_ 朝晩は涼しくて日中は暑いという日々が続いている。 寝苦しくなく洗濯物も乾きやすいということで過ごしやすい。
_ 気付けばもう4月だ。テレワークを始めたのは昨年の3/31なので、 1年経過したことになる。
_ 久しぶりにたくさん歩いた。上野あたりまでの往復なので7〜8kmだろうか
_ 妻がUiPathアカデミーなるものをやっていて、そこで詰まった 部分の様子を見たりで少しUiPathに親しんだ気がする。 まずUiPathそのものがどうかというより、 UiPathアカデミーの構成について、あまり感心できんと思った。 上級編はReFrameworkなるscaffold的なものをベースに作ってゆくことになっており、 step by stepで動作を確認できるような構成になっていない。なので全部組んでから はじめて動かすことになり、自分がやりたいことがなんだったっけ? ということを ほぼ忘れた状態で試すことになる。また 手順に漏れや誤りが多くて、書かれた通りにやっていても動かない。 意図しているのか単に間違っているだけなのかは判然としないが… (ReFrameworkそのものは、よくできていると思う)
_ UiPath Studioを実際に操作して概要を理解してみると、プログラムを書かずに GUIでフローを書いてゆけるように見えて、実際には変数、入出力に 関する部分で.NETの型を意識せざるを得なかったり、そもそも あまり混み入った構造を作ると見づらいという切ない問題がある。 自然とアクティビティを分割・階層化するような発想となり、 小さな部品の集合によってやりたいことを実現するのだという習慣に、 繋っているようなそうでもないような…再利用可能なものにできるかどうかは 心がけ次第な気もする。まあin/out/inoutと変数をきちんと意識して、 不用意に他のアクティビティに影響を波及させないという点ではいいのかもしれない。 ReFrameworkのようなものが作れるのもそういう習慣が結実したからなのだろう… ただ私はどうせin/out/inoutと変数などでVBやC#の式を書いたり しなきゃいけないのであれば最初からプログラム言語として 書かせてほしいんだがという感が強い。 そういったアプローチもサポートしているようだが…
_ UI要素をとってくるためのセレクタは、やはりよくできている… と言いたいところだが、なんか物足りない。使いかたが悪いのかもしれないが、 アカデミーでもセレクタ部分を手で直しましょう的な工程が何回か出てきており、 そのときのインターフェースがあまりすばらしいとは思えなかった。
_ O'Reilly Online Learningで探してみたところ、 「Learning Robotic Process Automation」という書籍の中身はほとんどUiPathを 前提として記述されているようなので、これも読んでみようかなーと思う。 近日に「Robotic Process Automation using UiPath StudioX: A Citizen Developer’s Guide to Hyperautomation」という本が出るようだ。 UiPathのドキュメントはまだ辿るのに慣れていないせいか概念的なものを 通して理解できるようなものが見当たっていない。
_ 説明を読むとUiPathはWindows Workflow Foundationというやつを ベースにしているらしい。 敢えてXAMLを使う理由がさっぱり分からなかったのだがそういうことなのか… MicrosoftはMicrosoftで Power Automateなる 製品を出しているようだが…
_ 動悸と不整脈が気になるので昔から名前とCMソングだけはよく知っているこれを 試した。けっこう高い。30錠入りで2000円弱、1日3回で1回2錠だから その通りに飲んでいたら5日分しかない。頓服的な使用法もできないことはないようだが
_ まずそのサイズに驚かされた。救心を長い間ご愛顧いただいた方々のために 特別に作られたノベルティ用のミニチュアが送られてきたのかと思ったら これが本物らしい。ケース全体が指先ほどのサイズしかない。 そして1錠も非常に小さく、そしてとても取り出しづらい。取り出し口に つけられている漏斗状の樹脂のせいで取り出しづらいのかしら、と、そいつを 取り外してみたところ今度は一気にほとんど全部出てくるようになってしまった。 どうやらこの取り出しづらい漏斗的なものは確実に1錠ずつ取り出すための仕掛だったらしい…
_ そして実際に試してみた感想だが… 飲んですぐに明らかに何かが変わった…!!! という 感じはしなかった。ずっと飲みつづけるもんでもないだろうし、 扱いがむずかしいな。まずは体質改善に務めるのが先なのだろうが…
