Zinnia hacks tomorrow. (2012/12)

2012/12/02 (Sun)


= シンジ「なにがQだよ!!」

_ 本編のもやもやを一つ一つ解消していきつつ、それでいて大筋はだいたい一緒という 器用な仕事ぶりに感心した。したがってねたばれ注意のページだと思った。


= 僧侶「ひのきのぼう……?」

_ 後編。 ↑のリンクからなんとなく辿って読み始めた。泣いた。 僧侶がマイルに重なって見えた。


= トライアスロンスタートBOOK

_ トライアスロンをする気がないことに変化はないがいろいろ借りて読んでいるうちの 1つ。

_ トライアスロン用の自転車というのはロードよりもさらに直進性と空力を意識した ものだということを知った。配線やタイヤのスポークの空気抵抗まで 気にしなければいけない世界なんだな。配線はフレームの中に可能な限り収納 されていて、スポークはカバーで覆われているらしい。


= 異形の将軍 田中角栄の生涯

_ 本の性質というか動機にあたるものは上巻の最後に出てくる 「筆者は、角栄の功罪を問おうとしてこの小説を書いているのではない。 日本の発展にきわめて重要な役割をうけもった、元総理大臣の人間性について、興味を持っている」というあたりから読みとれる。

_ そういう性質を持っている本なので、田中角栄本の入口としてsurvey的なものを 期待するにはちょうどよいが、反面、田中角栄が後世に与えた影響や、 数々の疑惑に対する真偽、それから、まさに引用文中に書かれているような 「功罪」の部分は見えないままなので、その点は別の本をあたる必要がある。



= タブの話

_ 以前も似たような話をしたように思うが...

_ タブのよさがわからない。個々のウインドウ開くよりは格段によいというのは 否定しないが、 ページの数が増えると個々のページのタブの大きさが小さくなったり多段に なったりするので、タブを見ただけでは何のページだったんだっけ という話になるなど、複数ページを管理するものとしてタブが適切とは思えない。

_ Sleipnirを使うようになったのはウインドウリストとしてツリー構造でタブが 見られるという点がかなりでかく、Firefoxに乗り換えたのは 「ツリー型タブ」で同じことができることを知ったというのがでかい。

_ 最近Firefoxがバージョンアップだらけで、 若干ついていけないものを感じている。特に自分が使っているプラグインが 使えなくなりましたといった話ではないんだけど、もうちょっと ひっそりと改良されているという感覚で使いたいものだと思っている。

_ となると関心が出てくるのがChromeなんだけど、Chromeにはツリー型タブのような ものは存在しないらしいので毎回断念している。冒頭に書いた通りタブの何が うれしいのかがよくわからない。 自分にとってはあらゆる面で「ツリー型タブ」はタブよりも優れているので、 タブに戻る理由が見つからない。 けど、世の中のほとんどの人はそれで困っていない ということであれば、自分とは何か根本的にアプローチが違う 使いかたをしているのかなあ?という気になってくる。

_ この方の記述はかなり自分の感覚に近いな。



= 痩せた話

_ ここ1年で10kg近く体重が減ったのでその話をする。自分ではそのように 理解しているというだけで、実際に体にそのような変化があったことを 証明するものではない。単に重い病気にかかっていて痩せているだけなのかも しれないし、そうだとしたらとても間抜けだが現時点では判然としない。 まあ健康診断でいつにない好成績を残していることもあるので、今のところは 間抜けな展開にはならないのかなあという感蝕を持っている。

_ 10kg近くのうち最初の3〜4kgは食生活の変更だけで減った。結局のところ 普段の食生活をよく検討して、食べすぎなんだという自覚を持つことが 始まりだった。これくらい食べないと十分でないと思っていた分量は 実は多すぎだったのだ、ということを試行錯誤で探ってゆき、食べる量を 減らしていった。

などが自分にとっての指針になっている。

_ 3〜4kg減は4ヶ月くらいかけて推移し、それっきり減らなくなった。 おそらくそこで釣合いがとれたんだと思う。 残りの6kgほどは走るようになってから減りだした。 7月に走ることを始めたので、だいたい月1kgのペースで減っている。 1ヶ月で5kg痩せる!といったことをするにはかなり無茶をしなければいけないが、 期間はとくに気にしなくていいのであれば、こういう生活をすれば体重が 減るんだなということは分かったので、おそらくこの先も新しい平衡に達するまでは 減り続けるんだろうと思う。

