_ それぞれの年代背景もとるべき手段も違うだろうにずいぶん欲張りな感じがする。
_ 再就職支援会社は「アウトプレースメント」と呼ぶらしい。知らなんだ。 人材紹介会社とは違うものらしい。混同していた。
_ 自己投資というとスキル的な面が強調されがちだが、 服、靴や鞄などの身だしなみも大事だというのはもっともな話だと思った。
_ 35歳ともなると、 「なりたい自分」を考える時期は終わって「なるべき自分」を築く時期だと。 与えられた環境の中で自分がどう動くべきなのかを 常に考えてゆくということが必要となってくる年代だ。
_ 自分の身のまわりのことを考えればまったくその通りで、望む望まないに関わらず そういう振舞いを自然と身につけてゆくことになるわけだけど、 少し広い視点、つまり自分の人生全体を見て「なりたい自分」とは何なのか、 という問いに対してはあいかわらずしっくりくる答えが見つからないという 状況は変わっていない。
_ 結局この点がクリアにならないと価値観も優先順位もとるべき手段も決まらん という当然のことに最近気付いてきた。今まではそれが明確でなくても 環境を変えることは可能だと思ってきた(実際可能だとは思う)けど、 次の環境でもやはり同じような経過を辿ってゆくことになるんだろう。
_ ないものを無理矢理作り出すことはないけど、気付いていないのなら 探し続けるしかないと思う。
_ あんまり本の感想になっていないが、テクニックや心がけの点では もうちょっと差し迫ってからでも遅くないかなとは思うのでこのくらいで。 読んでいて、準備に時間がかかりそうなものはだいたいおさえたつもりだし。 英語、ライセンスなどなど
_ 続き。 ひとまず対向で試すことができるものはだいたい試して、 DUKPTのことがだいぶ理解できるようになった。分かってみれば単純だけど、 やっぱりよくできているなあと思った。こういうものを何十年も前に 必要だと思って作り上げて、今でも使われ続けているのはすごいと思う。
_ 社内デモとしてスライド作った。デモアプリとして体裁も整えることにした。 いい気になってErlangで作っていたのだけど、さすがに実際に 操作してみせて、ね、簡単でしょう?というわけにはいかないので C#でフロントエンドを作ることにした。
_ なお、 Andy Orrock | Payment Systemsは、 決済に関係する記事が豊富で分かりやすい。体系的な 理解というわけにはいかないけど、今後もチェックしてゆきたいと思った。
_ ナスの蒲焼きうまそうだな。今度やってみよう
_ OTP.NETが古くてビルドが通らないのでいろいろ調べていたら Erlang.NETというのを発見した。 JInterfaceと作りがよく似ているのでこっちのほうがいいかなと思った。
_ で、DUKPTのデモアプリのフロントエンドを作ろうとしたらうまくいかない。 今回借り出した機械はTCPでちょっかいを出すことができるようになっているので、 Socket(Pid)をC#側に戻してそれを機能を呼ぶたびに使うようにしたんだけど、 どうもうまく通信ができない。よくよく見てみると connectから戻ってきたときにはTCP接続が切れていた。そういえばRPCをするたびに 新しいプロセスが作られていたっけ、と思い出して、 unlinkして{active, false}にして解決した。
_ Erlang側のプロセスとErlang.NET側で作ったプロセス間で通信しようとして どうにもうまくいかなかった。RPCはうまくいくんだけど。 Erlang側でログ的に出力した送受信のデータをC#側のフロントエンドで 受け取って表示したいと思ったんだが結局うまくいかず、UDPの通信をすることで 逃げてしまった。できないはずはないので非常に敗北感が強い。
_ Erlang.NETで使っていた多倍長整数ライブラリ。メモ。
_ せっかくGPSとか加速度センサとかついているデバイスを持っているんだから ジョギングのロギングをしない手はないなと今更のように思って評価を始めた。 距離や高低差、スピードがかなり正確に分かって便利。 他のアプリがfacebookのアカウントを求めてきたりでうっとうしかったのだが、 このアプリはgoogleのアカウントさえあれば使えるらしい。 Andoridを使っている以上googleのアカウントは持っていなわけにはいかないので やむなしかなと思ってこれを使うことにした。
_ 今日は妻が旅行に出ているので留守番。リビングで一緒に寝た。 寝室までコパンを連れてゆくのがコパンにとってストレスっぽかったので。
_ つぼみは無事に誕生日を向かえて、病気もなく元気に過ごしている。 この夏は雨が降る日は少ないけど、降るときは突然の雷雨というパターンが多く、 雷が苦手なつぼみには大変らしい。花火はなんともないのに、雷の音は怖いらしく 興奮してしがみついてくる。かわいい。本人は必死なんだろうけど。
