_ 昨日は帰省のため1回休み。
_ トラックボール壊れた。どうやら左ボタンが押されっぱなしという状態に なっているらしく、ちゃんとクリック感はあるのに、 押しても引いても押されっぱなしということらしい。 したがってクリック操作ができないし、 抜き挿しするとドラッグされっぱなしということになってしまう。
_ ポート変えてもマシン変えても同じ症状なのでソフト的な問題ではなさそうだ。 死んじゃう
_ 買ったのは1年半前。 当時いろんなページ眺めてて2年もたないという話があったような気がするので、 寿命なのかもしれない。しかも毎日のように持って歩いて 自宅と会社を往復していたのでより苛酷だったのだろう。
_ ばらしてみて手に追えないようなら買いかえるしかないなあと思う。 もうトラックボールなしの生活には戻れんし
_ 分解して調べてみたところスイッチがもうだめらしい。ほとんど使わない (一度も使ったことがない)右小ボタンのスイッチと交換しようと思ったら 半田と吸いとり線がない。米沢から越してくるときに処分してしまった。
_ amazonのレビューでもやっぱりスイッチの耐久性を難点にあげている人がいる。 そういうもんだと思うしかないのだろう。他のトラックボールに浮気するつもりも 今のところないので、↑の修理とは別にもう1台買っておこうと思う。これで いちいち持って歩く必要はなくなるし、今使ってるやつの別のスイッチが壊れたら 以後は交換用部品として余生を送ってもらうことも可能だろう。
_ TUN/TAPというのは 名前も知っていたしそれを使ったソフトを使ったことももちろんあるんだが 中身をよく知らなかった。ソフトウェアでIPやその下の層で遊ぶには PPPを使うしかないと思い込んでいた。 TUN/TAPの方が全然楽そう。と思いいじりはじめた。
_ Erlangではtuntapというやつでいじることができる。 コンパクトでとても分かりやすい。 ErlDrvEntryが新しくなったようで、そのままでは driver_incorrect_version と怒られるなどがあり、 動かすにはいろいろいじらなければいけなかった。
_ サンプルのeth2udpはtapを使っており、パケットキャプチャで飛んでくる データを眺めてみると、Ethernetフレームがそのまま読み書きできるらしい。 なんてわかりやすい。 tunの場合はIPパケットになった。tunはpoint-to-pointで作るらしい。
_ なんだこれすごい楽しいじゃないか。なんで今まで知らずに生きてこれたのか わけがわからない。 tap専用のようだが、tuntap以外にも Enetというのがあるらしい。 tuntapが上がっているmsantosさんの リポジトリには便利そうなライブラリがたくさん。
_ 中高生向けの進化心理学の本。 利己的な遺伝子とか 橘玲の最近の本でよく出てくる話の復習になった。
_ どんな上品なところなんだろうと思って行ってみたら 道は狭く人が多くだらしない街だった。 道路になぜか赤いカーペットが敷かれていたりするのも意味不明。
_ 自由が丘で一番おいしいという自称のハンバーガーを食べてみたら、 焦げた苦味と塩味しか感じない不思議なものが出てきた。値段は良心的なように 見えるが...
_ 帰宅して家のことをやっていたら16時半。少し自転車で走ってくるかと思い出発した。 17時半くらいに引き返してくればいいかなと思ったらどんどん日が 落ちて暗くなってきたので10分早く引き返した。18時前にはすっかり日が 落ちてしまった。考えてみればもう10月なのだった。23kmしか走れなかった。
_ 帰宅してすぐにジョンをつれてジョギングに出た。9.2kmほど。 ジョンは速く走ったりゆっくりになったりと気まぐれだ。疲れているわけでは ないらしい。 ペース守れないのでちょっと困っていたのだが、 予想のつかないペースで走るというのもなかなか楽しいのかもと思うようになってきた。 ゆっくりのときは回復できるようになったというのもでかいか。
_ TrackMan Marble来た。よかった。これで古い方は心置きなく分解できる。
_ 保証書を見てみたら保証期間が3年になっていた。 スイッチも保証で直せるのかな。もう分解しちゃったからだめだけどね!
_ 以前の分類でいうと2つ目のものに特化した合宿を実施。 Rグラフィックスを再度借りて勉強する。 グラフをどうにかするというよりは、図をマークアップで書くという方に フォーカスをあてることにしている。したがって latticeよりもgrid寄りの話を中心に。
_ だいぶ分かってきた。gridはよくできているな。 プログラム言語で図形を書くなら今のところこれが一番のように思う。
_ Trackman Marbleが来たので壊れた方を分解してスイッチ交換したけど 症状が変わらない。スイッチじゃなかったのか。じゃあどこが悪いんだと思っても テスターもないのでは調べようがない。
_ 吸いとり線は思わず唸ってしまう短さだった。ケースの直径の半分未満しか 巻かれていない。
_ 結局持ち運び生活はそのままか。それにしても久しぶりに半田ごて握ったら 下手すぎて愛想が尽きた。基盤や部品に余計な熱を与えているので単にとどめを 刺しただけなんじゃないかと言われても反論できない
_ 昨日もジョン任せで8km弱走った。速足ではなく駆け足になる割合が だいぶ増えたように思う。とくに疲れている様子はないのはあいかわらずだが、 こっちはスピードが上がったせいか連日走っていると翌日に残る感じがする。 まあ休日だからいいけど
_ 先日迷ったオーバルコースの 地図。 思ったよりカーブが急で半径が小さい上に、 カーブが4つ待ち構えていると思い込んでいたので、下から右まわりに走ってると 対岸の一番膨らんだところに着いたかなと思ったときにはすでにA地点にいて、 A地点に着いたので曲がろうと思うとすでに下のところにいるという感じで2周目に 突入していたらしい。その後何度か走ってさすがに曲がる場所を間違えるということは なくなったが未だに感覚が伴わない。
_ ともあれ、1周ちょうど1.5kmというところらしいので、 ぐるぐる走るにはいいかもしれない。途中に水道もあるし。
_ 健康診断の結果(確定版)が来た。 C12 (1年以内に再検査) は聴力と 十二指腸球部変形だけで、これは毎年のことで特に悪化もしていないようだ。 去年は脂肪肝がC12だったが今回はB(基準値外だが問題ない)になった。 新しくBになったのは「脊椎側弯」と「左腎石灰化疑」。
_ BMIも正常範囲におさまって、肺活量が上がった。血液検査はまったく問題 ない。全体的にあんまり問題なさそうだ。 視力も変化なし...左右の視力の差があんまりなくなっていた。 昔は右が悪くて左はあんまり悪くなかったのだが、ここ何年か視力はほとんど 変化していないはずなので、左右の差はもう何年も前から 大差なくなっていたということか。思い込みはおそろしい。 眼鏡外すと左右の視力差で頭痛がすると思っていたんだが、それも勘違いなのかもしれない。