_ また、単純に体重が減ったといっても内訳はいろいろあるようで、 痩せたと言われるようになったのはここ1〜2ヶ月くらいのことだ。体重としては 1〜2kgしか変わっていないのだが、体の作りがかわったのかなあと思っている。 腹まわりの脂肪は最後まで残るというのは自分の場合は正しい。今でも 腹まわりはかなりふくよか(それでも腹囲は8cmほど小さくなったらしい。なので ありがちな話だが買ってから一度も履けなかったズボンが履けるようになったり、 普段履いてたズボンがかなり緩くなったりしている)。 これが取れるにはあと4〜5kgは減らさないといけないと思う。 まあ今のような生活を続けていれば来年には達成できるかなと思っている。

_ 新しい平衡に達する頃には走っても走っても痩せないとなるのか、 喰っても喰っても体重が減る一方になるのかは現時点では不明。後者は 後者で悩みどころだ。たくさん食べる習慣と、たくさん走る習慣が 両立できていればいいが、怪我するとか飽きるといった理由で走る習慣を 失った場合はとてもまずいように思う。

_ その他:


2012/12/03 (Mon)


= イギリスのある女中の生涯

_ artonさんの記事を読んで興味を持った。

_ 訳者あとがきによると、「女中」というのは差別用語らしい。知らなかった。 ウィニフレッドという女中の一生を、彼女のインタビューを再現することで描いている。 結婚するまでの記述が大半。 時期としては第一次世界大戦の前後。

_ ウィニフレッド自身が語っているように記述されている。〜でした、ました調の 丁寧な人柄が感じられる口調で好印象。ただ「〜だが」というのが頻発しており 違和感を覚える。「〜だが、〜でした」というような。

_ なんでウィニフレッドが選ばれたのかという点はよくわからなかった。 著者が前書きで「長いあいだ名前だけは知っていた」と書いているが、 なんで名前が知られていたのかが書かれていない。唯一それっぽいなと思ったのは、 弱い立場の人々が虐げられたり困難な状況になっているときに、 国会議員や当局に手紙を書き送っていたというあたりか。

_ ジフテリアで 亡くなった人というのがかなりの数登場していた。 ジフテリアというのは子供の頃に予防注射を受けたときに名前を聞いただけで どんな病気なのかすら知らなかった。といっても絶滅したわけではなく ごくわずかだが現在でも発症例があるらしい。

_ 思いがけないところでジプシーに関する記述が。先日読んだ本ではジプシーの側から 見た生活が取り上げられていたが、こちらではジプシーは訪れる側で、 どのように処遇するのかといったような話が出ていてとても興味深かった。


2012/12/06 (Thu)


= 政治と情念 権力・カネ・女

_ 田中真紀子が外務大臣を降ろされた当時に出た本。立花隆に編集者が インタビューをしているという形式になっている。新しい調査結果等が出てくる わけではなく、立花隆が問題をどう整理してとらえているかを語っているものと 考えればいいと思う。

_ 田中角栄がメインで、それと比べて田中真紀子は...という扱いかたなので、 田中角栄の分析本として読んだ方がストレスが少ない。 肯定派と否定派の違いは、 田中角栄の後に残ったものを、田中角栄の悪影響と見るか、 考えもせずに後追いした方が悪いと考えるのかという違いに集約されるのでは ないかと思う。


= 角栄の遺言

_ 角栄が現代政治の原典であり 功罪の両方があるというところまでは一致しているが、 こちらは角栄の行為を全肯定する立場の本。

_ 何冊か角栄関係の本を読んで、だいたい引用される文章が同じであることに 気付いた。引用される動機やそこから導かれる主張は正反対だったり することもあるので実に興味深い。

_ デモクラシーの維持にはコストがかかるとか、忠義の調達⇔行為の購入の違いとか、 なかなか面白い話もあったけど、全体として確信的に贔屓の引き倒しをしている だけのように見えてなんとも消化に苦労した。

_ 政治家が市民道徳を超越してもよいというのも。 政治家が市民道徳の範囲を越えてよいというのは、別にそうだというならそれでも いいけど、だったら基準を明確にしてほしいものだと思う。 「法と秩序を守らせ」て、結果として「国が栄え、豐かになる」ことが 政治家に求められていることで、だから市民道徳を越えてもよいというふうに 読めるけど、角栄の行動の結果そうなったという点ですでに意見が分かれているわけで、 とても受け入れられる基準ではない。 まして、将来の可能性を前借りすることで大きな成果をあげているだけなのだという 疑念も晴れない。

_ 漢文調だったり衒学的な言いまわしだったりが多くて辟易した。 明治時代の演説を指して「格調高い」と書いているが、この本から 当人が言うところの格調は感じられなかった。 絶対君主の恐しさを示す例としてチューダー朝の王たちの悪業を かなりデフォルメして並びたてている個所で、唯一の「例外」の エドワード6世については、「幼くして即位し、まもなく死んだので、 人を殺しているいとまがなかった」などと書かれていて唖然とした。


