Zinnia hacks tomorrow. (2016/2)

2016/02/01 (Mon)

_ もう1年の1/12が経過したわけかー早すぎて泣いてしまう


= YouTuber

_ 昨日は書き漏れたが、YouTubeで英語をしゃべっている人の動画をよく見る。 当初は技術系のプレゼンなんかを見ていたんだけど、若い女の人やカップルなんかが あちこち行ったりしながら喋ったりしているチャンネルが多くて、こっちはこっちで 楽しいなあと思いいろいろ登録している。

_ のだが、この人達はいわゆるユーチューバーというやつなんだな。 実際この人達の紹介記事 (英文) を見てもYouTuberという用語が使われている (その割には Wikipediaの YouTuberの項には 英語版がない)。 日本のユーチューバーというと、世の中を舐めたような生活を送りつつ プライベートを切り売りし、いちびったことをして笑いをとる悲しい人種という 我ながらひどい先入観に基づく偏見があるのだけど、 英語だとそういう嫌味はあまり感じないので不思議。 しかしThumbnailを見るとたしかに日本のユーチューバーの人達のやりかたと とてもよく似ている。日本のユーチューバーの人達のチャンネルはけっこう recommendに出てくるので、そういう見た目を手かかりにかたっぱしから 非表示にしていたんだけど、気付いたらそんな感じの見た目のThunmbnailで 溢れている…


2016/02/02 (Tue)

_ 寒い。


= 英語の勉強

_ 先日書いた壁の話、 これを乗り越えるための答えはすでに自分の中では出ていて、もはや speakingから逃げていてはいけないのだろうと思っている。 shadowingでもなんでも、とにかく自分の口に出してゆくことで 強化されてゆくものがあるのだと思っている。会話なんかはこの能力を とくに酷使するので、その分鍛えられることになるだろうし、 逆に今やっている作業はこのあたりの能力に対してさほど負荷がかかっていない ということなんだろう。

_ しかしこの答えには根本的で致命的な問題があって、つまり私は話したくないのだ。 日本語だって億劫なのに…英語で話すなど考えるだけでも憂鬱だ。 書くのは別に苦じゃないのだけど。そう思ってTwitterを取り入れたんだが、 このあたりの能力に負荷がかかっている感じはない。

_ 話すことを避けているというのは遠回りしていることに等しいのであれば そこをどうにかする方向で頑張るしかないのかな…


= ホワット・イフ?野球のボールを光速で投げたらどうなるか

_ 物理的な思考実験系の読みものというと、日本では 「お前のウンコで地球がヤバイ」というマスターピースがあるのだが:

 光の速さでケツからうんこ出したらどうなるの?

1 練習生(大阪府) 2007/04/07(土) 12:51:52.31 ID:KE08BO+y0
ツェペリみたいに飛べるの?

※うんこネタ注意  

12 ドラム(三重県) 2007/04/07(土) 13:11:08.21 ID:XnFO39Ue0
リアルな話すると
多分お前の住んでる大阪が消し飛ぶ
光速でウンコほどの質量(約200~300グラム)の
物体が動いたら想像を絶する衝撃波が発生する
ましてそれが地表と激突したら地球がヤバイ

お前のウンコで地球がヤバイ
だいたいこういった感じの読みもの。 もっと物理学的に一生懸命考えていると思うけど。 面白かった。

_ 見たことのある絵だなあと思ったら xkcdの人なのか、たしかに what if?というページがあるな… 著者は年下だったのか…しかも10歳くらい若い。 才能が溢れていて眩しいですね。


= xkcd

_ 英語に多少の自信はついてもこの手の漫画だけは読める気がしない。

_ explain xkcdなるサイトがあるようだ。 解説記事というのは考えようによっては野暮だけど、読めない身としては とてもありがたい…


2016/02/04 (Thu)

_ 眠い。寒い。今週は早く寝ようとする試みがいろいろ失敗した。


= WHAT WORKS, WHAT DOESN'T

_ pdfのファイル名は「What Works in Leaning Study.pdf」で学習法に関する話。 従来薦められていたHighlighting、Rereadingは実際のところあまり効率がよくなくて、 よりよい方法がありますよという話。

_ ここで示されている「学習」は、 運動能力とか、何らかのスキルを身につけるといった類のものというよりは、 どちらかというと知識を獲得する方の、 典型的には教科書があってそれを学んでゆくといった類のものを指すようだ。

_ 薦められているのは、Self tesing、Distributed practice、 Elaborative interrogation、Self explanation、Interleaved practice、 の5つ。それぞれの話の前にまずあんまり効果がない方の話をやっておく。

_ Highlightingは教科書なんかに下線を引いたりマーカーで目立つようにしたりするものを指しているようだ。 学習の初期には役に立つかもしれないが、長期的にはあんまり役に立たないとのこと。 個人的にはもともとあまりそういう手段を使ったことがないのであまり感想はないが…

_ Rereadingは教材を繰返し繰返し読むやつ。これも時間の割には効果が薄いらしい。 そうなのか。確かに読み直すことは楽なので、逆に言うと負荷が高くないとも 言えるのだろう。しかし昨今の私の学習は繰返し繰返しやることを拠所にしているので ちょっとしたショックだった。

_ ここからはおすすめされているやつ。 自分なりに理解したものをまとめているので完全に正確ではないかもしれない。

_ Self tesing。フラッシュカードやCornell systemを使って自分で問題作って自分で 理解度を試すというものだそうだ。Cornell systemというのは何のことやらと 思って調べてみると、どうやらCornell notesというやつのこと指しているらしい。 このノートのとりかただと、左の余白部分にキーワードや問題を書いておくことが できるので、セルフテストが簡単にできるらしい。

_ Distributed practice。一気に詰めこむのではなく 十分に時間を置いて勉強するものらしい。

_ Elaborative interrogation。なんて訳せばいいのか分からんが、 書いてあることは、 子供がなんで?どうして?と好奇心旺盛に質問を重ねてくるようなことをしましょう ということのようだ。 私は表面的な説明では満足しない方なので、こういうのは好きなほうだ。

