Zinnia hacks tomorrow. (2021/8)

2021/08/02 (Mon)

_ もう8月かーはやいもんだ

_ 週末の日中はわりと外にいたので暑さにやられてかなり疲労した。


= PDFいじり つづき

_ テキストを位置やらフォントやらサイズやらを頼りに解析して構造らしきものを 作ってゆく…というのをひと通りやってみて、まず目次を取り出すことに成功した。 Phewwwwと一息つきながら元のPDFをしげしげと眺めていたら、 左側に目次のリンクがあることに気付いた。そういえばそういうPDF多かったなあ〜

_ まあ目次以外の解析もしたいので今までの取組が無駄だったわけではないが、 目次だけでよければこちらを使ったほうがよっぽど楽そうだ。 たしかPDFのこの目次っぽく見えるやつは、しおり(bookmark)が階層化されている だけだったと記憶している。 iText7だと PdfOutline というやつで操作できるらしい。

_ 試してみたところ今までの苦労は何だったんだという感じで簡単に抽出できたんだが、 ではそのリンクでPDFの何ページ目に飛ぶのか? というところで苦労する。 How to get the page number of an arbitrary PDF object?といったFAQにもなっているんだが、 結局のところPDFの構造に基づいて自力で探してゆかなければいけないので、 これなら本文中から探した方がかえって楽なような気がしてきた。 ひとまずページを探すにはこうすればいいのかしら、という感覚を得るために PDFの仕様書やら解説ページやらを手がかりに、PDFの構造をおおまかに理解して 仕様書片手に中身を読み進めることができるようになったのでよかったのかもしれない。 仕様を読んでみると、 実際には本文からテキストをとってくるということ自体もかなり大変だというのが 読みとれるが、そのあたりはiText7がめんどう見てくれているので、 その範囲であればあまり問題なさそう

_ 仕様書片手に中身を読めるようになって満足してしまったので、 リンク先のページをとってくる作業はそれっきりになっている。 なにしろ本文から必要な情報は全部とれてしまっているからなあ〜



= クロスプラットフォームGUI

_ 先日Electronで作ったlauncherは 今でも普通に使っており、もうLaunchyに戻ることはないと思うのだけど、 細かいところで気に入らない部分が出てきたときに、 ちょっといじって直す…という気になかなかならない。Electronだと 何かをいじるときにサービス側とクライアント側を気にする必要があり、 そしてどちらもJavascriptをいじることになり、あまり楽しくない…。 Javascriptは決して嫌いではないのでAltJSに魅かれることはほとんどないのだが、 すごく好きというほどでもないので、結局苦痛ではないものの そんなに楽しくない…という感想になることが多い。 billboardの方はElectronの 用途にぴったりで、今のところこれを変えるつもりはないのだけど、 launcherは別にElectronでなくてもいいかなあという気がしている。

_ どうせ書くならF#かな…と思いながら以前から何度も眺めてまわった クロスプラットフォームGUI環境の話を再度眺めてまわることにした。 .NET環境という点では Cross-Platform C# UI Technologies Part 2 - ChristianFindlay.comと、 2021年のXAML事情とEpoxyを作った話 - kekyoの丼という 2つのページがとても参考になった。 そしてF#でいじるとなると、 Avalonia.FuncUIと、 Fabulousの2つがまず 候補かなあと思った。 どちらもMVUでElmishとの親和性もあって…というあたりはよく似ている。 後者はとくにGUIフレームワークを固定にするものではないので、 原理上はFabulousでAvaloniaを使うといったことも可能なのだろう、今のところ Xamarin.Formsしか実装がないようだが… 今後MAUIが出たらそちらにも 対応するのだろうか?MAUIに関しては、というより.NET自体が Linuxのデスクトップ環境をあまり大事にしてくれていないようだが… 私の現在の使いかたでクロスプラットフォームを求めるときというのは、 普段はLinuxで動かしているけど、Windowsでも動くとなおよい、といった方向なので、 そもそもLinuxできちんと動かないようだとしんどい。Linux側にはそれはそれで、 問題をややこしくしている部分があるのが悩みだが… Waylandとか、Input Methodとか…

_ ともあれ触ってみなければ始まらないので両方ともソースを持ってきて サンプルを動かそうとしたりしてみた。 どちらかというとAvalonia.FuncUIの方が素直に動くかしら? System.InvalidOperationExceptionが出て起動しないという はあったけど、 LANGをen_US.UTF8にしたらとりあえず普通に動いてくれた。 Fabulousの方は、Ubuntuの環境でまともに動くサンプルがなかった。 そしてAvalonia.FuncUIもFabulousも、 netstandard2.0とか2.1のテンプレートしかなくて、net5.0以降への移行が なされそうな気配が見えない。いろいろ工夫すれば問題ないのだろうけど、 dotnet new すればすぐに開発できるというような状態には少し遠そうだし、 動かしてみて怪しい点はいろいろありそうに思える。

_ なお冒頭で挙げたblogのコメントで Qml.NETを すすめている人(作者)がいた。試しに落としてきたところこちらは すんなりと動いた。すごい。 しかし私はQtもQMLもほとんどまったく分からんのと、メジャーバージョン 上がるたびに乗り遅れたソフトが出てきてディスクの中が ツールキットだらけじゃ…となりがちなのでそんなによい印象を抱いていない。 まあ20年くらい前のGTkよりはましなのかもしれないが…

_ デスクトップアプリにこだわらなければ別にF#でよいと思うが、 デスクトップアプリをF#で書こうと思うとかえってストレスかしら? と思えてきた。QtやwxWidgets、GTkなどはC# bindingが存在するのだけど、 それをF#で使ってもそんなに楽しそうには見えないし


= Lenovo Yoga Tab 13 | 大画面13型のプレミアムタブレット | レノボジャパン

_ HDMI入力がついているらしい。 以前書いた、 モバイルディスプレイになるAndroidタブレットが現実のものとして 出るということか…うっかりAndroidを搭載したモバイルディスプレイ というわけではない…というか正反対の発想なのだろうけど

_ 8万超えるらしいのでモバイルディスプレイとして考えるとちょっと高すぎて 手が出ない…Androidタブレットには魅力を感じないのは変わっていないし… ChromeOSだったらまた感想が違うかもしれないが


= Short-circuit evaluation

_ 先日ChromiumOSの論理演算子がある式で、 && を誤って & と書いてしまった ばっかりにログインできなくなってしまう…なんていう不具合があったそうだけど、 C#やJava では & や | は非短絡評価の論理演算子として使えるのか。 知らなかった。そしてVBやPascalは非短絡評価だとばかり思っていたのだが Pascalは「処理系依存」だったのか。Delphiではコンパイルオプションで 変更できるらしい。いずれも物騒な仕様だと思ってしまった


= ステップ入力

_ 私は子供の頃から音楽の入力といえばMMLでやるものだという環境で 育ってきたので、他の 入力方式はほとんどまったくやったことがない。楽器を弾けるわけでもないので リアルタイム入力をすることもできないし。 MML以外というと、一時期PC-88の「ミュージアム」を使っていたときに 五線譜入力をやっていたが、あれくらいだろうか… 今でも楽譜入力ソフトでの入力方法は ミュージアムと大きく変わらないように見える。慣れればそれなりに 早く入力が出来るし、五線譜の上の音符を移動させるとその音が出るので 耳コピにも向いていた。

_ MIDIの音源に触るのも相当遅かったし、MIDI音源のドライブを ハードウェア(キーボードとかシーケンサーとか)からやるという発想も あまりなかったというのもあり、自分が使える道具はMMLしかなかったので MIDIもMMLでいじっていた。表題のシーケンス入力については、 存在は知っていたし、レコンポーザ (持ってなかった) とか STed2とか、 PCからでもステップ入力できるソフトがあるのも知っていたが、 MMLよりも素早く入力できる気がまったくしなかったので 取り組もうともしなかった。

_ プロのコンポーザがMMLで音楽を作っているというのはほとんどありえないと 思うのだけど、ステップ入力を今でも使っている方は一定数いるだろう。 きちんと取り組もうともしなかったので何が優れているのか分からんまま 今に至るがどんなもんなんだろう? とステップ入力について語っている サイトや、実際にトラックメイクをしている動画などを眺めてみたところ、 自分の手に馴染む気がしないというのは変わらないものの、 時間の流れに沿ってトラックごとにNOTE ON/OFFを並べてゆけばよいというのは 確かに分かりやすい。MMLだと各トラックの長さが合わずにどんどんずれてゆく なんていうトラブルはしょっちゅうだし、 ディレイやった後に戻す、なんていう調整が結構大変だけど (なのでテキスト音楽サクラで音長に+-が使えたり、マイナスの音長が 指定できるのを知ったときはとても感動した)、 そんなもんだと思って使っていた。が、ステップ入力だとその手の操作は とても簡単そうだった。

_ ステップ入力が根本的に合わないなあと思うのは、繰り返しを持つ構造とか、 繰り返しながら少しずつ何かを変えてゆくとか、そういうことをしたい場合に コピペしてペーストした先をいじる、くらいしかやりかたが無さそうに 見える点だ。MMLなら繰り返しや音量などの相対変化を使ったり、 マクロを使ったりといった工夫をする余地があるのだけど。

_ 一方、ステップ入力の要素とMIDIのデータがだいたい素直に対応しているというのは メリットなのかもしれない。ノートONした後にExpressionをいじったりなんてのは 素直にできそう。あと特定の時点から再生するなんてのは 見たまんま実行できるのでよいと思う。MMLだとそういう環境をエディタ込みで 準備しているものでなければむずかしい

_ あれこれ言ってないで触ってみればいいのだろうが… 環境作ってやってみるか〜


2021/08/05 (Thu)

_ 今日は腹の立つことが多すぎて眩暈と動悸が止まらない。 最近は運動不足になっているというのも原因のひとつだろう。 運動ができていない理由は、なんだか身体がしんどいとか、 熱っぽいとか、21時くらいから絶妙に眠くなる (そして日付変わる前後で なぜかぱっちり目が覚める) とか、いろいろある。

_ 週末は台風の影響がでかそうなので少しは運動しておいたほうがいいと頭では 思うのだがなかなか行動に移せていない。眩暈がするほど腹が立つなら なおさら運動したほうがストレス解消になるはずなのだが


= 『会社内での自分の存在価値を可能な限り低く保っていたい』という若手|よんてんごP|note

_ 昔の自分はここに書かれているような若手だった。 とくに自分の技術的な能力について、勤務先がそれを理解したり適切に 利用したり、それを私に還元したりするということが起こりうるとは 考えたこともなかったし、それを期待したこともなかった。仕事の中で 技術的なチャレンジをして成長したい、と思ったこともない。そういうことが できる会社を探したこともない。こと技術的な事項については、 仕事でなければできないものというのはさほど多くないと(今でも)思っている。 正確には、 仕事でなければできないものは決して少なくないのだが、そういったものは 別に仕事じゃなきゃやらんでいいものばかりなので、自身の興味の範囲であれば とくに仕事における純粋な技術的価値はあまり高くない。 (仕事でやることになったものが自身の技術者としての幅を広げるような経験は たしかにあると思うし、そういう点では私はわりと運がいいほうだと思うけど)

_ なるべく気配を消して、不要と思われない程度に適当にやって、 仕事の外でやりたいことをしたい…と思っていた。 会社に期待しているところについては 20年経過した現在も大きく変わっていないけど、 気配を消して、適当に…というのは早々に挫折した。理由は いろいろあるのだろうが、 私自身に、 引用先のタイトルで示されているところの 「会社内で自分の存在価値を可能な限り低く保って」ゆくために必要な 行動・態度が確立できていなかったというのが大きかったのかもしれない。 そんなに確固たるものではなく、そうであったらいいなあ〜くらいの緩い 願望でしかなかったのかもしれない。そんなんで望みがひとりでに叶うはずがないのは 当然のことだろう。

_ それに加えて、リンク先で挙げられている方との違いとして挙げられそうなものが 2つありそうだ。1つは、そういう発想について、少なくとも会社の関係者に 悟られることは絶対にあってはいけないというもので、 ましてそれを口に出すなんてのは思いも寄らないことだ、という点。 もう1つは、 「会社のためという動機で何かをするつもりはないが、 自身の(何らかの動機からくる)努力が 結果として会社のためになるなら、それはそれでよいことだ」みたいな 考えかたを持っていたという点。 自身の性格を考えても、 存在価値を低く保ちつづけるために、何かをできないままで居つづけることは 難しいと思っていたので、「動機」の置場に妥協点を求めていたというところ なのかもしれない。この発想は、今でも大きく変わっていない。