_ なかなかβがとれないJetpack Composeを少しお勉強してみた。 Android StudioはCanaryだといろんな機能追加がなされているようで、 previewもそのひとつらしい。ただ書いたそばから反映されるのではなく、 ビルドした後にannotateにしたがって実行しているといった感じみたいで、 これだとなかなかtry and errをしやすいとは言い難い。
_ たしかに宣言的であることによる見通しのよさは感じるものの、 βが取れなければ本格的に使うのも躊躇われるし、これが主流になる日が 本当に来るのかしら…? 少なくともXML書いてどうこう、というものでない 何かが主流にはなってほしいものだけど
_ The New JVM IR Backend Is Stable | The Kotlin Blog なんていう話もあるし、どんどん改善が進むのだろうから今後も追いかけてゆくのがよいのだろう
_ 日曜はずっと降っていて月曜には晴れるとばかり思っていたが、 実際に降りだしたのは日曜の夕方過ぎで、月曜の夕方までほとんどずっと 降りつづけていた。進行が遅れたらしい。
_ そして雨があがった後はかなり気温が下がった。久しぶりに10度を下回ったようで、 先日上着やら着脹れ用の上下を洗濯してしまったのでとても寒かった。
_ 今月末から990円/月のプランが1,490円/月に上がるらしい。
_ 月額の設定以外で収益が望めないのに、その設定部分を後から見直さなきゃ いけないような事態になるというケースはたまに見掛けるし自分の身に ふりかかることもあるけど、シンプルに不信感が募る事象だと思う。 どうやって立ち行かせるつもりで、どこに蹉跌があったのだろうというような。 最初から上げるつもりだったという方がまだ心情的に理解ができるが… 同様に無料だとか無期限だとかを謌っているサービスについても 途中で方針が変わる様子を見ると同じような感想を抱く。 永久不滅だったはずのサービスがいったいいくつ終了していっただろう
_ 私個人としてはほとんどNetflixを活用できていないが、 妻はけっこう活用しているようだし、プランを下げて画質や同時再生数を 犠牲にするのも考えものだ。なのでひとまず受け入れるほかないのかなと思う。 それにしてもサブスクリプションの月額が5割増しってどうなのよ…(前段落に戻る)
_ うわあ間に合ってますと言いたくなるような出題内容が多くて 斜に構えた態度で望みつつ、問題数の割には制限時間がけっこう短かくて エキサイティングな試験だった。そして採点結果を見て上位1.5%のランクに僅差で 入れなかったのでもっと真剣にやるべきだった、と身勝手なことを思った。
_ 大まかな傾向に加えて、自己評価との乖離が大きいのは このへんだといったようなことも教えてくれるので、次回はきちんと 試験対策をして選ばれた領域に入りたいもんだなあーと思った。 しかしその乖離している部分を見るとうわああ間に合ってますと思ってしまうのでむずかしい
_ 最低気温が10度を下回る日々はしばらく続くようだ。 日中は20度弱まで上がるので、日射しさえよければ室温はさほど低くない。
_ 通勤がなくなってから本を読む機会が大きく減ってしまったので 図書館を利用する頻度も激減した。しかしテレワークになったのだから 予約した本を近所の図書館で受け取ることもできるではないかと、 一年がかりでようやく気付いて利用を再開した。 近所の図書館は図書館として単体の建物というわけではなく コミュニティ会館的なものの一角が図書館になっているといったもので、 規模はさほど大きくないし、閉まるのも早いが、近所にあるというのは得がたい メリットだ。同じくらいの距離に2つあるので、 散歩のついでに借りたり返したりができる。
_ これまでも返却ポストは何度も利用したことがあったが借りるのは初めてだった。 金町・立石・曳舟の図書館は予約した本を受けとるための専用の書庫と 貸し出しスペースがあって、自分で探すことができるようになっているが、 近所の図書館はそういう設備がないようで、カウンターの奥にあるものを 館員さんに持ってきてもらって貸し出しの手続きをしてもらう必要があるらしい。 館員さんと私が、私が借りようとする本を挟んでいる光景はなんだか 恥ずかしくてあまり居心地がよくないが、そんなことを考えてしまうくらい 書店で本を買うという機会もなくなっているんだなあ〜と思った。
_ あまり変化ない。何をしても痛くないという境地に達するのはいつになるのやら
_ あまり変化がないのにあちこち歩きまわっているのが悪いのだろうか… 多少は刺激がないと回復も進まん気がするが、回復を阻害するほどの 刺激になっているのかしら… それとも回復のときに生じる痛みみたいな もんなのだろうか? 成長痛みたいな…成長してないけど