_ Self explanation。これは名前の通りだな。まあ自分で説明できるようにする努力は 理解を深めるというのは実体験から考えてもその通りだと思う。

_ Interleaved practice。 distributedはひとつの学習について時間軸で分散しましょうという話だったけど、 こっちは複数の学習を入り混じらせながらやりましょうという話らしい。


= 感想

_ これを読むともっとAnkiを活用するのが手っ取り早いように思える。 今のところ単語の暗記のためにしか使っていないけど、 Self test/Distributed practice/Interleaved practiceの特徴を兼ね備えているので、 もっと活用してゆくといいのかな…

_ 冒頭に書いた通り、運動能力やスキルに対してはどうやって適用してよいのやら、 という気もする。たとえばリスニングの能力、とか。時間をかけてゆくしかないという 覚悟はあるとはいえ、どうせ時間かけるなら効率よくやりたいという 気持ももちろんある。こういうやつはやはり繰返しの力が大きいような気が あいかわらずしているんだけど…


= spritz

_ これらの話を目にしたきっかけはspritzだった。spritzはリスニングと同様 五里霧中感があるのだけど、それは不案内な英語を相手にしているからなのか、 それともこのメソッド自体の性質なのかいまいち分からんなあと思っていて、 それを解決するには日本語で同じようなことをやってみるしかないのではないかと いろいろ調べている最中に辿りついた。 覚えている限りでは、 この方のblogTIMEの記事→「Make It Stick」のレビュー→冒頭のPDF という経路だったかな…

_ なお日本語のspritzはspritz-jp-sampleで試すことができた。 OpenSpritzというものらしい。最新はGlanceという名前らしいけど。 そして走れメロス。 「とても速い」でもけっこう読めるな。 WPMがどういう具合になっているのかは分からないけど… 日本語でWPMというのは なかなか比較が難しいところでもある。 しかしやっぱり五里霧中という感じはしないな。完全に全部読めているわけではないし 見失う瞬間は何度もあるけど、別にそれで話がまったく分からなくなるわけではない… まあ昔読んだことがあるからかもしれんが…



= Switch

_ 押上駅のそばにあるお店。どれもおいしい。ジャークチキンが特においしい。 そしてハートランドの生が飲める。初めて飲んだ。えらいうまくて幸せだった。 妻も気に入ったようだった。


2016/02/05 (Fri)

_ 今日はなんか駅や電車の中の人がいつもよりも少ない気がする。なんか あったんだろうか


= 最近のTEDICT

_ TOEIC済んですこし気が抜けてしまったので4日ほど休んだ。今日から再開。

_ Harald Haas: Forget Wi-Fi. Meet the new Li-Fi Internet (無線インターネット通信の画期的な新手法)。 これはほんとに画期的だな。ありふれたLEDと太陽電池を使って無線通信が できる。可視光通信の一種なんだろう。可視光通信というと相手はLCDで、 ARとかのように付加情報をつけるためのものという理解をしていたので、 相手が太陽電池というのはなぜその発想に至らなかったのか不思議なくらい しっくりくる組み合わせだ。

_ まだ実験室レベルらしいのだけど、40Mbpsが出るような高速通信ができて、 材料は安価で、かつ本来の用途、つまり電源供給もできる。よいことだらけですごい。

_ 実際のところ炎天下で使えるのだろうかとか、 指向性が高すぎないだろうかといったあたりはプレゼンの内容から 読みとることはできなかった。環境光 (照明) 下では動くようだけど。

_ あとこれは双方向は無理だよな… パッシブ通信的な手段がないのであれば、 逆方向は別の方法を使うか同じものをもう1つ用意するしかない…のだろう。


2016/02/06 (Sat)

_ 今週はなんか長かったな。そして社内にインフルエンザが流行しはじめた。


= アメリカの鱒釣り

_ なんで借りたんだっけ。アメリカの文学を読んでみたいと思ったがいきなり 長編だときつそうなので短編を読もうかと思って、よりによってこれを 選んだという感じか… いきなり英文だときつそうなので (きつがってばっかりやんけ) まず和訳を読んだ。和訳もかなり評価が高いようだ。

_ 面白いとは思うんだけど、楽しめない。 持ってまわった言いまわし、喩え話なんかは、きちんとはまらないと 書き手の独善性が浮かびあがってきて鼻につくもんだ。この本がそうだったという わけではなく、むしろ感心するくらいなのだが、それでも楽しめなかった。 心に余裕がないせいだろう。たぶん。

_ なお、その手の「鼻につく」経験の中でここのところダントツのトップなのは このパンがすごい!というやつで、 全体的に上滑りした表現や係り受けの怪しい文章が多くて不穏なのだが、 ごくごくと飲み干したくなるパンみたいな、 それってどういう意味なんだろうと思わせておきながら、 それを本文中で納得行く形で解決させない、緊張があって緩和がない記事だらけで 最終的にとても不快になった。


= aとtheの底力 / 日本人の英語

_ 以前読んだ本を読みなおした。新しい発見もありつつ、やはり全体的には 釈然としない気持が残り置いてゆかれたような心境になる。

_ 繰返しになるが、原則が分かれば理解できるという流れに抵抗を覚える。 この表現はこういう原則によって説明できる、なら分かるんだけど、それが 双方向に成立するようにはどうしても思えないんだよな。


= スキレット本

_ スキレット欲しい熱が少しずつ高まっており、 昨今スキレットなどさほど高いものでもないし、ニトリで1000円しない値段で 買えてしまうものもあるのでさっさと買ってしまってもいいのだが、 もう少し予備知識、たとえば、 スキレットでできる料理というのはどういったものがあるのかとか、 手入れなどはどうやってやるのか、といったことを知っておきたいと思って 何冊か借りてみた。