_ もちろん実力が伴わず実現性の乏しい(消極的な)自己主張をしているに 過ぎない人も中にはいるんだろうが、そういう口だけの人は置いておくとしても、 このような発想をする人というのは別に昔から珍しくなかった気がするし、 それを行動や態度に移せる人というのは、それなりの能力が伴っている有能な 人なのだと思う。 私だって相対的に見れば有能だったとは思う。 ただ私が勤めていたような 少人数の会社の場合、そもそも気配を消そうにも遮蔽物のない平地みたいなもんだし、 相対的であっても有能な人物を仕事の中心に押しやる力というのは相当に強いので、 具体的な行動規範も持たずに願望だけで周縁に留まるのはまず不可能だったと思う。

_ そんなこともあり、できる限り気配を消すなんてことは新人の半年くらいで 終わってしまい、後はわけのわからないものに翻弄される日々の連続だった。 転職した後は年齢が上がっていたこともあり、 自身の居場所を作ることに対する優先度が上がっていった。 居場所を作ってゆき、必要と思われるというのは社内の存在価値を高めてゆく行為に 他ならないので、 このあたりに至って社会人当初の思いが結実する可能性は完全に消滅したと言えるが、 もともとの思いというものは単に抑圧されているだけで消えているわけではないし、 会社に対する見方が大きく変わったわけでもないので、 何かのタイミングでそのズレが表面化して自分の中で消化に苦労することになる。 会社の意思決定を見下したり、搾取されてる、みたいな気分になったりするわけだ。

_ といった感じで、これを挫折と呼んでいいのかは分からないが、ともあれ 遊ぶ金欲しさに仕事するような人生を送ることはできなかった。 能力の問題なのか、覚悟の問題なのか、環境の問題なのか、 原理的に不可能な問題なのか… いずれであっても覆水盆に返らずというやつだろう。 今の私にそれを解決することはできないと思う。

_ 一方、「会社内で自分の存在価値を可能な限り低く保っていたい」ということに 成功している若手が存在するのか? というと… 少なくとも自分の目の届く範囲には 見当たらない。そういう希望を持っていることを感じるひとは多くいるが、 能力が伴っておらず単にお荷物になっているように見えたり、 結局私のように中心に押しやられたり、という感じでうまくいっていないように 見える。まあ私の目からは「お荷物」にしか見えないひとが、 実は「会社内で自分の存在価値を可能な限り低く保っていたい」を高いレベルで 成功させているのかもしれないがどうなんだろう… ほとんど中村主水レベルじゃないか、と思ってしまう。 私が人生をやりなおしたとしても この境地に達するのは無理だろう

_ 最後に、昼行灯的なアプローチで仕事をこなして、 その先どうするつもりだったのか?について書いておくと、 仕事の外の活動によって能力が認められて、エンジェル的な人に拾われて 自分のやりたいことで収入が得られる日が来るといいなあ〜〜〜 という程度だったように思う。私のようなケースでは挫折して正解だったのだろう。


2021/08/07 (Sat)

_ やっと週末かー、たいしたことしてないのに妙に疲れるな…


= 台風

_ 近くに9号、10号、11号と3つの台風があるそうで、週末は荒れそうらしい。 ただ11号は本州の東方に離れたところにいて、日本に近付いてくることは なさそうらしい。 9号は台湾のあたりにいて、台風ではなくなってゆくらしい。が、 低気圧の影響は西日本にはわりとあるかもしれない、という感じだそうだ。

_ 身のまわりに一番影響がありそうなのは10号で、8日(日曜)の日中が 一番近付いてくるようだ。


2021/08/08 (Sun)


= 台風

_ 10号は思ったほどではない…?昨晩〜朝にかけてちょっと雨が降ったくらいだった。 9号は日本に近付く前に台風ではなくなるという話だったがそうでもないようで、 こっちの方が上陸しそうらしい。


= ジェイク

_ 保護犬の里親になることになった。 以前書いた通り、 私自身はもう犬を家に迎え入れることはないだろうと思っていたし、その気持は 今でも変わっていない。 当時の経緯について、当時記したものの他にも 私の中に含むところはあったが、あれが最後であれば 特に蒸し返すこともないだろうと思っていた。 再び迎え入れる/入れないで何度も小競合をして、何度も険悪な雰囲気になったりもした。

_ とくに私の方の考えを変えるつもりはないものの、妻は妻で 保護犬を探しつづけていたようだし、 結局のところ迎え入れるような流れになる日が来るんだろうとは思っていた。 それ自体は私にとってあまり愉快な顛末ではないけど、 一方で妻が犬を迎え入れたいという 気持は、私が迎え入れたくないという気持と同等以上に強固なわけで、 私の反対によって犬を迎え入れたいという気持を抑圧しつづけるというのも 気の毒だという気になってきた。

_ なので、家庭に迎え入れるための最低限のケア、たとえば食事、散歩、 通院、トリミングなどには協力するし、 家庭内で愛情をもって接する (さすがに歓迎していないような態度では 迎え入れた子が可哀想だし、結局のところ犬は可愛いわけなので) というところまでは 受け入れることにして、 あとは積極的な関与はせず 妻が望んで迎え入れた子として、自身の意思でやってもらうことにした。 我ながら屈折しているとは思うし、 どの程度妻に伝わっているかは分からんが

_ そんな私の思いはともかく、家にやってきたチワワの男の子にはジェイクという 名前がついたようだ。 ジェイクといえばウクレレが超絶うまい人か、 バイオ6で出てきた激強の若者を 思い出してしまうが、妻は別のものを思い浮かべているらしい。 ジョンに見た目がとてもよく似ている。 チワワにしては大柄で、4kgちょっとあるようだ。 ただジョンに似た子という頭で見ると、小さくてかわいらしいという感じになる。

_ 推定年齢は8歳らしい。保護団体に保護されていたときに検査してもらった内容を 見るとほとんど異常もなく健康そうだ。ジョンが来たときに使っているクレートを 置いたところ、ほとんどそこに籠りっきりだったが、緊張しているだけで そんなに怖がっているようには見えない。水・御飯・トイレもひと通り できた。用が済んだらクレートに戻るといった感じ…尻尾が下がったままだけど クレートの中に手を入れても怒ることはないし、抱っこしても震えたりせずに そこそこリラックスしているようにも見える。


_ 自宅スペースに戻ってきてふと窓際を見たところ洗濯物に斑模様の染みがあるように 見えた。まるで、乾ききっていないときのような… 台風が来る前に洗濯したきりなので勿論とっくに乾いているはずだ。 なんだろうこれ、と触ってみたところ濡れており、視線を上に移動させると… エアコンから水滴が垂れていた。 ついに我が家にも試練が…

_ エアコンから水が漏れるときの原因の多くは排水用のホースが詰まっていてきちんと 排水できていないというものだ。あとはフィルタが埃で目詰まりして 結露しているとか、設定温度が低すぎるなどもあるが、 フィルタは先日掃除したばかりだし、 水滴を生じるほどの冷風が出ているわけでもない。

_ なので排水用ホースの様子を見てみる。エアコンの排水と外置きの洗濯機の 排水は同じところに到達するが、洗濯機の排水経由でだいぶいろいろと 滞っているようで、エアコンの排水ホースの周辺もかなりごみが詰まっていた。 といっても流れないほどではないように見えるが…ともかく掃除。

_ その後エアコンの「内部乾燥」モードなるものを動かした。 送風と暖房をそれぞれ数十分ずつやるようなモードらしい。 夜でも十分に暑いので苦行だったが仕方ない。内部乾燥が終わってから さらに数十分放置した後、恐る恐る冷房をつけてみたところ…とくに問題なさそうだ。 よかったよかった。 なお2つ前の段落でエアコンの水が漏れるときの原因の多くは… などと澱みなく 語っているが必死になって検索しただけだ。


2021/08/09 (Mon)

_ 今日はかなり風が強い。台風9号の影響だろうか


= ジェイク 2日目

_ あいかわらずクレートを中心に生活しているが、たまに外に出て歩きまわるように なったようだ。パンをトーストしていたところその匂いにつられて 尻尾が上がった。これまで人間の食べものを食べたことがあるのかは 分からんが、パンはかなり好きそうだ。

_ 保護団体の方が撮った写真や動画を見る限りでは、人とも犬とも 上手に遊べるいい子に見えるが、まだこの家では緊張の方が勝っているのか 明るい感じはあまり出ていない。

_ その後妻がトリミングサロン(以前ココを 紹介してくれた、トリマーの方がカイサの里親になってくれたところ)に連れてゆき、 いろいろ買ってきたようだ。 おもちゃも買ってきたらしい。保護団体の方からは、この子はおもちゃでは 遊ばないようだと聞いていたが、わりと遊んでくれているようだ。


_ ジェイクはクレートに籠る時間が少しずつ減ってきた。 おしっこはきちんとトイレスペースでしてくれる…のだけど、 うんこはそうでもないような… ラグの上や自分の水飲み用の器の近くで くるくる回り始めるので怪しい。トイレスペースに連れてゆこうと 脇腹のあたりを支えて抱えようとしたところ気に入らなかったらしく 牙を剥きながら両手をどうにか噛もうとしていた。幸いきちんと届かなかったので 上の歯で手の甲を削られた程度で済んだ。 ガウガウ言いながら噛もうとしている様子はジョンを思い出させるものがある。 歯はぜんぜんしっかりしているので、本気で噛まれたらそれなりに怪我しそうだ。


2021/08/10 (Tue)

_ 台風の影響がなくなってくるとやはり気温が上がるようだ。 今日は35度を軽く超えるようだ。


= LeetCode

_ 久しぶりに見に行ったら対応言語がいくつか増えていた。 こういうサイトではあまり使ったことがない言語を無理矢理使うのがよいと 思っているので、Erlangは今更感がある。 Racketは、少し気になる。



= 倫理学

_ 時間切れ!倫理を 読みはじめて、冒頭はほとんど心理学の話だったので、 あれ倫理ってこういう感じだったのか、と意外に思った。

_ 高校のときに科目に「倫理」ってあったかしら…? 1年のときは全員現代社会を受けて、2〜3年は選択で、 地理、日本史、世界史と、あとは公民というものがあったと思う。 倫理ってあったっけ

_ ともあれいろいろ本を借りてみた。 「もういちど読む山川倫理」、中公新書の「倫理学入門」(品川哲彦)、 ちくま学芸文庫「倫理学入門」(宇都宮芳明)、 講談社学術文庫「倫理学ノート」(清水幾太郎)など。 心理学っぽい導入はいずれの本にもなかった。 哲学の一分野なんだな。そんなことも知らなかった。 そしてどれもそれぞれに工夫を凝らした良書だと思う。 それにしても最近は文庫本でもえらい高いんだな。 1000円を軽く超える価格帯で、新書の方が安いくらいだ。

_ いろいろ読んだ結果感じたことを書く。倫理の本というとだいたいが西洋で 発達したものを中心に語られることになるんだが、 よく生きるとは何なのか、という問いに対して古代ギリシアの時代から かれこれ3000年くらいやってるのに、こんなにもバラバラなのかという驚きがある。 その驚きというのは、(自分で悩み尽くしたわけでもないくせに) かかった時間と統合されない具合だけを見てなんでこんなことになっているのと びっくりしてしまうような、いかにも消費者様的発想のものだとは思う。 こういった問題に取り組んだり語ったりしている人の頭が悪いはずもないし、 手際が悪いはずもないのに、大枠では合意がとれているが説明のつかない部分が 残っている、というようなレベルではなく、前提から合意がとれていないような 感じのままというのは壮絶だ。