_ 左足がそんな状況なのでジョギングが復活できるのはずっと先になりそうだ。 かわりになる運動を考えなければいけない。 水泳は敷居が高いし、自転車はもう長年の ブランクがあるので今からやりなおすのは危険かなーと思うし、 やはり歩きかな…しかし漠然と歩くのは苦手なので何か よいアレンジはないものか… といろいろ探していてノルディックポールなるものの 存在に気付いた。両手に杖を持って歩くというのは歩行の補助的なものだと 思っていたのでエクササイズ的な効果があるもんなのか? と訝しく思いつつ 眺めてみると、足の負担を軽くしつつ全身運動にしてくれてしまうようなことに なるそうで、なるほどそれは今の自分にぴったりかもしれないと思った。 ノルディックポールはスキーのストックのようなものにゴムパッドをつけて 両手で持って歩くわけだが、重心より前で突く杖とは使いかたがまったく異なり、 重心の真下あたりに着いて、重心の後ろに移動している間も地面に力を 与えつづけられるようにゴムパッドに傾斜がついている。これによって 地面を押す力が推進力となって進むことができるらしい。 ポールは手首に巻いたバンドと結束されているので、手を離したまま押したり 引っ張ったりできるようになっている。なので重心の後ろに移動したあたりでは 手を離しつつ手首のバンド経由で力を与えつづけ、前に振り戻すときには バンドによって引っ張って戻すみたいな動きになる。
_ 早速試してみた。 ジョギングの場合は夕食の前にすることが多かったが、慣れないポールを 操って歩くことを考えると人通りがもっと少なくなってからの方がよさそうなので 日付変わる直前にした。 まずポールの扱いに慣れるために試行錯誤する。ポールの先の動きが安定せず 地面をバウンドしたり、その結果左右に振れて足をひっかけそうになってしまったり、 かなりむずかしい。歩幅を意識すると手がおろそかになるし、手を頑張ると 足の動きとまったく合っていない… など。 そして無駄に地面をひきずっているような感覚がある。 ノルディックポールにおいてゴムパッドは消耗品で、しかもその消耗具合は かなりのものらしいという予備知識があったので、無駄にひきずるたびに 気持が沈むのだった。
_ なのでつるつるの道とか、草むらで試すことにすると、ゴムパッドへの ダメージは小さいかわりに滑りやすくなるため地面に力があまり入っていかない。 それでもポールの動きの練習にはなるかな… としばらく続けた後、 さらに距離を歩いてみた。リズムを一定にしようとすると歩幅が かなり広くなってしまい、それはそれで足に負担が来ているような気がする。 そして手の動きがあまり上手にできていないのもあり負荷分散になっていない。
_ それでもしばらく続けていると、今のこの動きはかなり全身で歩いていて なおかつ地面をしっかり押せている感覚があるなーというタイミングが 増えてきた。ただそのときの手足の動きは、振り出した足とポールの突く手が クロスしていない、ちょうど竹馬に乗っているときのような (乗れないけど) 動きになっている。これはお手本通りではない。なのでお手本に近い動きに 戻すとやはりしっくり来なくて、しばらく後に、あっ今いい感じだ…!! と思った ときにはまた竹馬歩きになっていたりした。
_ 初日に頑張りすぎてこんがらがってもよくないし、そもそも足への負担が それなりにありそうだったので1時間で終了。1km12分弱なので 時速5km強という程度で、ジョギングのときの半分以下のスピードしか出ていない。 まあ今はスピードを求めるよりもきちんとしたフォームで足への負担が 軽減された状態を維持する方が重要なのだが… きちんとポールを動かそうとすると ある程度の歩幅とスピードがないとできないような気がしてならない…
_ というような、てごたえがあるのか、ないのか、よくわからない感じで終わった。 まったく話にならんとか、危ないといったことはなさそうだし、 苦手だった漠然と歩くという行為がジョギングに近い程度に楽しく感じられたので、 これなら続けられそうだと思った。
_ 歩くかわりにステッパーをやろうか、という案もあった。 室内でできるので 完全に外出禁止みたいな生活を強いられても使えるし、 移動しないで運動できるというのは動画や音声の消費をするときにも役立つ。 ただ目を酷使する時間が増える一方だし、外で運動できるときはそうしたいという 気持が強いので今回はノルディックポールにした。
_ しかし作業中に流す動画の他に、まじまじと見ている動画もそれなりにあり、 それを見ている時間を他の何かと組み合わせたいという欲求はあるので 何か導入するかも… 左足の状況がやっぱりまだ長時間の歩きに 耐えられるには至ってないと判明するかもしれんしなあ
_ 夕方に短時間だけど強い雷雨があった。そしてその後気温がいっそう下がったような 気がする…
_ 使った日数ではなく使いはじめてからの日数を書いている。 昨日の負荷が高すぎたせいか足の痛みがそこそこある。雨降ったこともあるので 1回休みにした。