_ コパンはジョンにちょっかいを出されるとき以外は平穏に過ごしている。 ジョンにちょっかいを出されるのはかなりのストレスらしく、 そういう日の夜は癲癇の症状をよく起こす。先日は日中に癲癇の症状を起こした。 妻が料理を作っている後ろでうろちょろしていたようだが、 突然ウワーンと唸ったので妻と二人で驚いて見てみたら 横倒しになってもがいていた。すぐに起こしたら何事もなかったように 歩きだした。食べたものを少し吐いたくらいで、以後はとくに何事もない。
_ ジョンとジョギングは続いている。 中間地点でジョンに水をあげてブラッシングしながらMy tracksで 来たルートと距離を確認していたら背中に熱を感じて、 「熱っ」と言いながら振り向いたらジョンが 背中におしっこをしていた。妻も足におしっこかけられたり、 サーキュレータ経由で噴霧されていたりするし、 最近ジョンの悪虐ぶりがひどい。
_ テーマを決めてそれに基づいてコースを決めるというのは面白いなと思った。 城址巡りとか大使館巡りとか。
_ 前者は先日読んだ本の続編のような感じらしい。 後者は著者が監修している写真が多目の入門書。
_ 前作と比べて著しく変わったことは書いてなかった。結局ロードレーサによって 得られる著しいアドバンテージというのは何か、それがあるのかないのかは 分からないままだ。
_ ジョギングの本とかサイトを見ていて、二軸走法という話題の中で 「ナンバ走り」の話が出てきたりするので借りた。 ひねりが少ないため体に負担が少なくてよいとなれば長い人生で 体得しておいて損はないのではないかと思ったので。
_ 「ナンバ走り」の提唱者は別の人で、 その人に影響を受けた著者達が 自分の指導するスポーツチームなどで取り入れた結果をまとめた本、という 感じだと思う。
_ 読んでみたけどこれ読んだだけで走法を体得するのはかなり難しいように思った。 何がどう体に影響しているのかを感じるのはなかなか難しいものだ。 体に負担がかかっているという、現代に萬延している歩行だって その不自由さが自覚できているわけではないし、 実際試してみると分かるけど二軸走法とナンバ走りはイコールではない。
_ そもそも「井桁」の感覚がよくわからない。 普段の歩行/走りに「無駄な捻り」が加わっているという自覚が困難で、 ナンバ走りによってそれが解消されているという自覚はなお困難に思える。 それは単に同じ側の手と足を同時に動かしているだけで、実際にはナンバ走りに なっていないからかもしれないけど。その違いを理解するにはそれなりの トレーニングが必要に思え、とても本だけでどうにかなるようなものには 見えない。
_ とはいえ、提唱者もたくさん本を出しているようなので、 いろいろ読んでみることにする。繰返しになるが、 この先走りつづけて生きてゆくとして、 体に負担のかかりづらい走法があるのならそれを採用しない手はないだろう。
_ 先日読んだ 「毒入りチョコレート事件」と同じ著者の作品。 「毒入りチョコレート事件」のamazonのレビューで、これはいただけないが 「殺意」はよかった的な感想があったので興味を持った。
_ 「倒叙」ものの名作らしい。倒叙というのは犯人側の視点から叙述される ミステリのことで、扉は閉ざされたまま以来 2作目となる。前回読みかたを学んだつもりなので、そのつもりで読み進めたのだが いろいろ勝手が違った。以下ねたばれ注意。(飛ばす)
_ 倒叙ものとして態度を決めて読み始めてみると、そもそもなかなか殺人が 起こらず戸惑うことになる。そして犯行について致命的なミスを犯している ようにも見えず、またそうだとしてもだから何なのというか、誰の目から見ても 動機が明らかすぎていったいどういう落ちがつくんだろうと不安になる。 また、犯人が追いつめられてゆく様子はいたたまれないものを感じるのではないかと いう警戒もあったが、犯人の描かれかたを見てべつにこいつならいいやと思えて しまうような造形だったりする。
_ 結局よく読みかたがわからないまま進んでしまい、最後の最後で驚きの結末が 出てきて終わりだった。なかなか離れ業感が強くてびっくりした。あんまり 追いつめられている感じがしないまま詰んでいるというのは面白いな。 でもあんまり伏線がなかったようにも思う。
_ 「毒入りチョコレート事件」「殺意」とどちらが好きかといえばやはり 前者だな。
_ 有名な本だが読んだことがなかったので借りた。 しんどかった。
_ 「利己的な遺伝子」の話と「群淘汰」の話はまったく別だったのか。 完全に混同していた。
_ 序盤は面白かった。中盤は別の研究者の批判ばかりで、 別の研究者の説でも一応の説明はつくけど実際には正しくなくて、 利己的な遺伝子に基づく説明の方がしっくりくるという論調が多く、 利己的な遺伝子に基づく説明でしか説明がつかないというものは ほとんど挙げられていないのではないかという印象を持った。
_ 著者はUnweaving the rainbow の人なのか。 かなり昔に読んだことがある。 まったく中身を覚えていないが...