_ 西洋中心であるのに対して、日本史やアジア系の歴史を少しは知っている 身としては、それナーガルジュナとかが 2000年くらい前に提起してたじゃないか、と思われるような 問題を17〜8世紀に再発見していたりといった違和感を多く覚えた。 倫理学の本というのはそういう思想史をなぞってゆくという行為とは 無縁でいられないようなのだけど、 結局のところ次から次へと過去の説を批判的に扱った上で 繰り広げられてくる説について、これは鋭いなあだとか、より深く知りたいという 気持にはあまりならなかった。そのひとの置かれている世界、ポリスだとか 地方国家だとか、人種・身分・階級や宗教、とくにキリスト教をはじめとする一神教の 世界だとか、そういったものが暗黙の前提になっている (そして本人は それに気付いていない?) ように見えて、それは普遍的な結論にはほど遠いだろう、 と思えてしまう。

_ 一方で、どの説も一見それっぽく感じられて、その直後に出てくる批判がまた それはそれでもっともだと思える…という繰り返しなので、 自分が魅かれたりそうであってほしいと思う考えが、いかに自分自身という (私が昔から好む表現を使うと) 臨場感に邪魔されているのかというのが よくわかる。


= ジェイク3日目

_ 人間の食事の仕度をしていると、そわそわと歩きまわっているので、 やはりもともと人間の食べものを与えられていた子なのかもしれない。手からおやつを あげたりしても、指を噛まないように優しく食べてゆくし、 甘えるのも嫌いではなさそうに見えるなど、人に慣れている感じはありつつ、 上から覆うような動き、たとえば頭の上から手を降ろして撫でようとすると 低い態勢のまま身体を固くしているように見えるので、緊張だけではない何かが あるような気がする。昨日の例のように限界まで嫌だと思ったときは口も出るようだ。 噛まれることには慣れているので私の方はとくに問題ないのだが、 噛まなきゃいけないような緊張状態にしてしまうのは可哀想だし、 それを避ける方法がなかなか見つからないのでちょっと困っている。

_ とはいえ初日に比べればだいぶ慣れてきて、大胆というか図々しいところも 出てきており好ましい。早く慣れてほしいなと思う一方で、このような 距離感というのは来てすぐの頃にしか体験できないことでもあるので、その変化を きちんと観察してゆきたいという気持もあるので複雑だ。 また、「低い姿勢で身体を固くする」という行動自体はもみじ(鈴)もしていたので チワワの基本動作の一つなのかもしれない。もみじは、低い姿勢で身体を固くしつつ、 尻尾を振り回していたので、その点は今のところ一致していないが…

_ 昨日ジェイクに噛まれそうになって、上の歯でガリガリされたところが なんだか痒い。周辺に赤いぽつぽつができていて、ダニに刺されたときのような… まあ噛まれた結果そうなったのかどうかは不明だが、ともかく痒い。

_ 昨日行ったトリミングサロンに再度訪れて、凪咲(カイサ)たちと遊んで来たらしい。 凪咲は2kgそこそこの体格なのに大型犬にも掴みかかってゆくような 強い子に育っている(凶暴という意味ではない)のだが、そんな凪咲に正面から 挨拶を試みて早速飛びかかられたらしい。

_ そうそう、ジェイクはまだ散歩で外を歩くというのがほとんどできていない。 先週のお見合いのときにもほとんど歩かなかったし、家の外に連れ出しても、 近くでおしっこしてすぐに家に戻ろうとする。あと食が細いような気がする。 ガリガリというほどではないがもう少し肉がついて、適度に運動するというような 感じがよいように思うので、よく食べてよく運動する日が来ればいいのだが…


2021/08/11 (Wed)

_ 週末は天気あまりよくないようだし、週開けにワクチン2回目で当分運動できないので 今のうちにできる限り運動しておくことにする。

_ ここ一週間くらい関節痛がひどい。昨年までは両手の人差指がメインで、 とくにそちらは変わらずなのだが、今は親指以外のほぼすべての指が痛い。 とくに右手の中指と薬指が曲げ伸ばしするだけで痛い。これは トラックボール (ELECOMのHUGE) のせい?と思わないこともない。 ボールがでかくて重くなっているので、スクロールなどでボールを 回しつづけることに対する負担は決して小さくないだろう。とはいえスクロール中に より一層痛みを感じるというわけではないのでよくわからん。 また、小指の痛みは第一関節というよりは付け根に近い部分のように感じるので、 これはヘバーデン結節とは異なるただの腱鞘炎なのかもしれない。

_ ここまで万遍なく痛いともはやサポーター2つでは追いつかないので テーピングや加圧手袋を活用するようになっている。いずれもサポーターほど 固定してくれるわけではないが、ひとまず強い痛みから逃れられる程度には 固定してくれるのでよい。


= ジェイク 4日目

_ 私は朝のわずかな時間と、夜しか一緒にいないのでその限られた時間で 交流を深めてゆくことになるのだが今日は大きな進展はなかったような。 撫でれば腹を見せてきたりするのだけど、呼びかけてもこちらをじっと見るだけで 寄ってくることはないし、近付くとちょっと身構えたりする。尻尾は、 振ってくれることもあるし人間の食事の準備中などはかなりピンと 張っているのだけど、 それ以外のときは基本垂れ下がったり、巻き込み気味だ。 ただフトンの上には普通に乗ってくることができるようになったり、 妻が寝ているときに近くに寄り沿って寝たりといった変化があるようだ。

_ 散歩はあいかわらずほとんど歩かない。こちらについては歩行者や自転車、 バイクや車の音などが気になって警戒している感じで、あまりにエンジン音が大きい バイクや車が来ると逃げたそうな素振りを見せたりする。なのでほとんど抱っこで 歩いているようなもんだ。環境に慣れるという点ではこうやって辛抱強くやってゆく ほかないだろう。 この手のものは毎日少しずつ出来ることが増えてゆく…という連続以外に、 ある日突然今まで出来なかったことができるようになる、 みたいな飛躍があったりするのでむずかしいところだ。

_ ジェイクはオテ・オカワリ・フセ・マテ・オスワリなどは教わっていないようだ。 せめてマテとオスワリくらいはできるようになってもらわないととは思うが、 推定年齢8歳を超えている子に新しく躾を行うことができるものなのかどうか。


= PDFいじり

_ 先日のつづきで Lifetime mapを作る話。 早く使いものになるものを作って貼り出して運用を始めたいという気持が 日増しに強くなってきたので取り組んだ。といっても レイアウトを見直してフォントサイズをでかくして、位置を調整して… という程度なので新しく何かを模索しなければいけないというような チャレンジングな内容ではない。 ともあれこれでだいたい期待通りの出力を得ることができるようになったので 早速運用を始めることにした。過去の升目は出力の段階で 塗り潰し済になっているので今後修正を加えたとしてもそのときの日付で 印刷しなおせばいいだけだ。

_ なお誕生日から起算しているので週の始まりが 水曜になっている(私の誕生日は水曜なので)。なので火曜が終わるときに1マス 塗り潰すという運用になる。 週の始めを設定できるようにしようかとも考えたんだが、何曜日から スタートしても別に変わらんかーということで誕生日起算にすることにした。


2021/08/13 (Fri)

_ 雨がしばらく続くようだ。気温も30度を下まわっている。 といっても湿度は高いので涼しいと感じるほどではないが… それにしても 8月の中旬にこんなに気温が低い日が続くのは珍しいような気がする。


= ジェイク 6日目

_ 呼びかけると近くまで来てくれるケースが少し出てきた。 来てくれないことの方が多いけど… よそよそしいモードのときと、フランクモードのときがあるようだ。 あとトイレハイがあるようで、おしっこうんこの前後はかなりハイテンションだ。 先日噛まれそうになったのはうんこ前のハイテンションだったからなのかもしれない。

_ Wikipediaのチワワの項を見ると、 体重は3kg以下、マズルが詰まる、 おでこが張っている(アップルドームというらしい)、 斜視、といったあたりがチワワの可愛さとして追及されているらしい (それで健康を損っていては元も子もない気がするが…)。 ジェイクは、体重を除けばだいたいその特徴を踏襲している気がする。 おでこは張っていてマズルは詰まっており、斜視…なのかは分からんが 左右対称でない顔つき(左の方が少し小さい) をしている。 そう考えるとジョンはすべて逆を行っているな… チワックスとしての審美的感覚はまた異なるのかもしれん

_ おでこが張っていて、左右対称でないので 水頭症がちょっと心配だ。とくに不自然な振舞いはないので問題ないとは思うが…


= UbuntuとZFS

_ TrueNAS CORE (FreeNAS) の環境をUbuntuに移行する話を週末に着手しようかなーと 思いはじめている。TrueNAS COREの環境は2セットあるので両方ともやってゆきたい。

_ いずれの環境もブート環境はSSD2台、ストレージ環境がHDD2台でそれぞれ raid1を組んでいる。FreeNASはストレージとして利用するディスクに OSを入れることができないのでこのような構成になっている。 Ubuntu Root on ZFSだと、ブート用poolとそれ以外のpoolをそれぞれbpool、rpoolと 分けて構成されるのだけど、とくにディスクを別にしなければいけないという 感じではない。

_ Ubuntu Root on ZFS の bpool は本当にブートに関係するものしか 含まれないのだけど (Ubuntu 20.04 Root on ZFS ― OpenZFS documentationの手順だとbpoolには2GBしか割当てていない)、 FreeNASのブート用プールはFreeNASのシステム自体がそこに入るようになっている。 ちょうど Ubuntu Root on ZFS の bpool/ROOT と rpool/BOOT が合わさったような 感じだ。 FreeNASのシステム自体はそんなにでかいものでもないし、肥大化するものでもないので この構成は合理的なんだと思う。

_ Ubuntuにする際はどうするか… せっかくSSDあるんだからbpoolとスワップと UEFIのパーティションをそっちに作って、 HDDは全体をrpoolにしてしまえばよいのだろうけど、 上記の通りそれだとちょっと勿体ないような気がしてしまう… まあ他に使いみちがあるわけでもないし、 勿体ない以外にネガティブな理由がないのだから気にしないのがいいかなー、 こういうところで悶々とするのは私の悪い癖だというのは分かっているのだが… なおbpoolとrpoolを分けているのはGRUBがzpoolのfeature flagsをすべて サポートしているわけではないから、という理由なので、bpoolとrpoolで ディスクを分けるという発想はそもそも不要なのかもしれない。

_ 悪癖といえば大きなストレージを含む環境を作りかえるたびにディスクを 新しく買ってしまうというのがあるが、今回はちょっと我慢しようと思う。 稼働中の1台に先行でインストールを行い、残りの1台の中身を移した後に ミラーとして再構成させる、といった手順で、事故に気をつけてやってゆきたい… (余韻)


= 最近のぷにぷに

_ 普通にFirefoxで動画見たりしているだけでも、1〜2時間に1回はOOM Killerに 落とされてしまう。 もうFirefoxはターゲットにされてしまっているようで、メモリ足りなさそう→ 動作が重くなる…といったタイミングで早々とFirefoxが落とされてしまうことが多い。 まあ合理的な判断だとは思うが…。 それにしても、いくらOSやデスクトップ環境が軽量でもそこで動く アプリがメモリを喰ってしまってはどうにもならんだろう。 まあ16GB積んでいるdynabookでもしばらくブラウズしていると 操作がおぼつかないくらい重くなって、Firefoxを再起動するとすっきりする、 という感じなので、4GBではもうどうにもならないのかもしれん

_ 今回FreeNASの環境をUbuntu化するので、そちらをデスクトップ環境として 使うようにしようかなと考えており、せっかくぷにぷに側のUbuntuをZFSで 構築しているので、こいつをそのまま持っていって 使い始めようかなーと思う。最低限の環境構築しかしていないとはいえ、 これを1からやりなおせば数時間はかかるだろうし…


2021/08/14 (Sat)

_ 今日は雨だったり雨じゃなかったり不安定だった。 気温は23度とかだったが蒸し暑い… あちこち買物に歩いていたら汗がなかなか 引かなかった。


= 結婚記念日

_ 結婚生活は13年目に突入した。結婚記念日はつぼみの誕生日でもあった。 つぼみが亡くなってもう3年か…早いもんだ。2年ちょっとブランクを経て、 うちにも新しい犬が来ることになった。これも巡り合わせだろう


= TrueNAS CORE → Ubuntu 21.04 (1)