_ なお負荷が高いといっても息が切れるわけでもないし、 汗が止まらんということもない。じんわりと汗ばむという程度だった。 有酸素運動としての負荷はあまり高くないようだ。
_ 基礎からおさらいをしている。ちょっと進むたびに新しいプロジェクトを 作りなおして、そのたびにgradleがあれこれ動いてディスクを数十MB消費して、 7〜8分経過してから準備できました…!!! と言われる、 という繰り返しになるので心理的な抵抗がある。 なので同じプロジェクトを使いまわしたりすることになる。書かれた 通りの手順でなければ手に負えないというほどのことはないし、自分で アレンジしてついてゆけばよいだけなのだけど、プロジェクト作って 数分+数十MBを消費するということを単に受け入れればいいだけとも言えるので 難儀な性質だと思う。
_ あと作成したプロジェクトのファイル群が実際にどこに配置されているのかを あまり気にさせたくないような作りになっているようで (このへんはVisual Studioでも 同じだけど) これもなかな抵抗がある。 上位リポジトリとの連動を含め、このあたりもお任せにしてしまえば いいんだろうけども、 ディスクの中で自分の見えないところがごみだらけになっていた… というのは なかなか許容できないのだ… と散らかっている部屋を見ながら思うのだ
_ non-local returnと local returnの違いは理解できていたつもりだったのだが別の落し穴にはまった。 Return at labelsにある通り、 forEach みたいなもので local return すると、forEach を 抜けてくれる (break) かと思いきや、実際にはreturnから下を実行しないだけで ループは継続している (continue) になってしまう。…ということに 気付かず小一時間はまってしまった。最後のほうの例にある通り run で包んでそっちにreturnさせるというidiomがあるらしい。
_ 今日はえらく寝苦しかった。暑かったり寒かったりで頻繁に目が覚めたり…
_ そして昨日からずっと雨が降っている。雨が止むたびに気温が下がっていっている 気がする。
_ 週末は雨というサイクルになっているようだ。金曜の夜〜日曜の朝にかけて ずっと雨だった。
_ ステッパーのかわりにノルディックポールを買ったつもりなのだが、 1時間歩くと足に不可逆なダメージが与えられているような気がするし、 天気悪かったり寒すぎたりでなかなか実践できていないということもあり そんなことをしている(していない)うちに高血圧からくる体調不良が いよいよ深刻になってきた感じなので、これはもうどっちか一つなどと言っている 場合ではない気がしてきた。
_ ステッパーは油圧シリンダーを用いることで負荷を調節するモデルが多いようで、 そのせいか連続使用時間があまり長くないモデルが多い。20分とか。 長いものでも1時間というくらいらしい。なのであまり有酸素運動という感じがしない。 連続でそのくらいで、どのくらい休ませればいいのかもよくわからんし… ペダルはモーターの逆みたいな原理のものであればそこそこ長時間使えるようだが やはり場所をとる。以前使っていたペダルエクサは椅子に座った状態で使えたので 場所をとらなかったが、負荷はたいしたことなかった。
_ なかなかむずかしいもんだ…しかし室内でもできるものを考えておかないといかん
_ 日中の気温がかなり上がっているようで、25度を超えるような日が増えてきた。 夜は10度台まで下がるので寝苦しいということはない
_ ノルディックポールを導入してから2週間が経過したが実はまだ2回しか使えていない。 そしてその2回両方で足にダメージが残る結果になっているので少し 考えを変えなければいけないかもしれない。 ポールの使いかたそのものはだいぶ慣れてきた。そして40分を超えたあたりで 足が少し痛く感じられるようになり、区切の1時間まで…と頑張った結果 翌日以降に残るダメージになっているようだ。
_ 途中でポールを離して引き戻す…というのを一定の振り幅で進もうとすると 自然とスピードが上がってしまう。ただこれも、ポールを離さずに握ったままに することで小さな歩幅でゆっくり歩けそうなので、まずそのやりかたで、かつ 時間を少し短かくするというようなことを、回復したらまたやってみたいと思う。 40分超えるあたりまではとくに痛みも感じないので、早目に切り上げて、そしてもし 痛みを覚えたらすぐに止める、くらいの心がけが必要そうだ。
_ この本を最初に読んだのは2007年なので、30代前半のことだ。 妻がまた読みたくなったと言いだしたので私も読み直してみた。 妻は子供の頃に読んだらしい。
