_ 連休に入ったが1日目は仕事で2日目は頭痛で使いものにならなかった。
_ amazonで唐突に薦められたので買った。PEARSON EDUCATIONが発行している 語彙制限本である、PENGUIN READERSのうちの1冊。ミステリらしい。
_ この本はLevel 3で、公式サイトを見てみると、 見出し語数は1200、重文と複文が出てくるし関係代名詞も使えるようだし、 完了形も使えるので特に表現として不自然さを感じることはない。入り組んだ文が ほとんどないな、という程度に平易な文章が並んでいる。
_ 50ページほどしかないので薄い本だ。これで1000円を超える値段がつくのは さすがにちょっと高いだろう、と思ってしまう。私は古本で買ったので250円くらい。 でも送料入れると500円超えるので実際の半額程度か。やたらと書き込みがされていて、 こういうのを買いとってもらえるんだな、というのと、これを売るんだな、 という二重の意味でこれが売り物になるのかと思った。
_ 薄い本なのに、 それでも小説は読み慣れていないので少ししんどい。別に難しい英文や単語が あるわけではないのに、日本語だと簡単に出来ること、 つまり物語を読んで覚えるという小説を読む上で基本的な作業が けっこう大変に感じる。 技術書だとこういう悩みはほとんどないので、小説になるといろいろ大変なんだなと思う。
_ さて中身のほうだが… たしかにミステリとしてまともだった。 結末の方向性はほとんどの人にとって予想通りだと思うけど、 ひとつの要素が出てくることで、それまでに挙げられていた複数の謎が一気に 解ける感覚はなかなかのものだった。よくできている。
_ 風邪やら頭痛やら何やらで走るチャンスを失いつづけていたので 気持を入れかえて走ることにした。 いつものように立石に向かう。途中ひきふね図書館に寄る用事があったので 家から曳舟駅までは歩いた。
_ めし喰ってないのでミスドかどこかでご飯食べようかな…と思ったらミスドは 4月一杯、つまり昨日までで閉店だったらしい。そんな… 立石駅前は コーヒー飲めるところがあんまり多くないし、どこもとても混んでいるので 選択肢が減るのはとても辛い。
_ 図書館の喫茶コーナーがあるのを思い出して利用してみた。シフォンケーキと コーヒーのセットで450円。コーヒーだけだと200円だ。安い。そして けっこうおいしいし店員さんの愛想もよいのでとてもよかった。 1Fで飲み喰いができるとなると一日中ここにいてもいいような気がしてくる。
_ 身体が妙に重く感じる中いつものコースで10km弱走って帰ってきた。
_ FreeNASの面倒を見つつPDF作成のお勉強をするつもりで出席した。 FreeNASの方はやはりLAN内にいないとやりづらいことが多いので PDFを中心にやった。
_ .NETでできるフリーなライブラリというと、iTextSharpというものと PdfSharpというものがあるようだ。PdfSharpの方がサンプルも多いし ドキュメントにもアクセスしやすそうだったのでこちらで試そうとしたのだが、 gdi32.dll に依存しているようなので Linuxのmonoで動かすのが大変そうだった。 GDIベースなので既存の知識が流用できていいのかもしれないが… GDI+じゃない理由がいまひとつ分からない
_ iTextSharpというのはiTextPdfというJavaのライブラリを元にした .NET のライブラリらしい。サイトは おしゃれなんだけどいまいち必要な情報がすんなり手に入らないような…
_ ペン字練習帳を作るというタスクをこなすには、文字を並べて表示できて 罫線が引ければひとまずOKなのでそのあたりをどうにかしてみる。 フォント指定、日本語の指定、どちらも問題なさそうだ。一番自然な単位は ポイントらしいので、フォントサイズの指定と罫線の指定はどちらもポイントで 指定できてよい。
_ …しかしやはりドキュメントが十分ではないような気がする。 コメントも不十分なのでソースといっしょに見ていても結局分からん。
_ お勉強会終わってからもいじり続けて、ひとまずテキストを与えたら練習用シートが できる程度には完成度が上がった。あとはページ送りができるようになればだいたい 完成かな…禁則なんかはしていないけど、 練習には差し支えないのでこれでいいだろう。
_ ではいよいよフォント買うか… と思ったら3書体セットのやつしか見当たらない。 今回グリッドを自分で引く見通しはついたので、普通の書体だけでいいんだけど… いろいろいじってみたところ、クレジット決済ではなくて振込みの方だと 個別に個数を指定できるので、これを使うしかないのかな? 連休中でもあるので、あわてて手続きしても仕方ないと思っている。
_ ただこのフォントは今後使用期限がつくようなことを予告しているので、 できるだけ早く入手してしまいたいが… ペン字練習フォントは 他にもあるんだろうけど、サンプルで散々練習してきているので今更 他のフォントに乗り換えるのは億劫だし、それにこれだけ大量にサンプルを 出してくれているのは純粋にありがたいので支援の意味でも購入したいところなのだが…
_ 強風。雨は降らなかったようだ。
_ 以前は2本目のCapless decimoに赤いインクを入れていた。 そのdecimoはインク詰まらせてだめにしてしまったので現在は使っていない。 他の万年筆にはすべてblueblackのインクを入れてしまったので、1本くらい 赤いインク入れたのを持っていたいな…と思い以前から気になっていた カクノを買ってみた。有隣堂で定価 (1000円)
_ 1つ余らせていたコンバータをつけて、赤インク入れてさっそく試してみたところ すばらしく書きやすかった。持ちやすく、余計な力が入らないし、線の太さも 先日買ったペン習字ペンほど細くもないし、 カリカリしないのでとても書いていて気持がよい。
_ 文具コーナーを見るなんて久しぶりだった。別に試し書きができるわけでもないので 行っても行かなくても同じなのかもしれないが… カクノの隣にスケルトンのかわいらしい万年筆があった。カクノの3倍くらいの 値段だったので見送ったが… CON-50と思われるコンバータが標準塔載されていた。 CON-50は終売らしいので在庫処分用製品なんじゃないのかと 下衆の勘繰りをしてしまう。 どうやらこのプレラというやつらしい。 カリグラフィ用のペン先もあるようだ。
_ ついでに筆ペンも見てきた。昔の筆ペンというとぜんぜん筆っぽいタッチでもないし さらに紙と触れたときのキュキュっといった感蝕がとても不快でまったく 好きになれなかったのだけど、こちらは何種類か試し書きができるようだったので 試してみたところ、かなり毛筆っぽいタッチになっていて驚いた。 ペン先は消耗品として交換もできるらしい。 詰め替え用インクがちょっと高いようだけど、毛筆の面倒さが少ないのは とてもよいことだと思った。ペン習字がひと段落したらそちらも 手を出してみようかなと思っている。
_ なお2本目のdecimoはインク詰まらせて駄目にしてしまったというのは いろいろ端折った表現で、インク詰まらせてしまったので分解して 洗浄等のイテレーションをしている最中に引っ越しのイベントを狭んだ 結果すべての部品が揃わなくて、結果だめにしてしまった、というのが 正確なところだ。なので普段使っているdecimoの部品とり用として保管している。 なさけない話だ。
_ 手書き風フォントやペン字風フォントをいくつか落としてみた。 ペン字練習用という意味ではあんまり向いていないように思う。 やはり今練習に使っているフォントはとても優れているんだろうな。 支援という意味では別に3書体セットで買ってもいいんだけど、それなら3月のうちに 買っときゃよかったという話で…
_ 風が強い。走るのが困難になるほどではないけど。
_ 10kmほど走った。あいかわらず身体が重く感じる。まあ実際重くなっているんだろうけど…
_ 連休も終盤に入ってしまった。
_ 天気もいいし水元公園にでも行こうかと思って仕度していたんだがどうも 身体がだるくて、どうやら昨日走った疲れがとれていないらしい。 なのでいつものコースで済ませた。歩き含めると10km程度。