_ あんまり手入れだとか調理法について詳しく書いてある本に出会えなかった。 スキレットはダッチオーブンの一種なのでフタ側からも加熱できるんだけど、 家でそんなことができるとは思えないし、しかしレシピにはそういうことを せよと書いてあるので、これは屋外専用のレシピなのか、それとも 自宅でやる方法があるのか、といったところからすでに分からない。 オーブンでやればいい気もしつつ、フタなし、フタあり、オーブンみたいな 区分をしているので、じゃあフタしてオーブンに入れるのでは駄目なのだろうか などなどと悩んでしまって結局よくわからなかった。


= コーヒーおいしさの方程式

_ 実践している人と研究している人の共著で、この手の本はだいたい研究している側が メインで、実践している人のコメントなどを適宜引用するという形になるのが 普通だと思うのだが、この本は逆で、メインが実践している人で、 適宜研究している人がコメントしているという形式をとっている。 で、私にはそれが逆効果に思えた。実践している人が何をなしとげた人なのか 分からないので妙に尊大というか上から物を言う感じが鼻についてしまう。 その点科学的な考察であれば権威なんかは無関係に読めるのでいいのだが… そもそも「方程式」というのは違和感があるなあ、なんか誰でも導くことができる 合意済の唯一の解があるような含意を感じる。もちろん本文中でそんなものはないと 明確に定義しているのだからなおさら矛盾を感じてしまうのだが、 どちらかというと「関数」の方が 実態に近いんじゃないのかという気もする。まあ「コーヒーおいしさの関数」じゃ 書名として締まらないけど…

_ 豆の話や焙煎の話が多く、抽出のしかたはかなり少なめ。 それだけそちらの方が重要だというのは分かるが、私自身はそちらをやりたいと あまり思っていないので興味をもって読むことはできなかった。

_ なお研究している人の サイトblogを読むと、 単独で書いている本が出るらしいので、あらためてそれを読もうと思う。


= Devices | Ubuntu for tablets | Ubuntu

_ BQ Aquaris M10 Ubuntu Editionというやつが出るらしい。 Ubuntu Touchではなく普通のUbuntuが入っているように見える。

_ 電子書籍やドキュメントについては、やはりpdfの消費量がどうしても悪い。 Kindleで読みづらいというのが一番の理由で、これを補うようなタブレットが 少し欲しくなってきている。AQUOS PADは、A4を1画面で見るには少し小さかったので、 8インチ以上、できれば10インチのものが欲しいなあと思っていたところだ。 しかしAndroidタブレットにはあまり魅かれないので、じゃあWindowsタブレットに しようかと思ったが、特にWindowsに思い入れがあるわけでもないし、 そういうタブレットにUbuntu入れるのは骨だしなあ…と悶々としていたところに このアナウンスなのでとてもタイムリー。といってもまだ発売は先のようだけど。

_ 普通のWindowsタブレットに入れるのに比べると、CPUがARMなのでARMベースの Linuxになるという点がポイントが高いような要注意なような。


2016/02/07 (Sun)

_ dynabookの底がガタガタなのでゴム足を買った。このゴム足の方が高さがあるので 四隅に貼ることで既存のゴム足を超越した安定感が得られる予定だったのだが、 まだガタガタするね… 何もしなかった頃よりはましだけど、そう考えると そもそも底がガタガタなのか、このゴム足の精度に問題があるのか… もちろん後者であってほしいが

_ なおゴム足の名前に恥じない匂いがする。粘着力はそこそこあるようで 雑にカバンに出し入れしてもとくに剥がれる気配はない。


= 英語学習論

_ 教科書みたいな見た目と体裁しておきながら一人称「僕」はないだろう。 しかも「ぼく」「僕」と表記が安定せず、 途中から「青谷」(著者の苗字)になったりしている。といったひっかかりを 覚えるが、内容はよかった。

_ 自分はこうやってできるようになった、という本や記事などは沢山あって、 以前元Google代表取締役のひとが書いた本を読んだことがある。あの本は いろいろ発見があって面白かったものの、本人が言うほど「余計なことをしない」 感じがなかった。マッシブなのはいいとして、それが無駄を謙虚に排除した 結果のようには見えなかった。世間にはいろんな研究があって、また人それぞれ 特性があって、というあたりを気にしている感じを受けなかった。

_ そういった本に対して、 この本の価値はその大量のreferenceにあると思う。 この人自身は英語学習を研究している人というわけではないが、英語を 学んできた中で疑問を覚えて文献や論文をあたるという、 今の私がやっているようなことをもっと真面目に長期間やってきた人が 自分の理解をまとめつつ自分のやってきたことを説明するという本は、 ありそうでなかったと思う。

_ この本でもspeakingの優位性について説得力のある形で示されている。 もはや逃げ道はないような気もする。 実際にどうやって訓練するのかも書かれている。しかしかなり負荷が高そうな方法だ。 それだけ効果があるということなんだろうけど…

_ 追記。私は物を知らないので、本のよさは分かったものの この人の英語の実力というものが分からなかったんだけど、どうやら 英語学習者の中でも桁外れの実力を持つらしい。 TOEFL iBTで満点をとるというのはとんでもない偉業なのだそうだ。


= 四神金赤館銀青館不可能殺人

_ バカミスというジャンルの小説を、それと理解して読むのは初めてだった。 これ書いた奴馬鹿だろ(よい意味でなく)というミステリやら小説やらは何冊か 遭遇したことがあるけど…

_ で読んでみたらとても満足だった。私がミステリに求めるのは驚きとその後に来る 感心なので、特に馬鹿馬鹿しいトリックについては問題なかった。 バカミス云々以前にこの小説家の能力が高いということもあるのかなと思う。

_ バカミスであるという予備知識が邪魔したのかどうか分からんが、あからさまな 伏線が数多くあったのにそれでもこの落ちはまったく予想がつかなかった。 ここまでわからないもんかと自分で感心してしまった。 雰囲気に飲まれたというべきか、やっぱりなんだかんだでよくできていると思う。 卜書のパートの仕掛なんかはさりげなくすごいことをやってのけている 感があって迫力がある。 「袋小路」の元ねたと思われるあの短編集が好みであればこちらも楽しめるのでは。


2016/02/08 (Mon)

_ 気分が乗りませんなあ!


