって、最後にとんでもない結末が… ということはなく、 刑事たちが着実に真相に近づいていて、それが実際に真相だった。

_ アゾート殺人の本当の目的以外のところでほとんど仕掛がなかった。 犯人の目的を考えれば、そのようなことをする必要がないということは読み終えれば 分かるし、仕掛がないことが逆に犯人の目的を浮き上がらせる…のかもしれない。 いや、きっとそうなんだろう。 これを書き始めたときは、そこにどう考えても仕掛がありそうなのに 何もないことに不満を抱いていたのだけど、書いているうちに考えが変わった。


_ Lavie Tab Wの困ったところというか、解決しなければいけないことの中に 二段組になったPDFだとさすがに文字が小さすぎて読みづらいという問題もあった。 論文なんかはこの体裁が多いので、ぱらぱらめくりながら読むのが大変。

_ こういうPDFはバランスをとるためか左右上下の余白がかなり大きいことが多いので、 この部分を表示しないように勝手に拡大してくれれば かなり読みやすくなるのではないかと思っている。 アプリの中には余白の自動カット機能つきのものもあるようだけど、 AdobeのReaderにはそういう機能はないらしい。 有料ソフトの体験版を試した限りでは、たしかに効果はあるものの プレビューなんかが遅くて、さらにページごとに拡大率が変わるので それはそれであんまりうれしい感じではなかった



= 最近のEMV

_ Proprietaryのところ以外の全貌が見えたかなあと言える段階にようやく来た。 1ヶ月もかかっちまった。

_ Proprietaryのところも、なんだかんだで環境に恵まれているようで 想像がついたりする部分も多い。資料を丹念に漁れば別に環境の力を借りなくても 同じ結論に到達することは可能なのかもしれないけど、やはり暗号の世界は 相手の様子が見えるか見えないかで効率が桁違いなので、やはり 環境の力は大きい。 世の中にはもっと恵まれた環境の人はいるだろうけど、そこまで贅沢は言えないので あとは想像力とかで補うか、別の手を使うか、時間が解決するのを 待つかというところだろう。一ヶ月前のように何をどうしたら分からないという 状態は脱しているので、残っているものがどのくらいあって、それがどうすれば どうなるかということまで見えているという程度の見通しはついているので、 私の中ではそれなりに大きなてごたえを感じている。

_ 今後の問題はこれをいかに伝えるかということだ。きちんと教えることに対して 自信がないわけではないが、相手がきちんと知りたいと思っているとは限らないという 切ない問題があり、しかし物事を判断するのに何も知らないままじゃまずいわけで、 そうなると判断の基準を得る程度には理解しようとしてもらわなければ困るのだけど、 そう物分かりのいい人間ばかりではない。

_ 私などは知らないで物が作れるという発想が信じられないし、 物を作るってそんな簡単な 話じゃないでしょ、と思ってしまうのだけど (だからといって調査に 一ヶ月かけていいということもないんだろうけど)、それでもなんだかんだで 勝手に頑張る人間がいて勝手に頑張っていればうまくいってしまうのかもしれない。 こういう話になると途端につまらなくなってくるな。


2016/08/22 (Mon)


= 早起き

_ 昨晩から台風三連星が近づいているらしく、とくに今日は通勤時間帯に ちょうど関東あたりが暴風圏になるそうなので心配していた。 6時の段階ではまだほとんど雨も降っていなかったのでさほどでもなかった。 傘なしではちょっと… という程度。風もほとんどない。 ジョギングしている人もいるくらいだ。

_ こちらに近付いているのは9号で、11号はすでに北に抜けているらしい。 10号は今のところ沖縄付近にいて、予報円が南に進んでいるように見える。 これから発達するらしい。大混雑だな。

_ こちらの都合だけを言うのであれば、 今週は夜間作業やら出張やらがあるのであんまり荒れないでほしいのだが…。 あと喉と腹が痛いのでこれもなんとかしないといけない。これは完全に こちらの都合なので自力で頑張れと言いたい (お前だよ)


_ Lavie Tab Wの時計がまたずれるようになった。秒の進みが目に見えて遅くなっている。 思い当たることと言えば昨晩Windows Updateをしたというくらいだ。 以前もWindows Updateがきっかけでおかしくなったような気もする。 そういう意味では先週のWindows Updateで別のデスクトップPCは 青画面→リブート→青画面を繰返す物体となり、safe modeで上げても コントロールパネルすら起動しない有様だった。復元ポイントなる神機能によって 復活した。 Updateというのは今までよりもよくなることを暗黙のうちに期待してしまうが、 別にそんなことは誰も言っていないので期待する方が間違っているのかもしれない。 荒んだ世の中だね