_ どうもこのところだらけている。惰性で仕事している感じで非常によくない。
_ なるほど。昨日 普段の走りで捻りがあるのがわからないと書いたが、図中の BCDEの部分しか考えてなかったからということか。そして試しに2軸で走ってみたら 手と足の動きがどうしても合わないのでおかしいと思ったんだけど、 もう一度A〜Fの面がどうなっているか見直してみる必要がありそうだ。
_ 「超」英語法でたびたび引用されていた。 伊丹十三という人は宮崎駿と 並んで好きではない。喰わず嫌いなのかもしれないが、 snobというのか、そういう雰囲気を両者には感じてしまう。 この本も、才能を持て余して潔癖でめんどくさい感じが存分に出ているが、 まあ古い話だし、もう亡くなった人だということもあってさほど 嫌味には感じなかった。
_ この本は伊丹がまだ役者メインだった頃に書かれた本。 どうやら「マルチタレント」の走りであり、この本は「エッセイ」の 走りでもあったらしい。そう考えるとなかなかすごい本だ。挿絵も自分で 描いているらしい。
_ これ伊丹が30になる前に書いた文章だった。30そこそこの若者が レディファーストが云々とかミドルクラスと蔑んでみたりとかしているんだから凄まじい。
_ 久しぶりに走った。16kmほど。 かなりゆっくり走ったし、この程度の距離では特に疲労もない。
_ ジョギングコースの延長を考えるために自転車で下見をしてきた。 水元公園の対岸の方を走れば10km超えのコースが作れるかなと思ったので。 走ってみた結果ジョギングコースとしては無理だった。歩道のほとんどない 道を通らないといけないし、街灯も少ないようだ。
_ そもそも対岸は 水元公園じゃなくて「みさと公園」らしい。芝生が多くて水路的に 川が流れていて公園としてはよりよい気がした。 川越えるともう埼玉県なのね。県またいでジョギングなんてスケールが 大きすぎて毎日は無理だ。
_ ジョンが来てもう3ヶ月じゃねえか。コパンは来月末で1年。
_ Word、ExcelやPowerPointで書くのもいいがマークアップ言語で書きたいと 思って以前調べたメモを発掘したので書いておく。
通信のシーケンスとかならMscgenが手軽で見やすそう。 でもオブジェクトのライフタイム込のシーケンス図を書きたいと思うと表現力が不十分なように思う。_ Quick Sequence Diagram Editorはプレビューを見ながら編集できるし、 コマンドラインで変換もできるし、マークアップも直感的で分かりやすい。 が、いざやってみると道を踏み外した図が書けない。 非同期メッセージがないとか、自分自身にメッセージを送れないとか。
_ UMLGraphはGUIフロントエンドはないようだ。表現力としては十分に見える。 マークアップの見た目があんまり直感的ではないというのが第一印象だったが 実際にやってみたらそんなに悪くない。そもそもシーケンス図は plotutilsというかPicのマクロでやるらしいので、このシステムの中で実現されているわけではないようだ。
_ そしてなんか黙って何も出てこないのでおかしいなあと思ったら 改行コードの問題らしい。 HersheyEUCを指定してEUCでテキスト入れれば日本語も出る。 が、なんか汚ならしい。Webに乗ってる図はanti-aliasがきついことを 除けばそんなに悪くないので、フォントの指定を工夫すればいいのかもしれないが...
_ pngやgifだからか?と思いsvgで落とそうとしたら 「libplot error: output stream jammed」という器用なことが起こっていそうな メッセージが。 まあ出力自体はできているようなので、Inkscapeとかで見ることはできる。 そこそこ綺麗になった。
_ ...Objectの間隔をいじりたいとか思って手が止まる。 Pic言語よくわからん。 サンプル見てみたらplaceholder_objectでどうにかしていた。まあそれならそれでいいかとも思うが...
_ 日本語大丈夫かと思ったら豆腐になる文字があるようだ。うーんいろいろ厳しいな。
_ なおシーケンス図等のUMLの話は UML入門 - IT専科が簡潔にまとまっていて便利だと思った。
_ 昨日は1回休みだったのでいろいろ運動した。 自転車で18kmほど走った後ジョギング10km弱。自転車はかなりスピードを落として 走ることを意識したので平均時速は14km程度。ジョギングは半分くらい歩いている。 思った以上に疲れていたのと、スポーツドリンクが甘すぎて胃がもたれたのが 原因。
_ 普段のジョギングコースを目一杯つかって8km走ろうと思ったんだが 途中道を間違えて距離が延びた。途中で水を飲んだので得意の「元のコースに 戻ろうとしたときに逆走を始めた」が発動したか?と思って後で地図を確認してみたら そうではなく、交差点で来た道を戻るような進路をとっていたらしい。 同じ景色を2回走ったら気付きそうなもんだが...