= ローカル線で温泉ひとりたび

_ マラソン1年生、2年生のつながりで、たかぎなおこ本の中で借りやすそうなものを 借りた。これと、以下4冊。

_ 宿泊先に温泉があるとかならわかるが、 旅と温泉を組み合わせるというのは、そういう発想がなかったので面白かった。 米沢にいた頃は温泉はさほど日常から遠くないものだったし。


= 上京はしたけれど。

_ 神奈川県横須賀市という中途半端に東京に近いところで、 かつ横須賀市の中でも外れのほうに住んでいたせいか、地元に愛着があるとか、 東京に憧れるという気持がほとんどない。東京のことを知るようになったのは ここ10年くらいのことで、それまでは地下鉄の存在すら知らなかった。

_ そういう境遇を抜きにして考えると、東京という存在というのはかなりでかいなあと この本を読んでいて改めて思った。


= はじめてだったころ

_ マクドナルド→ 子供の頃は最寄りのマクドナルドは横須賀中央だったので、 数えるほどしか食べたことがなかった。それなりに値段がしたし、うまいと思った。

_ 徹夜→ なんか偉業を成し遂げたという気になるのはよくわかるなあと思った。

_ バレンタインデー→ あげる側の気持はさすがに分からんかった

_ 回転寿司→ 子供のころに1回だけ親に連れていってもらったことがあるが、 それっきりでなかなか近付けなかった。回転寿司に一緒に食べにゆこうという オフを開催したこともあった。前職では回転寿司向けのPOSの面倒を見ていて、 当時の自分にとってはそれなりに辛い経験が続いたので、 一時期回転寿司が食べられなくなった時期もあった。

_ マンガ投稿→ したことない。雑誌記事への投稿は何度かしたことがあって、 自分の書いたものが載るというのは不思議な感覚だった。

_ まいご→ 小学生低学年の頃、自衛隊(少年工科学校) に泊まりにゆくというイベントで 共同浴場で泳いで遊んでいるうちに兄とはぐれて切羽詰まったのが最初か。

_ 焼き肉バイト→ 焼き肉屋のバイトはしたことがない。初めてのバイトは 知り合いの知り合いの家にCATVの回線が来たのでPCルータの構築をしたというのだったと思う。 大学時代はそんなのばっかりで、普通の?バイトをしたことがない。

_ ドライブ→ 自分で運転したことがない。

_ スーパーヒーロー→ 物心ついたときのヒーローものはサンバルカンとか デンジマンとかだった。ショーを見に行ったりした記憶はない。

_ 居酒屋→ 覚えてないな...


= のほほんお風呂

_ お風呂にいろんなもの入れて勝手を試す本らしい。 寒くなると湯ぶねにつかることも増えてくるのでいくつか試してみようと思う。 お茶とか塩とか。


= 年をとるのも悪くない / 最期

_ 中村主水には思い入れが強いものの、藤田まことさんにはさほど強い関心は なかったのだが、何かのきっかけに借りることにした。

_ 必殺の撮影風景なども出てくる。 必殺の映像は濃淡、遠近などのコントラストがくっくりしていて とにかく美しいと思っていたのだが、1シーンに何日も費すとかそういうことが 可能だった時代だからこそできたことなのかなと読んでいて思った。 一線で活躍している映画監督に1時間のテレビドラマを思う存分作らせるという 贅沢なものだったんだな。


2012/12/09 (Sun)


= 走った

_ 昨日。会社に行こうと思ったらダイヤが乱れていたので高砂から引き返してきた。 天気がよかったので走ることにした。

_ Running Styleという雑誌に水元公園〜江戸川のジョギングコースが出ていて、 水元公園とみさと公園は中でつながっているような説明になっていたので 試しに走ってみた。確かに車道に出なくてもみさと公園にアプローチできた。 みさと公園はアスファルトがうねっていてちょっと怖い。でも100m刻みで 距離が書かれているので使いかたによっては便利かもしれない。

_ いつになく順調に走ることができたので、 いったん家に戻ってからジョンを連れて普段のコースを走りなおした結果 14.7km走ったことになった。複利だと今月は 13.2kmの予定だったのに一足飛びに来月の分を走ってしまった。 繰上げ返済だと思っておこう(?)