_ 章の間で内容が重複していたり雑多な印象はあるものの 他の本ではなかなか見られない内容も多くてよかった。 想定読者に自社のプロジェクトに 新しく参加するメンバーと書いていたり。自社の教科書を 出版できるレベルまで育てられるというのは画期的だなと思った。
_ virtualenvを使ったりVirtualBoxを使ったりするのもその影響があるのだろう。 言われるままに1回通してやってみるというのが正しいやりかたなのかもしれない。
_ Nettyを使った。サーバ書くならErlangの方が 楽で楽しいんだけど、楽で楽しいからといってなんでもErlangで書くわけにも いかないので、同様な手法で書けるフレームワークがないかなと思って (PythonのTwistedみたいなのを意識しながら)探して見つけた。 Apache MINAやGrizzlyというのもあったがなんとなくNettyを選択。敢えて言うなら 最終リリースからの経過日数が判断基準だったとも言える。
_ ドキュメントも分かりやすく、 さらにこちらの記事が 非常に分かりやすくてすんなり導入することができた。
_ ChannelBufferは便利だな。 ByteBufferよりも使いやすい。これだけのために導入したいくらいだ。 途中でByteOrder変えるのはできないようだけど。
_ いろいろはまった。
_ Mavenよくわからないので借りた。rebarみたいなもんでしょと思いつつ読み始める。
_ ちょっと不親切な部分があるので注意するなりスキップするなりで先に進んだほうが よさそうだ。 導入部分で説明がかなり端折られているので置いてけぼり感が強い。 訳註でいくつかフォローされているので原著はもっとひどいんだろう。 唐突にタグを追加しろと言われて、どのレベルで追加するのかが書かれていないとか。 些細なものでは「次のコードのなかで強調表示してあるように」と書いてあって コードの中に強調表示部分がないなども。
_ ...5章はいきなりstep-by-stepになって、今まで説明がなかった部分も きちんと書かれていたりするのでここから始めたらいいんじゃないかと 思えてきた。こういうコマンドを実行してこういう手順を踏めばこういう結果になるというのがきちんと書かれている。(逆にそれまではきちんと書かれていないとも言える)
_ まあ、入門書じゃない、ということなんだろうな。 まったく触ったこともないと戸惑うところが多い。
_ 審美眼的な問題なのかはともかく、 慣れの問題であるのは確かなんだろうが出力が煩雑で伝えたいものが どこなのかがすぐに分からない。あと、とにかくコマンドを実行するたんびにいろいろダウンロードするなあという印象。
_ 別にMavenで1から管理したいという気持はなくて、 普段はEclipseで開発して、コマンドラインから jarやJavadocを作ることができるというようにしたいという程度なのだが、 そのようなゆるい(と思う)使いかたは結局分からないままだ。 pom.xmlを出力することはできるんだがビルドに失敗する。 どうもBuild Pathでkind="var"を使っていると発生する らしい。 以前書いた通り Androidのプロジェクトではkind="var"以外に解法が見つかっていないので これをやめるわけにはいかない。困ったもんだ。依存関係を全部 m2eに任せるといったことは可能なのかなあ?いまいちm2eの仕事が理解できていない。
_ 自転車でもランニングでも使えるようなリュックはどのようなものがあるのだろうと 思って調べてみた。 自転車だとドイター(Deuter)というメーカーのものが人気らしい。 ベルトや背中の部分が蒸れないような工夫があるようだ。ヘルメットを格納できる 部分があったりするのもあるらしい。
_ 自転車だけのことを考えれば背負わずに済む方法をとったほうがいいのは分かるが、 自転車+他の移動(歩き/走り/交通機関)を考えると置きっぱなしというわけには いかないので、持って運べるものも欲しいところだ。なお メッセンジャーバッグ持っているが 一番きつく締めても固定しきれずに走っている最中に回ってしまうのと、 そんな状態でもけっこう蒸れるのでしんどい。見た目よりもたくさん物を入れられて 便利なんだけど。
_ 選ぶ条件はこんな感じ:
_ ちゃんとしたものはやはり高いな。そしてほとんど品切れじゃないか。そんなに 数が出るものでもないのだろうし、毎年モデルチェンジされているようなので 自転車とかと同じような世界だ。
_ 前半はクロストレーニングによってよい効果が出るという話。手短にまとめると 自転車に乗りましょうということになる。ランニングの距離で成果を出そうとすると 故障の可能性が高すぎて効率もよくないというのはもっともな話だと思う。
_ 後半はランニングフォームとかランニングのトレーニングの話。 LSDについては提唱者への敬意を示しつつ市民ランナーが実践することには 否定的。読みとれる限りでは、
_ 体内に寄生虫を「飼育」していたりなかなか強烈なキャラクターで 文章もけっこう面白い。綺麗にしすぎるなというのと、 腸内環境を整えましょうというのが結論かな。
_ ここがおかしい菌の常識とかぶる部分が多かった。 語り口も似ているかもしれない。
_ 食文化を研究している人、と、世界を飛びまわっているジャーナリストの人が 会談をしている本。面白かった。食文化を研究している人は 今西錦司、梅棹忠夫、川喜田二郎といった人達と同世代。
_ 最後の方の「味つけ」の話が面白かった。塩以外に古くからある味つけとして、 草食物の腸の内容物を使うという習慣が各地で見られるらしい。
_ 全体の80%は世界の料理を連想的に紹介しつづけており、 楽しい語り口で面白いんだが、 それは実は料理の本質となる4つの要素を抽出するための周到な伏線で、 そうやって取り出した4つの要素を四面体で構成し、駄目押しで、 その四面体の辺や面の移動で料理を解説するといった離れ業を見せる。 「『いき』の構造」を思い出した。
_ 子供の頃に読んだ本。えらく壮大だった記憶(読むのが遅かったので)と、 「自分探し」への皮肉としてよく引き合いに出される(探しまわったものは 実は目の前にいたという話)、といった程度の印象しか残っておらず、 どんな話だったっけ?と思い読み直すことにした。
_ 小説じゃなくて脚本なのか。まったく記憶にない。 借りた本がたまたまそうだったのか、そういうものなのかよくわからんが。 以下ねたばれ注意。(飛ばす)
_ 結構唐突な始まりかた。突然人語を話せるようになる人や動物・モノたち。 人以外にとっては旅の終わり=死という設定も唐突に示され、 動物・モノと人間の間に見えない緊張が走る。忠誠心の塊で裏表のないイヌ、 表向きは従順だが、旅を終わらせないよういろんな企てを行い、 飼い主である人間を危機(場合によっては死)に陥れることも厭わないネコなど、 人間に対する感情はいろいろで、人以外のモノ・動物の間でも立場や 考えかたがまとまらず、各々の思惑で動いている。
