_ 今日はEPUB3のお勉強をすることにした。前日にUbutuのアップグレードをするという 極めてメリットの乏しい行動を起こし予定通りUnityが動かなくてはまった。 そしてUnity2dはひっこめられたらしいのでGnomeになってしまった。 ついでにEclipseもHeliosからJunoに上げた。
_ EPUB3はXHTML + CSSを面倒な作法で配置してzipで固めただけなので(暴言) そのためのツールキットとかがあるんだろうと思って探してみた。 Epublibというのはあったけど うーん、 ここまで頑張ってくれなくてもいい感じがする。出来合いのフォルダ構造を そのままzipかけてくれるだけでいいんだが...
_ 仕方ないので作ることにした。 ひとまず本を読みながらファイルは手で作り、Javaでzip作るコード書いて Epubcheckにかけて... という繰返し。やっぱりXHTMLを手で書くのはしんどいな。
_ EPUBはzipファイルなんだけど、アーカイブの先頭がmimetypeという8文字の ファイル名で(アーカイブ全体をフォルダに入れるといったことをしてはいけない)、 中身が「application/epub+zip」で、BOMとかついていてはだめで、 かつそれが無圧縮で格納されていなければいけないという条件があるので、 それに合うようにプログラムを書く。Epubcheckで怒られなくなったので FBReaderとCalibreを使って読んでみた。...とりあえず大丈夫らしい。
_ 枠組はできたので試しにZHTのHTMLを持ってきて実験。 やっていることはそんなに変わっていないはずなのにEpubcheckにいろいろ怒られる。
ERROR: test.epub/OEBPS/text/201211.xhtml(3,7): element "html" not allowed here; expected element "html" (with xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml")「html」はここにあっちゃだめだよ、ここにあっていいのは「html」だよ、と。 意味不明。まあwith xmlns...に注目すべきなんだろう。 とりあえずそのままでもFBReaderとかでは問題なく読めているのだが...
_ まだまだ気になる点はあるがひとまずEPUBのファイルを 作るというところまではできた。ZHTのHTMLを手でXHTMLに直したところ、現時点では、
_ やはり構造としてのEPUBを1から手で作るのはミスも多いし大変だな。 ZHTなんかは最終的にはプログラムから作りたいと思っているのだけど、 その雛型はそれなりのツールで作ったほうが楽そうだ。
_ Sigilは現時点では EPUB3はサポートしていない模様。 FUSEeβは EPUB3も問題ないがWindows専用だし今後も使えるのか不明なので手を出しづらい。 Build your EPUBs with Eclipse, and read them tooというスライドを発見した。 これか。 これもEPUB3はまだサポートしていないようだ。このあたりは時間が解決してくれると 思う...ツールが更新されるか、こっちが手で書くのに慣れるか...
_ あと、ベースとなるHTML5とCSS3の知識が当然だけど必要なので、そのあたりの 勉強も必要だ。いくつか本を取り寄せた。 今になってZHTのCSS読み返してみたら実に素朴なもんで侘しい感じすらするな。
_ 電子書籍のカタログ形式らしい。RSSみたいなもんか。
_ fbreaderはOPDSを扱うことができて、青空文庫もOPDSが非公式ながら 存在するので、fbreaderで青空文庫を読むことができるらしい。知らなかった。 試してみたら横書なのでやっぱり専用リーダーの方が読みやすい。ルビも カッコで表示されているがこれはまあ別にこれでもいいけど。
_ Windowsだとこれなしでは生きてゆけないんだがUnity2dでは特にいらなかったので 入れていなかった。が、Gnomeになるのであればやはり欲しくなってくるので入れた。
_ 候補が出てくるときにフォーカスをそっちに奪ってしまうようで入力が続けられない。 あと日本語の検索ができないようだ。うーむ
_ デュアスロンは走って自転車乗ってまた走るという競技で、 以下で試みているのは自転車に乗って走ってまた自転車に乗るというものなので ごっこ以前に違う競技だ。
_ 午前中は松戸にいた。11時前に昼飯を喰ってそのまま歩いて帰宅。4km弱くらいらしい。
_ 14時前に自転車で出発。まず自転車である程度移動して、 自転車を置いて、来た道を走って戻り、 1時間くらいしたら自転車のあるところまで引き返して、自転車に乗って帰ってくる というコース設計をした。結果として、自転車は往復10kmずつ、 ジョギングは10.6km走った。
_ ジョギングは1時間半程度。もうちょっと走りたかったんだが人が多い区間に 入ってしまったので予定より早く引き返したところこの程度になってしまった。 1時間半で10kmちょっとなのでかなりゆっくりめ。 それでも自転車に辿りつく頃にはけっこう疲れていた。以前10kmほど走ったときと 比べるとだいぶ疲労感が違う。条件として違っているのは、
_ なお事前に自転車で10km走っているのはあんまり影響していないように思った。 ジョギング終わった後に自転車で10km走ったけど、それもあんまり疲労には 影響がない気がする。最後の2kmくらいでちょっと足がだるく感じたものの、 それ以外は風が弱かったこともあって今までよりもずっと早いペースで漕ぎ つづけることができた。
_ 結果としては、まあ楽しいことは楽しいけど、日常的に走ることに比べて 著しく楽しいというほどではなかった。とりあえず荷物が気になって 走ることに集中できないということがわかったので、運搬方法に工夫が 必要だと思う。あとはもうちょっと距離を走れるようにしないと非日常の 楽しさはあんまり感じられないかもしれない。
_ サングラスはずっと昔に買っていた度なしのものを使った。 ジョギングならこれで十分だった。帰りの自転車もそのまま使ってみたところ、 目が慣れたせいかさほど困難ではなかった。
_ 補給は甘いものと柿の種と飲み物。出る前にチア・シードを飲んだのは 言うまでもない。かなり保守的に栄養補給をしたのでちょっとやりすぎの感があった。 またドリンクも多目に用意したけど予定より500mlペットボトル1本分少ない消費量 だったので500gの余計な荷物を持って歩いただけだった。多目に持つくらいなら 土手越えて街中に出て自販機を探したほうがいいのかもしれない。
_ 1回目ということもあってあんまり無理はしなかった。かけた時間は3時間ほど。 この程度だとあんまり非日常の楽しさというのは出てこないな。 日常的にもうちょっと走りこんで、距離は倍、時間は1.5倍くらいになれば けっこう世界が変わるような気がする。途中に昼食を入れるとか。