_ Logicoolのアプリで左の小さいボタンを真ん中ボタンとして使えるように 設定 (その他→中央ボタン) した上で、WheelBallでその真ん中ボタンを トリガーにホイール動作をさせるとよい…らしい。なんか以前とやりかたが 違うような気がするけどこれで動いているからいいか…
_ なおWheelBallはフォーカスがなくてもマウスカーソルがあるウインドウに対して スクロールさせる機能があって、FFM (focus follows mouse) 文化にあんまり 慣れ親しんでいない私でもこの機能だけは便利なので譲れないなあと思うのだった。
_ いい加減GitHub使わないとなあと思いながら数年経過している。 ソースを失うという事故が現実に起こる前にどうにかしなければいけないのだけど、 なにしろ私は外部のサービスに依存するのが大嫌いなほうなので、 GitBucketを中に立てて、公私兼用のリポジトリ置場とし、 publicリポジトリは必要に応じてGitHubと同期をしよう、ということにしようと 思ってそれはそれで数ヶ月が経過している。
_ いろいろドキュメントを読んで何をするべきかは少しずつ分かってきた。 一方自分が何をしたいのかは明確には分かっていないというしょうもない問題がある。 GitHubとGitBucketの同期をとるという題目を満たすには、
_ それにしてもこういう用途でGitBucketなどを使いたいと思い人はいないのだろうか? 探しかたが悪いのか、同様の運用をしている人の記事をほとんど見掛けることが できなかった。GitLabを使っている人が一人見つかっただけだ→ タイトルとか決めてないけどこのままでもいいかもしんない: 外部のbareリポジトリとオレオレGitlabを連携させてみる
_ まあ繰返しになるけど、 GitBucket等を使っていればpublicリポジトリをGitHubと容易に同期できますといった話はないようなので、 そうと分かれば普通にやるだけなんだろう。 あとは、Importing your project to GitHubを見る限りでは 先にGitHubで作っても、先に他所で作っても同期はできそうなので、 このあたりのページを参考にしながら試行錯誤をする感じになるかなと思う。
_ いずれにしてもGit自体をもうちょっと真面目に使わないといかんなあと思った。
_ 筋肉痛気味。昨日は室温がなかなか下がらずに往生した。 外は20度未満なのに室温は30度前後のままで、ミミ子やつぼみだけでなく 暑さには比較的強いはずのジョンまで床に横になっていた。
_ 以前も考察したことの繰返しになるが… もっと走る回数を増やしたい。 増やすには平日走るようにするほかない。以下いくつか検討してみた。
_ 帰ってきてから走る。 金町にいた頃のように、帰ってきてから走れば済むという話ではある。 うまくすればジョンも一緒に連れ出せる。ただ帰りが遅いとなかなかむずかしい。
_ 帰宅中に走る。以前少しだけ試した。 走り始めてそのまま家に辿りつく想定で コースを組んでいると、やはり荷物や着替えの処理が難しい。 出発点に戻るサーキット的なコースを 用意して、荷物はどうにか預けるという手があるかもしれないが、 少なくとも通勤経路にそんな都合のよい環境はないように思う。
_ スポーツジムを使う。天気に左右されない。 場所によっては遅い時間でも使えるし、走る以外のこともできる。シャワーが 使える。デメリットは室内で走っててもあんまり楽しくない、費用がかかる、などか。 系列どこでも利用できますみたいなオプションをつけるとさらに高くなる。
_ あとなんかあるかな…走るよりももっと選択肢の多い運動を探すという 元の質問に答えていない感じの解答があるか。でもそれが何なのかというと まったく思いつかないんだけど。
_ ああ、早起きして走るというのがあるな。 通勤を絡めないならこれが最良か。少なくとも今まで挙げてきたものの中にあった デメリットはひとつもないなあ。ネックは単純に朝起きるのは大変だというくらいか。 走る以外にも早起きする動機があと2つくらい思いつけばいいんだが。
_ いずれにしても冬が来るまでには別の習慣として身につけておかないといかんので 真面目に考えよう。思いつかなかったらひとまず早起きかな…
_ 子供向けのミステリらしい。10ページ程度の物語を読んで、 謎解きをする (解答は後ろにある) というもの。 面白い。多読でおすすめされている書籍たちにはほとんど興味が湧かず、 読みたいと思う本を見つけることが第一だと思っていたので、このシリーズは かなりよいかもしれない。ただ全部入手しようと思うとけっこうな値段になるな
_ 謎解きとしては容疑者の供述や行動の矛盾を暴くとか、犯人しか知り得ない 情報をうっかり漏らしているところを探るといった系統が多い。 父親の話を聞いて謎解きをするという安楽椅子探偵的なものもあった。 卒直に言ってミステリとしては文字通り子供騙しなところが多いし、 挿絵がほとんど答えじゃねえかというものも多いのだけど、それでも 注意深く読まないと、そもそも伏線に気付いていなくて読み直すことになるので、 私にはとてもちょうどよい難易度みたいだ。
_ 図書館には "Finds the Clues" という巻しかなかったのでこれを借りて読んでいる。 これは3作目らしい。 単語の意味が分からんというものはほとんどないものの、 口語体の文章や文学的?な比喩はちょっとむずかしい。 単語はだいたい大丈夫といっても tramp に浮浪者といった意味があることを 知らずになんでトランプが木陰から襲ってくるんだ!?!?!?! とおかしなことになった。 そもそもそのトランプはtrumpだろう
_ 久しぶりに水元公園に行ってみた。1年ぶり?もっとかもしれない。 ということは自転車にももう1年以上乗っていないということでもある。 風が強いので自転車ではなく電車で金町まで行って、そこから歩いたり走ったりした。 2時間で14kmなので速歩きといってもいいペースだな。それでもけっこう疲れた。
_ 数年に1回のペースで入門するのでまったく常連感がないが、 それでも何度も通った店なのでなつかしい。そしてちゃんこおいしい。 突然付き合ってもらったgonyさんf/tさんありがとうございました。
_ さほど残らずに目が覚めたので今日も走ることにした。
_ 昨日は、金町に住んでいた頃のコースをほぼそのまま走って、金町駅まで戻って、 13kmほどだった。今日は、立石の図書館をゴールに設定した。そのかわり みさと公園には寄らなかった。これでだいたい15kmらしい。
_ まだ走れないこともなかったのでそのまま家まで走ろうかとも思ったが、 明日から普通に仕事だし無理しても仕方ないし、 そもそも図書館で本回収しなければいけなかったのでどっちにしても15kmでおしまい。 30kmくらい日常的に走ることができるようになると、 いろいろコースにも融通が効いていいんだけど、今の体力だとこれ以上走ると 睡眠だけではダメージが回復しきらない感じがある。
_ 藤沢周平の小説は英訳されているものがあるらしい。 The Bamboo Swordは「竹光始末」だ。
_ 藤沢周平作品は、読み手の知識や経験と響きあうところがあるので、 英語だからということはさほど大きなハンデではないように感じる。 もちろん藤沢周平の文章ではない、という巨大なハンデは目をつぶる必要はあるけど… それでも原作の持つ切なさややりきれなさがよく表現されていると思う。
_ けっこう予備知識を要求する感じがある。少なくとも時代劇等にまったく 親しんでいない人がいきなり読んでもわけわからんような気もするんだけど、 amazonのレビューでもかなり高評価で、どうやら映画化したものの ファンが読んだりしているようだ。
_ さすがに3日連続ジョギングは負荷が高すぎるかなと思い今日は見送った。 明日は夜間作業があるので午後の仮眠をスムーズにするためにも 朝のジョギングというのはありかもしれない。でも明日は雨だな。 雨だから走れないということはないけども
_ 振り込んだらすぐに入手できた。よかった。 練習シートのフォントと このフォントは別物だということに今更気付いた。 購入したフォントはどちらかというと手書き風、により近い感じ。 練習シートのほうは、教科書体みたいなきっちりとしたフォント。 というか教科書体なのかもしれない。