_ もっともデスクトップPCの方はディスクの中身がおかしいといった 別の原因があるのだろう…認めたくないが



= 今日のEMV

_ 全貌が見えたと思うのは目の前に残っている問題が蓋になって その先の問題が見えていないだけだったりすると間抜けだ。さすがにそこまで 間抜けではないが、ひとつ突破した先の景色を見て、あああれもやらなければ、 これもやったほうがいいな、というような課題やアイディアが次々に 生まれてくるので、やることがどんどん増えてゆく。思いもよらなかった 問題が見えてきたというよりは、実際に直面しないと気付かないという傾向の 問題なので、単に考えが足りないといえばそれまでだが… いずれにしても まだまだやることは沢山ある。

_ この15年、 同じレベルで問題を理解して、いちいち指示出さずとも形にしてくれて、 場合によってはこちらが思っている以上のものが出てくる、なんていう仲間には ついに恵まれることはなかった。最近その空しさを強く感じるようになってきた。 私自身この会社の環境に生かされている部分はもちろんあるわけだし、 内容そのものは楽しいので休日返上でやるのはまったく構わんのだが、 それが自分の中にしか生かせないというのだと、いったい何のために 会社勤めをしているのかよくわからなくなってくる。 この成果は結果として確実に会社に生かされているわけなので、体よく 搾取されているだけということなんだろうけど。勝手に頑張る性格の人間が いきなり自分の境遇を見直そうとするとろくなことがない。

_ いずれにしても、最大の難関と思われる部分をようやく突破できたのでよかった。 これで環境がほぼ整ったので、どんどん進めることができるだろう。 人手が足りないのでそれでもなかなか進まないのが歯がゆいが…


2016/08/27 (Sat)

_ 今週は夜間作業→出張→旅行と続いたのでつぼみジョンミミ子とは水曜の昼から ついさっきまでずっと会えなかった。立ち上がったときに視界の下の方で 何も動きがないという生活をもう長いこと送っていないのでとても違和感があった。

_ 今週はいろいろついていなかった。ゲリラ豪雨に巻き込まれたり、 障害が起きたり、などなど。日頃の行いの悪さの報いだろうか。


= 赤湯温泉

_ 米沢に住んでいた頃、南陽市にはよく行っていたのだけど、赤湯温泉というのが どのあたりにあるのか知らなかった。温泉街があるということすら知らなかった。 まあ、温泉街といっても温泉宿が少し密集しているかな、という程度で あまり規模は大きくない。それでも新幹線が止まる駅から徒歩20分、タクシーなら たぶん1000円未満で辿りつけるところに雰囲気のよい温泉宿があるというのは すばらしいことだと思う。

_ 今回は「森の湯」というところに泊まった。部屋に半露天の内風呂があったり、 半露天の共同風呂があったりする。共同風呂の方は、ささやかな庭園があって ひぐらしや鈴虫が鳴いていたり、雨だれが見えたり、風鈴が鳴っていたりで 本当に落ち着いたよい雰囲気だった。料理もうまかった。ただ量が多くて、 私も妻も食べものを残すことに罪悪感を抱くように教育されてきたこともあって 大変苦しい思いをした。

_ スタッフは若い人が多く、行き届いているという感じはないけど、みんな 一生懸命で好感が持てた。とても居心地がよかった。


= 高畠ワイナリー

_ ワイナリーの入口までは来たことがあったけど入るのは初めて。 工場は稼働していなかったがワインの試飲などができてよかった。 1日時間を潰せるというようなところではないが、雰囲気はよい。


_ そういった次第なので木曜夜からは基本電話かメールかを24h体制で駆使して 生きてきた (おおげさ)


= 加圧ボールペン

_ ボールペンのインクの出がよくなる種類のボールペンがあるらしい。これによって 濡れている紙にも書けるとか、ペンが上向きになっていても書けるとか、 いろいろうれしいらしい。私にとってボールペンの嫌なところは、 書けないことがあるという一点で、そこが気に入らないので万年筆を 使い続けているというのが実状なので、加圧ボールペンというのはその欠点を 補っているのであれば有用かもしれない。まあ万年筆にはそれなりに愛着もあるので 捨てる気はないけれど


2016/08/28 (Sun)

_ 先週の不幸な事故やら日頃の行いのやらのせいで出勤。 もともと今日は出るつもりだったのだけどそれは別の作業をするためであって、 不本意な休日出勤となってしまった。 日頃の行いやら不幸な事故やらのせいなので仕方ないが…


= 台風10号

_ 先週の不幸な事故やら日頃の行いやらのせいで今週もいろいろとありそうだ。 夜間作業もあるんだけど問題は台風10号だ。沖縄あたりで力をつけてこれから 移動するらしい。

_ 現在の予報円を見る限りでは30日の早朝〜昼くらいが一番やばそうに見える。 現時点ですらこの台風のせいと思われる強い風が吹いているので、 今度ばかりは無傷ではいられないかもしれない。 30日の午後、いわき市の東あたりに位置する状態でまだ965hPa、最大風速35km/hを 維持していると予想されるらしい。えらいこっちゃ

_ 夜間作業もいいが会社に辿りつけないのではないかという 危惧がある。前の日から泊まるほかないのだろうか…!