_ あと、帰りの自転車に乗りだしてすぐはジョギングの最中にかいた汗が急速に 冷えていってちょっと寒かった。すぐに慣れたけどもうちょっと季節が進んだら 一気に身体壊しそうなので、風よけに羽織るものがあったほうがいいと思った。
_ 松戸のユニクロで走るときに着るものをぼんやりと物色していたのだが あんまりピンと来るものがなかった。冬もののパーカーは厚手で 走っていたら蒸れそうだ。いろいろ眺めた結果、上に着るものは今と 同じようなものにしておいて、タイツとか長袖シャツとか、インナーで 対応したほうがいいという結論になった。
_ 今のところ夏場から 着ているものは変わっていないが(半袖のパーカーと七分丈のズボン)、 寒さを覚えるのは腕の部分だけで、それも走っているうちに慣れるので、 袖のあるものをきちんと着ればまずは問題ないだろう。 それでも寒ければ風よけ用の薄手のブルゾンとかウインドブレイカー的なものを 羽織ればいいのかなと現時点では思っている。
_ そしてそれらはおそらく買うまでもなく実家に行けば余っているだろう。 ナイロン地のブルゾンとか誰が着るかよペッというバチあたりな感想を持っていたが、 今は切実に欲しい気持。
_ ジョギングを補完するトレーニングが何か欲しいと思っていたところなので とても興味深い。(今はトレーニングに金をかける気はないが)
_ 週の始めから心が荒んでよくない。
_ 今朝は昨日の疲れが残っていてけっこうだるかったので、 疲労をとる効果を期待して軽く7kmほど流した。
_ 英語に関する本を以前に何冊か読んでいるが、 わりと似たような手口(?)の本。 初版は1988年なのでむしろオリジナルに近いのはこっちなんだろうと思う。
_ 日本人の使う英語がいかに珍妙かということを解説するのであれば、
_ 「論理が始終一貫している」ので慣用的な表現であってもほとんどの場合は なぜそうなっているのかを論理的に導くことができるとか。であるから、 「正しい」表現は一意に導かれることが多い、という解説があった。 「前置詞」の文脈だったがどちらかというと「英語というものは」という 含意を感じさせるものだった。
_ このあたりの記述を見て分かったんだけど、どの本も「論理」「原則」は 説明しているが、どういうときにその論理/原則を適用すべきかということについては ほとんど扱われていない。get in the car / get on the train の使いわけは たしかにin/onの原理で説明可能のように見えるが、たとえばwithやbyであっては おかしい理由は書かれていない。withやbyなんてそもそも選択肢にすら 上がってこない人であればそれでいいんだろうが、 それをおかしいと思えない人にとってはin/on以前の問題だろう。 そもそもwith/byを選択肢から外すための大きなアプローチがあって、それは 空間だったり位置関係だったりという話で、それらのアプローチには 優先度があります、ということが(もしあるのであれば)説明されていればまだしも なんだけど、ここでつまずくと単に脅されてびびって終わりという結果になって しまうのではないかと思う。
_ あとそれらが日本語を母語としている人々特有の問題なのかというのも はっきりしない。英語を母語にしている人々でも、子供の頃は 冠詞をつけ忘れたり前置詞がおかしかったりするそうだし、 そうなると、英語の幼児向けの本で勉強するといったアプローチも 考えられると思うんだけど、それがよいとも悪いとも分からない。 どうすりゃいいんだと思う。そう思わなくて済むのは、冒頭に挙げた3つの 前提が満たされていて、1冊の本ですべてが事足りるという場合に限られるわけだが、 結局のところそういう本には出会えていない。
_ サブタイトルは「PDCAを越えた『Ph.P手法』の7つのステップが成功に導く」となっている。 まずタイトルとサブタイトルだけを見たときに抱いた感想を書く。
_ PDCAについては兼ねてより疑問に思っていたので、 その手法に対する批判が読めるのかという期待を持って借りた。 「なぜ日本人はマネジメントは苦手なのか」という投げかけで、 サブタイトルを見ると新しい手法を提案しているようなので、
_ 上記のような心構えで読み始めたところ、おおむね裏切られることはなかったというのが ひとまずの感想。ただし、Ph.Pなる手法はPDCAを否定したり逸脱したりするもの ではなく、PDCAのPの段階を細分化したものであるという点で不誠実さを感じた。 ただしそこで挙げられている問題意識、つまりPの段階でつまずくのでそこを 細分化して、越えるべきハードルと峻別すべき価値観を明確にしましょうという 提案には大いに同意できる。
_ 「現状を知る」という文脈でいろんなエピソードや主張が紹介されているが、 全体の流れから考えて悪意のある表現を使えば与太話とも思えるような展開。 手段と目標を混同するなという点については、 以前読んだ本で実に鮮やかな表現に 出会って印象を深くしていたので、以後より意識して考えるようになった。
_ ほとんどが首肯できる内容だったけど、一点明確に自分の考えと違うなと 思ったのは地球温暖化に関する記述:
多くの人が「普通の気温」と思っているのは、たかだか過去200年程度の(地球の歴 史全体から見れば瞬間的な)気温にすぎじ、現在起きている程度の気温変化は、少なくと も「地球」にとってはどうということもない。 人類の活動によって地球の気温変化のパターンが変わったとしても、それは地球にと ってはどうということもない。(以下略)この議論の着地点は地球温暖化は人類共通の問題という設定には無理がある という話で、そちらはまあよいのだけど、 実際のところ「どうということもない」のだったとして、 根拠の提示もないそのような発言で この文章で言うところの「地球の温度変化のパターン」が不可逆に 変化しているのではないかという疑念を排除できるとは到底思えない。
_ Aという枠組ですべて説明できる。Zという 競合する枠組があり、Bという現象は一見Zでも適切に説明できるように見えるが、 一見矛盾するように見える現象もAの前提となるCという広い視点で見れば 矛盾がない(例: すべての物事には目標が存在する。 「目標がない」という立場は「目標を持たない」という目標を持っているという 説明が可能なので、「目標がない」と「すべての物事には目標が存在する」という 立場は矛盾しない)といった手口はこの本に限らず多く見られる。 それはそうかもしれんが、そうやって言いくるめるというか、フレームワークに おさめることによって生まれるメリットがいまいちわからない。単純で厳選した ルールで物事を判断したほうがよい/将来を予測しやすいといったような 感じなのだろうか?
