早起き(前ふり)

「早起き」のローカルな定義

辞書で調べると「朝早く起きること」などと出てきますが、 「夜は寝るものだ」という前提が崩れている人も多いと思います。 研究でいそがしい学生さんなんかは、「物理時刻」と「論理時刻」を使いわけてたり、 1日25時間のシンコペーション時刻を採用してたり、 なかなか「朝に起きる」というとピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

ここでは早起きを以下のように定義します。つまり 「本業に備えて起きなければいけない時刻よりも早く起きること」です。 いつも6時に起きている人は(私の目から見ればそれだけで早起きなのですが(^^;) 4時に起きたりすると「早起き」になります。 夜勤で20時に起きなきゃいけない人は、18時に起きても「早起き」。 こんな感じでよろしくおねがいします。

(追記) 休みの日(本業のない日)はどうなるんだという話を忘れていました。 あまり堅苦しい定義を作っても仕方ないので、平日/休日問わず本人が 早起きした!と自覚できるような起きかたをすれば早起きだというメタな 解釈をしておきます。前述の定義とも矛盾しない...とおもうんですが

早起きのメリットと問題点

早起きのメリットについては ソリッドウェブで紹介されていますが、 以上のようなローカル定義を行ってもなお、早起きが万人にとって よいものなのかどうかというのは微妙だと思いますし、ソリッドのような キャッチーな文章を書くことはムリなので、 私個人のことを書いてみようと思います。

学生の頃からずっと、勉強や趣味といえば、本業(仕事とか学校とか)が終わってから 寝るまでの間にやっていました。そこで出た問題点は以下のようなものです。

そして、朝起きる段になると、もうこれ以上寝てたらアウトだという 寸前までフトンに入っていて、無理矢理起きて一気に仕度して家を出る というような生活です(学生の頃はそれすらできず、眠いからまた寝るなんてことを していたような気もする)

ソリッドのページに出会う前にも、何度か朝型を試みたことがありますが、 いずれも長続きしませんでした。朝型のメリットを再度整理してみると、

です。最後の1つはメリットでもあり、最大のデメリットでもあります。私は 根性がない人間なので、充分な睡眠をとったと思われる段階でも、 まだ寝られるなら寝たいと思ってしまいます。いくら寝る前に「明日こそは 早く起きるんだ」と唱えていても、目が覚めた瞬間の怠けた頭にはなかなか 届きません。

早く寝てみても、早起きができなければ、ただ睡眠時間を充分にとる生活が 続くだけで、あまりうれしくありません。

など、いろいろ工夫はしているのですが、あまり効果は出ませんでした。 一度フトンの外に出てしまえば、まあなんとかなるんですが、その第一歩を なかなか踏み出せないのです。

唯一の(?)、そして最大の弱点である「起きられない」を、少しでも緩和する 手段として思いついたのが、「仲間を募り、IRCのチャンネル作ってお互いの 起床を確認しあう」というものです。

「起きてから最初にやることを決めておく」にもつながりますが、 PCを立ち上げ、「#早起き」に入る。そこに会話できる仲間がいるとなれば、 フトンから出る気力も沸いてくるのではないでしょうか。 参加者同士で早起きのための情報を交換できるかもしれません。

そうやってなんとかフトンを抜け出して、お互いに会話しながら 家を出る時刻まで自分のやりたいことをやって過ごす、というのは、 うまく機能すればとても素晴しいことだと私は考えています。

一人ではムリだけど、みんなと一緒なら出来る! かもしれません。 また、このチャンネルをきっかけとして早起きにチャレンジしてみる、 なんて人が出てくるとなおいいなと思います。


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Zinnia (zinnia@risky-safety.org)