_ チルチルは身勝手で、忠誠心のあるイヌを邪険に扱いネコの言うことに 簡単にひっかかり、共感に乏しい。
_ 途中、説明もなく「知らないほうがいい」という登場人物が複数出てきたり、 死んだ人に会ったり、「生まれる苦しみ」を真近に見るという体験をしたり、 そのたびに青い鳥は見つかったり偽物だったりすぐ死んじゃったりといったことを 繰返し、最後も唐突に自分の家に戻ってくる。
_ 訳者あとがきを見ると、 青い鳥を探す旅を通して、間接的に「人間とは」「生と死とは」「人生の意味とは」 「幸福とは」「大自然とは」などの問題を考え学んでゆく、ということらしい。 人間をとりまくものは優しさだけではないし、 人間に向けられる視線は善意だけではないし、その人間自身は身勝手で状況を 悪化させている。ということなのかな。
_ PAPALAGIの 「考えることの病気」には本当に衝撃を受けた。 受けた結果何かが変わったのかというと、じゃあどうすりゃいいのよ、という 突き放された感情だけで、もやもやは晴れないままだったのだが、 この本のタイトルを見て、ひょっとしてそういう話が出てくるのかなと 期待して読んでみた。結果としては、まず「そういう話」だと考えていいと思う。
_ 荒っぽいまとめをすると、
_ 後者は、自分の身に起こったことと、その反射の間に距離を置くという話。 なんとなく前者とは両立しないような気もするんだが、 痒みを覚える→掻くとか、不快な経験→イライラする、といった反応を 反射的にするのではなく、「自分は刺激を与えられている」ということを 客観的に認識することで、反応を抑えるように鍛えることができるらしい。
_ 表題にある通りこれは「練習」なので、訓練で強化してゆくものなのだろう。 で、訓練→強化の効果というよりは、このように強化された結果の心持ちというのは 望ましいものなのか?というのが結局分からないままというのが悩ましい。 確かに思考が延々とループして負の感情だけが増幅している状況が 望ましいとは思えないので、何らかの方法でコントロールしたいとは思うけど、 そういう心の動きは長年強化されてきたものであるのは間違いないわけで、 何らかの方法で何らかの形に心の動きを「改造」したとして、 実はそれは目先の問題を解決しているだけで、長期的には 大きな問題を孕んでいます! と後から言われたりしたらもう取り返しが つかないのではないかという恐れがある。
_ つまり無抵抗主義はひとつの境地なんだろうけど、 それはラオウには通用しなかった、というような事例を 連想してしまうといえば分かりやすいだろうか。フィクションを事例と言われても 困るかもしれないが
_ ランス・アームストロングの自伝。 原題は「It's Not About the Bike」で、自転車の話じゃないヨ的な軽さがあるが 邦題はちょっと格式張っている気がする。
_ 原題の通り自転車の話は中心ではなく、ランスの生い立ちや癌の発症、 奇跡的な生還と復活といった話が中心になっている。多少の予備知識はあったものの、 ランスの癌は本当にすさまじいものだったんだな。 発見されたときには、睾丸癌から始まり肺や脳にまで転移しており、 生存の確率は数%というところまで進んでいたらしい。
_ 癌との戦いの苦悩もすさまじいが、それ以上に寛解→回復に至るまでの道のりが すごい。 本当に治ったのか信じきれず、体は闘病で衰え、資金的な困難にも見舞われる。 その後レース界に復帰してツール・ド・フランスで7連覇するという 「結果」を知っていれば、いやいやそこは頑張ろうよと軽い気持にもなれるだろうが、 この先の見えない感覚は本当に辛い。
_ 今年に入ってドーピング問題で俄かに緊張が増しており、 ランスは反論を止めることに決めておりこのまま進むと記録の抹消と永久追放が 確定するらしい。
_ あまり詳しく追っているわけではないが、
_ やってみて分かったんだが計算間違いが酷い。筆算がぼろぼろ。 またうっかりミスが多い。設問を見る限りでは条件つき確率までは出てこないようだ。 それでも確率とか集合の問題は怖い。
_ 全体的に普通に生活して仕事していれば何が何やら分からないというようなものは なくて、回答もできるだろうというところに軸足があるように見える。 選択問題なので計算間違いしていてもだいたい分かるし。 ただ時間制限はけっこう厳しいようだ。 速度と距離の問題なんかはゆっくり考えれば簡単なんだけど、急いでやると うっかりミスが怖い。ということで、繰返しやって慣れるのが大事なんだろうと思う。
_ 「性格」のテスト。「虚偽尺度」というのがあるらしい。 性格のテストはyes/noで答えるようなのだが、 「〜と思ったことは一度もない」というような設問がそれにあたるそうだ。 これにyesと答えてることで、本当に今までに一度もそういうことを思ったことが ないのかえ?よく見せようとして無理にポジティブに答えているんじゃないのかえ? というような攻略に使われると。ふーんなるほどねえと思った。
_ まあ「攻略法」としてはよい結果を出すための回答方法なんてのが 導き出されるわけで、虚偽尺度とやらにはイイエで答え、 意欲を問われればネガティブにならないような回答をして、 情緒や協調性を問われれば穏やかなるほうを選ぶということになるんだろう。
_ 「よりみちパン!セ」というヤングアダルト向けの啓蒙書のシリーズらしい。
_ 「とは」「なぜ」という問いに正しく答える力が大事という主張が冒頭に。 正しい手順で定義を行うことの大事さは日々強く感じるので首肯できる。 スタートでつまずくと永遠に双方の満足に至ることはないからな。 卑近な例だと、「顧客」の定義が曖昧で、こちらの頭では店にふらっとやってくる 「お客さん」のつもりで考えていたら、実は相手は「法人」のことを言っていて、 この「性別」という属性は何なのでしょう?みたいな話になるとか。
_ 漏れや矛盾のない定義を得るために自分でツッコミを入れるという話。 無意識のうちにやっていたつもりだったが、もっと積極的にやったほうが いいのだろうと読んで思った。
_ 話題が提示されたときに、あ、これはこの話(例: 微分、テイラー展開)の話を 始めようとしているんだな、というようなことが分かったり分からなかったり 半々だった。
_ 「生き抜くための数学入門」で出てきた。有名な本だが読んだことがなかったので読んでみた。 「記憶が80分しかもたない」「数字に対する特別な感覚を持っている」といった 特異な設定だけは知っていた。
_ 博士と家政婦、その息子の出会いと交流の話だった。 博士にとっては毎回が初対面で、家政婦親子には博士との思い出が 積み重ねられてゆくという対比がとても切ない。都合のよい「奇跡」が 起こるわけでもなく、ただ派手ではないものの伏線がいくつか丁寧に回収されていて よくできているなと思った。
_ 解説は藤原正彦だった。最近の本は知らないが、「若き数学者のアメリカ」以降の エッセイは好きでよく読んだ。