_ ペン字の練習であることを考えるとやはり購入したフォントの方が 向いているのかもしれないなあ…とは思うんだけど、ここ2ヶ月くらい 練習シートのフォントに慣れてしまったので少し違和感がある。まあすぐ慣れるか
_ イヤミスというのは、人間が描けていないと言われつつけた新本格ミステリの、 アンチテーゼなのかもしれない。 かといって社会派に回帰するのも潔しとしない向きが見つけた落としどころというような。 下衆の勘繰りでしかないが…いずれにしても 個人的にはミステリにそれを求めていないので、 殺すに足る理由というものを追求されてもね、と思ってしまうというか、 そう思いたいところがある。別に自分にとって犯罪が彼岸の出来事だと言いたい わけではないが、 窓から見える景観を損ねるからという理由で建物に爆弾仕掛けるとか、 内なる声に導かれて連続殺人を犯すとか、そっちの方が読んでいて気楽で居心地がいい。
_ この本は、仕掛の部分と真相の部分にそれぞれサプライズを用意しているんだと思う。 前者は残念ながら見え見えで、 分断されている切口があまりにはっきりしているので、これを意外に思うほど 平和な読書生活はしていないな…と思った。 読み直してみると、なるほどうまく処理しているな…と思わせる部分は多いものの、 意外性がなかったという点でその感心がスポイルされてしまう。
_ 後者は、逆に叙述でそうと分かるようには書かれていないようなので、 どちらかというと冒頭に書いた「人間が描けているかどうか」という方に属する 話なのだと思う。そうだとしても、新本格の方々であればもうちょっと上手に 処理するような気がする、というのはそもそも楽しみかたを 間違っているからなのかもしれない。
_ 人間云々という意味では、人というものは自分のことは言わずとも分かってほしいと 思っている割には他人については言動をそのままの意味で受け止めたがるもんだなと ここ何か月か繰返し思っているので、登場人物たちの、そういう人達いるよね、という感じは 確かに強い。以前も書いたけど、被害者意識と相手の良心を責める心があれば けっこう消費者様的意識で世の中生きてゆけるんだろうなという気がするので、 この出口のない感じはいかにも現代的だなという気がする。
_ 夜間作業で泊まり。
_ shinhさんの結果見てなつかしくなった。 過去2回やっている。 ISTJ、 ISTJだったりINFPだったり、 で今回はISFPだった。 やっぱりIしか合ってねえ。
_ しかしこの診断結果から導かれる16の人物像を見ると、同じ世界に生きているのに なんでこんなに発想や受け取り方が異なるんだろうと不思議になってくるな。 ある人にとって心地良い状態は、他の人にとってはストレスでしかないということも あるんだろう。 例えば私は下(年下、部下)にどんな生活にも意味を見出すのは自分であって、 つまらないと思える仕事だからといって漠然とやるな的なことをよく言うんだが、 そんなことは絶対にできない人もいるだろうし、 意味のある忠告だと考えられない人も多いということだろう。そういう人達が 普段どういう心境で生きているのかは、文字通り想像がつかないので とても興味深い一方で、 表面上は問題なく付き合えているのに、内面はこんなにバリエーションが あるというのは、考えようによっては物騒なことだと思う。
_ この手のやつはMTBI (Myers-Briggs Type Indicator) というものらしい。 元を辿るとユングの Personality typeというものに行き着くらしい。 ずいぶん歴史があるもんだな。パーソナリティの基本形なんてそうそう 変わるもんでもないというのは分かるけど、50年以上経過すれば研究がもっと 進んでいていいように思うが…
_ ついでに当時の診断結果にあたるものもリンクしておく。 ISTJ、 INFP。 性格というやつは獲得されるものだと思うので、 歳を重ねることで心境の変化とかも出てくるんだろう。 この手のやつは差分を確認することも大事だと思うので、 同じサイトが長生きしてくれていることを望まずにいられん。以前やったところは どこも生きていないか、生きているように見えて 判定結果が出ないといったところばかりだ。
_ ともあれ、ISTJ→ISFPに遷移したと仮定すると、 内向的(I)であり、直感(N)よりも感覚(S)寄りであることは変わらないが、 この10年で思考(T)よりも感情(F)寄りに、 判断(J)よりも知覚(P)寄りに変化したということになる。長く生きていて 分からないことや制御できないことが多くなったという 経験の蓄積がそうさせてるんですかねえ! つまり 世の中のすべての物は理性的に判断できて分析可能であるという 若い頃にありがちな錯覚がとれてきたという話なのかもしれない。 それならそれでよい
_ 今週は寝起きが不規則なので疲れる。
_ 悩んだ末DynDNS Pro の更新をしなかった。満期を迎えた結果、 zinnia.dyndns.org はすでに私の維持する名前ではなくなった。 ここ何年かはまったく使っていないので、困る方はいないと思うが…
_ だったらゆっくり寝ていればいいんだが、東京に出るときは早起きしたくなる。
_ 前回のお勉強会で作成したペン字練習用紙作成ツールを少しずつ手なおししている。 複数ページに分かれるPDFを作ることもできるようになったので、 試しに青空文庫から文章を貰ってきて変換してみた。 私の飼った犬というやつで、おそらく4〜5000字程度の短いエッセイ。 変換すると40ページを超える。 文字を小さくしたりマージンを工夫すると35ページほどに圧縮できた。 でも、多少は大きくないと練習しづらいし、むずかしいところだ。
_ しかしこのペン字練習用フォントは実にいいな。美しい。できあがった pdfや印刷した結果を見るととても愛着がわく。
_ 10%値引きするからなんとか戻ってきてくれませんかねえ的な自動生成メールが来た。
_ なんというか、有料化してから全体的に見苦しいというか… 今まで 大いに助けられたわけだし経営が苦しいのは分かるけど、 有料化したんなら有料サービスとしての接しかたになってしまうよな… その性質が最もあらわれてくる価格の部分で このように露骨なことばかりやられてしまうと余計頑なになってしまうところがある。
_ いろいろあった。 (そりゃそうだろう
_ 最近は土日に意識して走っている。ちょっと自分の能力を超えた距離を 走っているようで足にダメージが残っている。シンスプリントというやつの 症状にそっくりだ。自分の能力を誤って見積ってしまうと厄介な怪我の元になるので 気をつけないといけない。ブランクがあるときほど危険だ。
_ 素晴しかった。 一部、時代がついているというものなのか、それとも笑うところなのか、 反応に困るような科白まわしがあったりで戸惑ったりしたものの、 そもそも小説として面白くて一気に読み進めてしまった。
_ 以前から何度か書いているように、ミステリに関してはミステリのための 設定や人物像といったものがあって、それに血が通っていなくても 構わないというような処世術を身につけているので、 いくら荒唐無稽な話であってもミステリとしての驚きがあれば構わないという 態度でいる。もちろん中には荒唐無稽の中にも独特の余韻を残すミステリはあるけど、 あくまでメインはトリックであってほしいというような。
_ そう思って読み始めた。たしかに物語は面白いんだけど、 ミステリとしての驚きを得るためであれば少し長大だし、物語中心で読むには ミステリの伏線が邪魔だし…ということにならないのかしら、と警戒しながらも 一気に読み進めて、そして冒頭に書いた通り素晴しかった。 このトリックは、登場人物たちが通り過ぎた30年の時間の流れやその苛酷さ、 といったものを驚きとともに理解するという今まで経験したことがない 働きをもっていた。前段落に書いたような、トリックが主、物語が従という発想とは 正反対に、トリックが物語の演出になっている。こういう経験はあんまりなくて、 しかも強烈だったのでとても感動した。 結末も素晴しかった。
_ この人の本はBORN TO RUN以来。 面白いんだけど、前回にも増して、絶望的に読みづらい。 深さ優先探索的な書きかたに磨きがかかって、章ごとどころか段落ごと、 ひどいところでは段落内で時系列が平気で変わる。結果、 数章先になって話の続きが 出てきて、あれこの人は最初からこの人と一緒に行動していたんだっけ、 といったような迷子っぷりを発揮することになる。 そこにもってきて、未紹介の人名やエピソードを小出しにしてくるので、 読者を惑わすために書いてるとしか思えなくなってくる。