_ 最近は日常的に10km前後走ることが多くなってきて、それ自身はたいして疲労や 痛みもなく翌日に残ることもないんだが、 一夜明けた今日は若干疲れが残っている。5kmも変わっていないのに 不思議なもんだな。こういうことを繰返していって徐々に体力がついてゆくのかなと 思う。そういう点でも複利で距離を伸ばすというのは悪くないんじゃないかという 気がしてくる。(50km越えても同じ科白が吐ければの話だが)


2012/12/10 (Mon)


= VAIO Duo 11

_ 妻のPCの調子がいよいよ悪いらしく、完全に壊れる前に次のマシンを 買うことにした。 VAIO Tap 20と悩んだ末表題のものを選択。 ヨドバシでどちらも大がかりにデモしていた。 かなり品薄らしく納期は1/12以降らしい。

_ 妻は絵も描けるタブレットという用途を期待しているので、筆圧にも対応している Duoの方がたしかによさそう。Tapもなかなか面白そうだった。

_ そしてWindows8初めて触った。タブレットと組合せるとなかなかよい。 これでPCのタブレットがまた元気になってくれるといいなと思う。


= メモリ抜き刺し

_ 妻によると今のPCは電源入れても起動しないという症状が出ており、 その場合は電池抜いてメモリ抜き刺しすると治るらしい。メモリ抜き刺しというのは PCのトラブル解決で試すべき手段として定石にようになっているそうだ。 確かに検索してみるといろいろ見つかる。知らなかった。 CMOSリセットならわかるが...


2012/12/12 (Wed)

_ どうも体調がよくない。昨日はジョンと夜走りに出たんだが、 身体が冷えるのと頭がぼーっとするのとでまったく調子が出ずに半分ほど 歩いた。どうやら調子が悪いらしいと気付いたときには4kmくらい離れていたので、 戻ってくるまでには都合8km弱は移動していたことになるが。


= 脳を鍛えるには運動しかない!

_ タイトルで語り尽くされてしまっている感じもする。 運動すると脳が鍛えられて精神が安定してよいという話。身体は 適度なストレスをかけることで成長や回復をしてゆくもので、 運動は「適度なストレス」としてとても適しているという話だと理解した。

_ 「身体によい食べもの」が身体によい影響を及ぼしている理由も、その 食べものが持っているよい成分によるのではなく、少量含まれている毒素が 適度なストレスになっているからだというような話もあった。 それは興味深いな。身体によいものが含まれていたとして、それがどう 身体に吸収されるのかは分からんと常々思っていたので、それよりは すんなりと理解できる気がするのだが本当なのだろうか。


2012/12/15 (Sat)


= 都知事−権力と都政

_ 都知事選は明日が投票日なのだが都知事を選ぶというのはどういうことなのかなあ ということで借りてみた。 都知事の権限と議会との関係からはじまり、23区内に住むことの意義や 法人税に大きく依存した税収のことなど学ぶことが多かった。

_ 銀行税のくだりが特に印象に残った。 訴訟が始まってからも和解を見越して税を納めつづけ、4%を越える運用益を得たとか、 頭の切れる人たちがいるもんだと思った。 そして新銀行東京の件といい、石原は金融業界からカモられ続けているという 印象を新たにした。


= バランスボール本3冊

_ バランスボールを買ったのでどんな感じで使うのかなあと思って借りた。 これは教則ビデオとか見ながらやるといいんだろうなあと思った。 あと部屋のスペースを広げておかないとだめだな。


= バランスボール

_ 1000円しなかった。 もちろんこの上で弾んだりするためのものなのできちんと強度は 確保されているんだろうと頭では理解しているが、 身体を預けるのに不安になるような弾力。

_ 空気はけっこうこまめに入れなければいけないものらしい。そもそも バランスボールはエクササイズの種類によって空気圧をいろいろ 変えたりするらしいので、いったん空気入れたらそれっきりというようなものでも ないらしい。空気は手押しポンプで入れる。さほどしんどくない。 栓はゴルフのティーみたいなやつを刺しこむだけ。栓周囲の摩擦力だけで 支えていることになるが特に問題ないらしい、

_ ただ座っているだけでもそれなりに疲れるものらしい。椅子がわりに使おうと 思うとちょっと座高が低くて駄目だった。リビングでテレビ見るときに 使いたいんだが、こんなでかいのを持ってきたらジョンが怯えるか攻撃するかの どちらかになりそうなので今は無理だな。


= ランニングの作法

_ これからランニングを始める人が読むといいであろう本。 ↑のバランスボールの本と同じ人が書いた本だった。

_ 最初はとにかくウォーキングで身体を作るという話になっていて、 我が身にあてはめてみるとまさにその通りだと頭では思うんだけど、 歩くだけというのは個人的にはあまり好きになれない。長距離を移動するために 歩くのは好きなんだけど、日常的に長時間歩くというのはどうも性に合わないようだ。