= Ubuntuと省電力

_ dynabookをバッテリだけで使っていると4時間もつかもたないかというところらしい。 スペックだと15時間と書いてあるので、いくらなんでももたなすぎだろう… ということで省電力の設定を見直すことにした。

_ PowerManagement/ReducedPower - Community Help Wikiに従っていろいろ入れた。 なんか随分泥臭いな。もっとお気楽にできる方法はないものだろうか。 アダプタ接続しているときはフルパワーで、 アダプタ抜けたら省電力モードみたいなのを期待してしまうのだが…


2016/02/09 (Tue)

_ 一進一退ですなあ。気が滅入ることばかりというわけではないのが救いか


= PDFを見る話

_ そういえばARROWS TAB QH55/Mが転がっていたのを思い出した。 試してみたところ極めて具合がよい。縦長にしてA4を1ページ表示するととても 見やすいし、横長にしてA4見開きにしてもぎりぎり読めるくらいの大きさ。 リーダーという標準のアプリケーションの操作性もなかなかよい。なおこいつは Windows10にアップグレードしている。

_ 仕様を眺めながら、どの要素がどう働いているのかを検討してみる。

9インチクラスでもうちょっと軽いタブレットがあればよりよいのかもしれない。 あるいはiPadか。iPadはさほど強い関心はないものの、iOSのアプリにはたまに 魅かれることもあるので1台あってもいいのかもしれない。でもiOSのハード持ってると もれなくMacが欲しくなってしまうという副作用がある気もする。


= 最近のTEDICT

_ 発表者がノースリーブの女性だと反射的にwaiting listに入れてしまうのは 我ながら恥ずかしいのでやめたほうがいい。どうせTEDICTやっている最中は 見えないわけだし…

_ Sandrine Thuret: You can grow new brain cells. Here's how (新しい脳細胞を増やす方法)。 文法的に正しくない表現が多いようで、聞きとれる内容と字幕の内容が合っていないことが度々あった。 単数/複数とか、冠詞の間違いとか、前置詞の誤りとか、三単現のsがないとか。 文章としてはシンプルな構造が繰返し出てくるので聞きとりには有利なんだけど、 そういった点で少し聞きとりには苦労する。また発音も独特。

_ 脳細胞は成人したら増えないというのは古い誤った知識であり、成人してからも 日に数百というペースで増えている。それを阻害せず助けるような生活をすることで 成人であっても脳細胞を増やすことは可能で、その生活というのは、 適度な食事、腹八分目で、適度な空腹感、そして適度な運動。 ストレスを減らし、睡眠を十分にとり、アルコールは避け (赤ワインは例外)、 健康な食生活を送る。増植を促進する栄養素として 不飽和脂肪酸だとかポリフェノールだとかも出てきて、 世間でよく言われる「健康的な生活」というやつに かなり合致しているように思う。

_ また抗癌剤は脳細胞の分裂も阻害してしまうので、うつの症状はそれが原因の ひとつではないかという話も。


2016/02/10 (Wed)

_ 気が滅入っているときは物事の悪いところばかりが目に入ってしまって、 嫌なことばかりだなあ!という感想になりがちだが、実際には悪いことで 凝り固まったような物事ばかりというわけではないので、悪いところばかりを見て 反芻をするようなことをしてはいけないということだろう。 よかった探しをしなければいけない。


2016/02/11 (Thu)

_ 1回休み。いろいろ忙しいがそれをどうにかしようという意思に欠ける。

_ 気分が荒んでいるのはいいがそれにひっぱられて 日常生活がおろそかになるのはよくない。そっちから見直そう。


= speakingの話

_ スピーキング自習用に適したテキスト - 英語 解決済 | 教えて!goo の人は私の発想に似ている。 心理的障壁について論じている回答者が多い。そういう面はあるんだろうけど 単に行動コストの問題と言い換えてもいいんじゃないのかなあと思っている。 やらなきゃ死ぬのにそれでもできないというほどの高い壁じゃないし、 やりたくない⇔やらなきゃいけないの拮抗を容易に破るほど低くない。

_ 心理的問題に還元された場合とにかくやってみるという当たり前の回答しかない。 だけど、 自習が無駄に終わる可能性があっても自分の中に幻の自信がついてそれによって とにかくやってみる、の1歩を進むことは決して無駄な考えかたではないのではないかと 思っている。その自信は幻であるということは本人だって分かっているわけだけども、 その幻の自信に一生頼って生きてゆくわけでもないんだし

_ それはそれとしてそもそも声を出すことを億劫がっている 私は別次元の問題があるのだろう…これこそやるしかないんだろうな。 英会話タイムトライアルというラジオ番組があるらしいので今日からやるか…


2016/02/13 (Sat)

_ 風邪ひいた。

_ 昨日目が覚めたときから妙に熱っぽく、最近会社でインフルエンザが流行しているので 念の為に病院行っておくことにした。診察の結果インフルエンザではないが 喉も赤いし風邪であろうということで薬を貰った。そのときは 発熱はほとんどしておらず単にだるくて頭痛がひどいなあという程度だったのだが…

_ 会社に着いたらだるさがえらいことになってまったく仕事にならなかった。 少し横にならせてもらいつつどうにかやりすごして、夜になったら少し元気になった。 しかし帰ってきたらまただるさが復活した。薬の効きが遅いだけなのかもしれない。