_ 事務所に置いてあるTrueNAS COREをUbuntu 21.04に移行。 SSD2台とHDD1台を外して、HDD1台のみがつながった状態でUbuntuのインストールを 行った。昨日の考察を経て、結局SSDは使わないことにした。その後、 同じくUbuntu 21.04で構築していたVAIO Duo 11 (通称ぷにぷに) の中身を send/recvで複製することにした。通常時の手順を丁寧に読んでアレンジすれば とくにトラブルらしいトラブルもなく移行ができた。こういう結果を見ると やはりZFSでよかったなあと絶頂を覚えるのだった。 snapshotはぷにぷにが起動している最中に取得したものなので、 きちんと起動してくれるかちょっと不安だったが、よく考えたら マシンがいきなり再起動かかったり固まったりしたときと状況としては 大差がなかった。

_ 普通に起動したので外していたHDDを接続した。本当は別のマシンにつなげて ssh越しでsend/recvをするつもりだったのだが、用意していたSATA→USBアダプタが きちんと動いてくれなかったので、やむなく直接接続してsend/recvした。 これでTrueNAS COREの中身を全部退避することができた。 あとはこのドライブのパーティション類を設定してbpoolとrpoolのRAID1に 参加させればひとまず完成だ…が、続きは明日にする。

_ デスクトップ環境として使い始めてみると、メモリは十分に積んでいるのに わりと重く感じる。まずFullHDで60fpsは無理そうだ。ディスクIOが高頻度で 行われるとすぐにLoad Averageが上昇(5以上)して、操作がかなり重くなる。 そんなことを考えながらあらためてスペックを調べてみたところ、 あまり分かっていなかったけどいろいろ応用が効きそうな構成だった。 デスクトップ環境としても使うのであればもうちょっと工夫してもよいかもしれない。 マザーボードはASRock H97M Pro4で、 CPUはPentium G3258 (3.20GHz、2コア)になっている。 メモリは8GB (DDR3 SDRAM PC-12800を2枚) で、スロットは4つなのであと2枚つける ことができる。マザーボードのソケットはLGA1150というやつで、 第5世代のCore i7/5/3 がつなげられるようだ。 PCIe x16 のスロットもあるし、ケースの容量にも余裕があるし、 電源は以前買い換えているので、 追加の投資で手軽に性能アップできる余地はあるかもしれない。

_ それにしてもUbuntu 21.04のブートDVDがやたらと遅いのはなんとかならんもんか… ブート終わるまで数十分かかるし、新しいアプリを起動するたびに 数分待たされることになる。インストールが終わればとくに問題がないので セットアップ時だけの問題ではあるが、セットアップを複数回やりなおすことも あるし、そうした方がてっとり早いケースもあるのだけど、この遅さを考えると どうにかそういうケースを避けたいという方向に発想が向かってしまう


= ジェイク 7日目

_ トライアル1週間が経過した。トライアルは、我々→ジェイクの相性のほかに、 ジェイク→我々の方向の相性を見極めるというのも目的のひとつだが、 過度に怯えたりはしていないし、リラックスする時間帯もけっこうあるし、 甘えるような素振りを見せることがあるので問題ないように見える。 つぼみのときはどうだったのか…と考えると、 初日からわりと堂々としていたし、 翌日に二人で留守番していたときも マイペースで、ずっと前から家にいたかのような寛ぎ具合だった。 このあたりは犬側の性格にも依存するとは思うが

_ 抱っこした後、床に降ろそうとジェイクの脇腹を抑えるようにすると怒ることがある。 以前噛まれそうになったときと同じだが、どうやら脇腹を圧迫されるのは不快らしい。 この反応はやはりジョンに似ている。ジョンは脇〜腹を抱えるということがそもそも 不可能で、抱っこのための乗り降りはジョン主導でやってもらわないといけない。 抱っこするときはその形に腕を作っておいて腰を降ろせばジョンの方から 飛び乗ってくるし、降ろすときも腰を降ろしてジョンの後ろ足が私の膝の上に 乗るようにすれば、勝手に降りていってくれるし、それ以外の方法で乗り降りを させる、とくに人間側がジョンの脇〜腹あたりに力をかけようとすると確実に 噛まれるような感じだ。ジェイクも似たような感じなのかもしれないが、 まだ自分から飛び乗る→降りるという動作ができるわけではないのでむずかしい。


2021/08/15 (Sun)

_ 気温が20度くらいまでしか上がらなかったらしい。天気もよくないので 部屋の中はかなり涼しく感じられた。


= ジェイク 8日目

_ ジェイクは乗り物が大丈夫なのか? 群馬の団体に保護されて、 都内の動物通院に来ていたそうなので、まず大丈夫だとは思うが… ということで試してみたところかなりリラックスして窓の外を眺めていた。 車は得意なのかもしれない。


= TrueNAS CORE → Ubuntu 21.04 (1) つづき

_ 元々TrueNAS COREが入っていたディスクもRAIDに参加させた。 パーティション作ってpoolにaddするだけなのでかんたん。 あとはGRUB入れて、swapを作った。これでひとまず移行は完了かな… 思った以上に簡単だった。まあまだNFSやCIFSでの共有の設定をしていないので 以前と同じように使えるというわけではないが

_ やはりload averageが高めなのが気になる。安静時でも1近い値のまま 推移しているなど。 Linux Load Averages: Solving the Mysteryによると Linuxにおけるloadというやつは純粋なCPUの負荷ではないようだ。 まあ体感の重さを知るための指標としてはそれなりに理に叶っているように 思う…が、慢性的にload averageが高いときにとるべき施策がCPU強化だけとは 限らない。どっちにしてもいろいろ調べなきゃいけないことには変わらないが

_ Pentium G3258 (3.20GHz、2コア) というのはPentium 20周年記念として 出たモデルらしい。オーバークロック耐性が高く、そうやって楽しむ人にとっては 往年のCeleron300Aを思い出させるような名モデルなんだそうだ。 私自身は当時からオーバークロックには懐疑的で、 消費電力や冷却の問題も考えなきゃいけないし、CPUだけ早ければいいという ものでもないので、寿命を縮めてまでやるものでもないだろうと考えており、 あまり試したことはない。

_ あとはメモリか… メモリとしてはDDR3-1600なのだけど、 このPentiumとマザーボードの 組み合わせではDDR3-1333でしか動かないらしい。こちらの方が性能には関係しそうな 気がするがどうなんだろ

_ ただまあ実際にあれこれ使ってみて重くてこりゃー使いもんにならんな、と 思ったわけでもないし、16GBのメモリが手狭に感じているわけでもないので、 いずれにしても少し様子見して、不満に思ったら増強すればいいか…という 気になってきた。



= ぷにぷにの今後

_ 事務所のデスクトップ環境としても脱落してしまうとなると、 あとは何が残るんだという感がある。まあさほど場所とるわけでもないので なんか鋭い使いかたを思いつくまでは放置しておくか…


2021/08/16 (Mon)

_ 昨日よりは少し気温は上がったがそれでも25度前後らしい。 日ざしもほとんどないので涼しいほうだ。土日の日中は住居スペースに いなかったというのもあって、夜はエアコンなしで十分暮らすことができたが、 今日は日中からPCいじったりしているのでさすがに室温がけっこう上がってきてしまった。 室温27度前後なら扇風機だけでぜんぜん大丈夫なのだが… 28度を超えると じっとしているだけで汗が出てきて不快になる。



= ワクチン2回目

_ 打ってきた。1回目より人が少なく、待ち時間もほとんどなかった。 やはり打ったときの痛みがほとんどない。すごい針だな…

_ 打ち終わってしばらくしてから打った方の腕が少しだるくなった。 1時間ほど経過したが 打った周辺〜手首にかけてちょっとだるい&熱っぽく感じるくらいで、 今のところ痛みはとくにない。上げ下げも自由だ。 頭痛はもともとあったものがひどくなったように思うので さっそくバファリンを飲んだ。体温は36度台のままだ。

_ 昨日くらいから口内炎がひどくなってきており憂鬱だ。


2021/08/17 (Tue)

_ 基本フトンにいたのでスマホに残していたメモを頼りに記述してゆく


= ワクチン2回目 2日目

_ 昨晩は23時前にフトンに入った (打ったのは19時過ぎ)。 1時前に目が覚めてしまった。週末あほみたいに だるくてたくさん寝たのでそのせいなのかもしれない。 射った部分の痛みは少し強くなったけどそんなに辛くない。目が覚めてしまったので やむなく本などを消化した。とくに体調がすごく悪いという気はしない。

_ 3時過ぎに再度眠ろうとした…がとくに眠れる気がしない。しかし起きる気にも なれず悶々としていたら朝方になって眠れたらしい

_ 8:12 目が覚めた。頭痛はわりとあり、だるさも覚える。 腕の痛みはだいぶ強くなっているけど、肩より上に上げるのが 無理というほどでもない。 熱はないようだ。だが頭が使いものにならなそうなので1回休みにしてまた 横になる。

_ 11:18 熱っぽくなってきた。測ったら37度だった。節々がだるい。 食欲が消失した。昨晩はあんまり栄養にもならなそうなもの (カレーうどん) と まったく栄養にならなそうなもの (ポテチ) をもりもり食べたんだが、もう16時間 経過しているので多少は腹が減ってもいい気がする。スポーツドリンクは いくらでも飲める。肩もだいぶ痛くなってきた。

_ 13:15 久しぶりに空腹を覚えたがスポーツドリンク飲んだらおさまってしまった。 体温は37.6度だった。だるい。

_ 14:00 寝相を一定にするしかないので身体のあちこちがしんどい。とくに腰が 痛い。体温も37.8度まで上がっているので、さすがに薬飲もうかな…と思い起きる。 昨日買いこんでおいた、たいして栄養にならなそうなものたちを 食べる気になれなかったのでCOMPにした。とてもおいしい。 薬を飲んだ。 ふたたびフトンに戻って寝る気になれなかったので椅子に座ってこれを書いている。 節々の痛みに加えて、もともとあった炎症たちがひどくなっているような気がする。 指とそして口内炎。

_ 念のために休みとったけど多少は家のことなどできるかな…と思っていたのだけど まったくやる気にならん。週末の雨で洗濯物が溜まっているんだが……。 メモを記録に起こすくらいがやっとで、読んだ本の 感想を書く気になれない。積んでいた本を消化して、少しプログラム書いたりも できるかな…?と思っていたが今のところむりそうだ。寝て起きたら少しずつ 回復する気もするんだがフトンに横になるのはそれはそれで苦痛だ。 前回の2日目はいくらでも眠れたけど、そういう点では前回と異なるようだ。 前回は熱ぜんぜん出なかったし

_ 15:00 耐えられずにまたフトンを敷いて横になる。体温は38.0度

_ 16:59 うとうとして、目が覚めてを繰り返している。熱は少し下がったかもしれない。 薬が効いてきたのか、冷やしているのがよいのか? クッションを駆使しながら腰の負担を少しでも減らそうと努力している。 時間の進みが遅い…

_ 18:11 めし喰って薬飲んだ。体温は37.8度

_ 20:06 少しうとうとした。体温は38.2度

_ 21:11 体温は37.1度。下がった? 室温は26度台なのに暑かったり寒かったりといった体感上の落差が激しい。 熱があるときは暑く感じる。今まで発熱したときはむしろ寒く感じたもんだが、 今回は自身の発している熱の膜が自分の周囲にできているような感覚を覚える。

_ 22:07 37.6度。胃がもたれているのでめしはやめておく。タイレノール飲んだ。


2021/08/18 (Wed)

_ 今日もメモ起こし中心


= ワクチン2回目3日目

_ 0:45 フトンで輾転反側している。ChromecastでYouTubeを流しているが集中できない。 腹が減ってきた。

_ 1:08 熱は多少下がったかと思ったがそうでもなかった。37.4度。

_ 今回は腕の痛みがそこまで強くないのが助かっているかもしれない。 クッションなどを工夫すれば注射したところに圧力をあまりかけずに横になることが できるので、何通りかの寝相をすることができている。 注射したところの周囲の痛みが少ないかわりなのか分からんが、脇のあたりに 不快な痛みがある。副反応でリンパが腫れることがあるそうだしそれなんだろう。 腕を上に持ちあげてもあまり痛くないが、遠くに伸ばそうとすると、いろいろ つっぱっている感じで痛い。