_ この本の定義によると100km/月を3ヶ月継続できたら中級者ということになるらしい。 記録を見てみたら9月から平均100km/月を軽く越えているので、この定義によると 中級者ということになる。このレベルになるとフルマラソンにエントリーしても 大丈夫ということでもあるらしいんだがあんまり実感がないな。 確かに8〜9月は1時間続けて走るというのがそれなりに辛かった記憶があるので、 慣れていっているという自覚はあるものの、フルマラソンどころか ハーフマラソンでも自信がない。たぶん走ること自体は可能だと思うが 無理を重ねれば達成できるかなという程度なのであまり意義を感じない。


2012/12/16 (Sun)


= 2012年後期名場面集

_ ちょっと気が早いがまとめておく。

_ 後期は運動という側面で進歩が大きかった。 自転車のKIPについて解決の糸口を掴んだり、 なによりジョギングを始めたのが大きい。 7月に入ってから現時点での総走行距離は504km。自転車は279km... 7月に立てた目標は、自転車が600kmでランニングが400kmだったので、 ランニングは余裕でクリアしているが自転車は目標の半分しか達成していない。 日常に組み入れて習慣にできれば後は楽という自分の性格がよく出ていると思う。 自転車に比べると寒さや逆風の影響も少ないし。

_ 読んだ本の中で印象が深かったもの:

ベストは「BORN TO RUN」かな。 走ることを始めた影響で読んだ本もそちら方面の比率がかなり高い。

_ 技術面では、NFCの理解がさらに進んだ。Mifareも途中中断しているものの 少し勉強して、今までのように雲をつかむような感じではなくなった。

_ 仕事の方では国際規格の話がいくつか続いて英語のドキュメントを読み込んだり、 JavaだったりCだったりPythonだったり、たまにRだったりという時期が長かった。 Android以外で真面目にJavaに取り組んだのは初めてかもしれない。 後半の2ヶ月はろくでもないエピソードがさらに増えてかなり疲弊した。 特に良化する要素も見えないのでどうしたもんかなと思っている。 どうしたもんかなというのは、自発的にどうにかしたいという意思を含んでいないので、ひとりでにどうにかなってほしいなあという程度の、 雨上がらないかなあという程度の日和見感覚でしかないのが我ながら非常によくないと思っている。

_ 様々な境地について:

_ 体調のこと:

_ 今年の年越しは妻、つぼみ、コパン、ジョンになりそう。ジョンは思ったより 長居だな。悪い子ではないがどうしても臆病で口が出てしまうのが難点。 だいぶ我慢できるようになってきたように見えるけど。おしっこはきちんとトイレで できるくせにわざわざ人や犬やモノにかけてそのたびに妻に怒られている。 コパンはまだまだ元気だが、現実的に里親が見つかる可能性は低い。 うちで見看ることになるのかな。

_ PC環境はあいかわらずデスクトップPCとlibrettoU100で変化なし。 今月に入ってMacBookを使う機会が増えているが、librettoU100よりも圧倒的に 優れているという感じはない。2kg越えて重いし。 ただ、キーボードやトラックボールを別途持ち歩かないで済むのはやはり手軽。 Windows8対応のエントリーマシンは5万を切る値段で 売られているようなのでMacBookとlibrettoU100を使っていられるうちはそのままでも いいかなと、焦って買うこともないかなと思っている。

_ その他のエピソード:



= アイソレーションキーボード

_ 別に焦って買うこともないかなーと思う理由のひとつがこれで、 以前も多少触れたが何がよいのか さっぱりわからないので調べてみた。一部根拠不明なものもあるが 以下のようなメリットがあるらしい。括弧内は私の感想:

結局薄くするためにそうなっているということなのかなあと思った。 それは大きなメリットであることは確かで、 音が下品なところが解消されれば自分としてもそこまで毛嫌いすることは ないんだけど、 単に厚さだけの問題ならMURAMASAみたいな機構もありうるわけだし (あれは最初はものすごく気に入らなかったのだけど、 使い始めたらすぐに慣れて むしろ好きになった)、 iBookだってけっこう薄かったけど打鍵感は素晴しかったし、 結局のところキーボードにそんなにコストかけてられんというロジックなのかしら。 (なおアイソレーション式でコストが抑えられるのかどうかはよく分からなかった)

_ もっとも、音がうるさいという点で考えると自分だけが使わなければいいという 話でもないので、早く廃れてほしいなあという後ろ向きな希望でしかないことに。 キータイプの音がでかい人は昔からいるが、別にそんなに気にならなかったのに 対して、なぜか最近のキーボードから発する音だけは特別にストレスが大きい。 単にストレス耐性が低くなったのか、キーボードを叩く音に触れる機会が 増えただけという可能性もあるが...