_ 今日もさほど具合はよくないのでほぼ寝て過ごした。


= 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

_ 前作で学習したおかげで、 細かい叙述トリックをすべて読みきったわけではないものの、 「もうひとつの謎解き」のAまではだいたい予想通りだった。おそらく ここまでは折込済なのだろうな。 そこからの一連の 流れは、今まで初めて見た手法ではないけれども、ここまで徹底的に やっているのは初めて見た。見事なものだと思う。 ただ、私ですら理解できた「真相」が早目に明かされることによって緊張感を 失ってしまったことは確かで、そこから先は、たしかにすごいと思うけどねえ… と少々引き気味で読むことになってしまった。

_ 私は前作の方がインパクトもあって好きだな。慣れていなかったというのも あるんだろうけど、自分の見えている世界と実際の世界がまったく違っていたという 衝撃は、予備知識がない状態で読んだ前作の方が大きかった。

_ 以下ねたばれ注意 (飛ばす)

_ 過去にもノベルスから文庫になることで大幅な調整を迫られるような構成を とっていた小説を読んだことがあるけど、 この本などはもはや文庫化を拒否するほかないような勢いだな。

_ 冒頭に書いた通り、この館がその言葉通りの館ではないということは あまりに不自由な描写から明らかだ。その点は 前作で学習して予想はついていたわけで、この場所がどういうところなのか、 主人の不可解な言動の意味、などは比較的早い段階で気付いていた。 私が気付いたのは86ページだった。おそらく他の人より遅いんだろうな。 そしてこれは世代を選ぶのかもしれない。さすがにその章の最後まで来たら だいたいの人が気付くのだろう。私はぎりぎりだった。

_ その「音」が繰返し登場することも気付いた。さすがに全てのページがそうだったとは 思わなかったけど。

_ 作中に出てくる、復讐のために建てられた、北のほうにある館というのは何だろう。 私は時計館を思い浮かべたんだけど、 エピローグを見る限りではそうではない。

_ この人のバカミスは、まだ二冊しか読んでないけど、共通しているのは 「意味が分かると〜」のコピペみたいな動機なんだろう。そこから先の、 とんでもなく労力を注ぎこんでいる部分は、たしかにそれを悟られずに 小説として成立しているのは凄いと思うんだけど、それっきりな部分がある。


2016/02/15 (Mon)

_ 多少ましになったが復調しているとは言いがたく、そして明日は夜間作業なので 大事をとって一回休みにした。

_ 夕方まではほとんど寝ていた。いくらでも寝られると思っていたが 夜になって多少回復したらしく寝るのが困難になってきた。よかったような これから夜なのに眠れないのは困るような


2016/02/19 (Fri)

_ 体調は戻りつつあるんだが気力がついてこない。

_ Chromecastの新しいやつがようやく日本でも発売されたらしい。しかし あれからいろいろありすぎて、なぜ私はそれを欲しいと思っていたのかを 思い出せない。思い出したらまた検討しよう…


= 【重要】 4月1日(金)より未所蔵資料のリクエストサービスが変更になります

_ 葛飾区立図書館のお知らせ。 未所蔵の資料をリクエストできるのは区内に済んでいる人と、 在勤・在学している人だけになるらしい。 私は墨田区に引っ越してしまったのでその資格を喪失することになる。 残念だが、自分の区のサービスを使いましょうということに過ぎないのだろう。

_ お知らせの文面から察するに、他区のサービスレベルは葛飾区に比べて 低かった時期があって、それがだいぶ解消されたということなのだろう。 たしかに墨田区にもひきふね図書館ができてだいぶ便利になった。 それでも私の生活パターンだとまだ葛飾区の図書館の方が利用しやすいし サービスも充実しているように思う。また時が進めば状況も変わるのかもしれないが。 なおカードの有効期限が5年→3年になるらしい。


= 紙の碑に泪を

_ さりげなくすごいことやっているのだけど、 物語の楽しさにいまひとつ結びつかなかったような。 仕掛があることを除けば頭のおかしい作中作と、気の抜けたblogが物語の 大部分を占めてしまっているので… アリバイトリックはあまり関心を抱くのが 難しいというこちら側の事情もある。

_ おそらくblogだの掲示板だのに普段から触れている人は、 普段発揮している能力によって瞬時に違和感として認識できるものがあるだろう…


= 新世界崩壊

_ 仕掛がすごすぎて笑った。 仕掛がある場所は比較的分かりやすいのだけど、その読みとりかたは言われるまで 分からなかった。なさけない。

_ 主人公のキャラクターによって本来描けるはずのないトリックの種明しが劇中で されているという力技があって、それは次の作品でさらに先鋭化されていた。


= 不可能楽園〈蒼色館〉

_ この人の作品も5作目なので、さすがに仕掛の方は、最後の1つを除いて 言われる前に自力で気付くことができた。露骨に不自然だしな… そして独力で気付かせる前提なのだと思うけど、それに気付いたとして 何を意味するのかがさっぱり分からないという状態が長く続き、 終盤になるともはやその話に収束せざるを得ないだろうというような 不思議な楽しみかたになる。

_ 山形の南部は私も長く親しんでいた土地なので読んでいて楽しかった。


2016/02/20 (Sat)

_ 完全に復調しているとは言いがたく、少し無理するとすぐにしんどくなる。


= 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人

_ 最高だった。バカミスを上回るバカミスを上書きするバカミスといったような すごいものを見せられた。奇跡を見た気分。その奇跡は 著者の尋常ではない努力とか、それに似た何かによって生まれているのだろう… 動機がよくわからないがミステリで動機を穿鑿しないというのは 処世術みたいなもんなので、なぜミステリを書くのか?というのもそれに準ずる 扱いにしておいたほうが幸せなのかもしれない。

_ ラストはバカすぎて本気で爆笑した。その爆笑には感動や感心も もちろん含まれていたけど、同じくらい、どういう人生を歩んだらこんな発想が できるんだ、とか、よくやるわ、といったような呆れに近い成分もあって、 それもこれも含めて最高だった。