_ 2:00 またたいして栄養にならないもの (ポテチとカップヌードル) を喰って薬飲む。 胃がもたれる… 体温は37.1度。このまま下がっていってくれるのだろうか? 不快な節々の痛みは少し軽くなってきた。カゼっぽい症状は発熱・頭痛・関節痛が ほとんどで、セキ、鼻水などはほとんどない。喉が少しひりひりするくらいか…

_ 3:02 フトン敷いて再度横になった。

_ 6:40 だいぶ楽になってきたけど、まだだるい。あとやはり薬が切れてくるタイミングで 頭痛が戻ってくる。体温は36.2度。下がった?かなりだるいので発熱は 変わってない気がするのだが… 誤差±1度の実力が出たのかもしれない

_ 13:50 寝たり起きたりを繰り返し、だるさも増してきた。体温は37.4度。 薬はコンスタントに飲まないとだめなようだ。めし喰って薬飲む。

_ そういえば今日は晴れの予報だったと思うんだが実際には何度もにわか雨が降る 天気だった。そのため洗濯もしていない。

_ 腕の痛みは、打ったところより脇の方がしんどいかもしれない。 打ったところは直接圧迫しなければほとんど痛くないのに対して、 脇の方は腕を動かすたびになにかしら痛い。痛みそのものはそんなに強くないが

_ 18:30 めしを喰って薬を飲む。体温は36.4度。だるさは残るが、 またこの後体温上がりそうだなーという予感はない。単に油断しているだけなのかも しれないが。

_ 熱が下がってだるさもだいぶ軽減されて、ではすっきりしたのでいつもの 暮らしに戻ろうかと思うかというとそうでもなく、 またフトン敷いて寝たい気持が強い。実際にはもうあんまり 眠れることはないのだろうけど、起きて何かをしていると、何か決定的にこれが… というものがないのにもかかわらず限界を覚えて、横になりたくなる。


2021/08/19 (Thu)


= ワクチン2回目4日目

_ 昨日は21時前にフトンを敷いて寝た。もうあんまり寝られないだろうという 予想の通り1時半くらいに目が覚めてしまったので起きた。 軽くものを食べて薬を飲む。体温は… 何度測っても36度未満の数値しか出てこない。日常の平均体温に戻ったような感じ

_ ただ熱っぽさは完全に引いたわけではないような気がする。そして頭の 回転もあんまりよくない。単に寝すぎたからなのかもしれないが… 結局3時間ほどぼーっとして特に生産的なことができるわけでもなかった。

_ もうひと眠りすればだいたい日常に戻れそうな気がする。


_ 5時過ぎにフトンに入って寝た。9時前に起きて仕事。 体調は、すばらしくよいわけではないが、集中できないというほどではない。 打ち合わせが比較的多かったが声があまりよく出なかった。そして疲れた。

_ あまり無理しても仕方ないので、家のことをほどほどにして 早目に寝るのがよいかもしれない。ということで日付が変わる少し前くらいに フトンを敷いて寝る。


2021/08/20 (Fri)

_ そしたら寝入って間もなくバチっと目が覚めてしまい (昨日の続きですよ) ああ、これっきり当分眠れなくなってしまうやつだ…どのくらい寝たんだろう? と時計を見たらフトンを敷いて横になってから20分ほどしか経過していなかった。

_ こうなってしまうともう押しても引いても眠れないのでやむなく起きて あれこれやる。

_ 5時過ぎに再度フトンを敷いて横になってみたのだが、それでもやはり眠れない… 結局7時過ぎまで輾転反側した結果どうにか眠ることができたらしい。


= ワクチン2回目5日目

_ 腕の痛み以外はほとんど気になるところがなくなった。その腕の痛みにしても だいぶ弱まってきている。

_ 睡眠が不足しているのか足りているのかがいまひとつわからない。


= TrueNAS CORE→Ubuntu 21.04 (2)

_ 1台目はだいたい済んだので2台目をやる。1台目はデスクトップOSとしても 使おうかなーと思っていたのでぷにぷにの中身を持ってくるようなことをしたが、 こちらはサーバとして使うつもりなので1からセットアップすることにした。

_ ドキュメントは 20.04で止まっている。21.04を入れるときも手順が大きく変わるわけではない… のだが、あほみたいにコピペでコマンドを投入していって、 debootstrapでfocalのままにしてしまい、あれ20.04LTSになってしまった… というミスをした。これ昔も何度かやったのを思い出した。学習していない。

_ TrueNAS COREの中身を持ってきてあれこれ復元。わりとでかいので時間がかかる。

_ 寝て起きたら済んでいたのでCIFSの設定をした。 最近はsharesmbプロパティがsambaとうまいこと連携してくれるようになっているらしい。 なのでsamba入れてあの認証のテーブル(pdb?)を更新して、 sharesmb=onにするだけでいいらしい。 ほとんどOpenSolarisと変わらないじゃないか…感動。ともあれこれで CIFSでファイルの読み書きができるようになったので、日常的な用途は だいたいこれで整ったと言えるかもしれない。 Dockerでサービスを立てるのもかんたんだし、大変によい。


= TrueNAS CORE→Ubuntu 21.04 (1) のおまけ

_ 家には使っていないPCがもう1台あったことを思い出し、性能もわりとよいので これを事務所のデスクトップ環境にして、 (1)は住居スペースのファイルサーバとして機能してもらうことにした。 バックアップなどに使いたい環境は住居スペースに集中しているのでそちらの方が いろいろと都合がよい。

_ なので(1)の環境を作ったときとほぼ同じ手順で別のPCにUbuntuの デスクトップ環境を複製した。複製自体の時間はかかるが作業はとても楽ちん。

_ 「サスペンド」から復旧するとネットワークがつながらないという 小さな問題があり、いろいろ調べたんだけど解明する前にたまたま刺さっていた もうひとつのネットワークインターフェースの方では 問題ないことが分かってしまい、じゃあそれでいいやーと思ってしまったので 原因は分からないままだ


= グレート・インフルエンザ

_ ゲイツもおすすめしている本で、 原題もThe Great Influenzaなのでだいたいおなじだ。Greatというと ポジティブというか、称賛のニュアンスを感じるのだけど、これは 個人的な印象の問題なのだろうか

_ 副題は「ウイルスに立ち向かった科学者たち」になっているが、 原著だと「The Story of the Deadliest Pandemic in History」となっているので、 科学者が中心の話だというのは翻訳した人達の解釈によるものだと思う。 翻訳者はジャーナリストらしい。訳者あとがきによると、 他の2名の方が7割がたを下訳したものをこのひとが組み上げた(意訳) というようなものだそうだ。

_ この本を読むにあたって私が関心を抱いていたものが大きく3つある。 ひとつは1918~1919年に猛威を奮った通称「スペインかぜ」というものがどういった 性質のウイルスで、大きな被害を引き起こした原因はどこにあると 考えられているのか、というウイルスそのものについての話で、2つ目は、 そのようなウイルスを当時の人々がどのように受け止めて対応していったのか、 という点。そして3つ目が、ウイルスの発生から下火に至るまでにどのような 研究や試行錯誤がなされたのかという点。いずれもこの本では取り扱っており、 いろいろと発見はあったものの、どれもなんだか物足りない… その割には全体が長大…という感想を持ってしまった。

_ これが翻訳のせいなのかどうか判断に迷う理由として、 訳者あとがきに書かれている「割愛された冒頭約80ページ」の存在がある。 時代背景を理解する手がかりとなる、当時のアメリカの医学の世界の現状や、 インフルエンザ研究などのことが描かれているようで、 訳者自身が「インフルエンザに直接関係がないとはいえ、割愛した冒頭部分は 作品の完成度を高めるのに資している」と記している。ではなんで割愛したんだ、 という理由は書かれていない。よくわからない。

_ 私自身の知識不足もあるかとは思うが、当時ウイルスというものや、 インフルエンザというものがどう理解されていたのか、ということをきちんと 把握できないまま読み進めていたので、そのあたりが消化不良の原因として 大きいと思う。ウイルスの可視化に成功したのが1935年らしいので、 スペインかぜが流行した時代は、見えない何かの病原体が存在するらしい (本文中では「濾過性ウイルス」となっている) ということは分かっていたが、 目の前の病気が細菌によるものなのか、その見えない何かの病原体によるものなのか、 をつきとめることに困難があったし、 実際にインフルエンザも細菌に よるものだという誤解があった、という時代だったようだ。 その程度のことすら把握しないまま読み進めてしまったのは 私の方の落度なのかもしれないが… 濾過性ウイルスはfilterable virusの翻訳なのかもしれない。 ウイルスというものが可視化される前にすでにその見えない 何かについて名前がついていたということになる。

_ スペインかぜのパンデミックには3つの波があって、第一波は普通の 季節性インフルエンザと同程度の致死率だった、というのは知らなかった。 第一波で感染した人達は残りの波では感染しないか軽症で済んでいたようなので、 最初から強毒性だったわけではないというのは大きかったのだと思う。 ちょうど第一次世界大戦でアメリカが参戦を決める前後~終戦あたりの 出来事だったのも悪い影響だったようで、当局や政府の無反応ぶりがおそろしい。


= いかにして問題をとくか / HOW TO SOLVE IT

_ 勤務先が神保町になってから、丸善出版はわりと身近になったので この本のことが懐しくなった。初版が昭和29年なので装丁から なにからとても古い。以前はその古くささにやられて読めなかったが、 原著と同時に借りてあらためて読み直してみた。原著ももちろん古いんだろうけど、 私自身は英語・英文の古くささを感じるほどの感受性を持ちあわせていないので、 どちらかというと原著の方が親しみやすく感じる。 あらためて読んでみると、とっつきは悪いものの別に読みづらいということもない。


= 漂流するトルコ

_ あらためて読みなおした。↑の本たちを読んでいる最中だったので、 あとでゆっくり…と思いながら1~2ページ軽く読み始めたら止まらなくなって 一気に最後まで読んでしまった。

_ 小島さん側から見たもの、見えてきたことは、その冷静でありながらも 魅力的な書きぶりで十分に分かるのだけど、本当のところはこうだった、 という「真相」がすべて出てくるわけではない。もちろん、 それは仕方のないことではあるし、時間の経過によって、 こういうことだったらしい、といったことが分かってきたり、 やっぱり分からなかったりするのだろうけども。

_ 前著から継続して出てきている人や、新しく出てきた人たちの 「人物像の逆転」があまりに多くて、いったい何が向こう側で起きているのだろう? と思ってしまうので、前段落のようなもどかしさを覚えた。 巨大な陰謀があるのか、とるに足らない何かなのか、 ただの個人的な変節なのか、など。


2021/08/21 (Sat)

_ 睡眠のリズムがおかしいのと、ワクチン明けの適正な睡眠時間が よくわからんというのもあってなんだか四六時中眠かったり、そのくせ 眠れなかったりで困っている。そんな生活を続けたせいかひどい頭痛が

_ あと関節炎がひどい。右手の中指と薬指がとくにひどくて、ちょっと 曲げるだけで痛みを覚えることがあるので、何か物を持とうとしたり 持ち上げようとしたりするために手をその動作に適した形に動かそうとした瞬間に すでに痛いなど、側から見れば何をやっているんだという感じだが痛いので しょうがない


= ワクチン2回目6日目

_ ↑に書いたような問題を除くと、腕の痛みもほとんどなくなったので ほぼ元の体調に戻ったかなという感じがする。1回目のときも まとめた副反応について、 今回もまとめておく:


2021/08/22 (Sun)


= ノルディックウォーク

_ ワクチンの前後は控えないといかんので1週間ぶりになった。 30分歩いて、20分ジョギングして、10分歩いておわり

_ ポールをついて歩くときもだいぶアグレッシブにするようにしているので、 指への負担はほとんどない。 腕に力をかけるとやはり注射したあたりが少し痛くなってくる。 ずっと残るわけではないが…


= ジェイク

_ 14日間のトライアルが過ぎて正式にうちの子になったようだ。

_ だいぶマイペースに過ごすことができるようになってきているようだが、 それでもまだ怖いものは多いようだし、いろいろ緊張しているらしい。 呼んでもすぐに近くに寄ってくることはない。 散歩も、あいかわらずほとんど歩かない。ここまで緊張が長く続く子も珍しい。