_ BORN TO RUNは、その脈絡のなさが、旅をしながら回想する、 ロードムービー的なものなのだとどうにか理解して読み進めることができた。 こちらも考えようによっては同じような構成なんだけど、どちらかというと 回想、というか戦争小説的な挿話の方にウェイトがかかっていて、 「ロードムービー」側では、その謎解きをしているということになるんだろう。 だけどあまりにも散乱しているので消化不良。
_ これでつまらない本であれば、もうちょっとまとめてから出してよ、と そっと閉じるんだろうけど、面白いのでより厄介だ。 スポーツジムやスポーツドリンクを批判しているあたりは、ベアフットランニングを 流行させた著者の面目躍如というやつなんだろう。 マフェトンと直接対話していたり、糖質制限の話や、あと「筋膜」の話、 クレタ人達の生活、など興味深い話は多かったんだけど。 調理しきれているのだろうかと思う。翻訳が悪いというわけではないはずで、 これはもともとそういう本なんだろう。
_ 身体を動かしたくなる気持に背中を押す本だというのは前回と共通の感想か。 そのまま真似したらたいへんなことになりそうだな、という感想も一緒だけど、 そういう世界があるんだということが伝わればこの本としては成功なんだろうなと 一方では思う。
_ 何もしてないのに壊れた話を書く。dynabookに入れているUbuntuの話。
_ ある日ログインしても壁紙が出るだけでDashもLauncherも何も出てこなくなった。 Guestアカウントだと問題ないみたいなので、おそらくそのあたりの設定が 壊れてしまったのだろう。なんか以前も似たようなことがあって、 そのときは勝手に壊れたというか、うっかり壊したというか、 OpenGLを無効にしようとして壊したのだった。 当時と似たような手順を踏んだが復旧しなかった。 ccms起動したらUbuntu Desktop Pluginは確かに無効になっていたので それを有効にしたりしたんだが…
_ Guestでは入れるんだから個人設定を見直せばよかったんだろう。 実際最終的には .conf/dconf/user を古いのに戻したら起動したので…
_ しかし当時はunityやlightdmをreinstallなどなどをしたら最終的に Xも起動しなくなってしまった。メッセージを控えていないがlow resolution modeでしか 起動しないですね的なメニューが出てきた。 さらにtty1〜tty6あたりのログイン画面が出てこなくなってしまった。 Grubの起動メニューにupstartというやつがあって、そっちだと辛うじて 起動するので(それでもtty1はだめなままだった) そこでログを確認してみると systemdまわりで大量にエラーが起きている。
Failed to start Set Up additional Binary Formats. systemd-binfmt.service: Start request repeated too quickly. Failed to start Recovery mode menu(コピペではなくて 手で書き写しているので不正確かもしれない) 自分のやった行動のうちどれにそんな 深刻な症状を起こすような操作が入っていたというのだろう。
_ どうせ起動しないんならついでに16.04にアップグレードしてしまえば うっかり治ったりしないかなあと思いアップグレードしてみた。入れかえる 暇がなくてずっと15.10だったのだ。しかしアップグレードしても症状は変わらない。
_ Windowsでいうところの上書きインストールみたいなことできんのか、と思って 調べてみた。すべてのパッケージを入れなおすという方法を紹介している人がいたが、 今回の症状では設定のほうに問題がありそうなのでこれではだめだろうと思った。 実際debsumsというツールを使ったところパッケージの中身と不整合を 起こしているのは自分が意図して編集したもの以外はなかったし。
_ Ubuntu 16.04のインストーラをUSBメモリに書き込んで起動してみた。 「Ubuntu 16.04 LTSの再インストール」という選択肢がある。 「ドキュメント、音楽、その他の個人ファイルは残されます。インストールされているソフトウェアは可能であれば残されます。システム全体の設定はクリアされます。」だそうだが、つまりどういうことをするつもりなののか、 何が消えて何が残るのかがいまいちわからん。 原文は「Documents, music, and other personal files will be kept. Installed software will be kept where possible. System-wide settings will be cleared.」らしい。
_ 調べてみると/homeは残るけどあとはだいたい1から入れなおす感じに見える。 意を決してやってみたところ、
The partition table format in use on your disks normally requires you to create a separate partition for boot loader code. This partition should be marked for use as an "EFI boot partition" and should be at least 35MB in size. Note that this is not the same as a parition mountd on /boot. If you do not go back to the partitioning menu and correct this error, boot loader installtion may fail later, although it may still be possible to install the boot loader to a partition.と横に長いダイヤログで怒られた。EFIパーティションはWindows 8のほうで作ったものがあるのにそれを見付けてくれないらしい。 どうもfat32ではなく「EFIシステムパーティション」なるものでないとこのように 怒られるようだ。まあパーティションの属性が変わるだけならいいだろうと 「EFIシステムパーティション」に変更してみた(念の為バックアップはとった) ところ 無事にインストールを始めてくれた。 途中アカウントの入力等を求められる。普段使っているアカウントを再度登録するのだろうか?消えたらやだな、と思いダミーのアカウントを作った。 後から確認したらidが1000と、従来私が使っているアカウントのidに なってしまったので余計な苦労をした。
_ sudoがなぜかsegmentation faultになってしまう。sudo 使えなかったら 何もできんだろうと思ったら、UIのほうでのアップデートは普通にできて、 その更新がよかったのか以後はsudoもできるようになった。
_ でようやく普段私が使っているアカウントでログインを試すことができる 段階まで戻ってきたのでログインしてみたところあいかわらずきちんと ログインできていないことには変わらなかったが、 最初の方に書いた通り user ファイルを古いのに戻したら起動した。 なら最初からそうやっておけばよかったのだが、 後悔というのは後からするから後悔なのであって、先に後悔することはできないのだ。
_ 再インストールは、この挙動を見る限りでは /homeは保存されるが /etcとかそのあたりは初期設定に上書きされてしまうようだな。 すでに存在するファイルが消えてしまったかどうかは分からない。 パッケージも入ってないことになってしまっているので、気付いたものから 少しずつ入れなおしている。FreeMindが起動せずに少し悩んだ。 どうもOracleのJava9だと起動しないらしい。