_ 参考書系は図書館にはまず揃っていないのだがこの本はあった。 先日「天風の彩王」を読んで当時の 歴史の知識が薄いと感じたので復習として読んだ。
_ 副題は「火の島に生きた請負師・岩崎田鶴子」。 先日読んだ「東京駅はこうして誕生した」に 「請負師」という単語が出てきて関心を持ったので、検索したら出てきた本。
_ 「写真花嫁」としてハワイの請負師岩崎に嫁いだ岩崎田鶴子が、夫の急死の後に 後をついで請負師として生きてゆく、という話。 岩崎の前妻(病死)には子供が何人もいる上に、 妾を自宅に囲っておりその子供達も正妻の子として入籍させているという すさまじい家族構成の中に後妻として入っている。 日米間の関係は日々悪化しており、 移民規制、第二次世界大戦といった流れの中で移民の立ち位置はめまぐるしく 変わってゆき、そんな中で夫を喪い請負師としての仕事を継いでゆく。
_ 大きく成功した人の話とは言えないし、どうにもならないことの方が多く 身体を壊した後に本人が「つまらない」と思わず漏らしてしまうような 人生だったのかもしれないが、多くの人に慕われ尊敬され、 影響を受けた人物に彼女の名前を挙げる人も多いらしい。
_ ハワイ移民のことも丁寧に解説されている。 それでも知らないことが多く(ほんの7〜80年前の話なのに)、追っかけるのが なかなか大変だった。 日系アメリカ人 Japanese Americansというサイトを発見したのでメモ。
_ 昨日は8.8km、今日は6.3km。昨日走っている最中に左足首(アキレス腱のあたり)と 右膝に痛みを覚えたので、今日は様子を見ながら軽くしておいた。最初と最後は それぞれ1kmずつ歩いている。
_ 身体を壊してしまってはなんにもならないので、走る量を減らすことにしたい。 とはいえ走りたいという気持は変わらずあるし、今日も移動時間だけで考えると 50分足らずなので物足りない。走る距離を増やさず時間を増やそうと思うと 歩く時間を増やすしかないということになるな。前後2kmずつ歩いて4km歩くといった 感じだろうか... 次回はそれでやってみよう
_ BORN TO RUNはベアフットランニングのブームを巻きおこした本らしい。 Amazonのレビューにもあるがとっつきがあまりよくなく、読みやすいとは 言えない。文章というよりは構成上の問題だと思う。あとでspoiler的にまとめる。 レトリックが多用された訳出しづらい原文なんだろうなあという想像はできるが、 翻訳は特に悪くないというか読みやすかった。
_ いろいろ考えさせられたり、熱くなったり、走りたくなったりするとてもいい本だ。 借りている間に3回読んだ。 とても気に入ったので原著とaudio bookを買おうかと思っている。
_ この本の読みづらさは長大な回想と枝分かれに原因があると思う。 メインとなる話は、
_ 各章の様子:
_ その他リンク:
_ カバーヨの呼びかけで打算抜きで集ってくるランナーたちは みんな強烈なキャラクターで魅力的。 カバーヨは1年のほとんどを銅峡谷で暮らし、たまにアメリカに戻って 資金を溜めてまた戻ってくるという生活を繰返していたらしい。 とても真似できるものではないが、あこがれるな。 こういう風に歳を取りたい、と思う人は今まで Joe Armstrongだけだったのだが、 60近い年齢になっても好きな景色の中で走りまくる生活は素晴しい。
_ シューズの話。厚みのあるシューズのおかげで 「重心より前で」「かかとから」着地するという、 裸足ではできない走りかたができるようになった。ただ、 それによって増した衝撃をシューズが解決してくれているわけではなく、 体内へ蓄積されるダメージはむしろ増大しており、高価なシューズを履くほど 怪我の確率が増えるという本末転倒な状態になっている。
_ 卑近な例だが最近似た経験をした。 自転車に乗っていると尻が痛くなる問題で、 思い切ってシートを純正の固いものに変えたらむしろよい結果になった。
_ とはいえ、シートなら柔らかさを捨てればいいが、さすがに街中を裸足で走る わけにはいかんだろう。ベアフット・テッドは Five Fingersというのを履いてた(走るときは裸足らしいが)。 去年メモしていた5本指シューズ。 ひらしょーさんも今年8月に話題にしていた。
_ 人間は長距離を走るために生まれたという話。 武器のない時代にいったいどうやって生きてきたの?というのは 古代の謎らしい。 他の動物が喰った後に残った骨を喰っていたという説を 他の本で読んだことがある。
_ この本ではその答えとして「持久狩猟」を挙げている。 持久走でひたすら動物を追いつづけ、力尽きたところをつかまえる。 力尽きるまでに何時間も走ることに。人間は 全身で汗をかくことができ、また体の動きと独立して呼吸できるので、 長距離を長時間かけて走ることができるが、 他の動物は走りながら自由に呼吸をすることができず、体温の調節も 人間のようにはできないので、長時間走り続けることができない。したがって その能力差によって原人は狩猟ができていたのだ、ということらしい。
_ ただし 原人や人間に長時間走り続けさせられ、最後に力尽きて死んだとしても、それを 化石から知ることはできないので、 「持久狩猟」をしていたことを示す証拠はどこにもない。 この本では、現代にわずかに残っているブッシュマンの持久狩猟に同行した 体験を持つ人の証言を紹介している。
_ 疲労を抱き締めるという話。疲労は疎ましいものではなくて慈しむべきという 感覚は新鮮だと思った。見習いたい気もするが、今のところ疲労と痛みの間には 強い相関があって、疲労を味わい続けることと、ひきかえせない痛みを得ることの 境界が分からない状態。
_ 8km弱。最初と最後の2kmずつは歩いた。これでちょうど1時間。 疲労はほとんどなく物足りないが、これでも走っていると足の違和感や痛みが 出てくるので、もっと走る量を減らす工夫が必要かもしれない。 2km歩くというのはなかなか退屈で、もっと短くするか、むしろ思いきり 長くするかで対応してみる必要がありそう。前者は歩きと走りを ストライプ状にすることになり、後者だともう歩き8割くらいの勢いになる。 まあ両方試してみることにする。
_ もっとも、そもそもジョギングをやる日を減らす方が 効果はあるんだろう。今のところ週3〜4回というところだけど、連続で走るのを やめるとか。 ただ、心身の疲労のバランスをとって寝付きをよくしたいというのが 走り始めた動機で、 実際にやってみると 体がほどよく疲れるというだけでなくストレス解消にもなっており、 そういう点では期待以上の効果が出ているので、 早く帰ってきて雨降ってないとどうしても走りたくなってしまう。
_ 7月入ってから自転車とジョギングの距離を記録するようにしている。 そろそろジョギングの距離が自転車の距離を抜きそうだ。 自転車はどうしても週末しか走れないし、 非日常のことという扱いになってしまうので、かなり意識して自転車に 乗るということをしなければいけないのに対して、ジョギングは日常生活で こなすことができ、習慣化してしまえばあとは楽という違いがある。
