Death Bringerで遊ぶ

目次

攻略

ガイド・考察

書き散らしてきたものを少しまとめます。

リンク

Armaさんのページ

見事なデータ集です。 自分の手書マップより見易かったので使わせてもらってます。

はじめに

以下はDeath Bringerの魅力について書き散らしてみたいと思います。

概要

(とりあえず記憶を頼りに書いてるので自信のないところは括弧つけて書いてます)

Death Bringerは日本テレネットが5周年記念に出したRPGです。

たしか当時は「レベルがない」というような表現で雑誌に紹介されていたように 思います。といってもARCUSのようにまったく成長しないということではなく、 むしろ「成長」というものをレベルという1つの数字で大雑把に 表現してしまうのではなく、より細かくパラメータ化したという意味なのでは ないかと思います。

武器や防具にはそれぞれ種別があり、その能力には熟練度としての レベルが存在します。それらのレベルに応じて、基本能力値がアップし、 基本能力値に従って体力や魔力が決まります。 たとえば、CON(耐久力)は、剣や鎧などの熟練度が上がると増加し、 結果として体力も上がるといった具合です。

ゲーム開始時の主人公の体力は36です。 よほど鍛えあげても60〜70くらいまでしか上がらないでしょう。この数字の 間に「成長」の過程がしっかりと組込まれているというのがこのゲームの 最大の魅力だと私は考えています。1500で始まった体力が数百万になってしまう 某ゲームとは好対照です(もちろん、そこで保たれているバランスも素晴しいと 思います)

技能と熟練度

武器、防具、魔法を使うにはそれが属する技能を有している必要があります。 技能の熟練度は数値であらわされ、技能を身に付けたばかりのときの 熟練度は1です。熟練度が低いうちは成長しやすいのですが、 10を超えたあたりから成長スピードが落ちてきて大変になります。

技能にはそれぞれ身につけるためのコストがあります。そのコストの合計が、 その人のキャパシティを超えると、それ以上技能を身に付けることができません。 キャパシティはINT(知力)の2倍までとなっています。INTは特定のイベントで 増やすことができます。一度修得した技能を忘れることはできません。

基本能力値

ST

腕力です。武器、防具には最低必要なSTが決められており、それを満たさなければ装備できません。

剣や重い装備の熟練度が上がると上昇します。

POW

魔力の元となります。魔法の熟練度が上がると上昇します。

DEX

攻撃の順番や命中率に影響します。重い武器や防具をつけたり、 高度な魔法を使う場合は修正を受けます。

軽い武器や防具の熟練度が上がると上昇します。

CON

耐久力です。重い武器や防具の熟練度が上がると上昇します。

INT

すでに出てきましたが、技能の修得に関係します。 イベントで上昇します。

体力

体力には現在の体力と最大の体力があります。最大体力は CONの4倍となります。

現在の体力が0になると「気絶」状態となり、以後攻撃をうけると 最大体力が減ってゆきます。最大体力が0になると死亡となります。

死亡した仲間は寺院で復活させることができるほか、主人公の 「死者の蘇生」魔法でも復活させることができます。 (主人公が死亡した場合はその場でゲームオーバーです)

魔力

POWの4倍です。(魔力を超えた魔法を使うと気絶してしまいます)

「疲れ」と「傷」

ダメージを受けると体力が減ってゆきますが、一度に大きなダメージ (10以上?)を受けると「傷を負った」状態になります。 CONやDEXが低下するため、最大体力が減少し、攻撃が当たりにくくなり、 行動順も遅くなります。

「疲れを癒す」魔法によって体力を回復させることができますが、 傷を負ったときは「傷を癒す」魔法を使う必要があります。

時間と休憩

Death Bringerの世界では時間の流れがあり、 夜、朝、昼、夕方で、それぞれ見た目が変わります。 また、お店は昼しかやっていないところが多く、酒場は夜が盛り上がります。

夜はマップが見にくく、夜になるとパワーアップする敵もいますので、 昼間よりもリスクが大きいです。

Death Bringerでは、フィールドのどこでも「休憩」をとることができます。 休憩をとると、体力と魔力が回復し、受けた傷も少しずつ回復します。 繰返し休憩をとることで全快させることもできますが、敵と出会う確率も 上がりますので、街の中で休憩をとるか、魔法で回復させましょう(熟練度も 上がるし)

夜と昼は休憩8回分、朝と夕方は休憩2回分が目安です。

メンバー

Death Bringerの世界では仲間にすることのできるキャラクターが10人います。 主人公はその中の3人までをパーティーとして連れてゆくことができます。 クリアするために一度は仲間にしなければいけない人物もいますが、 仲間の入れ換えは自由なので、最終的なパーティ構成は自由です。

キャラクターはそれぞれ異なった初期能力を持っています。前述の通り、 技能は(INTが許す限り)後から追加することが可能ですので、 最初からいろんな技能を持っている人は逆に言うと育て甲斐のないキャラとなります。

キャラクターは各地に散らばっており、仲間から外すとその場所に戻ってゆきます。

武器・防具と「消耗度」

技能を有していて、必要STを満たしていれば扱うことができます。 攻撃力、防御力はその技能の熟練度によって決まります。

武器、防具は使ってゆくにつれて消耗してゆきます(「装備」で消耗度を 確認することができます) 100%になっても壊れることはありませんが、 消耗度0%のときに比べて半分の威力しか出ません。