_ ともあれ、 今回迷い込んだオーバルコースをうまく活用すれば距離はもっと延ばせそうだ。
_ そんな賭けに走らなきゃいけないほど 技術者は希少な資源(または巨大なプロジェクト)なのか? 両方作っていいものを使えばいいだけなんじゃないのか。 株価が下がりつづけているとはいえ、あんな時価総額の会社が たかがスマホのアプリ一つ作るのになんで単一の技術に「賭ける」必要があるのかが 分からない。しかもその状態で年単位も放置しているなんて信じ難い。 その気がなかったのかやりたくてもできなかったのか、どっちなんだろう。 その点を扱っている記事は見当たらなかった。
_ 昨日テレビでやってた。 熟成肉は昔から興味があったのでいずれ行ってみたい。 (どちらかというと豚肉の熟成肉の方がもっと興味があるんだが)
_ unittestはJythonでも使えるらしいのだが試してみるとうまくいかない。 types.pyをimportしようとしてエラーになる。 Jythonにはbuffer型がないせいらしい。
_ DLRに比べると物足りない気がする。きっかけがevalしかないし、 型のマッピングは結局エンジンまかせになっており、スクリプト言語間の 相互運用みたいなことはできない雰囲気。ただ自分がやりたいことは だいたいできそうだったのでまあこれでもいいかーという心境だ。 Java側で定義したinterfaceをPyhton側で実装などもできた。
_ 以前書いたままお蔵入りしていた Swigのコードを復活させる。libnfc-1.6.0にきちんと対応させて、 ひとまず期待通り動くようになった。
_ そういえばThe Definitive Guide to Jython ― Jython Book v1.0 documentationが、 Pythonの入門書的にもよく書けているなあと思った。
_ Eclipseで使えるGUIビルダの話。NetBeans使おうよ!といった身も蓋もない アドバイスも。
_ 「夢の扉」という番組を見るとはなしに見ていたら 料理人が出てきて、 出店予定のスタッフが作ったものを試食しているシーンで肘ついて喰った後に いろいろ駄目出しをしていて斬新だなと思った。 こういうことに神経過敏になっているのは この本の影響かしらと思った。
_ GREEの「NARUTO」のCMを見ていると、 「魂を売る」ってこういうことを言うのかなと 思えてきて(実際のところは分からんけど)気分が静む。
_ サイキルパ行ってみた。 たしかにおいしい。そして普段行ってるお店より安い。 ナンもカレーも深い味わいですごいもんだと思った。とはいえ普段行ってる お店と比べて異次元のおいしさというわけでもない。
_ へー醤油麹。塩分が一定なのでやりやすいかも。
_ 他のものもなんだか気になる。 ウスターソース麹で焼きそばを作ったらおいしそうだなと思った。
_ 読んではみたものの、読むだけではやはり...という感じだった。
_ 英語を聞く話のとっかかりとして、 孫子でも聞いてみようかと思ったので、まずは内容の復習と思い借りた。 孫子は全体のボリュームもそんなに大きくないし、センテンスも短めなので とっかかりにはいいのかなと思って。
_ 中学の頃に読んだことがある。 けどまったく記憶にない。なお、孫子は共著(孫武・孫[月賓])みたいな 覚えかたをしていたが、 孫[月賓]兵法が発見されたことでその説は否定されているようだ。
_ 土煙の立ちかたや鳥の動きで見えないところにいる敵を知るといった 戦術的は話もあるものの、全体的にはもっとマクロな視点で戦争を扱っており、 戦闘に入る前に勝敗は決しているという表現が随所に見られる。現代でも 価値が衰えないのはそういう視点のおかげだろうと思う。火攻でまるまる 1章を費しているのは当時最新の戦術だったからだろうか。
_ 有名だが読んだことがなかった本の1つ。 解説にもある通り、人間関係の難しさのほうが浮き彫りになっていて 料理がメインというわけでもない気がする。
_ 意図してかどうかは分からないが、構成上「人間関係」の方に仕掛があって、 途中何度か伏線の提示があり、最後で真相が明かされるという作りになっている。 制限された環境で人間の身体はどのような 変化を起こすのか、とか、いかに工夫して料理をするかという方に 興味を持って読んでいたので、読後感はそんなによくない。 参加していた他の人の視線ではまた違ったものが見えてくるだろうし、 その点はそれはそれでとても興味深いんだけど。
_ 思わぬところで不肖・宮嶋の名前が。兼ねてから本物じゃない感を強く感じていたけど この本でも如何なくどうしようもないっぷりを発揮していた。
_ コパンの癲癇の発作は頻度が上がっているように見える。 病院に相談したところ楽観できる状態ではないようだ。まあ発作を起こすとき 以外は至って元気そう。
_ ジョンは里親会に初参加したのだが始終びびり倒して大変だったらしい。 びびる→噛みつくという流れなので、傍目から見たらただの兇暴な犬ということに。 帰ってきてからもびびりは続いており、ジョギングに連れてゆくと 気の毒なほどに怯えることがある。特に後ろから自転車が 追い抜いてゆこうとするとパニックになってしまうらしい。
_ 度を越して噛みつくことは減ってきたように思うが油断できない。 怒って歯を当ててくることはあいかわらず多い。でもそういうときは つぼみが寄ってきて、ジョンの間に入ってくれるのでそれで納まることが多い。 さらにジョンがしつこくしているとつぼみが怒ってくれるので、下手に大きな 声を出したり手を上げたりするよりよっぽど効果的だ。
_ つぼみは妻としか散歩せず、私が連れていってもまったく歩かないんだけど、 妻が外出していて不在だと分かっているとそれなりに歩いてくれるらしい。 ただし数十歩進むたびに後ろを振り返るのでとても効率はよくない。
_ マラソンを目指す気はないので自分の身に置き換えて考えるということがどうも うまくできずあまり身を入れて読めないという問題はあるものの、 シューズ選びに始まり、メニューを構成し、漠然と走らず目的を明確にして 走りこむというのが大事なんだろうということはよくわかる。またそういうことを 目指したくなったら読むことにする。