Checking Java Version... Exception in thread "main" java.lang.reflect.InaccessibleObjectException: Unable to make member of class sun.awt.X11.XToolkit accessible: module java.desktop does not export sun.awt.X11 to unnamed module @6043cd28 at jdk.internal.reflect.Reflection.throwInaccessibleObjectException(java.base@9-ea/Reflection.java:414) at java.lang.reflect.AccessibleObject.checkCanSetAccessible(java.base@9-ea/AccessibleObject.java:174) at java.lang.reflect.Field.checkCanSetAccessible(java.base@9-ea/Field.java:170) at java.lang.reflect.Field.setAccessible(java.base@9-ea/Field.java:164) at freemind.main.FreeMindStarter.main(FreeMindStarter.java:72)Java8を入れたら起動した。まだまだいろいろトラブルはありそうだし、 なんか真っさらにしてやりなおしたい気分をおさえるのに苦労するが、 しばらくはこの状態で使い続けてゆくつもりだ。
_ ここに至るまで、もちろん私はいろいろ何かをしていたんだろうけど、 自覚がないので何もしてないのに壊れたとしか思えない。しかしその 不安定な状態を更に悪い状態にしたのは私なのは明らかなので、 物事を悪い方に進めるのが我ながら本当に上手だなと思った。
_ 細かい設定はWizard経由でしかできないのか。いけてない。 そしてWizard経由で新しいCIFSの共有作ろうと思ったらエラーになった。 どうもこのバグを 踏んでいるようだ。近日中にアップデートが出てくれそうなので待つことにする。
_ しかしこんな初歩的な問題が未だに残っているというのは驚きだ。 世界で一番利用されているNAS向けOSの割には…
_ 海外のミステリはほとんど読まない。 翻訳という操作を経たものはもはやオリジナルのテイストが失われることは 避けがたいと思うからで、もちろんそれはミステリに限った話ではないんだろうが、 表現そのものの遊戯であるミステリは文学的技術によって埋め合わせることが 難しいんじゃないのか?と思っている。あわせて、日本の最近のミステリは 独自の進化を遂げていると思っていて (それを苦々しく思う人も多いんだろうけど)、 そういった方面に嗜好を教育された人間が読んで楽しめるものなのだろうか、 という疑念もある。
_ この作品はなんかびっくりさせられるような展開らしいと聞いていたので、 よしひとつ体験してみるかと思って手にとってみた。 読み終わった直後の印象は、期待していたものと違うし、周囲の持ち上げかたが おかしいだろというあまり愉快でないものだった。 これはサスペンスとか、イヤミスというものなのではないだろうか、 そう言われて手にとっていたらまた別の感想になったと思う。
_ 仕掛は、驚きをもたらすものではない。という点で不満なんだけど、 仕掛そのものの筋は、悪くないと思う。 仕掛が演出のひとつになっているし、こういうのは嫌いではない。 我ながら悪趣味だと思うけど…。
_ なおこの小説はシリーズものというべきなのか、同じ顔ぶれが登場する小説の 第二作にあたるらしい。この本から読んでも別に理解できないということは ないんだけど、おそらく第一作の激しいねたばれがたくさん入っていると 思うので、先にそちらを読んだほうがいいのかもしれない。
_ しかし全体的にあんまり技巧を感じないというか、不自然さが目立つな…と思う。 物語を動かすための人物造形というのか、もうちょっと巧く書く方法が あるような気がしてならない。
_ 閉店したマクドの跡地はKFCになるらしい。KFCかあ… という、身のまわりにあるものが新しくできることをありがたがらないというのは エゴイズムの中でも特に強烈なものなのかもしれない。
_ さて休日なので走ろうかなと思っている。足のダメージが残っていそうなので 距離の調整が簡単な、いつもの立石から自宅のコースにしてみる。 しかし立石はコーヒー飲む場所に事欠くので、 青砥で降りてみた。こちらもゆっくりできる店さほど多くなさそうなんだけど、 立石の駅前ほど混んでないようなので、簡単に席をとることができた。 ここから立石は1km程度なので歩いてもそれまでだしよいかもしれない。
_ 赤川次郎は今まで「ふたり」くらいしか読んだことがない。 私が生まれた頃にデビューして、中高生の頃にはとっくに売れっ子になっていたが、 当時は歴史小説か横溝正史かファンタジーか、というような時期だったので、 今でいうところのラノベみたいな乗りに思えるこの人の小説群を読む気にならず、 成人してからは、どちらかというと懐しさを覚える、 もっと言えば古くささを感じさせる作家だった。 要するに巡り合わせが悪かったのだ。読んでもいないのに古くさいとか ラノベみたいな…というのも単に喰わず嫌いなのかもしれない。
_ この作品は赤川次郎の第一長編らしい。赤川次郎の最高傑作に挙げる人も多いそうだ。 読後なんともすっきりしない感じを受けた。 真相のとりうる形として挙がってくるのは2つで、そのうちの1つだったので とくに驚きはなく、まあそうだろうね、と思った。 思いついた形のうち、真相ではなかったもう1つの方は ミスディレクションであったわけで、しかもミスディレクションである手がかりは 示されている。
_ したがって「2つ」を思い浮かべ、そのうちの1つを排除できなかった ということはこの作品を読み切れていなかったと言うことになる。のだろう。 思い浮かぶのは2つ、で、実はそれらとはまったく違ったものが真相でした、 となって初めて意外でびっくりするのではないかなあと思うので、 その点がすっきりしない感じを抱かせる原因なのかもしれない。
_ 昔のミステリのような重厚さというか回りくどさはないので すんなり読める。とはいえ、よく言われる「軽さ」は、この作品にはさほどない。 社会派の雰囲気を残しつつ、これだけ大量の登場人物と殺人をすらすら 読ませるというのはなかなか大した技だと思った。
_ PENGUIN READERSの1冊。前回はLevel 3だったのに対しこちらはLevel 5。 タイトルとIntroductionで魅きつけられた。とはいえさほど大きな期待をせずに 読み始めたんだが、とても面白かった。調べてみたら、 オリジナルの、 こういうのなんていうんだっけ、ジュブナイル向けの要約版、にあたるものらしい。 80ページ。それでも3時間くらいかかってしまうので英語は大変だ。
_ 主人公のEddieが死ぬところから物語が始まるところは、 ゲームオーバーから始まるABAさんのゲーム「なめとらい」を思い出させるものがある。 「ゲームを始めると、ゲームオーバーになります。」という説明、 そしてゲームオーバーしてから点数とランクが決まるという倒錯したルールは 真にゲーム好きな人にしか思いつかない天才の発想だと思う。
_ さて作品の方の感想に戻るが…、さほど期待せずに読み始めたのに 先が気になってしょうがない展開で一気に読み進めた。 死後の世界、Eddieの過去の誕生日のエピソード (回想)、 Eddieが死んだ後の世界、という3つの話題が順番に語られて、 Eddieの苦悩に満ちた人生や、彼が自覚していない、決定的な関わりを持ってきた 人々との出会いが明かされてゆく構成。それぞれのエピソードは苦悩に満ちており、 読んでいて心地良いものではないのだけど、とてもひきこまれる物語だ。
_ 死後の世界をこのように描くというのは意外というか、キリスト教的ではないな、と 思ったんだけど、著者自身はキリスト教徒みたいだ。
_ やはり脛が痛くなってくるので軽めに済ませておいた。