_ 例えば、 マネジメントの特徴のひとつとして、「イデオロギー・フリー」であるということが 挙げられている。イデオロギーから自由で、プロジェクトの正否のみが重要、 ということらしいのだが、前段落の手法を借りれば、 「プロジェクトの正否のみが重要」というのも立派なイデオロギーだろう。 イデオロギー・フリーがイデオロギーであろうがなかろうが主旨に影響はないのだが、 裏を返せばイデオロギーなのかどうかはたいして重要ではないということに ならんものだろうかと思ってしまう。
_ いろいろケチをつけたが、 全体的に自分が現時点で信じていたり、ぼんやりとそういうことじゃないかと 感じていたりすることがかなり明確に言語化されていた。自分の今の考えを つきつめてゆくとこういうことになるんだろうな、ということが形で見えた というような感覚。特に嬉しいことでも心地よい経験というわけでもないけど、 とても興味深いと思った。
_ 2010年の本なので今となっては古い。が、「Kindleを使った生活」の 様子がよく見えてとても興味深かった。英語の教材として使うには 非常によさそうに見える。
_ Kindleはいよいよ日本でも発売されるので欲しいなあと思っている。 実際EPUBをいじりだしたのもの電子ブックへの意識が強く出ている結果だし。 ただ、「欲しい」で留まっている間はおそらくいらんのだろうな。 どうしても必要だとか、ないと困るという感覚がないと続かんだろう。 とはいえ、そういう感覚というのはどうしても「使ってみて」初めて 抱くという可能性を排除できないので難しいところだ。
_ 「かっぴ」の話を書く。
_ 「かっぴ」は、おそらく世間ではエンガチョと呼ばれるものに 近いと思う。幼少の頃、地元では「エンガチョ」のことを「かっぴ」と言っていた。 ということなんだと思う。
_ 私が知る限りではバリアは破る方法がないので、 「それ」を保持する人物ができる行動は、
_ 考えてみるとその「よくわからないが忌むべきもの」というのは 本当によくわからないものだ。 なすりつけられたままの状態でいることに当時は耐えられなかった。 不思議な感覚だと思う。私はバリアというのが気に入らなかったので、 バリアされていても構わずなすりつけて、お前は本当にそのバリアで 守られていると思っているのか?と相手の問題にすることを好んだ。
_ 勿体つけた前置きの割にはあんまり中身がないが、唐突に思い出したので書いた。
_ ディーン・カーナゼスの自伝。 自伝なので今まで読んできたランニング本たちと比べて気楽に読める。
_ これほどの人であっても苦痛とは無縁でいられないんだな。ただ、 この人の走りかたを見ていると、苦痛は避けるものでも受けいれるものでもなく、 むしろ積極的に求めてゆくものだというように思えてくる。 二度と走れなくなるようなダメージを追うかもしれないなんてことは 考えないのだろうか、と読んでて不安になるような、とにかく 滅茶苦茶な走りかただ。
_ 常に未知の領域へと挑んでいるということもあって、新しく望んだレースで 易々と完走しました、というようなことはまず描かれてなかった。 体の痛みや疲労でぐちゃぐちゃになって、精神的にも高低の波が激しく、 それでもゴールに向かってゆくという様子を見て、おかしな話だが ちょっと安心した。と同時に、どこまで真に受けてよいのやら、とも思った。
_ 苦痛を故障のサインと考えると、 小さな痛みであっても警戒してしまうのだが、痛みはつねについてまわるもので、 つきあいながら走ってゆくのだ、ということであれば、余計なことを 考えなくてよいという意味でとても楽だと言える。もちろん痛みや苦しさは 辛いものだけど、避けるのではなく取り組んでゆく対象だということであれば 単純で分かりやすい。でも、著者が特別に肉体的に恵まれていて、 そして強運にも恵まれているというだけの話だとすれば真似をするわけにはいかない。
_ マラソンにはさほどの興味はなく、 35kmの壁とか、マラソンの世界の前提でしか成立しない話とか、 35kmの壁を43km以降に移動させる方法論などにはほとんど興味がないが、 マラソンを越える距離を走ることには相当の興味がある。 ランナーズ・ハイが期間限定だというのもこの本で初めて 知った。ウルトラマラソンではランナーズ・ハイが持続せずになくなって ゆくものらしい。
_ 現時点ではマラソンの半分の距離ですら走れるかおぼつかないが、 じっくり走りこんでいつか一昼夜かけて走るような距離を走ってみたいと思う。
_ 灰皿が飛んできたりといったような現場には出会ったことがないし、 私が感じているプレッシャーは典型的な「自分の中で作って育てる」類の プレッシャーなので、相手からそれと分かる形でプレッシャーをかけられるというのは 年に数回程度しかない。それが多いのかどうかもよくわからないが。 なお、著者自身も数十年のエンジニア生活で、ここでいうような ハイプレッシャーな状況というのは「数回」遭遇したに過ぎないらしい。 ……数回?で術を編み出すほどの展望が得られるのだろうかという疑問を抱きつつ 読んだ。
_ 「〜したいと考えていますが、いかがでしょうか?」という言いまわしが けっこう多かった。「〜させて下さい」ではなく、 相手に判断させるということでそうしているんだと思うんだけど、 それって本当に有効なのだろうか?と思った。 リプレイ状況を見てもあんまり臨場感がない。ボルテージの高い相手の反応も 同じようなものばかりだし...
_ 「ITエンジニアは怒るのが下手」というのは身に詰まされる話だと思った。 普段責められ続けているのでいざ責める側に回ったときに相手の事情や 気持を先回りして分かってしまうというのが自分の場合の理由だ。
_ 怒りの持続時間だとか、それを越えた場合の対応なんてのももっともな話だと 思う。怒るのはとんでもなくエネルギーを消費する行為だが、 それが持続している間は理屈以前の問題なので、 おさまるのを待つか腹を決めて相手が燃えつきるのを待つかといった ことをするべきなんだろう (この本で後者を薦めているわけではない)。
_ なお、著作権についてという宣言で、著者、発行者と書面による許諾を得ずに 複写複製等を禁止するということを主張しているが、著作権だけでそこまで 制限できるものなんだろうかと思った。また、挿絵についてのクレジットが どこにもないようだが、著者本人が挿絵を書いているのか?というような もやもやもあった。
_ 以前読んだ「ヨコから見る世界史」と同じ動機の本。ただしこちらは 日本史が中心。
_ やはりこの手の本は個々のエピソードについては断片的にならざるを 得ないので、単に歴史の読みものとしては不満が多い。同時代の 歴史を眺めるという目的を考えるとある程度仕方ないんだろうけど。