_ オリジナルは佐々木監督の著書で、弟子で妻でもある浅井えり子さんが新しく 書き起こした本がこれにあたるらしい。佐々木監督について記憶にあるのは すでに末期の癌に冒されて車椅子で生活しているときが最初なので、 日本でLSDを広めた人だとかそういう知識はまったくなかった。
_ 前半は主にLSDのやりかたと効能について書かれており、後半はLSDをベースに マラソンを走るためのトレーニングについて書かれている。LSDというのは きちんと取り組んだことがなかったんだけど、想像以上にゆっくりなんだな。 積極的に、苦痛を覚えるほどゆっくり、それでいて長時間やることが大事らしい。 今まで自転車やランニングでそれっぽいことをしてきたつもりだけど、 もっと積極的にゆっくり・長くやる必要があるようだ。という点が最も大きな 収穫だった。
_ 村上春樹の本はこれが初めてだった。せいぜい林雄司さんがたまに 「やぎポエム」で引き合いに出しているのを見る程度で、だからより捕みどころの ない感じで、とはいえ自分の人生には関係ない人だと勝手に 思っていて特に興味を持つことも今までなかったのだが、ここのところ 走ることについて書かれた本はかたっぱしから当たるようにしているので、 そのきっかけで初めて読むことになった。 生い立ちや、作家を志す前後のことなども書かれているので、 自伝としての色合いも強い。
_ 走ることがうまく生活に組込まれている人だなと思った。それは日々の生活に ついてもそうだし、年単位、人生という点でもそうなのかなと思う。 走ることが本人の性質に合っているといえばそれまでだし、作家という生態に 意外なほど合っているという面もあるのかと思う。常人には真似しがたいものが あるけど、自分よりずっと年上の、経験の深い人がどのように「走る」ことに 取り組んできて、どのように心身の変化と向き合ってきたのかということが 生々しく(それでいて軽妙な文体で)描かれていてとても面白かった。
_ たまにヒューガルデンがたまらなく飲みたくなるときがあって、 その勢いで借りた。芸術とは大げさな...と思いつつ読み始めるが、 確かにそう思い入れたくなるような世界なのかな、と読み終わった頃には 思うようになっていた。
_ ベルギービールはグラスの重要性というのがとても大きいんだそうだ。 香りを留めて泡を制御するために、それぞれのビールによって最適な形状が 異なるということらしい。また、あまり冷やして飲むのではなく 適温(色が濃いものほど温度は高目というのが目安らしい)はけっこう高目で、 それによって風味を適切に楽しむことができるらしい。ヒューガルデンは そういう点では比較的普通のビールに近くて、 かなり冷たくして飲んでよいものらしい。
_ いろいろ知らないことが多くて勉強になった。で、これを趣味にするには いろいろ大変そうだ。ベルギービールが飲める専門店に行ってのんびり飲むというのが 当面は正しそうに思えた。
_ 図書館でふと目に入ったので借りた。 ひとつひとつのソフトの説明が淡白な印象。同種のソフトを多く扱っている(例えば エディタだけで8つある)のに対して、それぞれのソフトの説明が 見開き2ページずつというのはちょっとボリューム不足の感がある。 したがって、自分が知らなかったソフトは多かった(使ったことがあるのは1つしか なかった)ものの、そのソフトの何が魅力でどのように効率アップが期待できるのか ということはあまり分からんかった。
_ あと蛇足だけど行頭に句点があったりでのけぞった。 禁則処理ができていない本というのはあまり目にしたことがない。
_ 同じく図書館で目に入ったので借りた。
_ 啓蒙の部分、つまりそれらがなぜ必要なのか、や、態度についての部分は 今となっては必要としていない(それらを本で「導入」してもらうには歳を とりすぎたし、自分の納得の行くものは自分で見つけるしかないという覚悟も できている)ので、テクニックとして参考になるものがあればという態度で 読み進めた。そういう意味では↑のフリーソフト本と読む態度はさほど変わっていない。
_ やはり外で勉強したり作業したりするためにもノートパソコンは欲しいなあ...と思った。 librettoは性能的にはさほど問題ではないんだけど(今もlibrettoで作業しているし)、 やはりキーボードの小ささが致命的で、外でいじるためには 外付けのキーボードとトラックボールが必要になってくる。お勉強会のような 規模であればそれでもいいんだけど、普段から喫茶店等でいじりたいと思ったときに 外付けキーボードなどまで持って歩くのはちょっとしんどいし、それ以上に ノート広げるときにキーボードとトラックボールまで広げるのはちょっと 店を広げすぎという気がする。
_ まあ欲しいは欲しいとして、時期や予算と相談して工夫してゆくことになると思う。
_ Gilgamesh's Tavernの「Tavern」と、パーマンのサブの家のレストラン 「タベルナ」は同じものだったということを ベルギービール本を読んで知った。
_ ビールがおいしい。最近飲みすぎかもしれない。 ジョギングは内臓を酷使するらしいのでその上飲みすぎというのはまずいのかも。
_ 知らないうちにかなりバージョンが上がっていた。 Android関係を1から入れなおす手間を惜しんで 無謀とは思ったが Heliosからのupdateを試みたらやっぱりいろいろおかしかった。
_ まっさらにして入れなおしたら当たり前だけど問題なかった。 そしてAndroid関係はADTだけだったら別にどうということもなかった。
_ SwingのUIを設計するのはやっぱり面倒だなあということでWindow Builderを 試してみた。GroupLayoutというのがかなりよい感じだった。 まあ生成されたコードを見ると完全にビルダー系のツール経由で使うことを 想定しているようで、1から手で書くようなものではないらしい。つまり とても読みづらい。