_ そうなると、目に見える変化としてフィードバックされるので なお楽しいということなんだと思う。自転車に関してはあんまり書籍や 動画をあたりたいという気持は出てこないんだが、 走ることに関しては、今までマラソンとか駅伝の中継なんて 何の興味もなかったのに、見たいと思うようになってきたり、 解説書だけでなく小説を読みたくなってきたりというような変化が自分の中で 起こっている。
_ この歳になってくると若いうちでしかできないようなことを今更始めるのは 気が進まなくなってくるので、自然と老後も楽しめる趣味を考えるようになる。 自転車とランニングは今のところ2大候補だ。衰え具合によって選択肢が 狭まるだろうから、選択肢は今のうちに多くしておきたい。 他には編み物なんてのも候補にある。ゴルフというのも少し気になっているのだが あんまり金のかかる趣味はどうも...という気もする。
_ それにしても、自転車やランニングができる環境という点だけで考えると、 米沢時代にそういうことをしてこなかったのは勿体ないの一言だなと思う。 米沢時代は徹頭徹尾「歩き」で、山道をひたすら歩くだけだったけど、 ここに自転車やランニングを加えればさらに幅が広がっただろう (冬場はどうしようもないけど)。
_ 当時はあんまり疑問を覚えることなく20kmくらい歩いたり、ママチャリで 50kmくらい走ったりしていた。 装備なんてあってないようなもので、家でおにぎり(具なし)とお茶をペットボトルに 入れただけで、途中の補給も茶屋のおばちゃんに振舞われたものを 素直に喰ってただけで、身体の中で何が起こっているのかなんてまったく興味が なかった。疲労や痛みも気にしなかったし、向きあうこともなかった。
_ 今同じことをしようとしたら 何時間おきに補給しないと、とか、補給するものの成分だとかいろいろ 気にしてしまうだろう。痛みや違和感があれば無理はしないだろうし。 若さを差し引いたとしても 昔の方が余計なことを考えない分迷いがなかったんだと思う。 どっちがいいのかはよくわからんが。 年相応に体力が低下して分別がついたというだけの話なのかもしれないし。
_ handler間を素通りするObjectとしてattachmentを利用する。 ChannelHandlerContextとChannelの両方にattachmentをつけることができるのだが 使い分けがよくわからない。前者のattachmentでやってみたら 次のhandlerにObjectがくっついてこなくて、後者だとうまくいった。
_ スレッドがいなくなってくれなくて悩む。 ConnectionlessBootstrap.releaseExternalResource() 呼んでも ReadTimeoutHandlerに入れといたTimerが消えてくれない。 結局、個別にreleaseExternalResource() を呼んで済ませた。
_ 昨日の件といいいまいち正しいことをしているのかが分からない。 結局ソースをattachして追っかけて、こうすればいちおう期待通りの 動きはするけれど...という繰返しだ。
_ BORN TO RUNに出てきた「イスキアテ (チア・フレスカ)」という飲み物の 主原料であるチア・シードについて書かれた本。 アステカ王国の土地で重宝されたチアという植物の種。とんでもなく 栄養価が高く、オメガ3脂肪酸をはじめ不飽和脂肪酸が豊富に含まれ (絞れば油がとれるらしい)、ミネラル、食物繊維も 入っており、蛋白質も豊富で、栽培も比較的簡単、 GI値も低く、水を含ませるとゼリー状になるので嵩増しにも使え、 水を含ませた状態で3週間は保存が効く、などなど、完全すぎてかえって 嘘みたいな完全食品らしい。そして糖質制限のためにあるような食材だと思った。
_ イスキアテは水を含ませたチア・シードを、ライムと砂糖で調味したものらしい。 これを飲んだBORN TO RUNの著者はさわやかでおいしいという 感想だったようだが、チア・シード自体は無味無臭のタピオカみたいな食感の ものらしい。水分を大量に含んでゆっくりと消化されるので、スポーツ選手の 補給食としても優れているとか。 どうやら健康食品としてそれなりに有名らしく、入手は比較的簡単そう。 この本では、チア・シードの歴史や効用、アメリカでの受け入れられかたなどから 調理法までまとまっている。貸し出し期間中に実物を手に入れて試してみるべきだな...
_ なんとなくThe TexBookなどを読んでいて 半年に1回くらいは発生する電子組版のような話を再度蒸し返したくなった。
_ ZHTはXMLで記述している。 HTMLと気分的に近いというのと、TeX以外の組版システムとしては XSL-FOが本命であろうと思っており、 であれば元がXMLであったほうがよいだろうという2つの理由からそうしている。 ただ、XSL-FOを使おうとすると 今に至っても Apache FOPくらいしか 選択肢がなく、FOPの品質で将来が決まってしまうというのが あんまりうれしくない気分。この気分はもう10年くらい続いており、 数年前からもうTeXでいいんじゃないのかという気がしている。
_ 今まではPDFにしたり印刷したりということしか頭になかったので XSL-FOかTeXかという煩悶で済んでいたのだが、 最近は電子ブックというのもあるのでPDFになればすべて解決というわけにはいかない ということに気付いた。
_ 軽く調べてみると、 EPUBというのは XHTMLのサブセット+CSSでできているらしい。SVGとかも入れることができるらしい。 となるとこれを作るためにわざわざPDFが作れるようなシステムを入れる必要はなく、 ZHTでやっているような変換を行えば済むのではないかと思う。 XSLTだっていいはずだ。
_ いいはずなんだが、そういえばXSLTってまともに使ったことがない。 ZHTはXMLで書いているので、Webにアップする際もXSLTを使うことは 可能なはずだが、JavaでDOMとってきて変換かけるという昔ながらの?方法を 使っている。別に当時にXSLTがなかったわけではないが、 XMLでプログラム書くなんてぞっとするぜと思ったか、あるいはそもそも 理解できなかったか、いずれかの理由で採用しなかったらしい。
_ ともあれ、EPUBに興味が出てきたので本を何冊か取り寄せて読んでみることにする。
_ 前回の話。 TeXについてつけ加えるなら、巨大で複雑で理解できていないので、 この先マシンが変わっても環境が変わっても常に安定した出力を得るために 払わなければいけない努力がどんぐらいなもんなのか見えないという問題がある。 こちら側の問題かもしれんが。Java、Erlang、Emacs、Eclipseなどなどについては まっさらから自分の望む環境を構築するまでの道筋はすでに立っているので そういう感情は抱かないんだけど、TeXはどうも...