_ BORN TO RUNに「マラソン僧侶」として紹介されていた 比叡山延暦寺の 千日回峰行のことが気になったので 借りて読んだ。
_ 酒井雄哉は 千日回峰行を2回満行しており、この人以外に2回満行を達成したのは 二人しかいないらしい。
_ 時速にすると5kmくらいらしいので、平地であれば早歩きというくらいの スピードだけど、山道だし、ただ歩き続けるわけじゃなくて百個所を越える 場所でお参りをしながら移動するので、かなりの速足になるんだろうと思う。 ただし走ることは禁止されているそうなので、「マラソン僧侶」という表現で 即座に思い浮かべるような、隊列を組んで山道を走り抜けるといったイメージでは ない。そもそも一人で歩き続けるものだし。
_ とんでもない距離を毎日歩き続けるので、やはり痛みは常についてまわるらしい。 そもそも修行なので今日は距離を短くしとこうとか、やめとこうなどということが 許されるものではなく、失敗は死に直結するので、痛くても怪我しても病気でも 歩き続けることが必要となる。 足を怪我して膿んで歩けなくなったときも、短刀で膿んだ傷口を切り開いて 歩き続けたとか、 「体全体で歩かないで、体の部分部分を休めながら歩く」 「肩で歩いたり、腰で歩いたり」なんて話も。正しいフォームであれば いくらでも歩けるなんていう次元ではないというのは壮絶すぎる。
_ 同じことの中で起こる変化の話。毎日同じ場所を歩いていても、毎日 少しずつ様子が違う。同じことを繰返しやっていても、毎回違うということか。 その違いは同じことを繰返しやらなければ分からないんだろう。
_ 2冊目の本はかなり千日回峰行自体の性質や歴史を解説してくれていてよかった。 千日回峰行は菩薩行なので、満行の手前までを繰返し行うことに意味があるとか、 千日回峰行は合理的にできあがったシステムで、 例えば、連続で歩く日数や、 履物や傘がグレードアップするタイミング、堂入り中盤から、 口を濯ぐことが許されるとか、井戸の水を汲みに出るとか、そういうものが すべて限界の一歩手前でふみとどまることができるためにセッティングされているとか、 塩断ちも熱さの耐性をつけるために必要な準備だとか(これは3冊目の人が言っていた)、 比叡山と高野山の違いとか、 独自の解釈もあるのかもしれないが、面白かった。
_ 3冊目の人は30前後で満行して、その直後に対談しているようで、 時代が進んでいることもあってか2冊目の人よりはフランクな感じがする。 比叡山ではなくて吉野山で千日回峰行に取り組んでおり、対談相手も 曹洞宗の実力者だったりと異色な感じで面白かった。
_ 3人に共通しているのは、自分の身体の問題は自分の都合だという態度だ。 熱があるとか身体が痛いといった要因は「自分の都合」であるから、 約束を守らなかったり物事を休んだりする理由にはならないと。そう言い切って その通りにすることは大変なことのように思う。
_ だいぶ慣れてきたので書くスピードも上がってきたと思うのだがあいかわらず self忘れが多い。単に忘れることも多いし、 クラスの外にあった関数を中に持って来ようとしたりして悲しいことになったりもする。
_ 昨日は1回休みでつぼみの病院に行ったり走ったりした。 つぼみはついに心臓の薬が始まってしまった。10歳近いので 少しずつ薬でコントロールしてゆかねばということらしい。
_ ジョンと走った。妻がコパンを自転車に載せて追走。つぼみは留守番。
_ 河原まで行ってコパンを歩かせたがほとんど歩かなかった。 最近は散歩でもさほど歩かないらしい。私が連れていってもコパンだけの ときはもともとそんなに歩かなかったのでそんなもんなのかもしれないが、 傾斜のあるところでふらついたり、やっぱり加齢で衰えてきているのかねえと 思った。
_ 水元公園の近くで妻は帰宅。ジョンとひきつづきいつものジョギングコース (長め)を走ってみた。12.6kmは今までで最長かな。10kmくらいまでだと 7km/h程度のペースならほとんど疲労を感じないので、 このままずっと走れるんじゃないかという気すらしてくるが、10km越えると さすがにしんどくなってくる。足の痛みはさほどではないものの、全体的に 体を動かすのが億劫になってくるような感覚。さらに走りつづければ また感覚は変わるんだろうが、まだ大幅に距離を伸ばす段階ではないように思うので しばらくはこのままで。
_ 平田オリザという人は劇作家であることと、たまにテレビで見掛けるなあというのと、 先日舌禍事件を起こしていたなあという程度の印象。 北川達夫はフィンランド・メソッドを日本に広めた人らしい。フィンランドの 教育については兼ねてから興味があったので、そのとっかかりとして適切だと判断して 借りた。
_ コミュニケーションの各形態として、 会話、対話、ディベート、などいろんなものがあって、その中で「対話」が ニッポンにはないということで、それが何なのか、何が問題なのか、 他の国に存在する「対話」はどういうものなのか、それによって何が生まれているのか、 といったことが書かれているんだろうと期待して読んだ。まず期待して いるところは満たされているんだろうと思う。ただし「対話」というのは何を 指しているのかというのは、「私なりの定義」として平田オリザが 示しているものしかなく不安になる。少なくとも「対話とは何か」について両者の 意見が衝突しているわけではないようなので問題ないんだろうが。
_ 対話=価値観のすりあわせにおいて、 日本では合意できるところを確認していって積み重ねる作業をするが、 欧米では対立点を明確にするところから始めるというのは興味深いなと思った。 今後のグローバルな社会では価値観は対立することが前提なので そこをまず明確にするというのが今後必要とされてゆくスキルなんだということ なのかなと理解した。
_ Eclipseで開発していると気軽に開発→実行できてよいんだけど、 jarを作りたいとか、Javadoc を作りたいとなるといちいちGUIで exportのための操作をするのが面倒になる。
_ Visual Studioだとmsbuildコマンドでビルド等を実施することができるので、 同じようにEclipseの設定を生かしたまま望みの操作ができればそれでいいわけだが、 そういうものが見当たらない。antと連動させるとなると結局build.xmlの面倒を 見なきゃいけないわけだし、 最初からMavenでプロジェクト作っておくのもなあと思う (特にAndroidまわり)。
_ NetBeansだとちょっと試した限りでは、 ビルドの設定はbuild.xmlでオーバーライドできて、antすればdistに一式 揃えるといった感じなのでこちらの方が望みのものにずっと近い。 乗りかえてしまおうか...