_ Javaで構造体的なクラスをたくさん作るのは億劫で、かといってテンプレートを 元に自動生成というのはやりたくないと思って探したら見つけた。 Javolutionというやつの中にも 同様なクラスがあるんだけどJavastructの方が手軽で筋がいいように見える。
_ 共通部分をベースクラスでやろうと思ってもうまくいかなかった。 同一のフィールドをベースと派生クラスの両方で定義しておいて、 派生クラスの方でJavastructを使うというのは可能ではあるが、フィールドは オーバーライドされないので厄介なバグの原因になりそう。 あと、バイトオーダーが全体でしか指定できないので困る場面もありそうだ。 今回の用途ではなんとかカバーできそうな感じ。 ただ道を外れたことをしたい場合は結局クラスの中で独自のpack/unpackを実装 しなくてはいけないのでそうなるとそんなに楽でもない。
_ あとそのまま貰ってきたjarだとendianの指定が効いていないような... Subversionで落としてきたものだと問題ない。
_ コード見てみたらやはり親クラスまでは見に行かないようになっていた。 見に行ったらいけない理由が思いつかなかったのでちょっとコードいじって 無事動くようになった。 これができないと各サブクラスでpack/unpackのロジックを書いて 適宜親を呼んで...ということになって、Javastructを使っていない時と大差ない コードになってしまう。
_ 常用するかはともかく、ひとまず期待通りの動きをするようになった。
_ 木曜からどうも具合が悪く金曜は絶食した。絶食中はフルーツジュースだけは 飲むようにしていたんだけど、飲んだものがそのまま出てくるような塩梅で 本当に具合が悪かったんだと思った。
_ 今はだいぶよくなった。昨日は雨の切れ目にジョンと散歩に出た。 さすがに絶食明けに走るのは無茶なので歩く。4kmほど歩いた。 以前も頭痛や足の痛みが酷いときに長距離歩いたんだけど、 足に負担もないし別にこれでもいいんじゃないかと少し思った。まだ ジョギングでトレーニングする域に達していないのかもしれない。
_ 木曜の夜あたりから急に涼しくなった。うちは暑さに弱いシーズー2匹がいるので エアコンが欠かせなかったんだが、外からの風だけで十分涼しい。
_ Python側でunittest使って、Java側で結果を貰ってどうにかするということを やっている。それ自身は問題なくできているんだが、Java側のObjectを Python側のTestCaseで見ることができなくて詰まっている。 普通のPythonの関数やクラスからなら問題なくJava側のObjectを見ることは できている。TestRunner経由だとうまくいかない。 BindingsのスコープをGLOBALにしてもだめ。 loadTestsFromModule に __import__ でモジュールを読ませたものを与えているせいなのだろうけども、 理由がよくわからない。 2. Built-in Functions ― Jython v2.5.2 documentationを読むと globals()とかlocals()などを与えたりできるらしいのだけど...
_ loadTestsFromTestCase でクラス名を与えてあげれば問題なく動くみたいなので、 やっぱりモジュールの読み込みが影響しているらしい。
_ じゃあロード済のクラスから自分で登録していけばいいか...と思って for k in globals().copy(): などとしようとしたら、 「'scope' object has no attribute 'copy'」と怒られた。globals() は dictの はずなのでなんのこっちゃと思う。
D:\workspace\classes>java -jar jython-2.5.3.jar Jython 2.5.3 (2.5:c56500f08d34+, Aug 13 2012, 14:54:35) [Java HotSpot(TM) Client VM (Sun Microsystems Inc.)] on java1.6.0_23 >>> type(globals()) <type 'dict'> >>> globals().copy() {'__doc__': None, '__name__': '__main__'} >>>検索してみると同様の症状について議論しているものが見つかったものの 進展はないみたい。
_ ... javax.script じゃなくて PythonInterpreter経由でやったら問題なかった。 すっきりとはしないがまあいいか...
_ 絶食明けに体重計ったら60kg切っていた。 この身長で60kgというのはまだまだ十分にふくよかなレベルなので 特にすばらしくもないし、そもそも絶食明けなので減っていて当然だが、 50kg台の数字を見たのはへたすれば高校生以来かもしれない。
_ 年内に60kg切るのが秘かな目標だったのでひとまず達成できてよかった。 近いうちに安定して60kg切るようになるだろう。
_ 何かの本で藤原不比等の話題が出てきたらしくメモに 「藤原不比等」と書かれていたので、藤原不比等を扱っている小説はないかなと 思って見つけて借りた。ものすごく面白かった。古代史の知識は 乏しいのでしんどいかなと身構えたけどとても読みやすくて問題なかった。
_ 人物の心の動きがきめ細かく描かれていてひきこまれる。立場の違いや 秘めた野望、明かせない秘密。 派手な争いはないけど、人の思いがぶつかりあったどろどろな感じが かえって生々しくて面白い。
_ 読み始めた頃になんとなくメモしたものを編集して載せておく:
_ 風邪をこじらすと命とりになる時代らしい。そんなこと想像したこともなかった。 「風邪をひいた」といったエピソードをなんの気になしに読み 流しているとあっという間に死んでしまってたりする。 季節の変わり目のたびに風邪をひくような奴はこの時代だと「病弱」ということに なるんだろう。