_ 私が最初に読んだ13年くらい前の記憶は、 ただ「時間」というものに注意を向ける何かであるという点だけが強烈に 残っており、物語の流れや、時間の何についてなのか、といったあたりは ほとんどまったく覚えていなかった。 あらためて読み直してみて、 そのスピーディーな展開や、ジジの語りの豊かさ、カシオペイアのキャラクターなど 楽しめる部分が多いと思いつつ、さすがにいい歳なのでわくわくして読みました! だけでは消化しきれず、そこにどのような意図が?みたいなことをどうしても 考えてしまい、そしてそれがはっきりとは分からないという情けない状態だった。
_ 時間は貴重なものだ、というだけでは済まないということなんだろう、 というくらいで、つまり最初に読んだときの記憶は 前半の部分だけだったのかもしれない。 時間に追われて精神的な豊かさに乏しいような生活を送っている大人であれば これを読んで身に詰まされるような、危機感のようなものを覚えるのかもしれない。 私はそこまでの感情は抱かなかったので、まあそこまでひどい生活ではないのか、 それに気付いていないのかもしれない。
_ 時間銀行・時間泥棒というコンセプトについてはなんとなく覚えていたんだが、 利息がつくというディテールを覚えていなかった。 時間を預けて増やすという部分を忘れていたらしい。たしかにこれがなければ 灰色の男たちはただ無駄な時間を排除するという勤勉さを説くような 意識高い系の人たちになってしまう。
_ このひと (小森健太朗) のミステリはこれが初めてだ。 「この画像で吹いたら寝ろ」的なスレッドでよく出てくる、 「ひょんなことから相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、将来有望な力士としてデビュー。しかし、彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった!立ち合いの瞬間、爆死する力士、頭のない前頭、密室状態の土俵で殺された行司…」といった あらすじが書かれている文庫本裏の画像、の、 作者らしい (大相撲殺人事件)。 先日図書館に寄った際にこのひとの 作品を探してみたところ、表題の本を見つけて気になったので借りた。
_ この本はイエス・キリストが十字架にかけられた後に復活したという奇蹟について、 同時代を生きたエジプトの通商隊員の手記を元にミステリとして構成した、 という体裁になっている。キリスト復活の謎をミステリとして描くわけなので そこにはトリックがあったというのがこの手記の著者の立場になっており、 そこで明かされる真相は、 冒頭からじわじわと小出しにされるヒントもあるし、 徐々に明かされてゆく様子から透けて見えるものもあるので、 ものすごく驚いた、というほどではないけど、よくできていると思う。 ただこの手記の著者自身の考える真相そのものより、その真相に至るまでの 聞き書きの分量がかなり多くなっており、人によっては退屈に思えるのかもしれない。 私はとても面白かった。当時の風土やローマとユダヤ教団の緊張関係などが 描かれている様子はあまり読んだことがなかったので新鮮だった。
_ DXという用語はここ1〜2年くらいで急に出てきたように見える。そしてここ半年くらいは 頻繁に目にするようになった。 昨年末にDXレポートの第二弾であるDXレポート2の中間取りまとめが 公開されていた。
_ 2じゃない方はちょうど1年前に読んだ (公開が2018年9月なので1年半遅れだ)。 が、読む側の態度の問題なのか、読んだ結果として自身やその所属する組織、 あるいは家族・親戚、地域社会、等々について次にどんな行動を起こせばいいのか、 あるいはこれまでの行動に どういう変容を必要としているのか、があんまりピンと来なかった。 レポートが主張しているところからすれば枝葉にあたるんだろうが、 「レガシーシステム」「技術(的)負債」という用語が出てきており、 これらの単語ってちょっとした註釈だけで 含意まで誤解なく伝わるような用語だったっけ、と不安になる。
_ DXという用語自体は、また変なバズワードを流行らせて 金の流れを産み出したいのだろうか…というような警戒感がありつつ、しかし 乗り遅れると他の国との間に取り返しのつかない差がついてしまうという危機感が レポートからは滲み出ており、 ITシステムをIT企業にだけは任せていられないんだというメッセージがありそうで、 しかしどうやって? というものが読みとれず、 結局これを餌に金を挙げようという人達が増える一方な気がする… し、 自身の行動の変容にどう結びつけていいのやら? という消化不良の状態だった。 それほど言うなら行政はどうやってそれを後押しするのだ? という 動きもあんまり感じられないし…以下は読んだ本ごとの感想など
_ 「Good Service」本としての好感度が極めて低い。 全部ゴシック、字体が変、白地に黒文字の本文のページに頻繁に挟まれる 黒・緑・赤地にでかい文字のページ。ぱらぱらめくると眩しい。 ぱらぱらめくる人を攻撃するような本はだめだろう。 ただこれは原著がそういうものらしいので、翻訳はそのデザインを 踏襲しただけなんだろう。内容は、興味深いものや考えさせられるものが 多いのだけど、なにしろこの装丁で読みたくないという気持の方が強い。