2012/12/23 (Sun)

_ なんだか胃腸がしんどい。ここのところ贅沢しすぎて罰があたったのかもしれない。


= お勉強会

_ 今日はまったく駄目だった。このままじゃ駄目だと思っても立て直すことが できなかったことがもっと駄目だった。

_ お勉強会をきっかけに何かを始めるという側面もないことはないけど、 日常的な取り組みの延長で集中して何かをするという態度でないとなかなか 成果は出ないと思う。

_ 普段からねたは溜めているつもりだったが、手が空いたらすぐにやるというような 心構えにはなっていなかったようで、1つ取り組んでどうも身が入らず、別のことを やって...とあまり成果が出ない感じで推移してしまった。反省点は多いが それだけ改められる個所が多いということだろう


= SNSと同一性の問題

_ なんでfacebookなんかに自分の実名を教えなきゃいけないの、とか、 なんでみんなそこまで個人情報を嬉々として与えてるの、 などと思っているのだが、SNSが機能するためにはなりすましとか 複製の可能性はできるだけ排除しなければいけないし、利用者はその上で築かれる ネットワークに価値を感じているからこそ自発的に詳細な個人情報を 与えているということなのかなあという想像をしている。

_ それが正しいのであれば、裏を返せば仮にその人のアカウントがなくなったとしても、 同一性が維持できている限りいつでも同じアカウントに戻ってこられるように なっているはずだ。いったん抜けてまた戻ってくることで履歴が リセットされたり、偽の情報を元に登録できるのであれば簡単に「別人」に なることができるわけなので、それはネットワークとしてよい状態ではないだろう。

_ と思いつつTwitterとfacebookを退会してみた。Twitterの方は以前は 即座にアカウントが抹消されたような気がするが、今回は30日以内に 再度ログインしないと抹消されるという動きになっていた。 facebookの方は〜〜さんが残念がると思いますというリストと、 退会理由の選択(選択した瞬間に「〜〜という方法があります」という提案がある)を した上で非常に難易度の高いCAPTCHAをやらされて、それでも いつでも復帰できるような感じだった(そもそも退会ではなく「アカウントの停止」 らしい)。いいから今すぐ消してくれよというわけにはいかないのかな。 それはそれで考えさせられるものがある。が、前段落で書いたような 仮説が(少なくともfacebookに関しては)正しくて、 なお徹底的に抹消してほしいのであれば、 おそらく今後二度とアカウントが登録できなくなるような措置が必要になるだろうし、 そんな機能を積極的に用意するつもりがないとしても不思議ではないかなという 気がする。

_ 退会という行為はものすごく大それたことをしたような気分になるな。 かなり後ろめたい。 実際に出たり入ったりするのはつながりのある人に対して迷惑でもあるんだろうが、 それだけでは説明がつかないような、罪悪感ともいうべき感情が生まれてくる。 「〜〜さんが残念がると思います」も、馬鹿馬鹿しいと思う反面、抑止力として 相当でかいものを感じる。


2012/12/24 (Mon)


= age++

_ 30代も終盤になってきた。

_ 若い頃、年配の人の昔話などで「10年前は〜だった」とか、 「〜〜に10年いた」といった内容を聞いて、長く生きていると いろんなエピソードが蓄積されるもんなんだなあという感覚が生まれてきたもんだが、 米沢には10年近く住んでいたし、 前の会社を辞めて米沢を去ってからもう7年たっているし、高校時代なんてもう 20年前の話だ。 知らないうちに自分も長く生きていて、若い人に冒頭のような感覚を抱かれるような 境遇に気づかないうちになっていたということか。 私が若かった当時に今の自分の年代だった人たちは、特に自分が年配だという自覚も なかったのかな、と、今の自分に重ね合わせてみて想像する。

_ といった戸惑いがある程度に年齢と実像があわない。まあ健康を大きく害せずに 生きてきて来れたことは喜ぶべきことだろう。


= 勝ち続ける意思力

_ 自己啓発本としての完成度の高さに驚いた。 「自己啓発本」というのは手放しでほめた表現ではないが、 目の前で起こったことをどう受け止めてきたのか、 その結果どのように考えているのか、ということがスマートにまとめられていて とても読みやすかった。 自分がのめり込んだ対象が「ゲーム」であるということに対する悩みが 生々しく描写されており、思った以上に真剣に悩んでいる真面目な人物像が 浮かんでくる。 勝つことと勝ち続けることは本質的に異なるというテーマの提示も非常に キャッチーでよかった。