_ 不発だった。本ちょっと読んだ程度。
_ 30日で2300kmを走った若者の日誌のような感じ。 80km/日ペースということ自身もすごいが、とんでもない胃腸の丈夫さの方が 驚きだった。走りづめだと補給がうまくできないことが多いと聞くが、 その点で問題があった気配がない。成功の大きな一因だと思う。
_ サブタイトルは「『HTML5』が世界を変える」。HTML5のことを 知りたいと先日思ったので、解説書と 読物をいろいろ借りた。
_ ちょっと消化不良。 HTML5が今後使われてゆくのは規定路線だというのは分かったが、 「最終形」であることに説得力を感じられなかった。 新書であって技術書ではないからある程度仕方ないのかもしれないが... 4系までとは違って機種/ブラウザ間の違いを吸収できるとも書いてあったけど、 どうやって?という部分がいまいちわからない。そしてアプリケーション間の プロトコルとしての側面もいまひとつ... プロトコルとして考えれば XMLの方が向いているように思うんだが、そうじゃなくてHTML5なんだ、というのが なんでなのかピンと来なかった。機器と利用者のUIが密接に結びついたような モデルを考えると楽なのかなあという気はする...という程度だった。
_ BORN TO RUNの答えあわせのような気持で読んだ。 BORN TO RUNで読んだエピソードについてもかなり扱われている。 両者を比べると、語り口はやはりBORN TO RUNの方が面白いな... この本は淡々とエピソードを並べているだけという印象になってしまう。
_ 千日回峰行の話も出てきた。「マラソン僧侶」という表現は変わっていないが、 けっこう細かく書いてあるし、他の本では読んだことがなかった情報も それなりにあった。例えば3回目の千日回峰行に入った人物が一人だけいて (奥野玄順)、最後は歩けずに籠かきに担がれての回峰だったとか、その籠かきの 一人、箱崎文応のエピソードとか (酒井雄哉の言っている箱崎老子のことかな)。
_ プロとアマの対立というのも分かりやすく解説されていたので 先日の違和感もだいぶ解消された。 プロはアマの上に来るものではなく、競技に対する取組み方の違いだったのね。
_ クロストレーニングの話というわけではなく、ランニングのための体づくりの方が メインだと思う。
_ 構成や装丁がよく似ている。後者の方が親しみやすい感じ。
_ マラソンのような競技に出る予定はないのでそれに合わせたトレーニングということは あまり考えていないため、さほど身を入れて読めていないが、 長距離を走るためのトレーニングとして学ぶことは多い。
_ トレイルランニングを日本で広めた人の一人らしい。 2009年のCopper Canyon Ultra Marathonで2位になっている人。
_ 舗装されていない道を走るのは あいかわらず怖いままだが、とても楽しそうにトレイルランをしているのが好印象。
_ サブタイトルは「老化物質AGEの正体」。 (Wikipedia.jpだとこちらになるのかな)
_ 説明がおかしい。 AGE(終末糖化産物)のことを「タンパク質が砂糖まみれになって固まった物質」と表現したり、 果糖(フルクトース)を「人工甘味料」と表現したり、 メイラード反応の話をした後、 糖とタンパク質が体内で温められると「あたかもフライパンの上でじっくり調理されているかのように、人間の体内の組織に焼き目や焦げ目のような反応があらわれてもおかしくないではありませんか」と、とても首肯できないような問いかけをしてきたり...
_ 一般向けの書籍として正確さを犠牲にして分かりやすい表現をとったというだけの 話なのかもしれないし、実際そうなんだろうと思いつつ読み進めたんだけど、 あとがきで「誤解を生んだり、よくわからなかったりする箇所があったとすれば、 それはひとえに私の理解が足りないために言葉足らずになってしまったためだと 思います」と驚きのカミングアウトをしておりたまげた。そりゃないだろうと思った。
_ ということで説明の内容については忘れることにして、書かれている事実について まとめておくことにする。
_ 図書館に本を返しに行く往復で2kmほど。めし喰ってつぼみの病院行って帰ってきたら まだ雨降るまでに時間がありそうだったのでジョンと8.7kmほど。 意識していなかったが今日はずいぶんペースが早かったようで、 10km/hを越えている時間帯がけっこうあった。普段は8〜9km/h前後なんだが。
_ 複利で走行距離を伸ばすというのはどうだろうと思った。 毎月1回は長距離を走るチャンスがあるので、その際に10%ずつ走行距離を 伸ばしてゆく。今月は12kmくらい走ったので、来月は13.2km、再来月は14.5km... といった感じ。
_ Wolfram|Alpha先生に 聞いてみたところ、1年でフルマラソン、 2年で100km超のウルトラマラソンを毎月こなすランナーが完成するという計算になる。 机上の空論万歳。でもまんざらでもないので せめてグラフが急峻になる手前の10ヶ月くらいまではやってみようかと 思っている。10ヶ月後は31kmちょっと。
_ ...こうして見ると複利の力ってすごいね... 借金が雪だるま式に増えるというのが よくわかる。
_ フロ入って着替えて電車で帰ってくるという条件を満たすには 通勤圏内にあるスーパー銭湯を目的地にするのがいいのだろうと思った。 1回目の条件に合うのは 船橋温泉湯楽の里だな... 生命の危機を感じていた頃によく行っていた八千代台のスーパー銭湯は25km地点なので 計算上では8ヶ月後に辿りつくことになる。
_ コパンの足腰が急に衰えだした。1ヶ月くらい前からなんか後ろ足が不自由そう (曲がらない)? で、抱えて移動させて床におろすとそのまま尻もちをついてしまうようなシーンが多く見られるようになったのだが、 ここ一週間は後ろ足のふんばりが利かないらしくふらふらだ。 やはりもう歳なんだろう。病院でもいま抱えている疾患たちが治ることはなく いかに症状を抑えてゆくかという治療しかできないと言われたらしい。
_ まあ元気は元気で、食欲もあるし水もよく飲むし、ぶつぶつ文句を言うのは あいかわらずなんだが...
_ 「ジプシー」で思い出したり連想したりするのは、
_ しかしどちらもかなり手強くて、表面的な理解をすすめたいという程度の覚悟で 読み通すのは辛いものがあった。また、2冊の立場はまったく異なっており、 片方は従来通りのインド起源のジプシー像を描き、もう片方はそれを まったく否定し、なぜそんな俗説が形成されたのかというところを出発点にしている。
_ なかなかイメージが難しいんだが、迫害される理由はつまり 「定住していないから」ということ自体にあるというふうに読める。 病源菌を運ぶ、盗みを働く、スパイ、などの疑いがつねについてまわるから、 というのもあるんだろうが、どちらかというと副次的な理由に思える。
_ HTML5で何ができるのかというのを解説しているという点では手軽に目的を 果たせていいんだろうけど、なぜそうなっているのか、過去の何を問題として 作られていったのかというのがよくわからないので、そういう点では不満。
_ 動画、音声のフォーマットと利用可能なブラウザのマトリックスを見ると、 どちらも全てのブラウザで○がついているものが1つもないというあたりに 不安を覚える(この本のせいではないが)。
_ HTML5でJavaScriptの重要性というのはかなり上がったんだな。 従来の「差し替え可能なスクリプトエンジンの1つ」という位置付けから 一つ先に進んでいるように感じられる。JavaScriptにはいろいろ思うところがあって 本腰入れて身につけようとはなかなか考えられなかったんだが (「差し替え可能なスクリプトエンジンの1つ」でしかないというのもその理由の 1つだ)、HTML5の世界ではJavaScriptがないとどうにもならんという気がする。 やっぱりレンダラをオブジェクトにして スクリプト言語からいじれるようにしておいたというのは画期的だと思う。 すばらしいデザインだともベストな解決策だとも思えないけど、 そうしてみせることで強烈なインスピレーションが湧いてくる。
_ 前著よりかなり読みやすい。 文章としては前著もすばらしく端正なものだったが、 ちょっと突き離したような印象を抱かせるものがあったのに対して、 こちらはとても豊かな(文学的な?)表現で親しみやすく感じる。
_ 前半の文脈から語感を感じとるという話題もよかった。 「おにぎり」がrice ballで敬語がなくて、一人称がIしかなくて、 なんという味気ない気の毒な言語なんだろうと思っていたりするんだが、 同じような意味を持っている単語にもそれぞれニュアンスがあって、 さらにそれを使う文脈で補われるという感覚というのはすごいな。と思う。 もちろんその「深い表現」の深さを感じたり、ましてそれを表現したりすることが とんでもなく難しそうだなというのはあるんだけど...