_ 一方で、室内での振舞いはだいぶ緊張感が薄れてきたのか、 本来の性格がいろいろ出てきたような気がする。 トイレシートのないところでおしっこするとか、おやつを手から与えるときも わりと雑になってきた。来た当初の、指を噛まないように優しく持ってゆく 感じはなくなった。 トイレシート以外でおしっこをしてはいけない、 人間の指を噛まないようにおやつをとらなければいけない、といったことは 分かっていて、それを守る/守らないを自分で決めることができるのだから、 この子はかなり賢いのだろう。するべき躾をしなければすぐに悪賢い方に 進んでしまうということも予想できる。


2021/08/24 (Tue)


= 左足 248日目

_ 前回から3ヶ月経過したので通院。 再接合はさらに進んでいるが、隅の方がまだ完全には接合できていないらしい。 年内にもう1回経過観察をして、問題なければそれで終了の予定。

_ 歩く/走るをしている最中やその後に残る痛みがこの怪我によるものなのかが いまひとつ確信できないのだが、そうはいっても再接合は進んでいるようだし、 残っている部分と痛みを感じる部分が一致するケースもけっこうあるので、 やはり無茶なことをすると再度悪化する可能性もゼロではないかもしれない。 連日ジョギングするなんてことは避けたほうがよさそうだし、当面は ポールを使った歩きを中心にやっていったほうがよさそうだ。ともあれ 治っていないとか、悪化しているといったことではなくてよかった。


= OCaml

_ 7年前に買った「プログラミングの基礎」を ワクチン摂取後の朦朧とする頭で読みなおした。 買った当時はErlang楽しいし今更OCamlじゃなくても…と思っていたようだが、 F#を1年半触って手に馴染んでいる今なら、OCamlをやりなおすタイミングとして 適切なのかもしれないと思った。

_ 環境作って、本文中にある「メトロネットワーク最短路問題」に関係する 章・節や例題を取り組んで、よくわからなかったら周辺の節を読んでゆく… というような流れでやってゆくことにした。 リストをパターンマッチングと再帰で舐めてゆくといったようなのは Erlangの入門時代に散々やってきたので略。

_ OptionやResultもあるし、パイプライン演算子もあるし、ちょっと関数が 少なかったり名前が違っていたりする程度であまり違和感はない。 オフサイドルールがないのでどこからどこまでが一つのかたまりなんだろう? みたいな不安がある。オフサイドルールは好きではなかったのだが、 ルールとしてはシンプルで見た目もはっきりしているので、新しい言語を 触りはじめるときには余計な気が散らずによいのかもしれない。

_ 引数の順番がパイプライン演算子にとって都合がよいとは限らないときがある。 ラベル付き引数が あるときはそれで回避できるが、 Result.bind みたいなやつは 順番を変える関数を通さないとうまくないような。 その過程で合成の演算子 (F#だと >> とか << など) がないらしい ことに気付いた。

_ floatのパターンマッチングでまずinifinityをマッチして、それ以外の場合… みたいなことをやろうとしたら期待通りに行かなかった。

# let x = 1.0;;
val x : float = 1.
# match x with
  infinity -> "infinity"
  | x -> "single"
  ;;
Warning 11: this match case is unused.
- : string = "infinity"
Warningの通り、後者にはマッチしないらしい。 ガードを使って、
# match x with
  x when x < infinity -> "single"
  | infinity -> "infinity"
  ;;
- : string = "single"
などとすれば期待通りに動くのだが… is_infinityというのもあるのか。 ああ、ひょっとして infinityというパターンはfloatの正の無限大を示すあのあれではなくて、 ただの変数名になっているということなのかな

_ stringのとこにstring->stringが来てるよ、みたいなエラーは どこかで引数の数が足りないときに起きるんだなあーといった処世術を身につけた。 と思ったらTroubleshooting F#にも書いてあった。 1年半経過してまだこれとは…まだまだ成長するポテンシャルを秘めているな…!

_ ocamlのREPLはヒストリーや補完が効かないので不便だな…と思いながら 眠かったのでそのままやっていた。 utop というのがあるらしい。 …入れてみた。端末の中で動かすと横幅が広すぎる?せいかレイアウトが 乱れてまともに使えない。VSCodeの中のTerminalだと問題ないらしい。 こりゃーべんりだなー


2021/08/25 (Wed)

_ 今日は1回休み。家のことをいろいろやろう…!! と思ったらもう夕方だった。


= トルコのもう一つの顔・補遺編

_ 「トルコのもうひとつの顔」の続編「漂流するトルコ」にも描かれていたが、 「トルコのもう一つの顔」は中公新書で出る過程でかなり表現が 改められたりしていたらしい。 この「補遺編」は、新書での記述と 草稿の記述の比較、と、その変更に対する小島さんの説明や意見が書かれている。 なかなか画期的な本だと思う。思うのだが、後日談的なものを期待していたので その成分はあまり多くなくて、少し期待するところを間違えたらしい。 「トルコのもう一つの顔」の記述がきちんと記憶できていれば 全体の流れを掴みつつ読み進めることが可能だけど、覚えていない/読んでいない、 であれば傍らに新書があったほうがいいだろう。

_ このような手を加えられてようやく発売に至ったというのは、 出版社側の方針による部分が多いし、歴史ある出版社にはそれぞれ生存の過程で 得た知恵のような、もはや説明のつかない自主規制もあるとは思う。 個人的には、小島さんの激しい部分については「漂流するトルコ」で出ているので、 「小島さんのもう一つの顔」がこんなだった、みたいな驚きはなかったし、 新書版の抑制の効いた文章は、それはそれで 含むところが多いしトルコ政府の不気味さが出ていてよかったと思っている。 書いている側が熱くなっていると、読んでいる方は引いてしまう部分があるし… (というほど、草稿が熱いかというと、先程も書いた通り「漂流するトルコ」を読んだ 今ではそこまででもないように思えてしまうが…)

_ 編集者の赤入れの中で出てくる「表現 OK?」は、この本全体に流れている、 刊行当初の無名の書き手として折れるほかなかった状況と、 理由も明示せずに再確認…というよりは書き直しを暗に要求するような (私には尊大に見える) 態度に対する小島さんの葛藤が目に浮かぶようだった。 「漂流するトルコ」にも、「トルコのもう一つの顔」の中にあった 「回教」という表現について出版社から至急の確認を求められるという 描写があったけど、「表現 OK?」という表現を見て、これのことかと思った。 そういう感想を持った上であらためて「漂流するトルコ」の該当個所を読んでみると、 「至急連絡を求める割には」「そのくらい自分で考えられないのか」というような 苛立ちが見えてくるような気がするが、それは穿った見方なのかもしれない。


= 表現をあらためる話

_ 表現以外の点で言うと、冒頭に「行く」「来る」などが すべて断りなしに平仮名書きに 改められていたのを見て愕然とする…なんていう描写があり、 私も自分の文章が出版されるという経験を(数少ないながら)したことがあるので、 そういうのあったなあーと思った。漢字→平仮名もあったように思うし、 「〜することができる」を「〜られる」に改められたのも違和感があった。 違和感があるということと、私の方が間違っているなら教えてほしいという意図も 伝えたんだが流されてしまった。

_ 出版社側でのルール(副詞はすべてひらがなで表記するといった ルールもあるような)や、統一しなければいけない理由もあるんだとは思うが、 こちらの意図を曲げて表現を変えられると、 「自分の文章」としてはとても違和感がある。 技術的な文書で対象を指すときに使う用語を理由なくころころと変えるのは だめだとか、そういう意味での「統一」は重要だと私も思うけど、 理由があって統一していない、 あるいは理由がなくて統一していない(揺れている)ものを元の意図を除去してまで 統一しなければいけない理由はあまりよくわからない。よくわからなかったものの、 不満だったとか、どうしても改めて欲しいとまでは思わなかったが、 なぜそうしたほうがよいと考えているのかが不思議だったし、 教えてほしいとは思っていた。

_ 少なくともSKKを使って文章を書いている私の場合、 「以前の変換結果に引っ張られた」結果、 漢字を変換しそびれてひらがなになる、とか、 ひらがなが意図せず漢字に変換されてしまう、ということはありえない。 ひらがなのまま入力することと、漢字変換を前提に入力するのは 入力方法が異なるからだ。なので漢字でも表現できるところにひらがなを 使っている場合、その当時の私の頭の中では それが客観的に適切/不適切かどうかはともかく、ひらがなで表現したい、 と考えたからであるということは断言できる。逆も同様。 (「以前の変換結果に引っ張られた」結果、とわざわざ書いたのは、 ひらがな⇔漢字の場合はそんなことはありえないとは言えるものの、 それ以外のケースではやはり以前の変換結果に引っ張られてそのときに 思い浮かべた表記とは異なるものに変換されて、そのまま素通りしてしまう 可能性が低くないからだ)


2021/08/26 (Thu)

_ 今日は久しぶりに容赦ない暑さだった。35度を超えるのも久しぶりだ。 着実に秋が近付いているんだな…とは思う。日没もだいぶ早くなって、18時過ぎると だいぶ暗くなっている。

_ 今日は妻が出社だったので、私が事務所で仕事をすることにした。 ジェイクは、留守番ができないわけではなさそうだけど、 歴代の子たちは無茶ないたずらをするようなことはまずなかったので、 事務所のいたずら対策がジェイクには不十分な可能性がある。 いたずらをして 変なものを口に入れたり、怪我するようなことがあるかもしれない。 まだ性格が掴めていないので油断できん

_ ということでPC、ヘッドホン、マイクなど最低限の環境を持って事務所へ。 住居スペースよりは環境のグレードは少し落ちるが、ビデオ会議含めだいたい ひと通りできそうだったので、今後妻が留守のときは事務所で仕事をするのも ありかもしれないと思った。

_ 今回は夕方ずっと打ち合わせだらけで、妻が帰ってくる時間帯まで 継続しそうだったので、16時前に事務所に戻って仕事の続きをすることにした。 なのでジェイクには2時間ちょっとは留守番をしてもらったことになる。建物に 誰もいなくなると少し不安そうにはしているようだが、すぐに自分の ベッドで落ち着いて寝はじめるようで、まああんまり心配はいらないのかもしれない。


2021/08/27 (Fri)


= 水滴問題ふたたび

_ 部屋に干していた洗濯物が濡れていることを発見… 前回から3週間弱しか経過していない

_ 前回と同様、室外機の排水口あたりを掃除して、エアコンの「内部乾燥」を 実施したところ、ひとまず漏れはおさまったように見える。が、またすぐに おかしくなるだろう。しかし3週間弱とはいえおさまっていたのだから、 一連の対応は原因に無関係ということはないのだろう。 なのでもっと徹底的に掃除などの対策をしようという気になった。

_ 水漏れが起きているときの排水パイプの様子を見てみると、べつに詰まっているという 感じはまったくない。ただそもそもベランダの地面にくっついているので (これは 設置状態としてあまりよいとは言えないような気がするのだが)、洗濯機の 排水で少し周辺にごみが溜まってくると、排水口にも少しだけごみが被さるような 感じになっている。これを掃除する/しないが境目だとすると、 エアコンの排水というやつはホースを通っている間はまだ液体ではない…? 排水というよりは排気に近いのだろうか。なのでそのへんの気流を 阻害するようなものがあると逆戻りして通風口あたりで結露→水漏れといった メカニズムになるのかなあ?