_ 後続の作品も入手しているけど著者近影を見た段階から不吉な感じしかしない。 今から楽しみだ。


= The Truman Show

_ 字幕を頼りにどうにか見た。

_ 主人公の置かれた境遇やそれに対して立ち向かってゆく様子は感動を覚える一方で、 その作られた世界を無邪気に消費している大量の視聴者という存在は恐しくも 感じた。主人公の選択に熱狂している様子とあわせて、悪いジョークのような感じ。 だから評価が低いということではなく、そういうものを描きたかったのかなあと 思っている。

_ それにしても「世界の果て」のシーンは素晴しかった。 メタフィクションというべきものを映像で見たのはひょっとしたら初めての 経験かもしれない。とても印象的で美しかった。


2016/02/21 (Sun)

_ まだ本調子は遠いな。寝たら寝たで悪夢を見るなどなかなかよろしくない。


= 弊社 齊藤彰良の訃報について

_ いっしきさんのご同僚の齋藤さんが逝去されたそうだ。

_ 私にとって齋藤さんと言えば「MDXのすごい人」だ。 私にとってFM音源をいじるといえば PMDやFMPが中心だったので、X68k文化だったMDXは積極的に触れるものでは なかった。少なくともMMLを書く対象とは考えておらず、もっぱら聞く対象だった。 そういった聞く対象の中に齋藤さんのMDXはよくあったように思う。

_ 齋藤さんのお名前はエムツーの記事で何度も目にしていたし、 いっしきさんのお話にも出てきたので、あの頃のすごい人がゲーム業界で 一線で活躍しているんだなあと純粋に感動したのを覚えている。 私はゲームを作った経験はないんだけど、移植という作業は色んな分野で 経験があるので、そういう意味ではエムツーが出てくる記事はどれも親しみやすくて 面白かった。親しみやすいといっても自分でもできそうという意味ではなく、 その世界の壮絶さ、臨場感を理解できる程度には自分の知識と経験が 生きてくるという意味だが。 まだ自分の中に辛うじて残っている「技術者に憧れている自分」に、 技術というのはこうやって使うものなんだ、と訴えかけてくるような迫力がある。 そういう世界が世の中にまだあるんだということが嬉しかった。 齋藤さんはそういった集団の中で数多くの結果を残してきた人だ。

_ 病気の詳しい経緯などはわからないけど、周囲の方の反応からは 「発見が早ければ…」という無念さが滲み出ている。 私の3つ上というと私の兄と同年ということか。人の一生がどのように続いてどのように 終わるのかは分からないけど、この年頃になると脳や心臓に起因する 突然の死だけでなく、ガンのような長年の時間を経て命を奪う性質の病気で 亡くなる人も増えてくる。自分の人生もおそらくとっくに 折り返し地点を過ぎているだろうし、最近は伯父が75にして癌にかかるという 経験をしたばかりだ。

_ 自分であるということの臨場感は巨大だ。 自分以外の人が亡くなったときの喪失感はでかい。にもかかわらず、なのか、 だからこそ、なのか、 自分がいなくなったときに他の人に与える喪失感というのはなかなか 想像がつかないものだ。 面識はないけど、 齋藤さんが、自身がいるべき場所にいるという感覚はあったのだろうと 想像しているし、その能力を存分に発揮して、数々の偉業をなしとげて 周囲から惜しまれている様子は、仮に先延ばしにできない死であったとしても いくらかの救いだと思いたい。それで早すぎる死を埋め合わせることはできないけれど… とりとめがないがそんなことを考えている。


2016/02/22 (Mon)

_ 喉の痛みが微妙に残っている…。


= TOEIC

_ 予想より早く結果が出てきた。前回より5点しか上がっていなかった…。 それもそれで考えものだが、Listeningが30点下がって Readingが35点上がっているという内訳を見てさらに頭を抱える。 受けた直後の印象とはまったく逆だ。

_ 過去5回受けてきたけどこのListeningの不安定ぶりはなんなんだろう。 聞きとりの能力として落ちたという自覚がない。 前回がたまたまよかっただけなのか、それとも取組みが不十分で実際に能力が 落ちているのか。 点数はどうあれ未だに字幕なしで 長時間何かを見たり聞いたりするのはできる気がしないので、まだまだ努力が 足りないのだろう。

_ Readingは順調に点数を上げている。今までも、変わらなかったことはあっても 下がったことはない。英語で摂取できるものはできる限りそのように しているので、それが効いているのかな。さらに処理速度が早くなれば 消費量も増えるので、よい連鎖になるのではないかと思う。それをやっていても 点数が上がりづらいのは前半の選択問題のあたりだと思う。 文法、語法、ボキャブラリーなどなど。点数の内訳が分からないのでどのあたりに 問題があるのかは分からない。とはいえ、これは模擬テストをやってみれば だいたい分かるだろう。

_ 今回受けた直後の目論見では、次回6月に受けて あとは1年ごと…と思っていた。予想より点数が低かったのでどうしようか 悩んでいるが、別の試験にシフトしたほうがいいのかなとも思っている。 TOEIC SW、TOEFL iBT、英検などが候補にあがるか。どれも高いんだよな… 価値がないと言いたいわけではなく、単純に痛い出費だと思うような 価格だという意味だ。 英検は合格か不合格かというのがどうも…とも思う。いずれにしてもspeakingを 取り入れてゆかないと次に進めそうにない。


2016/02/26 (Fri)

_ 一回休み。深夜作業やら深夜のエスカレーションの電話やらで睡眠のリズムが 大層崩れていて大変辛い。風邪が治りきっていないこともあり大事にしないと また復活しそうな感じがする。


= 八王子七色面妖館密室不可能殺人

_ 自身がハードルを上げているのか、バカミスをこなすのは当たり前で、 その上で何を見せるのかというところに力点がシフトしているように見える。 期待するものを間違ってしまったといえばそれまでだけど、 「思い」の部分が意外(?)とストレートなのが、今までミステリを読んできて 身につけてきた習性からするとかえって意外という感じもある。悪く言えば ミステリにそれを求めていないということにもなるんだけど…