_ 多彩な入力フォーマットから多彩な出力フォーマットに変換してくれるツールらしい。 入力にLaTeX、出力にEPUBがあるので、LaTeXの文書をEPUBにしたりすることも できるようだ。これでThe TeXBookを読めるかな...と思ったら変換できなかった。 生のTeXは受けられないのかもしれない。
_ こちらはe-Bookの管理ツールらしい。その中の機能として、 Pandocど同様にフォーマット変換ができるらしい。
_ TeXのソースを初めて見た。ファイル1コだけなのか(tex.web)。 「文芸的プログラミング」なのでドキュメント込みになっている。 それで1MBなのでそんなにでかくないのかもしれないが、 それでもこれで収拾がつくのかよという大きさと見た目をしている。
_ この感覚でTeXの文書フォーマット決めてそれで本書けるんだからすごい感覚だと思う。 ここから「構造」を読みとるのはとても難しくて、 シンタックスハイライトとかアンカーとか、 ツールの補助なしで読める気がしない (なんかこの手の能力というのはスクリーンエディタ→IDEと環境が進むにつれて 退化してゆくものなのかなあとぼんやりと思っている)。 私ならやっている最中に これじゃだめだと思ってやめてしまうだろうし、「仕様書」としてこれが出てきたら 頭を抱えるだろう。 奥山さんが書いている 「パワーコーダー」ってそういう意味なのかな、と今になって思う。 あと、 LuaTeXなどの取組みの意味がようやくわかった。
_ 「InDesignで作る電子書籍EPUB&PDF」「EPUB3電子書籍製作の教科書」を借りて読んだ。 EPUBのことはだいたいわかった。
_ XHTML + CSSに付加情報をつけて固めたものがEPUBということらしい。
_ EPUBは特別なツールを持たなくてもまあ作れないことはないので、 今までWebページを作っていた人たちにもEPUBオーサリングの道は 開かれているようなんだけど、あんまりそういう動きがあるようには見えない。 現に私も身を入れて調べるまでは知らなかったような状態だし、 手軽に作れるからといって作りたいと思うかどうかはまた別の問題という ことなのかもしれない。
_ いずれにしても、変なSDKを使わないと作れないとかでなく、 手軽に作れるというのは私としては歓迎すべきことなので、ちょっと 取り組んでみようかなと思っている。
_ ゆっくり走れば速くなるにあった 「積極的休養」のことを言っているんだと思う。 そういう意味では目新しさはないけど、 「痛み」を中心にしていること、ペースについてそれなりに明確な 基準を設けていることなどで価値があると思う。
_ 走りすぎて体を壊す人というのはだいたい走り始めて2〜3年目にそうなるらしい。 書かれている内容を見る限りでは、私はそこまで走りすぎというわけでもないように 思うが、やりかたも人それぞれだし、それが体にどう跳ね返ってくるのかというのも 人それぞれなので、気をつけないといけないと思った。
_ スピードが上がるほどダメージがでかいという当然の事実も再度確認した。 スピードが上がると足に返ってくる衝撃は増えるし、 身体の制御がむずかしくなりさらにダメージが増えるということになる。 最近ちょっと足に違和感を覚えるようになったのは、ジョン任せで 走るようになったからかもしれない。
_ 走ることがあまりに的確にストレス解消や精神安定の効果をもたらすので、 それに「依存」してしまう危険性があるなんて話も実体験とあわせて書かれていて、 ちょうどそういうことを心配していた時だったのでやっぱりそうなのかと思った。 嫌なことがあっても走ればいいやと思ってしまう節があり、我ながら危険だなと 思っていたのだった。現実から目を逸らす道具にしてはいかんということだろう。
_ いろいろ借りた。
_ ここ1年くらいで知ったものなど:
_ 40分かけて5kmを歩いた後、走って戻ってきた。歩いているだけでも 身体は温まってきてそれなりに運動にはなるようだ。そして足の痛みは (走っているときとは種類が異なるようだが)それなりにある。 どうも速く遥くよりも、歩くのと大差ないスピードで走る方が楽に感じる。
_ 9.5kmを1時間20分かけて移動した。半分以上は歩いていたので汗もほとんど かいておらず物足りなさを覚えるが、身体がすっきりした感覚があるので これがおそらく積極的休養というやつなんだと思う。
_ ちくわぶの製造工程は初めて見た。
_ ちくわぶはあんまり食べたことがないし興味もなかったんだが、 タイトルの通りいろんな可能性があるもんだと思った。
_ テレ玉の必殺シリーズは「必殺からくり人 血風編」まで来た。 「必殺からくり人」の「鳩に豆鉄砲をどうぞ」も久しぶりに見たが やはり素晴しかった。
_ 血風編は今週一杯で、来週からいよいよ新必殺仕置人が始まるらしい。 最初の15話くらいまでしか見てないので見たいなと思うんだが、 40話以上あるので録画しておいてもらってもリビングで見られる気がしない。 実家にはDVD-BOXがあるはずなんだが、納屋に入れていたらカビが生えたとかで DVD-BOXの一部は廃棄されてしまったらしい(;_;)のでどうなのかよくわからない。
_ 血風編は短いけど非常によくできていると思う。幕末の品川宿という舞台設定も 絶妙だし、なにより土左ヱ門とからくり人たちの間にある緊張感が素晴しい。 最初の3話くらいは徐々に友情が芽生えつつも、土左ヱ門の正体に絡んで 警戒感は解けず、実際土左ヱ門は裏切りに近いような行動を起こしたりしており、 本業との間で板挟みになって苦悩するなど、必殺シリーズではあんまり見たことがない 人物像だ。
_ 須走というところまで見に行ってきた。綺麗なもんだった。かなり寒かったが...