_ ともあれ引越してきて2年半、ベランダの掃除はほとんどしていないので 道具をそろえてきちんと掃除することにする。洗濯機の排水はどうしても 髪の毛や繊維を多量に含んでいるので、排水部分に溜まりやすいようだ。このあたりは 直接流すのではなく手前で網的なもので受け止めて、掃除しやすいように したほうがいいかもしれない。などなど


= ジェイク

_ 昼に事務所に顔を出したら妻がめしを作りながらぷりぷり怒っていて、 何かと思ったらジェイクが畳んでいたフトンにおしっこをしたらしい。 かなり大量にしているようで、フトンと下のラグがおしっこだらけになっていた。

_ ジェイクは去勢をする前はけっこうマーキングをしていたらしく、 去勢したらだいぶ少なくなったとは言われていた。この行動が マーキングなのか抗議の嫌がらせなのかは悩ましいところだが おそらく後者だろう… だいぶ悪いところが出てきたらしい。 普段からあんまり明るい表情を見せることはないので、叱っても 表情はさほど変わらないし、震えるといったこともないので、 性格が掴みづらいところがあるものの、大人しそうな顔をして けっこう悪そうだ。


2021/08/28 (Sat)

_ フトンに入ってみたがさっぱり眠れないので起きた。2:00AM

_ 対策をしておさまったと思っていた水漏れは、おさまっていなかった。 2時間ほどで再発…激しい晩夏になりそうだ


= ワクチン異物混入のはなしなど

_ 2回目に接種したワクチンが使用を見合せるとしているロットだった。 実際に混入していたかどうかはわからないし、 現時点ではとくに体調がおかしいということも自覚していないし、 健康上の懸念も見つかっていないようだし…というのもあり、 急かすとそういうことも起きるよね…という程度の物分かりのよい感じの 受け止めかたをしている。続報を待つ

_ 緊急事態宣言下でオリンピック・パラリンピックが開催され、それに関連した 動きには気持を滅入らせるものが多いが、要請レベルのものに 耳を貸さない感がどんどん周囲で増えており、もはやそういった規制の動きに 反した人や施設の方が普通であって、規制・要請の内容が 実現された環境の存在を当てにすることはできず、 今まで以上に自身の身を自身の判断で 守るほかないという状況になっているように思う。 私自身は、 もともと政府や公衆衛生当局のために要請などを守っているというつもりは ないものの、一貫性に欠ける見解や要請が続くと、 その内容自体に疑いを抱いてしまうというのが卒直な意見だ。 ここでいう「一貫性」とは、要請内容が ころころ変わるのは望ましくないとか、そういう意味ではなく、 新興感染症に立ち向かう上で未知や不確定の存在を認めて、 想定が外れた場合などに強弁するのではなく状況を謙虚に受けとめる、 という前提で、その時々で最善を尽くすことを継続する、 というようなものを意図している。


= CDの寿命のはなし

_ CDの記録保持の寿命は3〜40年くらいで、登場当初はその長さを指して 「半永久的」と表現していたように思うし、3〜40年という期間と 「半永久的」という表現を並べられたのを目のあたりにした 小学生中学年くらいの私も、 3〜40年なんて未来永劫みたいなもんじゃないかと思っていたのを覚えている。 しかし当時買ったCDなんかはもうそろそろ40年が経過するのだ。

_ 2000年になってすぐくらいに、1980年代に買ったCDを照明に当てると 小さな穴がいくつも開いている…なんてのを目撃しており、記録密度を考えると その程度の小さな穴であれば別に問題なかったのかしら? と不思議に思いつつ、 わりとCDの寿命は長くないかもしれないということを意識した。 当時のCDはほとんど手放してしまったので、もう手元に残っているものはないけど、 同じことはCD-RやDVDにも言えるわけで、こういったものに保存されている データを守るには、以前も考察した通りHDDみたいな大容量メディアに冗長性を 保ちつつ保存して、数年に1回くらいのペースでメディアを乗り換えてゆく… みたいなものが結局のところ一番確実なのかもしれない



= 水漏れ問題つづき

_ パイプの中を気体の状態で流れているなんていう ミステリアス機構の可能性を考えるよりは、単に途中で詰まっている可能性のほうが 高いよなあ…と当たり前のことを考えて ホームセンターでパイプの詰まりを解消するための吸い出しポンプ的なものを 買ってきた。

_ 早速吸ってみたところ… 見たこともないような黒い塊混じり水が…とか、 虫の死骸なんかが出てきたりして…などという典型的な感じではなく、 単にちょっと埃混じりの水が出てきたかな…という感じだ。しかし 何もしなければちょろちょろ流れる程度だったものが、ポンプで吸うと それなりの量出てくるということは、それなりに詰まっていることは 詰まっているんだろう。中の水を吸いだすと、数時間は水漏れがおさまるが、 またしばらくすると垂れてくるので、 まあどっかでまだ詰まっているんだろうなあ〜


2021/08/29 (Sun)


= エアコン水滴戦争つづき

_ もう1回吸い出しを試してみたところ再度水はたくさん出てきたが、 また1〜2時間経過すると垂れてくる…という感じで根本的には まったく解決していない。

_ そんなことを考えながら本体につながるホースを追ってみると、 そもそも本体→地面に至るまでがひとつながりではなく、 複数の継ぎ手に接続しているのがなんだか不自然だなあと思った。 不自然以外にそもそも継ぎ手が劣化してひび割れていたりするので、 ポンプで吸うときにもどっかから漏れてきちんと吸えてないかも?とは思う


= キーボード

_ Realforceを使いはじめたのが 2006年7月なので 15年経過したことになる。当時買ったものは今でも普通に使えているし、 大きな不満もないのだけど、一方で小さな不満というか迷いはいくつかある。 すぐに思いつくのは2つある:

_ ひとつは、関節炎がひどくなってきた今となっては ストロークの深さとキーの重さがちょっときつくなってきた…のかも? という点。Realforceは、押し始めに少し抵抗があって (これ自体は メンブレンや、リニアでないメカニカルスイッチでも同じというか もっと強いようだけど)、 そこを乗り超えた直後に押下が認識されて、 そこから底を打つまでは…「遊び」みたいなもんなの?(聞くな) まあそんな 特性になっており、(以前も書いたが)打鍵速度や負荷を考えると押しきらずに 打鍵をするのが正しいのかもしれないのだけど、とくにそのような打ちかたができる 気はしていない…と思ったまま、 HHK Proの時代から考えると 18年経過してしまったので、私にはRealforceのよさを生かした打鍵はもう できないのかもしれないなあという気になってきた (おせーよ) ので、 もうちょっと軽めのストロークのものを探したほうがいいかも?という気がしてきた。 まあ軽ければいいのかというとどうなんだろという気持はある。 底を打つこと自体が負担にもなるわけだし…

_ もうひとつは、ちょっとでかくて重いな…という点。枠も十分に広くとっていて かなり重い。それ自体は安定した打鍵のためにとても役立っているとは思うのだけど、 デュアルキーボードで2台並べて… となるとやはり場所をとりすぎることになってしまう。 もっと小さくて枠も少なめで、テンキーもこの際なくてよいし… などと考えることがある。小さいキーボードは1台で使うと少々心細いというか、 物足りないところがあるけども、 2台で組み合わせて使うと光るところがあっていい…よね? これが沼というやつなのだろうか


=

_ 沼のおそろしさは、傍目に見たら苦悩の連鎖の世界にしか見えないのに 沼の中にいる当人達を見ると快楽を覚えて幸せそうに見えてしまうというところに あると思っており、そのおそろしさはそういう沼の中に入ったときに 同じようなことになるであろうという自身の素質を理解しているからこそ感じる 身近な恐怖だからなのだろう


= 定点カメラ

_ 静止画をとれるカメラ、動画をとれるカメラ、などなどに興味があるのに加え、 定点カメラについても少し調べておく必要が出てきた。 事務所にいるときのジェイクの様子を録りたい…というのは 単にジェイクが可愛いというばかりではなく、 水頭症が心配と書いた通り、 稀に歩行が怪しい?と感じることがあったり、必要以上に?舌を ぺちゃぺちゃさせていたり… というのがあって、単にそういう癖のある子なのか、 何が原因かはともあれ脳になにかあるのか? という疑いを覚える振舞いが見られており、 病院で様子を見てもらうために撮影しようにも、 一瞬のことなので都合よくスマホを構えて録画するというのはむずかしい…という それなりに切実な事情もある。

_ 単に据え置きしたもので録画しつづけるということであればPCにつなげた CCDカメラで十分な気がしないでもない。 動きを検出したときだけ保存するみたいなことができればなおよい。 ネットワークカメラ的なものはいくつかあるようだけど、 とくに遠隔で監視したいわけでもないし、へんなアプリがないと設定すら できないようだと困る…ので、普通の、昔の言い方だとWebカメラっていうやつ? でいいような気がする。 監視的なことをしたい場合には Motionというのがよく 使われるようだ。 ZoneMinderというのもあるらしい。

_ このくらいならぷにぷに(VAIO Duo 11)でもどうにかできそうかしら? ぷにぷに自身にもカメラがついているのでそれを使いたいところだが、 そのためにはぷにぷにを立てなければいけなくなり、立てるとぷにぷにの ぷにぷにたる所以である液晶部分のぷにぷにがさらに流れ出ることになってしまうので、 ああこんなときにも役に立たんのか…と悲しくなるのだった。


_ 青蛙さん負傷でしばらく更新停止らしい。 心配だ。早くよくなりますように。


= キーの荷重

_ 私が普段使っているのは、左手にRealforce 91UBK (Model NG01B0)、 右手にRealforce 106UB (Model PJ0800 Rev.A) の2台で、 どちらも荷重は可変式となっている。中央付近が45gで、 周辺は30gといった感じらしい。なおメンブレンのスイッチは だいたいの場合かなり重いらしく60gを超えるものもあるらしい。

_ Realforceの他のモデルでは30g固定みたいなのもあるので、 キーの重さという点だけを考えるなら、 他のメカニカルスッチのものを考えるよりはそちらが正解なのではないか? という気がしてくる。 メカニカルスイッチの特性を見てみると30gというのを実現しているものは 見当たらない。まあ先程も書いた通り軽ければいいのか、 ストロークが浅ければいいのか、というのはよくわからんのだが…

_ 底に近づくほど荷重が大きくなるのは、底を打ったときの衝撃を柔らげるという 意図もあるようだ。だからなんでもかんでも軽ければいいというわけでもなさそう。 そんなことを調べて理解したり、いろいろ考えれば考えるほど Realforceの方式が合理的で、迷いを覚える部分というのは 他ではもっとひどかった、ということに過ぎないような気がしてくるのだった。


= キーの配列や特殊キーなど

_ HHK Professionalと同時にUS配列を卒業したのでJIS配列がよい。 Windowsキーとコンテキストメニューキー (正式名称間違っているかも) は欲しい。 そういったキーはWindowsに限らず便利に使えるし、 タッチパネルしかないマシンでそういったキーにずいぶん助けられた歴史があるので そういう意味でも愛着がある。 Windows98などの時代にロングタップで右クリック相当の動きをするというのが 標準であったのかしら?私はないと思っていたし、最終的には PC操作など思いもよらない人達に使ってもらうような端末なのでそんな機能が あったとしても、ONにしたら最後なんかよく分からん画面になって操作できない的な 問い合わせになるのは目に見えていたので追及しようともしていなかった。

_ キーボードを右手用と左手用で分けて使うくらいなら、 最初から半分に分かれているキーボードを使ったら? という選択肢もありそうな気がするものの、とくに中央付近のキーというのは 流れによってどちらの指で入力するかは変わるものだと思うのに対して、 半分に分かれたキーボードではそういった曖昧さを許さないというのが 私の中の道理に合っていないように思う。たとえば「Y」なんかは かなり高い確率で右側に配置されるようだし、 実際に「や行」を入力するときは右手でYを入力するけども、 CTRL+Yなんかは普通片手でやるだろう。みたいな違和感があるのだ。 まあ使ったら使ったで一瞬で慣れるのかもしれないが…

_ エルゴノミクスを謌ったハの字型のキーボードは、前段落に書いたセパレートの デメリットに加え、両者の位置を自由に動かせないというデメリットも追加されるし、 そもそもでかいというのもあってあまり魅力を感じていない。


= ジェイク

_ 夜になって何度か吐いた。3週間目にして初めてだ。犬は消化が悪いものや 体質に合わないものを食べるとわりと容易に吐く (吐く当事者にしてみれば 容易ではないのだろうけども) し、空腹や食べすぎで吐くことがあるので、 わりと吐きがちな動物だ。まあ猫も似たようなもんかもしれないが… 吐く原因は様々にあるので、原因を特定するのはわりと難しい


2021/08/30 (Mon)

_ 今日は妻が出社の日だったので事務所で仕事した。


= エアコン水滴事変

_ 昨日の夜になって水がまったく垂れなくなった。 夜中は冷房の強度が下がり気味なのでうまいことバランスできているのかもしれない。 日中はだめなのかも…と思いながら、日中は事務所で仕事だったので 住居スペースは気温を上げすぎない最低限の強度を願った 温度設定 (30度) にしておいたのだが、水漏れはまったく起きていなかった。 やった…か? (やめろ)