= 波上館の犯罪

_ 「究極の作品」「すべての言葉が伏線」いずれも大袈裟ではないと思う。 本人の思い入れが深いのも納得できる。

_ ただ、多少なりともこの著者の作品を読んできた人間が読んだ場合、 ミステリとして面白かったかというと、それは話が別だなあと思う。 見えている世界と実際の世界がまったく違っていたのか? 意外な真相だったのか?というと、いずれもそうでもないと思ってしまった。 それは「この方向」に進むことの代償なのだろうか。必ずしもそうではないのだと 思うんだけど、作者が書きたかったのはそっちではないということなんだと思う。

_ まず1ページ目から2段組でないことに度肝を抜かれることになり、 そして誇張でもなんでもなく1ページ目から仕掛は見え見えであり、 それが見た目として 美しいだけでなく、綺麗に結末として描かれる形に結びついているのは 素晴しいと思う。個人的には、それに気をとられている間にまんまと騙されました、 というのを期待してしまっていたので、思わせぶりな描写や表現が裏表なく そのまんまだったという部分が多くて、いろいろと読むときの姿勢を誤っていたのかなと 思っているけど、そういう肩すかし感を置いておくと、味わい深い作品であり、 作者の狙いが結実しているという感動もある。ということで冒頭の感想に至った。



= 処分

_ 家の片付けの流れでいろいろ処分した。

_ PC-MT2-S3。 2003年10月に買った SHARPのMebius。MURAMASAという名前だった。分解が非常に難しいマシンで 今回ディスクを取り出すために再度分解してみたけどなかなか大変だった。 当時にしてはおそろしく薄く軽量になっていて、それがこの分解の難しさにも つながっているというか、細かい機構が重量アップにつながらないように 部品が複雑に噛み合っていたりで強度を保ったり頑張っているのが 結実しているだなあと今にして思う。とてもよいマシンだった。ボタン電池が 死んでいる他は今でも動きそうな気がするけど、 いずれにしてももはや13年前のマシンだ。 たしかFedora Core4あたりを入れていたように思う。

_ DELL Dimension 9200。2007年2月に買った。 モニタは先月処分している。当時はモニタとあわせて20万くらい 出したような気がする。長時間動かしていると落ちるなどいろいろ怪しいものの、 自宅のWindowsPCとして長い間活躍してくれた。OSがVistaの32ビットなので せっかくメモリ4GB積んでいてもあまり意味がなかった。

_ HP ML110 G5。2010年10月に買った。 それまで使っていたTSUKUMOのショップブランドPCが金町の和室の熱気にやられて だめになってしまったのでかわりに買った。本体は8980円とあほみたいに安かった。 ほぼ同額でメモリを買って増設して、ディスク2台構成でOpenSolarisを入れていた。 今の住み家に引っ越した際に電源落としてそれっきりまったく使っていない。 勿体ないことだ。ディスク取り出すために分解してみたところ至るところに 埃が入りこんでいた。設置している環境はDELLのPCとほぼ同じだったのに… それだけDELLのPCがそのあたりに神経をつかった作りになっているのか、単に 常時稼働だった時間が長かっただけなのか…

_ その他、中古で買ってからほとんど使っていなかったSC-88Proとか、ずっと前に妻への プレゼントに買ったペンタブレットなども処分。前回はリネットのPC1台につき 1箱無料キャンペーン中に出したのでタダだった。そして今回もそのキャンペーンが 延長されていたらしく無料で出せそう。

_ それにしても、MURAMASAはともかく他の2台は 特に駄目になってしまっているわけではないのに捨てるのは申し訳ない気もしつつ、 もはやほとんど使ってないのに場所だけとるのは辛いので思い切って 処分することにした。


2016/02/27 (Sat)

_ 妻は昨日から旅行に出ている。ジョンは一昨日から別の預かりさんのところに お泊まり修行に出ている。 まったく初対面の人のところに泊まるというのは4年目にして初めての試みになるのか。

_ ジョンはあまりにうちに長く居すぎて、普段の行動(主に問題行動)が、 うち特有の問題なのか、そうでもないのかが分からない。なので、 こうやって我々以外の家族と生活を共にするというのはジョンの今後にとっても いろいろ参考になると思う。ジョン自身にも刺激になるだろう。

_ ジョンがいない生活というのは4年ぶりなわけなので、 こちらにも新しい発見がある。なにより静かだ。ジョンも別に始終 騒いでいるようなタイプの犬ではないのだけど、 人間や犬の動作に常に何らかの反応をするので、寝返り打っても、 トイレから戻ってきても、特に何も起きないというのはそれだけで新鮮だ。 毛布やシーツが盛り上がった状態になっていても何も起きないというのは平和だ。 ジョンは少しでも毛布が盛り上がっているだけでそこにおしっこをするので 毛布をそのままにしておくのは双方にとって不幸な結果になることが多い。 では毛布を片付けておけば安心かというと、今度はシーツに潜りこもうとして 出来上がった盛り上がりにおしっこをしてくれるので、もはや寝室とジョンの居室は 両立しえないのだと思うのだが、しかし他に場所もないので仕方がない。

_ 片付けが少し進んでPCをいじる環境が少しずつ整ってきた。 キーボードがHHK Lite2だというのがやはり少し不満。 昔は喜んで使っていたもんだけど、今触っているとなかなか 出鱈目なタッチだなあと思う。しばらく使っているとそれなりに味を感じるなど なかなか好みというのは難しいもんだな。

_ もう少し片付けがしっかり終わったらキーボード買おうかな。 なんかRealforce 91Uが15000円台で買えるらしい。 以前も書いたがRealforceの唯一の欠点は 使いやすくて頑丈なのでつい浮気したくなってしまうというところにあるのだけど、 1万円前後のキーボードに浮気するくらいならこれでいいじゃないかという 気もする。とにかく頑丈だしな…。