_ 「サブスクリプションシフト」先日疑問を覚えたサブスクリプションモデルの サービスの収益構造やデザインについて書かれていて勉強になった。 この本はTeamSpiritの創業者が書いているらしい。 TeamSpiritは以前使っていた。それを使わなくなった理由は私には よくわからなんが合わなかったんだろう。TeamSpiritはSalesForceの上で 動いていたので、今後いろんなデータがSalesForce上に乗れば自分の権限の 及ぶ範囲で分析もいろいろ進んでいいなあーと思っていたのだが、 そのようなデータの生かしかたはまったくしないまま使わなくなってしまい、 あちこちのプラットフォームに分散してしまった。 SalesForceが好きかと聞かれればまったく好きではないが、 別に会社のデータがどこに蓄積されていても愛着があるわけでもないし、 SalesForceはまんざら知らんわけでもないしAPEXコードも書けるので 別にいいかーという程度の関わり具合だったが
_ 「金融デジタライゼーションのすべて」 DXというやつをとりまく技術のカタログみたいな読み方をした。 実際章立てを見るとそんな感じに読める。金融に絞っているのでFinTechという もうひとつのバズワードを思い出してしまうが、こうやってバズワードを 再生産しながらでしか世の中は進まないんだろうかねえ~ というような 本の感想とは関係ないことを思ったりした。 なんか最近よく聞く用語について、私にとって馴染のある分野ではどういう 取り上げられかたをされているのかといった話が多くて親しみやすいし、 薄く広くという感じなのでぱらぱらめくっているといろいろ 思いつくことがあったりでいい本だった。ただやはり動きの激しい世界を 描写しているので、出たばかりの本 (2021年1月) なのにいくつかの話題に ついてはすでに古い内容となっていたりする。ITロードマップ的に 改版されるような本があればいいのだが
_ 「THE DX デジタル変革の真髄」日本IBMが監修したムックらしい。 仕事で関係する日本IBMというと、日本IBMのひとというよりは、その出身者が多い。 たしかに頭の回転が速い有能な人は多いんだろうけど、癖があるというか、 柄の悪い人が多いのでそういう企業文化なのだろうか、と思っている。 偏見なのだろうが。この本では日本IBMのひとが多く出てくる記事の集まりのような 感じで、出てくる人のポートレートの多くがスーツやシャツ姿で 腕組みをしているので途中からそういうネタなのかしらと思えてくる。 側面と後ろを短かく刈り上げててっぺんを残す髪型の人も多い。 JACK (鉄拳) みたいだと思った。 中身の感想はぜんぜん書いていないが、 浅川さんの記事だけ読んだ。
_ COCOA不具合の件を受けて、パーソルプロセス&テクノロジーが マネジメント業務分を返納するという 話があって、 受託業務で返納なんていう行為で解決を計ってはだめだろうと思った。 なお請負の多重構造だとか中抜き的な話が批判されているが、 自治体や行政機関とつきあうためには必要なんだよーということを説得力のある 形で示してもらえれば別にいいんじゃないのと思っている。 個人的にそういう (対行政機関・自治体的な)経験は、 皆無ではないが豊富とも言い難いので正確なことは 言えないものの、その数少ない経験の中からでもとんでもないストレスフルな 相手ばかりであることは推定可能なので、そのくらいの構造を持たないと つきあってゆけないんだということならそれで仕方ないと思う程度には 厄介な相手だという感覚。 そこに来て何も分かっていない当事者の同僚が報道だけを見て 「余りできの良いアプリではなかった」なんて言い始めるのだから、 こんな集団とつきあってゆくのは大変だろう。 繰り返しになるが立ち上げ当初 (Covid19Radarの頃) に関わった方々が本当に可哀想に思えてくる。
_ ただまあ、そんな相手をカモっていたり、 癒着していたりといった疑惑もあって、そういったマイナスの期待を 裏切らないような不手際を見せられてしまったら批判されるのも仕方ないか
_ なんだかんだでEMV使えるところが増えてきて、 コンビニやスーパーで普通に買物するときは本人確認なし (NoCVM)、 ハナマサは常に本人確認あり、で、ドラッグストアも本人確認ありだった。 私のカードの場合本人確認はPINなのでそれを入力していたのだが、先月くらいから この緑色のボタン (OK) だけ押してもらえればいいです的な 案内を受けるようになった。そういえば数年前に丸井でも同じようなことを言われたのを覚えている。