_ そしてこの台風が過ぎてもまだ涼しさは来ないようだ。まあまだ8月だしな


2016/08/30 (Tue)


= 早起き

_ 台風10号の影響はさほどでもなく、いつもよりちょっと風が強くて、 少し雨が降っているなあという程度。思ったよりさらに 太平洋側を進んでいるようで、関東は暴風圏に入るのか入らないのか、 というような進みかたらしい。逆に東北は直撃になりそうだが…

_ 暴風雨になる前に移動できてよかったものの、いろいろだるい。 今月後半は温泉以外は休みなしで働いてきたから疲れているのかもしれない。 疲れているんだろう。まず肌あれがひどくなりアトピーが勢力を回復しつつある。 髪の毛から油分がなくなり、 あと昨日から食欲が消滅した。喰っても消化されていない感じがする。 アルコールもほとんど分解できていない。 とはいえ朝にクリーム玄米ブランなるものを 食べており、それは400kCalくらいあるらしいので、それと野菜ジュースで それなりの熱量は確保できているらしい。別に絶食というほどではない。

_ 少なくともあと数日はこの生活が続くので、 移動や夜間作業前の宿泊等で回復を計ってゆくほかなさそうだ。 幸い先週少し感じていた風邪っぽい症状は消滅したのでよかった。

_ こうやって分かりやすく身体症状が出てくれるのはありがたいというべきか。 世の中には、長期療養が必要な レベルまで身体に変化が出ない人もいるし、引き返せないところまで 進まないと身体症状が出ない人もいるので、 それに比べれば恵まれていると思うけど、それに頼りすぎてもいけないなあと思う。


_ 9/1に健康診断の予定だったのだが今週は受けられる気がしなかったので 日程変えてもらったところ11月末しか空いてないと言われてしまい3ヶ月後になった。 どこのカリスマ健康診断チームに診ていただけるんだよと思ってしまうが、 とにかく3ヶ月の猶予ができたので その間にどうにか健康を取り戻さなければいけない。


= The missing coins

_ PENGUIN READERS Level 1。さすがに短くて謎とも言えない謎解きだった。


= Stories from Shakespeare

_ PENGUIN READERS Level 3。 The Merchant of VeniceA Midsummer Night's DreamHamletJulius Caesarの4本。

_ ヴェニスの商人は、金貸しが不当な扱いを受けているような気がするし、主人公が 都合よくひどい目にあったり助かったりしすぎという印象を抱いた。 真夏の夜の夢は勘違いや悪戯心がとんでもないことを起こして最後めちゃくちゃで なんかうまく行く話。よく見る形式だということなんだけど当然こっちの方が源流に 近いんだろう。ハムレットはなんだかハムレットが不幸すぎてすごい。 デンマークの話だったのか。 ジュリアス・シーザーは、これだけ見るとアントニウス (Mark Antony) の演説が ハイライトシーンに見えてしまうけど、実際はブルータスの葛藤がメインの話らしい。


= The story of Internet

_ PENGUIN READERS Level 5。あんまりインターネットの歴史というやつを まともに読んだことがなかったのでいろいろ面白かった。 初版は2000年くらいらしいのでその頃までのエピソードまでしかない。 Yahoo! の話が一番最後なくらいだからな。歴史としては別に悪くないと思う。


= British and American short stories

_ PENGUIN READERS Level 5。 ナンセンスなやつやホラーや狂ってる感じのや、いろいろあった。 O.Henryは名前は聞いたことはあるけど読むのは初めてだった。 思ったよりも軽かった。


2016/08/31 (Wed)

_ 気を遣う作業が多くて消耗した。

_ 未だにAdobeはたかがReaderごときでマシンの再起動を要求したりで腹立たしい。 そしてクリップボード操作に失敗しました的なエラーを出して コピーができなかったりすることが多く、OSの設定までいじっておきながら コピペすら満足にできないのかと憤概する。Aがつく会社はもともと嫌いなところが 多いけどこの会社は頭一つ抜けている感じ。

_ 志村けんが喰ってるスイカには「種」があった (悲報) というような 記事が唐突に出てきて、 そういえば先週肺炎で入院したというニュースがあったので、 ああ誤嚥性肺炎だったのか、芸人も大変だなあ…と思いながら読んだら 早喰い用のスイカは中がくり抜かれているという種(仕掛け)があったという話で、 そんなボルテージの低いニュースを今出すか? というような脱力感があった。