_ なお、海外の情勢として、中国は「唐」の時代。 朝鮮は聖徳太子の時代は高句麗が全盛だったけど、 不比等の時代は百済が新羅に滅ぼされて統一を遂げたあたり。 新羅との関係は悪化しており、不比等は遣唐使を復活させている。 不比等の成功は、強運、能力の他に、渡来系(百済)の人脈というものが 挙げられている。 武則天と持統天皇はいろいろ重なって見えるんだが、 ほぼ同時期に在任しているのも面白い。
_ この著者(黒岩重吾)は この時代を題材にした小説を多数書いているようなので他もあたってみたいと思う。
_ 追記: 時代考証としては...どうなんだろう? 会話文の中に「ガラス」と片仮名で出てきたりするのは単純に 違和感を覚えた。まあ見てきたように心の動きを描いている わけで、それは作者の大胆な想像だと言われても別に文句を言う内容では ないのかなあと思う。どちらにしても知識がないので既存の史料からどのように 肉づけされたのかといったことは分からないままだ。別に一発で理解する必要も ないので、この時代の本をいろいろ読んでいるうちに理解すればいいだろうと思う。
_ ぱいちさんの記事 見て入れてみた。 存在は知っていたけどファイル名だけじゃなあ...と思いなかなか入れる気に ならなかったけど、たいていの場合はファイル名で間に合うということに気付いた。
_ エンジンはAdministrator権限がないと動かない(NTFSの内部構造を直に読むらしい)のは 分かるがGUIもそれにひきずられてしまうのでちょっと困る。 Launchyから起動しようとすると毎回ポップアップが出るし、Wheel Ballも効いて くれない。問い合わせ用のアプリを別途用意するのが正しい姿なのかもしれないが、 ショートカットキーを定義してそれで呼べばいいやと逃げてしまった。
_ Swingのアプリで使おうとしたら getLoggerの段階で IllegalAccessError と怒られる。 どうもFAQらしいんだが HybernateもMavenも使ってないしなあ...と思って ↑のEverythingで検索してみたところ、Eclipseの中に古いバージョンのslf4jが 含まれていることが判明。Build PathのOrder and Export で一番上に持ってきたら うまく動くようになった。
_ 朝9時に必殺シリーズをやっている。毎週火曜はAM休みになることが多いので 週1回のペースで見ていることに。 先週は必殺仕業人だった。今日から必殺からくり人が始まった。 メインキャストの半数がすでに故人なのか。 時次郎も仇吉も藤兵ヱもみんな亡くなってしまったんだよな...
_ 明日は名作「津軽じょんがらに涙をどうぞ」だ。久しぶりに見たくなったので 予約した。個人的には最終回ひとつ前の「鳩に豆鉄砲をどうぞ」がテレビドラマ史に 残る傑作だと思っており、それに比べれば「津軽じょんがら〜」は一歩譲るといった 位置づけになっているが、いずれにしても名作であることには違いない。
_ 二軸走法、ナンバ走りの本といっていいのだろうか。走法の本。いろんな著書が 章別にいろんなことを書いているが全員が同じことを言っているのかというと そうでもない気がするし、同じことを繰返し書いてもしかたないだろう。
_ 股関節、膝関節、足首を一直線(垂直軸)に保つというのがなかなか難しい。 「ナンバ走り」の効用を明確に否定しているが、ここで言う「ナンバ走り」は 手と足が同時に動くというものを指しており、それは今まで読んできた 「ナンバ走り」の本で描かれているナンバ走りとは違うもので、 結局のところ同じような問題意識と解決策を表現しているのではないかという気がする。
_ 以下は中途半端な理解を元にした自分なりのまとめなのでとんでもないことを 書いている可能性がある。
_ 「ナンバ歩き」については、いろいろ試してみてなんとなくこういうことを 言っているのかなというのが分かってきた気がする。 要するに人間の体というのは思ったよりも重いということなのかなという 乱暴な理解だが。肩を出せば倒れそうになり、その力で前に進むことができるし、 椅子に座った状態で腕を手前下に伸ばせば腰を上げる力になるなど。 体重以外に重力という点で言うなら、空中で態勢を反転させておいて、 落下の力で最初の一歩を踏み出すとか、階段を降りるときに うまく足裏を動かすタイミングを合わせると滑るように降りることができるとか。 倒れる→足が出る→歩けるという話は別に「ナンバ」に限った話ではないが、 より積極的にその力を利用するという感じ...なのかなあ。 倒れようとする力をうまく調節して永遠に倒れ続けるといったような。
_ ただ、その理解のまま走ろうとするとどうもしっくりこない。上半身の 移動と足の移動が合わず、結局普通の走りとそんなに変わっていないような 気がする。かといって無理矢理平行移動にさせようとするとちょうどコンパスの 針と鉛筆を交互に支点にしたときのようなおかしな動きになってしまう。 もっとも「ナンバ走り」の連続写真を見ると、肩の動きと足の動きは必ずしも 一致していないように見える。軸足と重心の移動の様子が連続写真だとどうも よくわからない。
_ また、歩きを試し始めた直後に右足の指の付け根〜土踏まずにかけて 思わず怯むような痛みが走ったことが2回あった。痛みはそれっきりだけど 何か根本的に間違っているのかもしれない。歩くのですらそれなので、 走るときに試行錯誤するのは危険と判断し、しばらく走法については 忘れることにしている。十分ゆっくりなペースで長時間、体を痛めないように 走ることを心がける程度に。慣れてきたらいろいろ試すことにする。 歩きについては少しずつ考えたり感じたりフィードバックしたりで 工夫してみたいと思う。
_ 半年に1回はこのツールの引き合いがあるような気がする。 Vista以はハッシュのアルゴリズムが違う上に、 テーブルが有料なので 記号入りパスワードはお手あげということ?よく見ると LM hashのテーブルも記号入りは有料になっている。昔からそうだったっけ...?
