Screenを使う その4: 応用例など
私がどういう風に使っているかということを紹介しようと
思っていたんですが前章でだいたい
書いてしまったので...ちょっと変わった使いかたを紹介してみます。
multiで遠隔操作
multiは別のユーザでも操作できるようにアクセス設定をすることが
できます。これを上手く使うとわりと面白いことができるような予感。
- 登場人物はとりあえずAさんとBさんの二人です。
Aさんのユーザ名はzinnia、Bさんのユーザ名はwizardとします
- 計算機が2つあります。Aさんは計算機a、Bさんは計算機bを
使います。
- Aさんは計算機aにloginします。
- Bさんは計算機bにloginした後、計算機aに[sr]loginします
- Aさんはscreenを起動します。「multiuser on」「sessionname hogetan」「acladd wizard」とします。(hogetanは、まあ適当に...)
- さらに「aclchg wizard +r-wx "#?"」とします
- Bさんは「screen -S zinnia/hogetan -x」として
Aさんの作ったscreenセッションに接続を試みます。うまく行けば
Aさんのセッション画面が見られるでしょう。
というわけで、Aさんの作業内容をBさんに見せることができます。
Bさんは権限がないので、勝手にAさんのセッションに何か入力したり、
コマンド(Window変更とかdetachとか)を実行させたりするいたずらは
できません。
ノートパソコンをプロジェクタに繋げるような大袈裟なことをしなくても、
各生徒の目の前の端末に、先生役(Aさん)の端末の様子を送りつけることができます。
これで操作の様子やプログラミングの様子なんかを見せることができますね。
5〜10人くらいのseminarならこれだけでかなり効果があると思います
(実際1回だけやったことある)。
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Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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