_ The Five People You Meet in Heaven の和訳。これを読む限りでは PENGUIN READERSのやつはそれほど端折っている感じはしない。 たしかに帯状疱疹の話なんてしてたっけ?とか、 あれギターじゃなくてアコーディオンなのか、とか、 管財人の独白なんてあったっけ?とか、その管財人にしても PENGUIN READERSでは lawyerとなっていて、なんでこの場面で 弁護士なんだ?と思ったが、全体的に語彙制限の側面が強いのかもしれない。
_ やはり日本語は読むのが楽だな。直前に苦労して英語で読んでいたのでその落差が すさまじい。1時間足らずで読み終えた。
_ 日中の暑さがだいぶ厳しくなってきた。
_ ロースおじさんが紹介していた本。 平野啓一郎は私と同い歳で、京大在学中に書いた小説が芥川賞とっていて、 名前は何度となく聞いていたが、私自身が自分のことを若いと思っていた当時に、 同年代の若い人が頭がすごくよくて難解な本を書いているんだろうなあという 先入観で、自分とは縁のない人だと思っていた。 今でこそあほな話だと思うけど、文学賞の権威というやつを当時の私は錯覚していて、 審査しているおじさん達に激賞されるような文学を同年代の人が書けるということは 自身の想像の及ぶ世界ではなかったということなのだと思う。 (もちろん私にも書けるけどねという別方面の錯覚をしているという話ではない)
_ この本は著者が自身の小説で直面してきた問題とその変遷、さらにそこから 至った「境地」を描いた集大成的なものなのだと思う。 実際この本を起こした動機としてそのようなことがあとがきにも書かれている。 なので、書かれている内容もさることながら、そういう問題意識で 取り組んできた人の小説というのは読んでみたくなる。
_ 「人格は一つしかない」「本当の自分はただ一つ」という錯覚から自由になる、 というのが「分人」を理解する第一歩と読める。 私自身はそういうふうに考えたことがないので、これ自体に驚きはなかった。 いつもの書きかたになってしまうけど、「本当の自分」なんてものがあるとは 信じられないし、あっては困るとも思っている。 こういった「本当の自分」アレルギーの人は多いと思っていたけど、 そうでもないのかしら。
_ この本でも対人関係において分人はさまざまな形をとりうることと、 八方美人の違いについてとりあげられているけど、 「本当の自分」がないということと、徹底した自己肯定は容易に 結びついてしまう危険性があると思う。つまり どんなことをしてもそれは自分についてまわるのだ、という感覚と、 どんなことをしてもそれは対人関係において仕方ない=許されるという感覚は 表裏一体で、私自身もその点は強く警戒しているのだけど、 気付きづらい点でもあると思っていた。 この本から私が得た答えは、関係の中でそれを見直してよりよくしてゆく、 ということだ。ロースおじさんが書いているp138の力強い記述も とてもしっくりと来た。
_ 実のところ↑の本には、個人と他人の関係、自分自身というものの捉えかたが 時代によって違っているのではないか?という疑問が解消されるかもしれないという 期待があった。その期待は必ずしも満たされたわけではないので感想として 適切ではないため節を改める。
_ 自分や他人の生と死について、現代の感覚で理解したり避難したりするのは 危険なのではないか、という問題意識というか警戒心がある。 古代国家の女性に対する感覚、身分に対する感覚、 日常的に行われていたという「間引き」に対する感覚、戦争に対する感覚、 あくまで一例だけど、 他人を他人として尊重するとか、家族を大事にするとか、 そういう感覚というのは時代によって変わるもので、 また教育によって変わるものでもあるのだと思う。
_ 端的に言うと、昔の人達は自分が死ぬときに今の私が抱くような恐怖心を 抱いていたのだろうか、とか、他の人を殺す、あるいは自分の子を失うときに 私が抱くかもしれない罪悪感や喪失感を抱くのだろうか、というような疑問。
_ 速足でも脛の痛みは多少あるので、今日は6km弱で済ませておいた。
_ 痛くて走れないほどではないし、走っているうちに慣れてくるもんだが、 そのまま走っていていいというものでもなさそうだ。
_ ブランチの状態を逐次グラフで確認しながらブランチ操作を学ぶことができる。 とても分かりやすい。codecademyのコースは私には既知の話が多く、 世の中のGitの入門書もコマンドの解説はあるけどブランチの運用について、 とくにGitHubなど外部のリポジトリが存在する前提の説明が乏しかったので、 この教材はとてもよかった。
_ ここで実際に問題を解きながら 学習できる。 和訳版も存在するようだ。
_ Gitのように破壊的な変更を自由にできてしまうバージョン管理システムで、 自分が何をやっているのか分からないまま使うというのは危険極まりないことだから、 こういうサイトで学習できることは非常に素晴しいことだと思う。 それでもなお、ここで挙げられている例題について、 そういうことをしたいとあんまり思わないんだけどなあ、という違和感があるので 難しいところだ。そりゃこうやってグラフで可視化されたら、 履歴を綺麗に保つという動機もそれなりに理解できないことはないけど…
_ あと、cherry-pickとかインデックスといった考えかたも、本当にそれが うまく機能するのだろうかと未だに半信半疑だ。全体的に コミットというものは意味のある変更の塊であるべきだという価値観で、 それはすばらしいことだとは思うしプログラミングの習慣としても 悪いものだとはまったく思わないんだけど、そんなにうまくいくもんかなあ? Linuxのカーネルデベロッパーの皆さんはこれらの機能をフルに活用して 開発しているのだろうか。ろくに開発したこともない人達の提案する ワークフローならそんなもん役に立たんよと無視することもできるけど、 Linuxのカーネル開発で必要な機能という動機で生まれたものであり、 Linuxのカーネルといったら十分高度な複雑性を持ったプロダクトと 言っていいと思うので、そういう人達が履歴をクリーンに保つことについて これだけ重要視しているというのが意外に思える。新しい習慣にしなければ いけないんだろうな。とはいえみんなcommit -a やってるんじゃないの?といった 疑念は消えないが
_ そういう意味では、Gitには失礼だが私にとってはMicrosoft Wordとかと 付き合いかたは似ているかもしれない。大部分は自分のやりたいものとは無関係だが 気付かずに取り返しのつかない状態になりやすいので自分が何をやっているのかを知っておきたい、というような動機。 この機能は混乱するので使うのやめましょうみたいな話もなんか似てる気がする。
_ いずれにしてもフリーの分散バージョン管理システムとしてGitが生き残ることは 確実だろうし、 Emacsもesr自らの手で見事にGitに移行したそうで、 詐欺師呼ばわりした自らの不明を恥じるばかりだ。 反省してきちんと理解して活用できるようになりたい。
_ gitのコマンドラインはやり玉に挙げられやすいし実際私も素晴しいものだとは まったく思わないが、このページはよくまとまっている。
_ Koansって何のことだ?と思ったら公案のことらしい。 そんな用語知らんかった。Hackerの禅好きはすごいな。
_ DynDNS Proは今度は25%引きのクーポンみたいなのがある的な話をしている。 忠誠度の高い人ほど多くお金をとられるというのは やはり誠実なやりかたとは思えない。 このまま放っておいたら最後はタダでいいですみたいな話になるのだろうか。 それとも何か脅迫的なことを始めるのだろうか。
_ 芥川賞受賞作品リストを見てみたら、私が読んだことあるのは町田康だけだった。 なのでこれが2冊目。
_ 思ったより面白かった。又吉のエッセイ的な本は何冊か手にとったことがあって、 さほど感銘を受けなかったのだけど、この物語はお笑い芸人としての又吉の 魅力がそのまま文章に生かされていると感じる。
_ 主人公の観察眼のおかげで、師匠の人物像や突飛な言動は分かりやすく 説明されているのに対して、主人公自身の難しい心境や焦りや恐れについては、 あまり描写がされていないので、共感が難しい。 一人称の小説なので、狙っているのかもしれないが… 自画像は似ないという話にも通じるのかな。