_ GroupLayoutは便利だけど conflictするとお手あげになるな。
_ 構造体メンバのオフセットを得るポータブルな方法はないもんかと思って 調べてみたらoffsetofというマクロがあることを知った。 これでもC歴20年以上なんだけど
_ 越谷レイクタウンに行ってきた。歩き疲れた。 日中のジョギング対策としてアシックスのアウトレットで帽子を買ってきた。 1500円。
_ ジョギングで悪影響が出ていないか心配しつつ受けた。 当日分かる範囲では今までで一番よい結果だった。体重も去年から8kg弱落ちてるし、 コレステロールとか腎機能なども見違えるほどよくなっている。まずはひと安心。 1000kHz付近の聴力はあいかわらずだが、特に悪化もしていない。
_ 花火のテクノロジーには昔から興味があったので借りた。 もちろん今の方が色鮮やかで進化もしているけど、 爆発と燃焼をコントロールするという原理は江戸時代から変わっていない。 作り出されるのは圧倒的な非日常の景色で、見ている人間に浮かぶ情感も おそらく昔から変わっていないんだろうと思う。
_ 火薬と爆薬の違い、燃焼と爆発の違いというのは今まで考えたこともなかった。 また、火薬も爆薬も酸化材を大量に含んでいるので空気がなくても作用させることが できるというのも。
_ 詩人・作家の三木卓が妻の詩人・福井桂子(K)の死後に彼女との夫婦生活を 回想したもの。 夫婦生活といっても相当奇妙なもので、妻は娘にしか心を開かず、 夫を体よく排除して別居生活を送りつづけている。妻の生い立ちに関わるもので あろうという夫である著者の分析はあるが、結局のところ妻の心の動きは最後まで 捕み切れていないんだろうなあという読後感。
_ といって冷えきった関係というわけではなく、打算でつながっているわけでもなく (妻がどう思っているのかは結局のところよくわからんのだけど) 不思議なつながりかたをした、奇妙な関係で、他人事だから言えるが興味深いというか 面白いというか、不思議な感じ。 こういう夫婦・家族の関係があってもいいんじゃないかという気はする。
_ 主題とはそんなに関係ない気がするが、著者の折口信夫に対する評価として 「昔のことがあまりにもこの人だけがよくわかるようなので、ヘンな気がして 深入りはしないようにしていた。また、ぼくの方に問題意識もなかった」という 記述があって、ちょうど先日同様な違和感を覚えていたのでタイムリーだと思った。 なお「今でもなお、折口信夫は謎というよりないが、ぼくが読んでわかったところについては驚くべきもので、とてもリアルでスリリングで説得力がある。今はやっぱりすごい天才だった、と思っている」というフォローが入っている。
_ 過去に何度か書いたが、FeliCaの開発に携わっていた方と一緒に仕事をしたことがあり、 FeliCa側の話はいろいろ聞いたことがあった。この本で、 相手となるJR側の視点が補完できたのでよかった。
_ 鉄道のサービスの歴史が多く扱われており、 なんとなく↑の本との関連も伺われる。
_ 東京駅が背負っている「東京の中心」としての意義というのは今となっては あまりに当たり前すぎて自然にそうなったと理解しがちだ。 新橋〜上野の間に鉄道が走っていない空白地帯が長いことあったという エピソードも今では想像することも難しいが、実際に当時の写真を見てみると 丸の内周辺なんてただの荒れ地だし、東京駅の竣工が始まった当時は 外側は草だらけだ。他の駅の立地にしても、 既存の交通機関との兼ね合いで敢えて人里離れたところを選んでいたりで、 利用者数も少なく駅のまわりは夜になると静まりかえって...なんていう時代が あったことすら今となっては想像が難しいし、当時の人々にしてみても、 鉄道がこれだけ普遍的なインフラになって、駅周辺がこれほどの価値を持つ場所になるとは想像もできなかったんだろうと思う。
_ 鉄道の歴史はイギリスやドイツから雇ったお抱え技師などに支えられており、 東京駅の当初のデザインは古来の日本建築をかなり意識したものだったらしい。 海外の人々が日本古来の様式を尊重し、当時の日本人がそれを受け入れなかった というのはかなり興味深い現象だと思う。この本でも、 建築デザインのあるべき姿を思考するときに今後も一考すべき課題としている。
_ 関西の新興請負師であった大林組が東京駅の基礎部分の建築の結果大躍進を 遂げたというエピソードも。「請負師」という言葉もなかなか凄味がある。
_ 読んだ本ではなくて読みたい本。子供の頃に家の本棚にあって何度も読んだ。
_ 図書館で簡単に借りられるかと思ったら都内には置いていないらしい。 元は造船業界の労働組合の機関紙で連載されていたものらしく、 とっくに絶版だそうだ。
_ 針小棒大な評価なのかもしれないが、 Appleの性格を端的に示しているエピソードだと思った。あるフィーチャーが 存在することでどのように可能性(利用の幅)が広がるか、という視点ではなく、 自分が実現したいサービスにそのフィーチャーが必要かどうかという判断基準。 やっぱりこの会社嫌いだわ、という思いを強くした。 Oracleに対して抱く嫌悪感と同根のものがある。
_ 現状の境遇ではiPhoneにNFC載らなかったことはむしろ好都合だという点も 見逃せないがそれは別の話だ。と思う。