消耗度は鍛冶屋で修理してもらうことで0%に戻すことができます。

攻撃力が、熟練によって上がり消耗によって下がるということになりますので、 冒険の最中に自分が強くなったと感じることはなかなかありません。 武器を修理して、宿でひと休みして、再度冒険に出発してみて初めて 「あれ、なんか強くなってる?」と気付くような感じです。 ここらへんの調整も絶妙だと思います。

魔法

魔法にはいろんな区分があり(水系とか火系とか)、ぞれぞれに応じた技能が 必要です。技能の修得にはもちろんINTが必要ですが、それに属する魔法の 修得にはINTを消費しません。

魔力を上げるためには、いろんな魔法の技能を修得し、まんべんなく 熟練度を上げてゆく必要があります。

ここまでのまとめ

以上に知識から、攻略に関していくつかのポイントが浮かんできます。

技能修得の目安

主人公はINTにある程度の余裕があるため、いろんな能力を身に付けることができます。 主人公だけが使うことのできる「死者の蘇生」は、初期状態の魔力では 安心して使えませんので、魔法の能力も上げておくとよいでしょう。

Death Bringerの世界で最強の武器は「両手用剣」に属します。 主人公が装備するならこの技能はなるべく早く鍛えておいたほうがよいでしょう。

Death Bringerでは「二刀流」が可能です。左手に持てるのは細身剣だけなのですが、 剣 + 細身剣の組み合わせは、最強の武器に匹敵する威力を持っています (消耗の速さは倍ですが)。そのため、魔法がメインのキャラに「剣」の 技能を持たせることで、打撃の戦力として参加させることができるように なります。(細身剣はたいていのキャラがもともと持っている)

反面、盾の使いどころが難しくなります。 小型盾は、DEXの向上のためにも是非熟練度を上げておきたいところですが、 後半、二刀流や両手用武器を使うようになると盾は使えなくなります。 そのため、大型盾は修得しないのが賢いのではないかと考えています。 (終盤、INTが余ったので体力上げるために覚える、とかは別ですが)

盾が持てないとなると、鎧はそれなりのものが必要です。 完全装甲を装備できるように、STを頑張って鍛えておきましょう。 (ほとんどの武器や防具はSTを鍛える結果となりますので あまり意識しなくてもいいのかもしれませんが)

と、書いていたんですが

ミニマルな技能だけではなかなか大変だということを思い出しました。 たとえば、防具を完全装甲のみで済ませようと思うと、チェーンメール(必要ST=10)では ちょっと辛いですが、かといってプレイトメール(ST=12)や ナイトプレイト(ST=13)を着ようと思うと、(後に使わなくなると 分かっていても)大型盾や両手用戦鎚などを積極的に鍛えてゆかないと 能力値が追い付きません。

設定のメモなど(完全にネタバレなので注意)

地域の繋がり(後半)

            ダークライズ --+--ミレアガルド
                |          | 
    グラステスヴァレー -- クラウドパス
                |         |
Wイアノーク--- Eイアノーク--- ソードピーク

話の流れ

古代神

魔法が栄えていた頃の人間。魔法が災いを起こしたことを痛感した彼等は 魔法を封じてどこかへ去っていった。

その中の一人、ディガートス・ヴァルは自らの能力をデス・ブリンガーという 経典に封じ、異空間へと逃げ去る。

マハーヴィーラ

東方から来た魔法使い。古代の魔法を求めディガの神殿に辿りつき、 デス・ブリンガーに手を出す。ディガートスに精神をのっとられ、 シュネーフォート城を陥落、王女を人質に(地下の洞窟に幽閉)して、 ラーンヴァルド(後述)を支配下に置く。

各地から村人たちをせっせと集め、生贄にしてディガートスの復活を目論む。

マハーヴィーラがディガの神殿に辿りついたのは魔法への探究心からであり、 ディガートスに精神を乗っ取られるまでの短い期間に、自分の行いに 疑問を投げかける述懐を残している。

ラーンヴァルド(黒騎士)

シュネーフォート城の騎士だったが、王女と恋仲になったのが原因で 追放される。その後、マハーヴィーラの脅迫に屈してディガの兵団を 指揮することに。

ミレアガルド、イアノークと次々に落としてゆき、いよいよレスフィド城に 辿りつこうといったタイミングで主人公が到着する。レスフィドが落ちてないのに なんで主人公の故郷の島が襲われたのかは謎(追記: と書いていたんですが、 カリオスが手引したに決まってるじゃないか。我ながら鈍い話だ)

ラーンヴァルドの鎧はドワーフが作ったもので、ドラゴンの王の持つ剣だけが この鎧を破ることができる(といいつつ普通の武器でも多少はダメージを与えられるんだけど)

彼が最期に故郷と仲間を失ったと述懐していたが、彼の生い立ちについては あまり多く語られていない。

主人公とは何度か対峙することになるが、本当に戦うことになるのは 最後の最後だけ。結果として主人公は命を救われたことにもなるわけで、 主人公を、自分を止めることができる人間として認めたのかどうか。

疑問

やってみたいこと

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Zinnia (zinnia@risky-safety.org)