_ ウメハラといえば自分の名前を漢字で書けないらしい(もちろんネタだろうが)ので、 そんなウメハラが本を書くなんて、、、と意外に思って興味本位で借りたところ、 表現もこなれており構成もかなり読ませるものがある。もっとも、 このあたりは他人の助けを得ることでも実現できることではあるが、 苦悩してきたことや、どう考えているのかというところは借り物では書けないだろう。 ウメハラやるなと思った。

_ 勝ち続けるためには「変わり続けること」が必要。というのが 本書の大きな要素になっている。もちろんウメハラの思い描く「勝負の世界」での 話なんだろうけども、一方で、本書では「勝負」「努力」「成功」というのが 意図的に混同されており、そういう視点でみれば 「変わり続けること」は成功するために必要というすり替えも可能になってくる。 それ自身はイデオロギーとして受け入れられないこともないし、 常識を超える努力で今の地位を築いてきたウメハラの自己分析としても 深く共感できるものではあるが、同時に危うさも感じる。 大多数の人はいかなる分野でも世界一になることなく一生を終えるわけで、 どの努力は自身を支えるものなのか?という不安はつねにあるだろう。

_ そのあたりの違和感も本書では注意深く言及されているので、 成功しないのは努力していなからだと切り捨てるようなことはしていないし、 勝ち続けるためにはとんでもない労力を必要とするので本当にそれを目指すのか 自身の覚悟を再確認した方がいいといった警告もある (自己啓発本として完成度が高いと書いたのはこのあたりが理由でもある)。 が、ウメハラにだって純粋に勝てなくなる日が来るだろうし、そうなって後に どういう変化が訪れるのかというところまで描かれればもっと迫力のある 内容になったのではないかと想像する。

_ 大会で100の喜びを得るよりも、日々60の喜びを得たいとか、 正しい努力の度合いとして「それを10年続けられるか」というものが1つの 尺度になるといった話には非常に共感を覚えた。全体的に ウメハラは自分の心の動きをよくとらえている。自分が何によって その強さを持てているのか、それをよく追求していて、 「それ」を失ったときのことを考えて依存しすぎないようにするという 強さを持っている。「変わり続ける」という態度もそこから生まれてくるんだろう。


= 病める政治家たち

_ 田中角栄の流れで読んだ。半分弱は田中角栄の話題だった。真紀子は田中派を切り捨てて地元のファミリー企業と基盤を守ることを選んだしたたかな人物として描かれている。

_ 政治家が病気を抱えながら時にはそれを道具にしてゆく様子は壮絶。首相経験者にガンで逝く人が少ない理由(発病のピークが60歳以前なので統計的に首相になる前にガンで死んでいるという話)も言われてみれば納得だった。


= ユダヤ人と日本人 / にせユダヤ人と日本人

_ ユダヤ人から見た日本人像を描いた「ユダヤ人と日本人」と、 その批判本。ここでは批判本の内容をおさえつつ前者の本の感想を書く。

_ ユダヤ人から見た、と書いたが、実際には日本人(山本七平)が 筆名(イザヤ・ベンダサン)を使ってユダヤ人に成り済まして書いた本というのが 真相らしい。したがって図書館で借りた本は著者名が「山本七平」になっている。

_ といったところまでは予備知識として持っていた。 そうであっても、ユダヤ人以上にユダヤ人らしい視点で日本人像を描き出して、 ユダヤ人以上に正確にユダヤ人のものの考え方を解説してくれているのであれば まあいいのでは、と思いつつ読んだ。批判本に言わせると、 日本人像はいい加減でユダヤ人像としてもとてもほめられたものではないらしい。 前者はともかく、後者が事実であればかなり悪質だ。

_ 批判本では 「水と安全がタダだと思っている」とか、それに関連するユダヤ人が高級ホテルに 泊まるエピソードなどはほとんどが著者の創作という主張をしている。 全体的に、数少ない、場合によっては創作のエピソードによって日本人/ユダヤ人を 分析しているとか、時代を混同している(歴史に出てくるユダヤ人と現代のユダヤ人を 同列に扱うなど)といった恣意的な誘導が目立つという批判本の指摘はもっともだと 思った。

_ 両者を読んでいる最中は、だからといって本の価値がなくなるというわけでは ないのでは?という感覚を持っていた。 「水と安全がタダだと思っている」日本人が現実的にいなかったとして、 日常的に引用されるまでに有名になったのは読み手に思い当たるところ、 少なくとも「典型的な日本人像」としての琴線に触れるところがあったのだろうから、 元のエピソードが事実かどうかなんて別にどっちでもいいんじゃないの、と。 ただ、当たり障りの無いイメージから思い通りの結果を誘導するのは 占いとかでよく使われる手口だし、恣意的に選択された「証拠」から自分に 都合のよい結論を導きだす危うさは学んだばかりだ。ましてそれがねつ造された 証拠であればなおさらだろう。