_ アングロサクソン系とラテン系の表現の違いというのも面白かった。 言語的にそういうものがあるのかは分からないが、言われてみれば 英語ってかなり異質なものが混じりあっているんだなあという気になってくる。
_ 「英語の感覚に馴染む」ためには、表現の内側に入り込むことが必要で、 そのためには、本当に心から面白いと思っている内容の英語に没頭するのが よいという話も実にもっともだと思う。著者自身が日本語に没頭できた経験が 本文内に何度か出てきて、そういった取組みの結果このような端正な日本語で 本が編まれているという状況もあってかなり説得力がある。 また、「本当に心から面白いと思っている内容の英語」が見当たらないという ところに、私自身の英語に対する関心の低さが出ているというのも再確認した 結果になった。巡り合わせという面もあるので無理に探し求めるものでも ないのかもしれないが....
_ 「走り方」の本では今のところベストのように思う。今まで読んできた 本で好印象を覚えたり、感銘を受けた部分の多くが実践的にまとめられていて とてもよい。
_ 前置きはかなり長い。それは冒頭にそのように断っているし 前置きが導入にもなっているのでそれはそれでいいんだろうと思う。
_ <気>というのはこの本を読んでいると「体の内部の動きを意識すること」を 表現しているように感じられる。体の動きを思った通りになるように するには、常に自分の体の動きを調べて評価しなければいけないという 当たり前のことの必要性を感じた。物置にしまっていた姿見を和室に設置した。 いろんな体の使いかたを読んできたが、それが何を目指しているのかを自分の体を 使って実験しつつ、自分にとってしっくり来るものを取り入れてゆけばいいのだと 思う。
_ Amazonのレビューによると原著は2009年に改版されていて、 初版(翻訳版も初版を元にしているらしい)と比べるといろいろ違うらしい。 洋書を読みたいとなるとやはりKindleが欲しくなってくるな。翻訳版を買う値段の 半分くらいしかかからない。
_ 見てきた。 1作目は映像音声すごいねーで終わって、2作目は続きが気になるなあという感じだったのだが本作はどうすんのこれという感じだった。
_ 感想としては↓ がいちばんしっくり来た。
220 :風吹けば名無し 2012/11/17(土) 22:06:00.32 ID:mJIpjeFn つまらんとはいわんけど満足度の低い映画やったなおそらく完結編も同じような感想になるんだろうなあという予感を抱かせる。 どんな結末になるのかは分からんが少なくとも何かは約束されている、というような 手応えがほとんど感じられないまま2時間過ぎた。 これで終わり!続編なんかないよ帰れ帰れ!と言われればそれはそれでいいような感じ。 シンジは単に人の話を聞かないバカになってる気がする。前後が見えなくなるに 至る強いショック/苦悩/焦りがあったという行間を埋めるものが感じられない。
_ 同時上映で「巨神兵東京に現わる」やってた。すごいのかもしれないけど、 途中でなんか冷めてしまった。 ただ壊してるだけじゃんと思ってしまった。 火の七日間を表現したかったのだから それでいいんだろうけども。 道路が誘爆してゆくのはあれはなんだったんだろう。 火薬が順繰りに爆発しているだけのように見えたんだが、 都市ガスが爆発するとあんな感じになるんだろうか。
_ 「巨神兵〜」の終わりなのか「エヴァ」の始まりなのかは判然としなかったけど、 なんか遊んでいた気がする。 英単語 (TRIX?) が数フレームだけ出てきたような記憶が。
_ WILLEの人達は下の名前がぜんぜん出てこなかったので、これはひょっとして...? と思ったらパンフレットには出ているらしいのでひょっとしなかったらしい。
_ 時間の流れを感じさせる描写はなかなかよかった。施設の壊れ具合とか。 でも人の気配がまったくないのに「計画」は進んでいたり食事が出てきたりというのは よくわからんかった。まあ食事の方はどうにでもなりそうな描写だったけど。
_ 「破」にあった「Q」の予告とまったく違うもん作っておいて公開前日に「破」を 流すというのはなかなかの厚顔ぶりだと思った。そしてQの予告はひどくダサかった。 次回作について何も約束できないんだろうということがここでも現れていたと思う。
_ 1年目でフルマラソン (ホノルルマラソン) を走っていたりとかなりハイペース。
_ 今のところ日常的に走るのが楽しいので金払ってまでレースに出たいという気は 起きないんだけど、ここで描かれているようにいろんな土地でレースに出て 食べて飲んで温泉入って...という様子は単純に楽しそうだ。
_ 昨日から喉が痛い。カゼひくようなことをした記憶がないので驚いた。
_ ニッポンには「対話」がないの 北川達夫の著書。「対話本」とかぶる内容も多い。
_ 国際コミュニケーションにおいては価値観が違うというのが対話のスタートというのは 「対話本」でも出てきたが、「身の安全を図る」というのが前提として 出てきており、日常的に対話をしていたとして身の危険を感じるとか 相手の何かを冒しているというようなことを考えることはまずないので驚きだった。
_ 村上春樹がギリシア→トルコを旅したときの日記を再編成したものらしい。 トルコといえば去年読んだ本で印象を深くしていたし、ギリシアは最近なにかと話題なので興味を持った。
_ トルコの人々の過剰とも思える親切さや、暗部に触れたがらない国の性質など そういえばそうだったなあと去年読んだ本のことを思い出しつつ読んだ。
_ 交通の要所として様々な民族や王朝にかわるがわる支配されてきた町を 「玄関マットみたいな町」と表現していて、身も蓋もないが巧みな表現だと思った。
_ 面白いな。以前図書館で読んだ「Beautiful Code」に 「突然変異テスト」というのがあったのを思い出した。
_ Mutation TestなんかはFault injectionというジャンルになるらしい。 そしてやはりツールがあるのね。
_ @nifty:デイリーポータルZ:乗り換え回数を可視化するで知った。 記事も面白いがこんなデータが無料で落とせることも驚きだった。
_ WindowBuilderにどうしても馴染めない。GroupLayoutは他のものに比べて楽なように 見えるんだけど、何かをいじるとそれにつられていろんなものが動いてしまうので 理屈がいまいちつかめない。
_ 新しい分散バージョン管理システムらしい。 Mercurialに近いのかなーとなんとなく思った。組み込みのサーバで BTSもできて、リポジトリ中心のシステムを組むというのがこれからの主流に なるのかねーと思った。