_ PENGUIN READERS。Levelは1。とても薄い。まだ英語から文学的な要素を 得ることに慣れていないせいか、さほど表現上窮屈な感じはない。過去時制も 不定詞・動名詞も使えるしね…
_ 私は世間の人が常識的に知っている物語や寓話等を知らないことが多くて、 おそらくほとんどの人が子供のときに絵本やら何やらで吸収していたことを 私はやっていなかったんだろうと思いつつ長いこと 情けない気分を味わっていたのだが、こうやってあらためて読む機会があるというのは よいことだと思う。なのでそういう作品をどんどん読んでゆくことになるだろう。 1冊目はこのWilliam Tellだ。ウィリアム・テルといえばウィリアム・テル序曲で、 ウィリアム・テル序曲といえばオレたちひょうきん族だ、という連想が即座に なされるくらいで、肝心の元々の話を知らない。あと小学生のときに 学校で生演奏を聞かせてもらったことがあって、 バイオリンに弦を小刻みに叩きつけるような演奏法を見て驚いた記憶がある。
_ William Tellは実在の人物らしく、このエピソードも実際にあったことに かなり近いようだ。神聖ローマ帝国に征服されたスイス、 派遣された代官が横暴で、一方、人望が篤く温厚なTellが争いは好まないけど 理不尽なことも我慢ならなくて、気付いたら後に引けない状況になって、 息子にリンゴ持たせてそれを弩で撃たなきゃいけなくなって、嫌だなあと思って まったく気乗りしなかったのに息子がとてもポジティブで、大丈夫だって あんたならできるからとすすんで頭にリンゴ載っけて、なんとか撃って、 でもやっぱり眈まれて、最終的には代官殺してそれがきっかけで スイスの独立が成し遂げられた、という話らしい。 そんなTellはどういった境遇の人なんだ?と思ったらただの狩人だった。
_ 歯が痛いのがいよいよのっぴきならなくなってきた。
_ 将棋の対戦があると対局中の昼食やおやつをひたすら掲載するページが出てくる。 たしか囲碁もあったと思う。私はこれが大好きで本になってまとまったら 欲しいとも思っている。
_ 何気ないおにぎりやカレー、サンドイッチであっても、盛り付けが美しく、 器も素晴しい。 高級な食事というのはこういうものをいうんだろうな、と思わせる上品さがある。 対局者のチョイスも楽しい。毎日のように同じものを頼んでいる人もいれば、 いきなり突飛なものを選んだりする人もいたりする。
_ Arabian nights がどういうものなのかは 世界史講義録で 読んだだけで、中身はほとんど知らない。アラジンとかアリババとかシンドバットとか、 名前は知っているけど経緯等まったく知らない。
_ この本はPenguin ReadersのLevel 2。 Level 1のWilliam Tellよりも読みやすく感じる。 なにしろひとつひとつの物語が短いし、人物もそんなに多くないので。
_ アリババというのは結局何をなしとげた人なんだろう。 頭が切れまくってる使用人の機転でどうにかフォローされているようにしか 見えないが…そして律義に39人順番に熱した油を注がれて死んでゆくのが 荒唐無稽という感じがする。
_ 海底二万マイルには苦い思い出がある。 海底二万マイルといえば私にとっては「ナディアの原作」であり、 ナディアといえば私にとっては過去最ものめりこんだアニメで、 その10年後くらいにエヴァンゲリオンが出たけど、私にとっては ナディアの方がインパクトがでかい。
_ で、原作というよりは翻案だということはある程度理解していたのだけど、 それでも読みたいと思った当時の私は本屋に予約した。勿論当時はアマゾンなんか なかったので、書名をメモして本屋で予約し、半年後にやってきたその本は 愛蔵版みたいな豪華な本で、海底二万マイルと 神秘の島(ネモ船長が出てくる別の話らしい)をあわせて1万円以上の価格を示されて 呆然とした。文庫とかそういうものを期待していた私はその予想を大きく超える ボリュームと値段に圧倒されてしまった。そしてその値段を払える持ち合わせが なかったので兄に立て替えてもらった。
_ そしてどういう心理的な動きがあったのか自分で自分が分からんのだけど、 結局読んでいない。したがってPENGUIN READERSにあるのを見て当時の苦い思い出を 思い出しつつこのLevel 1 の薄い本と、30年近く前に買った1万円近い本の ギャップに大いに戸惑いながら読んだ。
_ これはSFなのだと思う。潜水艦なんてものが存在しなかった頃に そのディテールも含め描写していることが眼目なのだろう。 ところがこの版はそのあたりの描写がほとんど含まれていないので、単に 主人公たちがノーチラス号に載せてもらって、なんか抜けだしたくなって、 でももう二度と戻れないと言われていて、最後唐突に分かれました、という ことしか分からない。敵対する組織の存在を匂わせていたけどそれが 何者なのか分からない (もちろんガーゴイルではないのだろうけど)。
_ まあこれは Project Gutenberg にあるようだし、LibriVoxにオーディオブックも あるようなので、そちらで再読するべきなんだろう。
_ Level 2。全部で7つの航海について描かれているのでひとつひとつを別の物語だと 解釈すれば、短くて読みやすいと言える。これもアラビアン・ナイトの話の 1つらしい。
_ the sailorとあるけどどちらかというとこの人は商人なのかな? 毎回律義に遭難するあたりはガリバー旅行記に通じるものを感じるが、 そのたびに運よく助かってより金持ちになって、そして航海はこりごりだから 今回で終わりだと思うが結局また退屈になって航海して、また遭難して 金持ちになって…といそがしい。
_ 巨大生物やらよくわからない老人やらにやられることはあっても、 仲間に裏切られるとかそういったことはないようで、 けっこう危なっかしい行動が見られるけどなんだかんだでうまく生き残ったらしい。 それにしても毎回航海のたびに船を失ったり身ひとつで逃げだしたりしているのに そのたびに金持ちになっているというのがミラクルというか、 この当時は銀行はもう発達していると考えていいのだろうか。
_ 大雨と強い風。
_ learnGitBranchingはsandbox的な使いかたができて、 アニメーションで1つ1つゆっくり示してくれるので分かりやすいんだけど、 慣れてくるともうちょっと俊敏に結果を見せてほしいなあと思うことになる。 Visualizing Git Concepts with D3 というサイトはアニメーションが 適度でわかりやすい。
_ PC-BSDにはLife-Preserverという ZFSベースのバックアップの仕組があるらしく、 UbuntuにZFS来て喜んでいる暇があるならそっち使ったらどうか? と思った。
_ でUSBメモリにインストールしてみたんだがいろいろ期待通りに行かない。 そもそも起動しない。試しにUSBメモリにインストーライメージを 書き込んでみたところ、これは起動するもののコンソール画面のテキストが ぐちゃぐちゃで、いかにも想定しているresolutionと実際のresolutionが 合っていないときのような表示になってしまう。 実際に試す前に各種デバイスが使える/使えないなどをUSBメモリの環境で 試しておきたかったんだがそれすらできない状態。
_ なおPC-BSDもiXsystemsがメンテナンスしているらしい。FreeNASとPC-BSDは 相性よさそうだ。
_ 久しぶりにひきふね図書館の席を借りてみた。以前は借りてから2時間といった 運用だったように思うんだが、どうもシステムが変わったらしく、あらかじめ 2時間ずつに区切られた枠でしか借りられないらしい。 金町と同じになってしまった。まあ金町ほど強烈な混雑ではなさそうだけど…
_ タイトルについてはもちろんそうだろうと思いつつ本文を斜め読みした。 経営者がITから目を逸らしてはいけないし、 エンジニアはITと経営のことを分かっているわけではないから任せてはいけないし、 ITの仕事はエンジニアだけでは対処できないし、 ITは経営者が誰かに丸投げするには大事すぎるし…と、 書かれている内容は非常にまっとうだと思う。 経営の中にITをどう取り入れるのかというのが眼目で、 「任せる」という表現から分かる通りこれは経営者向けの本なので、 経営とITという分野の違う対象について、経営者がITに近づいてゆく 指南をしている本なのだと思う。 世の中は善人ばかりではないので、 世の中のIT関連の不幸だったり滑稽だったりする 事故がこの考えかたひとつで改められるとは思えないけど、それはITであっても 他の得体の知れない何かであっても同じだろう。そしてITの重要度は 時代を追うごとに上がっているので、このような本で経営者を啓蒙することが 大事になってくるのかもしれない。