_ 最後にポンプで吸いだしたのが昨日の昼で、そこから 夜まではなんだかんだで水が垂れていたのだけど、あれは排水パイプではない 部分に溜まったものが流れ切るまでのものだったのだろうか? ちょうどボットン便所における「お釣」のような… これで解決したと思いたくて 昂ぶった結果下品になってしまったし、例えとしてもまったく上手ではない

_ まあ根本的な解決にはなっていないとは思うが、 こまめにポンプで吸い出すことで健全に使い続けることができるなら、 月1回、いや週1回であってもべつにやるぜーという気持になっている。 それに冬になれば排水もほとんどないだろうしな


= バーチャル背景

_ 他のアプリからカメラデバイスとして見えるようなソフトもあるようだけど オープンソースでないものはなんだかあまり前向きに使いたい気がしない… なのでアプリ側で対応できている場合はそれを使うということになるのだが、 Web経由でやる場合にはだいたいダメなような。TEAMSとWebExはアプリ経由だと そういうフィルタをかけることができるようだった。Meetはだめかな? (追記: Meetはちゃんと背景を指定するためのメニューがあったが 気付いていなかっただけだった)


= ジェイク

_ だいぶよくなったのかと思ったら午前中に2回ほど吐いた。空腹すぎて 吐いているような気もするが…と思いながら一昨日〜今日の間で 与えていてとくに問題なさそうだったカツオの切り身を茹でたものを 少しずつ与えてみたところ きちんとたいらげて、それ以降はとくに吐き気を催すこともなく ゆっくり寝てくれていた。

_ 妻がいない状態だとかなりよそよそしい。呼んでも顔も向けてくれないし、 近づくと距離を置こうとするなど。かと思えば 私がフトンに横になって、しばらくすると 近くにいたりするのがよくわからんが… そして 妻が帰ってきたら 尻尾をぶりぶり振って喜んでいたので、妻とは随分と打ち解けたようだ。


= ストレス解消

_ 定期的に情報交換をしている相手と話している最中、 ふと「ストレス解消」というものが本当にありうるのかといった話題になった。 典型的なところでは、 おいしいもの食べる、 映画を見る、ライブに行く、旅行をする、みたいなものを指して、 これがストレス解消なのだというようなことを言う人がいるけども、 そういうことをしてストレスが本当に「解消」されるのか? といったような疑問。会話していた相手は、それらについて楽しかったり するという気持はもちろんあるが、それによってストレスが解消されるのかというと とくにそうは思わんと言っており、私もまったく同じ意見だったので、 あらためてストレス解消について考えなおすことになった。

_ 「ストレス解消」というと、 ベルトスクロールアクションゲームの骨つき肉やピザのように、 喰ったらゲージが即座に 回復する、といったようなものを連想してしまうけど、ストレスのありようは そんな感じにはなっていないと思う。何か楽しいことをやったとして、 ああリフレッシュできた、などと実感することはなく、 元のストレスはそのままなんじゃないかと思ってしまう。同じように、長い休みを 挟んでも、 休みは休みであり、仕事が始まれば休む前からの続きでしかない、 という感覚が私にはあるのに対して、長く休むということは、 それによってリフレッシュできたということが暗黙の了承事項みたいになっている ような気もしており、そのギャップに少々悩むことがある。 つまりストレスというやつは、疲労と同じように じわじわと蓄積していって、 じわじわと回復する…でしかないと考えているので、 蓄積するペースを少しでも減らし、 回復をより促すような生活をするほかないのではないか、というのが私の意見だ。 何にストレスを感じるのかは人それぞれだが、そういったストレスの蓄積を 増やす機会を避け、じわじわと回復するような何かをする…という感じで、 ではその「じわじわと回復する」ためには何がいいの?というと、 日常に喜びを得ることくらいしかないのでは?とそのときは思った。

_ 日常に喜びを得るという点では、私はかなり恵まれている方だと思っている。 つまりコンピュータのテクノロジーというものは取り組む対象としては一生をかけても 制覇など程遠いような広大な世界なので、 そのような世界で日々の取り組みが新しい発見につながったり (世界的に見て 新奇性があるという意味ではない)、 自身のスキルセットの一部に還元されてゆく様子は単純に喜びの大きい体験だと思う。 以前も似たようなことを書いたけど。 なので、ごみのような状況の連続であったとしても、その中で喜びを 見出すというのは私にとってさほどむずかしい話ではない。 もちろんバランスの問題なので、 喜びを得るよりもストレスの増加の方が早かったらだめなわけで、 そういう点でも私は恵まれている…かどうかは別として、運がよいというのはあると 思う。

_ なお対話の最中ではそのように「日常に喜びを得ること」くらいしか ストレスを回復する手段はないのではないか?と思ったわけだけど、 後になって考えると、単純に時間が経過するとか、 寝るとかもあるのだろうと思った。 また、能動的に何かをした結果ストレスが解消して 精神が安定したーと思う数少ない行動に「フロに入る」「運動をする」があるかもしれない。 あとそもそも「ストレス解消」というのが自己暗示の一種だとすれば、 私が書いているのはただの野暮な見解ということになる


= プログラム言語に対する感情のはなし

_ 定期的にまとめておくと、感情の変化が見えたりするのであとから 振り返ったときに(主に私にとって)有意義なのでまとめることにした。

_ まず完全に普段使いになっている言語。現時点ではとくに制約がなければ最初に 選ぶのはF#になっている。C#は仕事ではあいかわらず使っているが、 仕事以外ではまず使わなくなった。F#ではしんどいけど、 C#ならとても楽みたいなシチュエーションが今のところまったく思いつかないので、 F#で用事が済んでいる。 AndroidいじるときはKotlinが普段使いになっている… が、そもそもAndroidをあんまりいじっていないので利用頻度はあまり高くない。 Pythonは、Pythonのほうが都合のよいシチュエーションがあれば使うという 感じが続いており、今までPythonを使っていたところの多くは F#の出番になっている。 Erlangは、通信やバイナリを扱う場合にはこれ以上に馴染むものがないので 今後も使ってゆくと思う。

_ 機会を見つけて身につけたいと思うもの。 最近はOCamlを成行きでいじりはじめているので、 この機会にひと通り慣れておきたい。 Lisp系は今までまともにやったことがないので何かやっておきたいところだが… そういう意味では、まともにやってこなかったけど一度はきちんと 向き合ってみたい言語は、他にもForth、Smalltalkなどがある。 一方、以前いじったが理解がいい加減なので再学習が必要かも? と思うのはLuaとIoだ。まあLuaはそれが必要な場面があったらすぐに 見直して身につけることができるとは思う。 nativeに近い言語だと…Goはどこかで再度やっておきたい。 Rustはわからんままの状態を続けているのはよくないかなあという気がしている。 Zigは、Rustが身についてから比較のためにも見てみたい。 HDL系(VHDL、Verilog)も中途半端な理解のまま放置してしまっているが… これも必要になったタイミングでやることになるのかもしれない。 RやOctaveも同様だろう

_ 手に負えなさそう系もやってみたい。 具体的にはF*やCoq、Q#など。 前2つはともかく量子プログラミングは趣味でできるのかどうかもわかっていない。

_ 身につけたいとまでは思ってないけど気になる…というレベルだと、 まずElmは興味がありつつも、 そこで形成されるパラダイムはElmishなどで体験することができているので それでいいのかもしれないとも思う。Erlangに満足しているのでElixirにさほど 魅力を感じているわけではないけど、Elixirが目指しているものは もうちょっときちんと知っておいたほうがいいかもしれないと思う。 PureScriptはHaskellよりは興味がある。 Oz/Mozartは書籍込みで 再度入門する日があってもいいかなーと思っている。

_ あとはあんまり興味がない系。Javascriptのかわりをめざしている 言語たち(TypeScriptやDartなど)は、あいかわらずほとんど興味がない。 ある程度使えているしこれ以上はとくに…というのだとVB、Ruby、Javaなどがある。 もともと関心が薄いし今も薄いままというのはScalaだ。

_ …いざ書いてみるとあんまり変わりばえしないような気がする。 似たような動機でまとめているものは、たとえば以下のようなものがある。 12年前のプログラミング言語アンケート、 10年前の、7つの言語7つの世界をきっかけにした いくつかの言語との交流、など。


2021/08/31 (Tue)

_ 今日からしばらくは雨がちで、気温も30度まで上がらないらしい。 少しは涼しくなってゆくのだろうか。もう9月だしな


= エアコン水滴地獄

_ 東京都千代田区千代田1番1号といえば皇居の所在地だが、 エアコン水滴地獄1丁目といえば我が家のことである (おおげさ)

_ 昨日の夜にZHT書きながら様子を見ていたときは垂れていなかった水滴が、 書き終わって更新かけた直後くらいからまた垂れるようになった。 そうなのかーと思いながら寝て起きたところ水滴は垂れていない。 やった…か? (やってない) そして昼前に完全に再発した。


= Windowsとscreen

_ コマンドラインで起動させて、それを使い続けるといった ツール達が増えてきて、そのたびにコマンドプロンプトが増えてゆくのが 邪魔くさい。かといってWindows Terminalの中で手で動かしてゆくのも 面倒くさい。 UNIXの環境だとScreenの中で起動させるという やつをずっと使っているので、 同じようなことをやるにはどうしたもんかと思う。 Cygwinでやる…? まあそれならそれでしょうがないが、考えてみれば WSL2があるのでそっち経由で実行すればいいのかと気付いた。 さっそくいろいろ設定して快適になった。


= ZFSなど

_ ミラーで構築していたディスクの片方を先にUbuntu環境にしておいて、 もう片方の中身を移した後に、Ubuntu側のミラーに参加させる…ということを、 やろうとしてうまくいっていなかったことにようやく気付いた。 mirrorにするつもりでただ追加していただけだったらしい。 なので容量が倍になった。 やったね (平坦) addが一瞬で終わるからおかしいと思っていたが

_ いったんraid0にしてしまった以上もう再構築するしかないなあ〜面倒だ



= Webカメラ

_ 数日前のつづき。 ひとまず2台ほど買ってみた。選別の条件は…特に強いこだわりがあるわけではなく、 720pくらいで30fps以上で撮れて、 物理的なシャッター(蓋)によって撮れない状態にすることができる… というくらい? 日常的に仕掛けておくので、妻が撮りたくないときに わざわざソフト側に指示を送るのではなく、 物理的に隠せてしまったほうがよいだろう、という程度の理由。別に布を かぶせるとかでもいいのかもしれないが、長時間稼働する場合には発熱の問題も ちょっとは考えないといけないかもしれないし… なおシャッターは単に CCDを隠してくれさえすればよく、何かスイッチと連動して CCDへの電源供給が止まるとかそういったものは必要ない。

_ あとは…マイクはあってもなくてもいいし、720pだけでなく 1080pならなおよい、という程度だろうか。定点カメラとして一定の距離を置いて 使うつもりなのでそんなに広角寄りでなくてもよい。 といったあたりを元に選別して2台買った。

_ 1台目はBuffalo BSW305MBK というやつで、 これは1080pだと30fpsになってしまうが、720p以下なら60fpsとれるらしい。 F2.0らしい。ケーブルは1.5m。 だいたい前段落までに書いた要件を満たしておりとくに問題なく使えそうだ。

_ もう1台は Bengooという会社の…機種名はわからんカメラ。 画角は77度らしい。Buffaloのものはとくに記載がなかった? ようだけど だいたい同じくらいのようだ。 こちらは1080pを大きく超える解像度でも撮影できる。 最大2592x1944まで撮れるらしい。 ただ720p以上になると30fpsでしか撮れないらしい。それは盲点。 蛍光灯の下だとちょっと青っぽい色になるが どぎつい色ではないので問題ない。

_ 事務所にはもうWindowsマシンがないのでUbuntuのCheeseで試してみたところ、 30fpsってこんなにがたがたするもんだっけ、とちょっと驚いた。 実際に録画したわけではなくプレビューを見ているだけなので 間引かれているのだろうか。これだと細かい動きがほとんど映っていないので 記録としては使いづらいかもしれない。まあ2台あるし画角はそれなりに広いので、 Buffaloの方を近くに置いて、もう1台の方は遠景を撮るようにすれば たいして問題ないかもしれない。




Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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