_ 本人確認でPINを求められた場合、正しく入力するほかに、 それをスキップすることができて、PINバイパスなんて呼んだりするが、 このPINバイパスというやつは暗証番号による 本人確認をカードホルダが拒否するときに使われるものなので、 店側が本人確認を不要と考えるのであれば スーパーやコンビニのような契約を元にNoCVMにするとか、 暗証番号入力だけをさせたくないならそういうCapabilityであることを 宣言すればよいわけなので、イシュアが本人確認を求めているのに 店側からそれをスキップすることを促されるというのは違和感がある。 JCCAのガイドラインにもそんなことは書いていない。
_ 暗証番号を忘れた場合 (PIN不知) の対応についてはMSフォールバックとなるような シーケンスが定められているが、これも本人確認がオフラインPINでできなかったときに バイパスするとそのまま取引拒否に倒れてしまうカードが少数ながら 存在することからくる期限つき対応だ。 そしてドラッグストアで貰ったレシートを見るとICクレジットとして 処理されているので、これはPIN不知対応ではないただのPINバイパスになっている。 AIDもATCもあるし。このドラッグストアのレシートはARCは書かれていないが 承認番号がついているのでオンライン承認だ。このような運用は カードホルダーにもメリットがないので、こんなことしていたら PINバイパスすると拒否に倒れるカードが増えるだけなんじゃないかという気がする。
_ そうなったら今度は暗証番号入力ができないというCapabilityを 申請してくるかもしれないが、それはまあ別によいのだろう (試験のときと 違うCapabilityで動かしてしまうのはまずいが、最初からそういう端末だとして 受けていれば別に問題ないだろう)。 暗証番号を求めているのに加盟店側の設備の都合でそれができなかった、であれば そのときの不正行為の責任はアクワイアラ/加盟店側に来るだけなので、 そっちの方が正しい運用だと思う。今の運用だとliabilityは イシュアのままなのに加盟店とカードホルダが不正行為に加担…は 言いすぎかもしれんが、ICカード決済では防ぐことができるはずの 不正行為をやりやすくなるような環境を作り出してしまっているので、 やはり健全ではないと思えてくる。
_ 夜はまだ寒くなる日が多いようで、今朝も10度を下回ったようだ。 日没は確実に遅くなっており18時半過ぎてもまだちょっと明るいくらいだ。
_ 痛みレベルとしては2月上旬 (40日くらい) に戻ってしまったような… そうでもないような…骨折したところがピンポイントで痛いというより、 なんかその周辺に痛みを覚えたり、どちらかというと足首に近いところが 痛い? など一定せず骨折が悪化しているのかいまひとつ分からん
_ とりあえず日中のバンドは復活させてみた。
_ IronPythonは長いこと2系のままだったがついに3系に対応したらしい。 Python 3.4ベースらしい。3に上がるまでは大変だったようだが、 あとはタイムリーに追いかけられるもんなのかな
_ 先日ダイソーに買物に行ってみたらオンラインショップがはじまりました〜的な アナウンスを繰り返しており、ああついにオンラインで買えるようになったのかと 思った。通販そのものは以前からあったようだけど大口の注文しか受けてくれない 感じだった。 数百個からご注文〜みたいなことではなくなったようだけど、それでも 1セット〜個入りみたいな単位でしか買えないようなので、欲しかったものを あれこれ集めて一気に買うといった使いかたはむずかしいようだ。 そして店頭受け取りもできないらしい。ちょっと使いどころが むずかしいなー
_ 水性のインクフローが優れたボールペンといったものらしい。 ZEBRAのSARASAが、ボールペンらしからぬインクフローのよさで 気に入っているのでこちらも気になって試してみた。
_ インクの出方はたしかにこちらのVCORNの方が優れていると思う。 かなりペン先を寝かせてもきちんとインクが出てくる。 書き始めにインクが出てこないというのは私が ボールペンの中で最も嫌うところであり、それがあんまりなさそうに見えるのが よいと思う。 インクフローをよくする方向に全振りしているせいか、書き始めにかえって インクが出すぎじゃないかと感じられることがある。
_ ただ私が苦手なキャップ式であるとか、軸が少し細いなど、 インクの出方以外の総合的な印象はSARASAの方が今のところはよい。 SARASAは軸が太めで馴染むし、ノック式なのもよい。
_ 低反発枕というものは初めて使う。あと横長で真中あたりにくびれがあるような 形状は仰向けで眠れない私にはかえって邪魔に思えてなかなか手が伸びなかった。 この製品は安いし高さも3段階に調節できるし、くびれの形状は横向きやうつ伏せでも 問題ないらしいと知ったので買ってみた。 これまでの枕とは次元の異なる体験を得たという感じはないし、 ものすごく楽になったということでもなかった。起きたら肩がガチガチだった… みたいな日もあいかわらずあるし。ただ今までより不快や苦痛ということもないので 普通に切り替えてこれからも使えるかなーと思った。