_ 経営からITに近づくというのはもちろん答えの一つだろうけど、 エンジニアからITに近づくということもありえるのではないかと思う。でも ITのわかる経営者と、経営のわかるエンジニアのどちらが答えに近いんだろう。 「わかる」の具合にもよるんだろう。経営者がプログラム組めたり、その経験を したことがあることを「わかる」と表現するかというと、個人的には違和感がある。 一方で、経営とはどんなもんなのかを知識として知っている状態を「わかる」と 表現するのはさほど違和感がない。そしてそれはエンジニアとして持っていてよい 知識だとも思っている。
_ この違和感の有無は、要するに自分自身の持っている知識と、それを「わかる」ように なるまでの道のりが見えているかどうかという違いでしかないのかもしれない。 つまりITのわかる経営者をエンジニアの視点で見れば、 わかったつもりになっているだけにしか映らないかもしれないが、実のところ それで十分なのかもしれない、というのに対し、経営のわかるエンジニアも、 経営者から見れば経営を馬鹿にするなというような存在なのかもしれないが、 エンジニアとしてうまくやってゆくにはそれで十分なのかもしれない。
_ 亡くなった岩田さんとか、ドワンゴの川上さんなんかは出自をエンジニアだと 認識しているようなので、エンジニアから経営者に近づいた例と考えていいんだろう。 逆は知らない。
_ いずれにしてもここに書かれていることが正しいのであれば、 「間を埋める」ことの重要さはますます強まってゆくんだろうな。 だいたいにおいてそういうときに頭のいい詐欺師みたいな人が先に活躍して、 気付いたときには手遅れなんてことになりがちだけど。 詐欺師に喰いものにされた人を救済する体で近づいてくる詐欺師とか (別にこの本の人がそうだと言いたいわけではない)。詐欺師というのは 普通にやっても有能な人がなるもんだという先入観があり、 世間はそれらに騙されつつ鍛えられてゆくのだという先入観もある。
_ ドラキュラというキャラクターそのものはあまりに有名すぎて知らずに 生きてゆくことは困難な気もするけど、Bram Stokerの書いたこの小説を 読んだことは当然なかった。PENGUIN READERSのLevel 3。
_ DracuraがMinaに執心している理由がいまいち分からなかったんだけど、 どうやらこの本では描写が端折られているようだけどちゃんとした理由があるらしい。
_ 固有名詞に対する記憶力がかなり劣っているようで、 いろんな場面転換があって地理的な移動が多いと土地の名前が増えて混乱する。
_ 土曜は寝坊やらミミ子の通院やらで時間とれなかったので今週末は今日1日だけ。 9kmほど。心配していた脛の痛みもほとんどなく、これで少しずつ慣らしながら ゆけば回復できそうだ。無理しないようにせねば
_ Shure SE112は極めて具合がよく、長時間つけてても痛みがまったくないし とても気に入っている。ただ走るときには必ずしも最善とは言いがたく、 長いケーブルのとりまわしが少し厄介だし、 とくに雨のときは…やはり心配。ヘッドホンだけでなく、 受信機 (Logitec LBT-AVAR120BK) も心配。 受信機のほうはもう2年以上使っているけどバッテリーがへたる気配もないし、 まだまだまったく問題ないので、雨で壊れたとかはつまらない。別にそんなに すばらしいもんだとは思っていないが、強い不満もないし、それに、だからといって 壊れていいというわけでもない。
_ ということでBluetoothで防水でコンパクトなものとしてSoundPEATS Q9Aを買った。 上位機種らしいんだけど廉価版と同等の値段で買えた。2000円ちょっと。
_ 早速使ってみたところ、さすがに音はShure SE112とは比較にならない。 このザラザラした感じと低音寄りの特性は、あんまりすばらしいとは思えないが、 声は聞きとりやすいのかもしれないという意外な効果が。走りながら聞くのは Podcastばかりなのでこれはこれでよいのかもしれない。
_ 左右の、装着する部分にバッテリやら基盤やらが塔載されているので、それなりに 耳につける部分は大きい。耳かけは存在するものの、やはり多少は重さがあるようで 耳に対する負担は少しあるようだ、そしてその角ばった形状のせいなのか、 風が正面から吹きつけてくるとかなり風切り音がひどい。 聞きとりが困難になるほどではないのだが、純粋にその音がうっとうしいので、 何らかの対策が必要そうだ。
_ 充電は普通のmicroのUSBケーブルが使える。これはありがたい。
_ 体調は万全とは言いがたく、そして妻も体調が悪い。 兼ねてから食べすぎた日の夜などに胃痛を訴えていたんだが、今日診察してもらったら 胆石という診断が出たらしい。
_ 起動中に画面がぐちゃぐちゃになっちゃう問題はモードをいじればよいのだろうと 思ってあれこれ触ってみたところgopというコマンドで設定できることが分かった。 modeという似たコマンドもあるんだけどこれはローダーのモードを決めるだけで 実際のブートが始まっても継続して効きそうなのはgopの方だった。
_ そして起動してみると、無線LANを認識していない。Xも起動しない。まあ XorgはUbuntuで普通に使えているので、その設定を持ってくればあるいは…というところだろうか。無線LANはよくわからん。
_ 試しにVAIOで起動してみたところ、無線LANを認識してXも普通に上がった。 HDMIもミラー表示ならできるようだ。うーんUSBメモリにインストールして自力で 育ててみるのがいいのかなあ…
_ SCPのゲーム。実況動画を見た。怖いし酔うので自分でやる気はしないが… 雰囲気がとてもよい。SCP-173の特性を生かしたフィーチャーはゲームにとてもよく 合っていると思う。
_ Official Wikiもある。
_ ↑のSCPが使っているゲームエンジン。なんか久しぶりに聞いた名前だな… この環境でこんな規模のゲームが作れるとは。 しかしこのゲームの不安定さの中にはBlitz3D自体の問題も あったりするんじゃないのかなあ〜Blitz Basicでシステム落とすような真似ができるのだろうか。
_ ふとStreet Fighter 4とかSF5とかって家のPCでできるのかしら、とベンチマークを探してみたところ SF4のものがあったのでVAIOで試してみた。1024x768の解像度だと普通に60fpsで 動いている。すごい。さすがにSF5となるとまた違うのかもしれないけど SF5のベンチマークは見当たらなかった。まあ、どっちにしてもやるわけではないが…
_ 眠りが浅い。
_ Netflixで見た。時間が通貨になるという設定の勝利という感がある。 「格差」が文字通り生死に直結するので、その日暮らしは文字通り 明日生きられないかも知れないし、全財産を賭けることは文字通り 命を懸けることになるし、 富を失うようなことがあれば死に直結するという分かりやすい構図になる。
_ 肉体的な歳をとらないというのもなかなか興味深くて、結果としてこの映画には 若い役者しか出てこない。ヒロインの子はとても可愛らしかった。
_ 設定のインパクトで最後まで突っ走ったのはよかった反面、 予想外の展開はなかったと思う。設定から生まれる現代の経済との対比の 荒唐無稽さを楽しむべきだったのだろう。ただ、私の英語力では少々読みきれない ところがあった。 字幕を頼りに英語で見たのだけど、供給量の制限や金利というか利率というか、を、 操作しているあたりは特に理解が追いつかなかった。
_ Ubuntu標準のバックアップツールらしい。 duplicityというやつの フロントエンドらしく、どういった仕組かは分からないが これで差分バックアップができるらしい。 システム全体のバックアップをとるというよりは、ホームディレクトリの バックアップをとるのがメインなのかな。