= CAPTAIN STAG Skillet M-5535 とカバー (M-5536)

_ ニトリのスキレットはあいかわらず品薄らしい。実は 先日突っ張り棒を買いに行ったときに 見かけたので、ああ品薄状態は解消されたのかな、と思って安心していたら いざ買おうとしたときに売っていなかった。入っただけ売れてしまうんだろうな。 通販だと5〜10日待ちで手に入るようだが、妻が旅行中にいろいろ仕込んでおきたいと 思っていた目論見が外れてしまって困ったので表題のものを買った。 6.5インチ。でもamazonの商品説明を見ると16cmらしい。

_ 狙っていたスキレットはもっと大きいやつで、ニトリでは小さめのものを 買うつもりだった。フタを使う調理は大きいほうで…と思っていたのだが、 いろいろ予定が狂った。カバーはそんなに高いもんでもない (1000円しない) ので、 ひとまずこの組み合わせでしばらく使ってみて、よっぽどよいものであったら もっと大きいものを買うということも考えていいかなと思っている。


= シーズニング

_ シーズニングされていないので自分でやる。以前中華鍋で油回しをしたことがあるので この手の作業は初めてではない。 まあ原理は一緒なんだろうけどスキレットは鋳鉄で、中華鍋とは 炭素の含有量が異なるので、中華鍋で普通にやっていたこと、たとえば強火にかけて お湯を流しこんで汚れを浮かすとか、そういうことをやると割れてしまうらしい。

_ ともあれ説明通りにやろうとするのだが、どうも手順が不明瞭。 冷めるまで待つのかそうでもないのか、屑野菜を炒める前に油を入れるのか そうでもないのか、などなどが明確に書かれていない。 Webを見るとこれまた統一された見解がないようで、 なんだかコーヒーのドリップのときに感じたような五里霧中感がある。 酸化皮膜と油膜と、あとなんか実在するのかも怪しい用語の膜と、 なんでもいいんだけど結果として準備が終わった段階で 何がどういう操作でどうなっているのかがさっぱり分からない。 他の人の書いているのは全部誤りですと書いているサイトもなんかぼんやりした 説明でよくわからない。

_ 作業を始めたら迷っている暇はないので、余っていた亜麻仁油を使って シーズニングを始める。 底面を見たら五徳の形がよく分かるような色の変わりかた。 家庭用コンロではムラなく加熱することは無理ではないかと思った。 いろいろ移動させながら…といってもバランス悪いし。

_ ということで自分が理解した通りのやりかたで期待する結果が得られることはないと 悟ったので、それなりの成果を出すように努力する。触れるくらいの熱さになるまで 待って…というのを繰返すので時間がかかる。 17時に始めて22時までかかってしまった。


= 野菜のグリルとステーキ

_ 最初はあんまり凝ったことをせず、また味つけをスキレットの外でできるようなもの ということでこの2つを選択。先にステーキを焼いて、ホイルにくるんで寝かせてる 間に野菜のグリルを試みた。弱火派の私としては投入直後から焦げつきそうなくらい 熱せられているフライパンというのはどう扱ってよいものやら…と思うのだけど、 さっさと焼き目をつけて、あとは弱火で温度を落とさないようにして 調理を続けるという感じでいいのだろか… でも接触面の水分が失われると結局 焦げることになるしなあ… 自然何度もひっくり返さないといけないことになり、 見ためも悪いしなにより面倒だし、無水調理という感じがあまりしない。 あとこのスキレットのフタは水蒸気なんかを抑えこむほどの重量がないようだ。 そういった調理をしたかったらやはりもっと大きいのじゃないと駄目なんだろうな。 とはいえけっこうな重さでこれ以上のサイズになったら持つのも大変になりそうだ。

_ で味の方はやはりおいしい。陳腐な表現だけど野菜は何もつけなくてもおいしい。 肉は… 焼き加減が難しいな。レアに近い焼き加減になってしまった。 安物の肉なのでレアだと匂いがちょっときついし、 また、味つけを後でやったのでやはりまとまりがない。 もうちょっと慣れてきたら鍋の中で味つけをするような料理をするつもりだが、 今のところは塩とか砂糖とか酸とか、錆の原因になりやすいものは避けたいところ。


= DB特訓 1回目

_ 初回にしてはうまくいった。シンプルなレシピなので、 温度、分量、時間をしっかりやっておけばまず失敗しないと思う。 小麦粉は面倒でもふるいにかけておかないとダマがなかなか解消しなくて ストレスになるな。


2016/02/28 (Sun)

_ 妻とジョンがいないと時間感覚がずれるな。 つぼみもミミ子も、昼の散歩と、 朝晩のご飯だけ外さないように気をつけていればあとは勝手に寝ているだけで 大人しい。


= DB特訓 2回目

_ 最初にレシピを復習して、できる限り記憶だけで作れるように挑戦してみた。 粉はきちんとふるいにかけてみた。手間の割にはダマのできる具合は大差ないような。 市販の粉はどういった技術を使ってダマになりにくくなっているのか不思議になる。

_ 予熱のしかたを覚えた。2回押さないといけないらしい。そんなこと本体の どこにも書いてないんだけど、マニュアル見たら書いてあった。 2回押しで予熱というのはオーブンレンジの文法として成立しているのだろうか。 前回はそういったこともあって予熱といいつつ10分くらい加熱をしていたので、 初期のスキレットの温度は今回の方が低い。仕上がりは大差ないような。

_ これ自体さほどボリュームのあるものではないので、いろいろトッピングを 工夫しないと腹膨れないな。私はこのシンプルな粉糖とバターの組み合わせが 好ましいと思うけど…

_ とくに材料がスキレットにひっついたりすることはない。 するりと取り出せて気持がよい。




Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
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