_ ChromecastでもCMで割込まれることが増えたような。 そして先週あたりから? YouTube PremiumのCMが増えてきた。 何かの動画を見ている最中にCMに割込まれて困惑→Premiumなら そんなこともなくてよいんだよ、みたいな筋書きのCMを、動画見ている最中に 割り込んで見せてくる神経がすごい。そして何個もバリエーションがあるようで 停止しても次から次へと新しいものを見せられる。 (なおCMの表示停止は 使い始めこそ躊躇したものの数日もすると流れ作業のように停止の操作をするように なってしまった)
_ 妻に青写真を作ってもらいそれに従って部屋の中のものを動かしたり 掃除したりした。今後しばらくは平日にレイアウトの検討をして週末に 作業するというイテレーションで事務所の改善を行ってゆく予定だ
_ それにしても運動不足と加齢のおかげで自分の理解を超えた疲労具合が 襲ってくることに戸惑う。あれひょっとして俺はもう作業できないくらい 疲れているの?というような困惑。
_ 妻が年明けからairweaveのマットレスを使っており、それを使って昼寝してみたところ 寝心地のよさにびびった。薄いマットレスなのに、 固すぎず柔らかすぎず、えらい快適だった。 それからDysonの小さい掃除器の性能にもびびった。小さいのに 吸引力はすごいし、音もそこまででかくない。住居スペースで使っているものは バッテリーもほとんどもたないし大きな音が出る割にはぜんぜん 吸ってくれないという感じなのでその差に驚くほかない
_ ここのところPCの画面を録画したり、動画を編集したり、 配信したりするための環境を作りたいという気持が育っている。 配信をしたいというよりは配信をしたり編集をしたりする環境を作りたいという へそまがりな欲求だ。
_ FreeMind動画を3テイクもかけて作ったのは 周辺の環境に映ってはいけないものが映ってしまったなどの理由があるので 配信専用の環境というものを作っておきたいなあという欲求は昔からあった。 VMで組めばいいかなーと思っていろいろ調べたりしたのだが、 3Dいじりなどもしてゆくことを考えると普通にマシン1台あってもいいのかもしれない
_ RasPi4あたりはどうだろう?と思って調べてみたところ、 普通にPCとして使える環境を組もうと思うととくに割安というほどではない。 先日ChromiumOSを入れたVAIO Duo11に入れればいいかー
_ ほとんど触ったことなかったなーと思ったので少し触ってみた。 へそまがりなのでF#でやりたくなった。 Creating Visual Planetary Systems using Fable and F# | by Moko Sharma | Mediumというページが tutorialっぽく使えそうだったのでそれにならってやってみた。 このページでは Three.jsを使っている。 Three.js の概念を学ぶことができてよかった…が、 ちょっとした物を作るというレベルであれば 敢えてF#を使う意味はほとんどないということも理解した。
_ 以前書いた、クロスプラットフォームの UIというやつをひきつづき考えていて、そういえばElectronもあったなと思い出した。 Electronそのものについてはさほど大きな思い入れがない。 私自身がもうちょっとWebを中心にした発想をする人間であれば馴染めるんだろうけど、 そこまでしてやるかねという戸惑いの方が強い…が、 タスクトレーに入れたり透過にしたりショートカットキーを有効にしたり、 いろいろできるらしいので、わりと素早く物がつくれたりするかもしれない。
_ いくつかのサイトを参考にしながらなんとなく作りを理解した。 ローカルリソースを触れるWebという感じで、Node.jsと組み合わせて Webアプリ作るときとあまり大きな差がない。理想的な環境なのかというと よくわからんが、今回必要としているLaunchyのサブセット的なものは さっさと作れそうなのでよいかもしれない。
_ しかし起動が遅い。electron-quick-start を起動すると、外側の画面は すぐに出てくるのだがページ部分が表示されるまでに8秒くらいかかる。 頻繁に起動・終了を繰り返す種類のアプリではないとはいえ、この遅さでは 修正しながら実行しながら… というイテレーションの際にちょっとひっかかる。 ただこれは環境の問題もあるのかもしれない。Ubuntuマシンでやってみたら 2秒かからず起動したし…まあ2秒弱が速いかどうかという問題はあるものの、 このくらいであれば気になるというほどではない
_ fable-electronというのがあるので、 F#でElectronをやることも可能らしい。