_ bzrだと濁点や半濁点のついたファイル名をMacOSXに持ってゆくと困ったことに なるんだが、Veracityだと問題なさそう。 すばらしい。乗り換えようかなとちょっと思い始めた。 Bazaarの不満はこの濁点とかのついたファイル名の扱いと、 それからrepositoryをまたいだ同期ができるんだかできないんだか分からないという 点にあり、それに加えて なんだかプロジェクトのアクティビティがあんまりない らしいというのも。
_ ただVeracityはドキュメントがほとんど見当たらないのが気になる。 検索してもほとんどがQAのサイトに飛ばされているような状態。まだできた ばかりだからなのかもしれないが。 同期とかは組み込みサーバにHTTP経由でしかできないのか?といったことが わからない。bzr+ssh:// みたいなのが分かりやすくて好きだったのでなんとか ならんもんかなと思う。
_ MacOSXの重要度はさほど高くないのですぐに乗り換えなければという気運もないが、 なんだかんだでMacOSXを仕事で使うことが多くて、 そういうときに限って日本語ファイル名で困ったりするので、そっちだけでも...という気がしないでもない。
_ コパンの足腰の衰えはどうやら薬の副作用だったらしい。 妻が病院に電話かけて相談し、いくつかの薬をやめた結果急速に回復している。 セキの頻度も減っていて、長引かないようになった。てんかんの発作も 最近見ていない。 血液脳関門の機能が低下しているか、もともと働きが弱くて 脳への作用が出てしまうのではないだろうかという話。 症状が落ち着いたのはよかったけど、投薬が制限されるというのはコパンにとって あまりよいことではない。心臓の薬などはもう止められないし。
_ 昨日の夜、雨が止んだので走った。5日ぶり。9.2km。まだカゼは完治していないが、 昨日までは特に走りたいとも思わなかったのに対し今日はちょっと 走ってみようかなという気にはなっていたのでよい頃合ではないかと思った。
_ 今日も特にカゼは悪化しておらず身体は軽くなった感じ。ここ数日は カゼの症状よりは久しぶりに発生した口内炎の方がきつい。3〜4個できているので 大変不愉快だ。
_ ジョンは毛が短いせいかけっこう寒がり。出てすぐは抱っこをせがんでくるので (胸の高さまでジャンプしてくるので受けとめるとすぐに抱っこできる)、 抱っこしながら歩いていると怖いのと寒いので震えている。 まあ走っていればそんなに寒くないんだろうが...ジョンに服を着せるのは まず不可能なのであんまり寒がるようだと夜走るのは無理ということに。
_ 初版。 著者の没後に改訂版が出たようだがamazonのレビューを見る限りでは 別物と考えたほうがいいようだ。 「胴体力」で検索するとそのあたりのごたごたが記述されている ページがいくつか見つかる。(Wikipediaにもその記述がある)
_ 説明が前後している印象。先に事例を挙げておかないとといった圧力によるのか、 繰返し出てくる重要な概念(股関節のとらえ、仙骨を締めるなど)が後の章で 扱われていたりするので1回では理解しきれない。
_ 人間の身体は「丸める⇔反る」「伸ばす⇔縮める」「捻り」の3つの 動きしかないということでそれぞれについて説明してある。 その理論の上で、スポーツ選手などの動きを写真つきで説明するという 流れになっている。この手の本ではイチロー、野茂、マイケル・ジョーダンといった 人々が常連で、 有名選手をダシに使うというわけではないんだろうけど、 「理論」間で矛盾があっても彼等の動きを 自身の「理論」で説明しきってしまうところを見ると混乱する。
_ ↑の本で紹介されていたもの。手にすっぽりおさまる程度の鉄球。これを 使ってトレーニングするらしい。興味はあるが高い。4500円。
_ この形状に意味があるのか? などがいまいちわからない。ペットボトルじゃ だめなの? と思ったがこの体積で2kgを越すのはなかなか難しい。 比重一覧を見ると砂や石灰ではせいぜい1kgというところだし、ガラスの欠片だと 振り回すには危ない。 鉄紛や銅粉だとかなり高くつく。そもそも鉄アレイってけっこう高いんだな。 高校の頃にホームセンターで買ったときはそんなにべらぼうな値段ではなかった 気がするが、2kgで3000円とかする。 そう考えてみると4500円というのは妥当な値段のように思えてくる。
_ 唯一妥当かなと思ったのは使い捨てカイロの鉄紛を回収して...というものだが 使い捨てカイロを使う習慣がないのでそもそも溜まらない。
_ 体幹とかインナーマッスルのことがよく出てくるんだが 姿勢を制御して保つということが筋肉を使って動かすよりも大事ということなのかなと 理解している。実感として理解しているわけではない。
_ 図書館で古い本を借りてくるとこの文言が出ているのを見掛ける。 もっと古い本だと実際に検印されているものがあったりもする。 そういえば子供の頃に読んでいた本にも「検印廃止」って書いてあった気がする。 もちろん今でも検印はないけどわざわざ検印廃止とも書いていない。
_ 軽く調べてみた。...「検印」というのは著者がするものだったのか。知らなかった。
_ ちょっと大きめの地震があって電車が遅れた。
_ AppleならびにApple製品が嫌いという前提で物事を見てしまうせいなのかも しれないがApple製品は自身が発する音に無頓着という印象がある。 最近のAppleのノートブックのキーボードはタッチが気に入らないというのもあるが それ以上に音がうるさいのが耐えがたい。 電車や喫茶店でMacBook等を触っているひとをよく見掛けるが、 ペチペチとかペチーン(returnキーを叩く音)といった本当に聞き苦しくみっともない音がする。 そう思っている自分が操作していても油断するとそういう音を発するので、 これはハードウェア的な特性と言っていいのだろう。(最近のキートップが分離している キーボードはだいたいこんな感じなのでストロークの浅さとひきかえに静音性を 犠牲にしているということなのかなーと思う)
_ 会議中などで「ブ・ブー」というバイブ音を発するのも決まってiPhoneだ。単に iPhoneの普及率が高いだけなのかもしれないが、そういう音を発して平気でいられる 神経が理解できないと思っていたところに表題のようなニュースを見て唖然とした。
_ 周囲で犬の不幸続き。つぼみを連れて妻と斎場へ行ったりした。
_ その後予約していたつぼみの病院。夫婦ともども物事の進みかたに違和感があるため セカンドオピニオンを求める方向で進んでいる。 おそらく診断や投薬の内容についてセカンドオピニオンで異なる結論が 出るわけではないんだろうという予測はあるが、結論に至る経緯で抱く違和感 というのは拭い難いものがあるので、おそらく病院を変えることになるんだろう。
_ マフェトン理論は、 運動強度と効果の指標で、定められた数式に基づいて算出した心拍数を元に 運動することで脂肪の燃焼を最大にすることができるといったようなものと理解している。