_ 素晴しかった。走ることの意味をいろんな角度から考えさせられた。 といって哲学的な内容ではなく、個々のエピソードは荒唐無稽とも言えるような 感じでとにかく楽しかった。
_ これは実際にあった話なのだろうか?と思いながら読んでいた。 フルマラソンを越える距離を3ヶ月間毎日走りつづけるようなとてつもない 大会が実在したのならどんでもない話だなあと思いつつ、 「実話かどうか」もねたばれになると思い敢えて調べずに読み進めた。
_ アメリカ大陸を横断するマラソンが行われたというのは事実で (Trans-American Footrace)、 それを企画した興業師 C.C.Pyleという人物も実在したようだ。 パーヴォ・ヌルミや アル・カポネといった実在する人物が 出てきたりするが、 全体として、この小説はそのマラソンを下敷きにしたフィクションということらしい。 個々の登場人物やエピソードも実在するのかもしれないが、 そこからヒントを得て構成されたという方が正しそうだ。
_ したがって、実際のTrans-American Footraceがこの小説にように波乱万丈だったかどうかは分からないが、 小説としては文句なしに面白かった。 レース自体の存続を危ぶまれるようなトラブルが幾度も発生し、 行く先々で数々の「ギャンブル」を繰り広げ、 主催者・スタッフ・ランナー・記者が不思議な連帯感で結ばれてゆく様子は 若干予定調和な感じがしつつも、読んでいてとても楽しかった。
_ 原題は「Flanagan's Run」で、フラナガンはこの大陸横断レースの主催者だ。 見るからにうさん臭くて、ただの金の亡者なのか、それとも詐欺師なのか、 正体が見えないままレースが始まる。次第にフラナガンの「正体」が見えてきて、 トフラーとの対決→思いがけない「事件」で見せる彼の素顔→その後の大ギャンブル、と魅力が爆発している。
_ 時代は1930年代初頭で、世界恐慌の後、第二次世界大戦の前だ。 ドイツではナチスが台頭しはじめた頃。本編にもチームを送り込んでいて 異様な雰囲気を出している。 プロとアマの緊張関係、オリンピックとの緊張関係なんて話も。 この辺は今でも続いている問題だと思う。
_ 先日読んだBORN TO RUNと通じるところも多い。 タラウマラの話も出てくるし、 マラソンに同行している医者の科白「人間の体は何よりもまず、 走るためのものであることをお忘れなく」も、BORN TO RUNの主題そのものだ。
_ 500ページ弱で2段組というかなりの長編だが、途中だれることもなく 読み進めることができた。最後の20ページくらいはあまりの展開に ページを捲るのが怖くなるくらいだった。
_ ベアフットランニングの入門書。著者は日本のベアフットランニングの 第一人者らしく、ビブラムのサイトでも名前と動画が出ていた。
_ 裸足で走ってみたいという気持はあるものの、安全に裸足になれる場所なんて そうそうないよなあとも思う。Five Fingersでも同等な効果が期待できるのであれば やってみたいところだ。BORN TO RUNでは裸足で走れば 足が痛まないような走りかたに自然となるというような記述があったけど、 やはりステップを踏んで慣れたほうがいいと思うので、こういった手引書が 生きてくるんだと思う。
_ なお裸足で走った最後の記憶は小学生中学年の頃だ。 体育館履きを脱いで裸足で走ってみましょうと言われてみんなで走った。 足が軽く感じられて足の指を自由に動かして走るのはとても楽しかった。
_ 人見絹枝は、 日本人初の女子オリンピック出場者。たった一人で何種目もの競技に エントリーし、好成績の数々を残している。 そもそも一人で何種目も出場するということ自体がものすごい。 ある競技の試技中に他の種目に出場してまた戻ってくるとか。
_ 彼女はわずか24歳で病死する。スポーツ選手として恵まれた体を持ちつつも、 もともと体が強い方ではなかったようで、 病気がちだったのに加えて、 新聞社での勤務をこなしつつ選手として活躍し、また後進の指導にも あたるというとてつもない生活を送り、有名になってからは多数の講演もこなす という無茶苦茶な生活が確実に寿命を縮めていたのだと思う。
_ 記者出身ということもあってか文章が非常に達者で、 手記などはとても読み易いのに心に残る。自著もかなり出しているようだ。
_ なお、「遥かなるセントラルパーク」とほぼ同時代。
_ RStudio IDEを使い始めた。 よくできてる。
_ RODBCでデータひっぱってきてグラフにする作業をしつつ、 ggplot2自体の勉強を進めた。ggplot2はとっつきはよくないが step by stepでグラフを作ってゆけるので、理屈が分かるととてもすっきりした 印象を受ける。そしてできあがったグラフの見た目も垢抜けていてよい。
_ Markdownでコード書くというやつもサポートしてくれるらしい。 ちょうど画像いっぱい吐き出してWikiに貼り終えた後なのでタイムリーだ (遅かったとも言える)。
_ Markdownはどこかで使ったことがあるようなないような...
_ ZHT書く環境をこういうのにしてもいいのかなーと思いつつ、
_ 買って試している。まったく味も匂いもないというわけではないが、 他のものに混ぜても相手に何の影響も与えない程度には無味無臭。 風味はクルミに似ている(といってもそんなに強い香りはしない)。 ヨーグルト、ミューズリに混ぜたり、BORN TO RUNで出てきたように ライムを絞って水で割って甘くしたものがよいと思った。 見た目はあまりよくない。川魚の卵を思わせるような見た目。 カルピスに入れたらグロかったのでもうやらない。 食感はタピオカをぼんやりさせたような感じ。
_ 相手に影響を与えず栄養だけが増えるというのは利点でもあり悩ましい点でも あるような気がする。チア・シードがないと料理がまとまらない、ということは おそらくないので、 カレーには人参がないと! とか、ピクルスにディル・シードが入ってないなんて どういうことだ! といったようなことはチア・シードに関しては起こらないと思う。 したがって本に出てきたレシピも 必然性が薄いという印象をどうしても抱いてしまう。 お菓子だとまた違うのかもしれないが
_ 水を含ませると10倍になるらしい。ゼリー状になって種の周囲を覆うので、 ちょうど めぼうき みたいな感じになる。 まあバジルもチアも同じシソ科らしいので似たようなものなのかもしれない。 このゼリー状のものはどちらもグルコマンナンらしい。 袋の説明だと水を含ませて数分でよいということだが、それだとやはり 膨らみ具合が足りない気がする。数時間程度置いておくと水分があらかた吸われて 扱いやすい。
_ オメガ3脂肪酸を始めとして有用な物質がたくさん詰まっているチア・シードだが 期待通り吸収されているのかが疑問。 水を含ませても種子の固さは残っている。どこかのサイトに書かれていたが キウイフルーツの種が大きさと食感の両方の点からとても近いと思う。 ゴマもきちんと擦らないとほとんど素通りらしいし、 消化に悪いものを摂りつづけるとアレルギーが心配になる (最近はゴマアレルギーが増えてきているそうだ)。 ミキサーで粉砕してしまったほうが吸収という点ではいいのかもしれないな。
_ 今回買ったのは200gで1200円。一度に摂取する量はさほど多くないので 使い切るにはかなり時間がかかりそうだ。