_ 一神教が神との養子縁組関係だという話はとても興味深かった。 今まで一神教というものが感覚的によく理解できていなかったんだけど (なんで他の神様を信じてはいけないのか)、養子縁組と言われると かなりしっくりくるものがある。


_ 二週間近く走っていないのと、最近ちょっと食べるものが贅沢だったことなどが 重なって体重に変化が出ている。走り続ければまだまだ体重は減るだろうが、 ちょっとした巡り合わせで2週間くらい走れないということは普通にありうるし、 やはり走ればいつでもやせられるという考え方は危険だと思った。

_ それはそれとして走れないのはやはり苦痛だな。 最後に走ったときは、何かしっくりこないものを 感じていたので、早くあの違和感を払拭したいという気持ちもある。


2012/12/25 (Tue)

_ 妻に誕生日を祝ってもらった。


= 「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則

_ どうもこの手の本の中では古典に属するようだ。 あまり身を入れて読むことができなかったけど、 緊急度と重要度は直交するとか、他の本でもよく見られる記述があった。


= 良いトレーニング、無駄なトレーニング

_ 漠然と疑問に思っていたことに対していくつか答えを得ることができた。 ジョギングと筋肉トレーニングの順番、とか、運動の前にストレッチをするべきか、 など。


2012/12/29 (Sat)

_ 延長戦に入った。とはいえ今年は12/31を最後に来年に行けそうな気がする。 今日と明日は出勤。


= 走った

_ 一昨日にジョンを連れて7.4km、昨日は休みだったので昼間から走った。12.5km。 2週間ぶりだったので一昨日は軽く済ませておいた。 頭がぼーっとするようなこともなく普通に走ることができたものの、 従来通りのペースだとけっこう息があがった。そして昨日起きたら 若干筋肉が張ってて軽い筋肉痛が。うーん2週間もブランクがあると さすがにやりなおしか...と思いつつ12.5km走ってみたところ 完全な筋肉痛になっていることに気付いた。走っている最中に筋肉痛が 進行するというのは初めての経験だ。走り終わって家の階段上るのに苦労した。

_ 走っていることを知った両親がジャージを送ってくれたのでそれを着ている。 最近のジャージはすごいな。 軽くて通気性がよく、それでいて外気&風を適切に防いでくれるのでけっこう快適だ。 ただ手が寒い。家には 自転車で使ってる指ぬきの手袋しかない。通気性もよくないしそもそもジョギングに 衝撃からの保護はあんまり必要とは思えない。 走る用に発達した手袋は手の平部分がタオル地になっていて拭ったりできるらしい。 そこまではいらんけど、なんか手袋は欲しいと思った。

_ しかし手袋なしでも20分すれば温まってくるので人間の身体はすごいなと思う。 そしてその体温上昇の中、手袋をすると手からの冷却ができなくなるわけで、 本当にいいのかしらという気もする。温まってきたら脱げばいいだけの話か


_ 最近、記憶力が従来よりも落ちているような気がする。 地名、人名、店名など、とにかく名前が思い出せないことが多い。 家のすぐそばのラーメン屋さんの名前まで思い出せなくなる始末だ。 ストレスのせいかね。いずれにしても記憶力を低下させないための訓練が 必要だと思った。

_ 金町に東京チカラめしができるらしい。夫婦ともに好きだったラーメン屋さんに 久しぶりに行こうと思ったら見つからず、よく見たら改装して東京チカラめしになる 最中だった。つぶれてしまったのか。どれ食べてもおいしくて好きだったのに。


_ 誕生日プレゼントに妻がカキを買ってくれた。殻つきで沢山。 試しに3つずつ焼いて食べたところ実にうまかった。もっと沢山食べたかった ところだが仕事で帰りが遅くなったのと、殻を開けるための道具がなくて 開けるのにかなり苦労していたようなので、明日装備を整えて再度 焼いたり蒸したりして食べる予定。一緒に買ってくれたスパークリングワインも うまかった。


2012/12/30 (Sun)

_ 筋肉痛は昨日の夕方にはだいぶよくなっていて、夜にはほとんど痛くなくなった。 1日で回復というのはなかなかすごいな。


_ コーデュロイと コールテンて同じものを指していたのか。そしてコールテンというのは 和製英語だったのか (「コール天」と書くらしい) だからアクセントも平坦なのかなと思った。




Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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