_ 「ストレスの症状と対処」という節で7つのグループに分けてストレスを 解説しているが、自己診断した結果は「必須脂肪酸のバランスが崩れている」 グループだった。炎症があるとか皮膚がかさつくなど。あんまり不飽和脂肪酸のことを 考えたことがなかったな。
_ 食生活について。精製した糖分をとらず、加熱した油をとらない。なんてトピックが。 ウルトラマラソンマンにも出てきた。 彼は日常的には精製した穀物、糖分をとらないが、走っている最中は むしろ積極的にそういうものを摂取しているように見える。 BORN TO RUNに出てきたスコット・ジュレクは菜食主義で、かつ精製した糖分は とらないらしい。やはり血糖値が急激に上がることは大きなマイナスなんだな。 脂肪の燃焼が抑えられてしまい持久力に大きく響くようだ。
_ ↑の本などを読むとかなり糖質制限に近い食生活になる。 最近は毎食について糖質を意識するということをしているわけではないが、 それでも可能な限り糖質は控えるようにしている。 サラダや豆腐を主体にした食事はカロリーだけ考えれば 主食メインの食事よりも貧弱なはずだが腹もちはよいし、空腹前の体のだるさや 眠さがほとんどないので、特に平日の昼食は意識してやるようにしている。
_ 糖質制限をあんまり真面目にやらなくなったのは走るようになったからというのが 大きな理由としてある。糖質制限の本は運動をしている人の場合のアドバイスに ついてはほとんど扱われていない。 ひらしょーさんの日記にも糖質制限の食生活のおかげで水だけで30kmのマラソンが できたなんていう投稿があったなんて話が出ていた気がする。 ケトン体に関するくだりなどを見ると、 持久力を求める運動にとってはむしろよい結果をもたらしそうに見えるし、 「水だけで30km」というのは、それが本当であって、かつ本の内容が正しいので あれば当然そういうことがあってほしいなあということが実際に起こっている ことになるわけで、なかなか画期的なことだと思う。ただ、8月にも書いた通り そういう風に体の変化が起こっていることを確かめる方法はあいかわらず分からんし、 そうなるためにはかなりラジカルに糖質制限をしなければいけないのであれば難しい。
_ 佐藤昭子の娘が 母と「オヤジ」である田中角栄のことを書いた本。
_ 佐藤昭子は田中角栄の秘書であり愛人でもあり、 角栄の後援団体である越山会を取り仕切る「越山会の女王」でもある。
_ 角栄と佐藤昭子の間で取り交された手紙なんてのはこの本でしか読めないんだろう。 そういう意味ではとてつもなく貴重な本だと思う。 角栄が昭子宛に送る手紙の細やかさと周到さは驚くばかりだ。 相手の反応を予測して、君は〜〜と思うだろうがそれは〜〜で...というような 展開が随所に見られる。
_ 角栄はとにかくパワフルだ。政治の世界で多忙を極めている上に、 娘である著者の家庭や別の愛人の家庭、本妻の家族(真紀子は本妻の娘)に 等しく愛情を注いで気配りを見せるなど、常人では想像もできないパワーを 見せている。
_ 絶大な権力を持つ両親の下で歪んだ成長を遂げることになった筆者の 父親に向ける眼差しは暖かいが、母に対しては かなり冷たくよそよそしいものがある。最後の方で母の気持を忖度したり 確執を乗り越えたりといった描写があるものの、そこに至るまでの長い時間を 思うとかなり重苦しいものがある。
_ 「高塚光」なんていう懐しい名前があったのも意外だった。 角栄や昭子の「治療」でかなり入りこんでいたらしい。
_ 最後の立花隆との対談は対談としてはあまり成功しているとは思えないが、 やはり田中政権の命脈を断ったとされる立花隆(本書の書きっぷりだと、 角栄が退陣を決意したのは立花隆の論文よりは同時に掲載された 児玉隆也「淋しき越山会の女王」の影響の方が大きかったようだが)と、 田中の娘が対談するというインパクトは絶大だった。 そして著者の、角栄は何をしたらよかったのか、何をしなければよかったのか という問いに対して、「いや、あれはあれでよかったんですよ」で始まる 総括を引出したというのは意義深いと思う。立花隆は過去の本で 「あんなつまらん男にかかずらって貴重な時間を無駄にした」といったようなことを 書いていたように思うが、それからさらに時間が経過して受け止めかたが また変わっているんだねえというのが実に印象的だった。
_ この本は田中角栄のことをリアルタイムで見てきた人とか、 他の本で予備知識を得た人とかが、娘の視点から見た角栄像というのを読むことで より深い印象を残すという性質というか売りの本だと思う。 そういう意味で、リアルタイムで見てきたわけでもなく予備知識もほとんどないので 魅力を十分に読みとることができなかった気がして残念。 順序が逆転してしまうが、しばらくは角栄関係の本を読んでみたいと思った。
_ 仕事で使うことになったので以前買ってもらった本を片手に復習しつついじった。 今回は外部にexportするために使う程度なのでワークフローも単純で、 特に身構えて勉強する必要もないが、喰わず嫌いでここまできたのでせっかくだから いっぺんきちんと取り組んでみようかと思った。
_ bzrはシンプルなコマンドでいろんなワークフローができたので 気に入っている。紛らわしい操作についてはいろいろとsuggestしてくれるし。 それに比べるとgitは思想もとっつきが悪いしコマンド体系も複雑で面倒な印象。
_ インデックスの存在があいかわらずわからない。何をするものなのか、それが あることで何がうれしいのか、は頭では理解できているが、その存在を意識することに よって自分の通常のワークフローにどんな良い影響が出るのかが分からない。
_ 脂肪酸のことはあんまり真面目に考えたことがなかったなあと思いつつ借りた。
_ オメガ3脂肪酸には炎症を抑制する機能があるらしい。 ジョギングをするようになって肌の荒れはけっこうひどくなったような気がする。 唇は荒れがちだし、皮膚炎も今までなかったところに出たりしている。指輪かぶれも 治ったと思ったらまた出たりする。 あとフケが出るようにも。筋肉痛も炎症の一つだろうし、そっちを直すのに 忙しくて他の部分の炎症が出ているのかな。
_ 読みかたが悪かったのかそういった疑問が晴れることはなかった。 文字通り炎症を抑制するのか、 炎症を修復するために必要なので不足すると悪化するのかもよくわからない。 いずれにしても現状の食生活だとオメガ3脂肪酸を摂取するチャンスは ほとんどないようだ。チア・シードくらいか。 この本を読んでからサラダにえごま油をかけるようになった。まだ数週間なので 目立った変化はない。
_ 血液がサラサラということはいざ出血したときに凝固を阻害するということなので、 脳出血を起こしたときなどはむしろ被害を大きくするらしい。 言われてみればなるほどなという話だった。