_ 最近ジョンを連れて出ようとリードと首輪を持ち出すとジョンが 小屋に戻ってクッションの上で丸くなり上目遣いにこっちを見て、 呼びかけても出てこないということが続いている。外に出るのが嫌になったのかも しれない。
_ そのため一人で走ることが増えてきた。ジョンの影響がないので思いきり ペースを落としたりもできるようになった。昨日はついに10kmを越える距離を 走った。かなりゆっくり、1時間20分かけて11km弱走ったんだけどやはり足がきつい。
_ 中学の頃通っていた塾で、
_ HeLa細胞はヘンリエッタ・ラックスという女性から 取り出され、適切な環境さえ整えればいくらでも増植できる不死の細胞で、 ヒト由来の細胞では初めての「不死細胞」だったらしい。 そもそも癌細胞って不死なんじゃないの、と思っていたんだが、 体の外に出ても生き続けられる細胞というのはなかったんだそうだ。
_ いくらでも増植できるヒト由来の細胞が生成できたというのは医学的には とてつもない成果だったらしく、医療の進歩に多大な貢献をしてきたそうだ。 一方ヘンリエッタは自身から取り出された組織が培養され 流通していることを知らず、家族がそれを知ったのもヘンリエッタの 死後のことだった。
_ この本ではHeLa細胞をめぐるエピソードとして、
_ ヘンリエッタが死の病に陥った当時の医療というのはとにかくすさまじい。 黒人と白人は同等の医療を受けることができず、医師との関係も とても対等とは言えないもので、体に深刻なダメージを与えるような放射線治療や、 患者の苦しみを取り除こうともせずに追い返すような応対をしていたり、 死の直前の彼女の苦痛の様子は壮絶の一言だ。
_ 一方、同意なしで細胞を培養されたというエピソードについては、 これは黒人だから起きたものというわけでもないらしく、 エピローグで若干触れられているが現在でも起きうることで、また実際に そういうことが起きていたとしても誰にも分からんという可能性があるらしい。
_ 残された家族に関すること... について、 ヘンリエッタの細胞が生き続けて様々な実験に 使われているという事実への反応は一様ではなく、 感受性が豊かな娘のデボラは物心つく前に亡くなった母の細胞がそのように 生き永らえさせられていることに強く傷つき、精神のバランスを崩している。 その様子は悲劇というほかなく、ヘンリエッタの周囲で起こっていたエピソードと あわせて理不尽さに気分が悪くなる。
_ 一方、他の家族については...微妙に受けとりかたが異なるようで、 HeLa細胞がそれほどの大きな役割を果たしたのであれば、その成果が 残された家族に還元されてしかるべきといった発想。 また、彼等の生い立ちも相当悲惨なものがあるんだが、HeLa細胞が云々というよりは、 奴隷制のことや人種差別、虐待などに原因を求めることができるのではないかと思う。 HeLa細胞がもたらした混乱というには、あまりにもそれ以外が無茶苦茶で 因果関係が捕めない。 とくにヘンリエッタの夫の行動は最初から最後まで理解不能だった。
_ あと、ひと昔前のアメリカ人の中には、確信犯というべきか、 後ろめたさのかけらもなくとんでもないことをやる人が出てくるので 興味深い。この本にも、HeLa細胞を説明なく患者に注射して癌になるか 実験している医師が出てきたりしている。
_ 細胞培養を危惧する文脈で、 将来「赤ん坊は試験官の中で育てられる」といった表現があって、 唐突に「試験官ベビー」という用語を思い出した。子供のころによく耳にした単語で、 今でいうと「体外受精」か。
_ 短命ポートを使い切ったかどうかは開いてみてダメだった以外に知ることが できないのか?と思い調べて発見した。質問内容は自分が知りたいこと そのものだが回答を見る限りではそのものずばりの方法はないようだ。 パフォーマンスカウンタにもそれらしい項目はない。
_ 仕方がないのでnetstat -n を定期的に実行してモニタリングするツールを作った。
_ また指輪しているところがかぶれた。 前回の様子。 ひっかいて傷になっていたので指輪を外してワセリン塗って、 会社の救急箱にあった絆創膏を貼って蓋をした。どうせ安物の絆創膏だろうと 思ったら素晴しい性能を発揮してくれている。傷はほぼ塞がった。
_ .NETの上でJava VMを動かすという試みらしい。Javaのライブラリを.NETから 使ったりすることができるとか。興味深い。
_ .NETの非同期ソケットはまあまあ使いやすいんだが、 Nettyみたいだったらもっといいなあと思って探した結果見付けた。
_ 特にトライアスロンをしたいという気持はないがどんなもんなのかなと 思って借りた。
_ トライアスロンをしたいと思わないのはクロールがまともにできないという程度の 理由だ。これでも100歩歩けば海に辿りつくようなところで18まで生きてきたので、 服を着たまま高波を越えて泳ぎなさいとか、 台風一過直後の海で浮輪を腕につけて浮かんでいなさいとか、そういうことは できるつもりだけど(今現在できるかどうかは分からないけど)、 行儀よく、あるいは効率よく泳ぐというのは訓練された経験がほとんどないので苦手だ。
_ デュアスロンという競技があって、それはスイム(水泳)のかわりにラン(走る)を 2回やるという構成らしい。涼しくなってきたら(もう十分涼しいが) 自転車と走りを組み合わせて半日がかりで体を動かすといったことを してみたいなあと思っていたところなので、なかなか興味深かった。
_ トライアスリート少年の物語、なんだがトライアスロンが主題というわけではない。
_ 腹を立てているのは相手に対してではなく自分自身に対してであり、 他人に対して侮ったり蔑んだりしてみせるのは恐れがあるからだ、というのは つまりこの話に通じるんだろう。 そういうもんなのかな、と思いつつ、自身でコントロールして話が済むのかというのが どうもピンと来ない。あまりにいい加減なことばかりをしていたり、 約束を守らなかったり、それを気に病む素振りすら見せなかったりする 相手に対して抱く怒りの感情を、自分の中で始末したとして それが何になるんだろうと思ってしまうのだが、相手を放っておけという意味ではなく 自身の怒りは自身で処理した上で適切に相手に伝えるべきことを伝えよという 意味なのかな。 と、この本の内容や過去の記述をおさらいしつつ思った。
_ 物語としては終盤の展開がかなり熱く、また親のかけた呪いに近い束縛を 乗り越えてゆく様子は頼もしく感じる。ただ、 この歳になってくると、少年が悩みを自身の力と周囲の協力で 解決してゆく様子にも共感するが、 大人が自身の枠にはまって不合理なことをしてしまい抜け出せない様子や、 その結果として子供に置いてゆかれてしまうという状況も、 他人事とは思えないという意味で共感を覚えてしまう。
_ 「理想のランニングフォーム」として挙げられているのは、 前傾姿勢で、着地は重心の真下で、腕は低い位置で保ち後ろに引く動作を 意識する、というもの。
_ 痛みの種類とそのときに陥っているであろう悪い動きや姿勢、というのが 紹介されていて勉強になる。
_ 早く帰ったので今日も走ろうかと思ったが妻にラーメンに誘われたので中止にした。 かわりにふたりでジョンの散歩をした。妻といっしょなら外に出てもいいらしい。