= Fintech本

_ その後何冊か読んでいる。どれも切口が一緒であんまり面白くない。 面白くないのは、「Tech」の部分で自分が踏み外すことはないだろうという 自信というか己惚れがあるからだと思う。つまりFinanceとTechnologyが 融合しているのであれば、少なくともTechnologyの側面から遅れをとることは ないんじゃねえの?というところだ。Financeだって、確かにTechnologyが ついてまわることで思ってもみなかった形が出てくるというのは分かるけど、 それは普通にアンテナを張っていれば分かることだし、流行してから 分かっても遅いということだったとしても、本を読んだからといって 先取りできるわけでもない。

_ だいたいFintech本はその宿命としてFintechとは何かという曖昧な定義を どうにかするところから話がスタートすることになるし、 Fintechはバズワードか否かといったような議論を見せられることになるので、 各々の本で定義を試みなければいけないような用語がバズワード以外の 何だというのだという白けた気分になる。とある本ではFintech 2.0という 用語を使っていて、2.0なんてのをつけるのはバズワードの最たるものなので あほかと思ったけど、まあFintechというもの自体は別に目新しいものでもないし、 最近の流れを今までのものと区別するために2.0をつけるのが適切という立場は 理解できたけど。あとこの手の用語には本質にまとわりついている どうでもいいものがあるので、それを差し引いて見るべきだ (意訳) という 話も、身も蓋もないなと思いつつもっともな話だと思った。


= 数式アレルギー

_ ちょっと前に話題になった。数式アレルギーの指すものがよくわからないので その話と関連するかどうかは分からないんだけど、アレルギーというようなものは 確かに実在すると思う。私は古文がとにかく苦手で、目にすると不快感で 油汗が出てくる。これは分かる分からないという以前に、受け入れたくない、 排除したいというものが自分の中にあるので、アレルギーといっても いいのではないかと自分では思っている。

_ 一方で、きちんと勉強して、 数こなして慣れることで 克服可能なんだろうという予感も持っている。たぶん身体症状としての アレルギーはそういう次元のものではないので、そういう点では、 たとえ油汗が出てくるほど不快なものでもアレルギーという用語を当てるのは 不適切なんじゃないかなとも思う。真正の(?)数式アレルギーの人もこういった 症状なのかどうかは分からないけど。

_ とにかく数式を排除して… といった前置きで物理的、統計的な事象を 説明しようとする本や記事なんかは、それによってかえって 分かりづらくなっているような気がするので本末転倒だなと思いつつ、 やはり数式を見ると身構えて、できることなら読み飛ばしたいという気持は 私の中にもあるので、なかなか厄介だ。

_ 同じことは技術的な内容を扱う記事や書籍にも言えると思う。 こないだ読んだThe story of Internetでも、TCP/IPとかそういう用語を 出せば済む話をわざわざややこしく書いているような印象を受けた。 新聞記事やニュースでOSを「基本ソフト」と言い換えることで 何かが分かりやすくなっている 感じを受けないし、説明の中でどうしても避けられない技術的な事項を そのものずばりの用語や記法を使わずに説明する煩雑さや、 犠牲にされる精度の問題は見逃せない。んだけど、そういう説明が出た瞬間に 理解することを放棄する人達は確実にいるし、なにしろ 伝えるべき相手に伝わらなければ意味がないので、そういうときに 相手の態度を問題にして話が進むのだろうかという違和感はある。

_ 元記事は、そういうこと(アレルギー)を不用意に発することで 若い世代への悪影響を懸念する、というところに問題意識があるようなのだけど、 反応を見る限りでは本当にそれをぶつけるべき相手には響かず、 克服したい、しなければいけない、でもできていない、 というコンプレックスを抱いている人に 過剰に突き刺さるという残酷な結果になっているように思った。 それで発奮するような人も中にはいるんだろうけど、 だいたいコンプレックスを突かれてそういうポジティブな反応が出る人というのは あんまり目にしたことがない。というかそれはたいしたコンプレックスではないように思う。


= Kindle Unlimited

_ これを読み放題と言うのはおかしいだろ、試し読み放題とか名前変えたほうが いいんじゃないのか、というような読書体験しか提供していないと思っていたが、 どうやら「利用者が多すぎて人気のある本を提供できない」らしい。 出版社の負担が増えたという話?なんのこっちゃ、と思ったら、 Amazonが出版社に支払う料金が増えすぎたという話らしい。 なるほど… 読み放題も楽じゃないねえ…と思ったけど それ最初から分からんもんなのかな

_ だいたいそれなら利用者が多ければ多いほどAmazonは楽になるように思うんだけど、 「利用者が多すぎて…」という説明とは矛盾する。多いといっても 結局のところ商売を成り立たせるには少なすぎるという話にしか見えないのだが…




Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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