Zinnia hacks tomorrow. (Digest)

はやおきをすると、いいことがあるよ
(なかまにしてほしいといっています)

お勉強会 やっています。よかったらご参加下さい。

オリジナルはrisky-safety.orgの方です。zinnia.dyndns.orgはミラーです。

アンテナ被捕捉状況: 1コ上におひっこし

他の記録

おしらせ

とくになし。強いて言うなら転職したいです(重大すぎ)

2016/05/24 (Tue)

_ DynDNS Proは今度は25%引きのクーポンみたいなのがある的な話をしている。 忠誠度の高い人ほど多くお金をとられるというのは やはり誠実なやりかたとは思えない。 このまま放っておいたら最後はタダでいいですみたいな話になるのだろうか。 それとも何か脅迫的なことを始めるのだろうか。


= 火花

_ 芥川賞受賞作品リストを見てみたら、私が読んだことあるのは町田康だけだった。 なのでこれが2冊目。

_ 思ったより面白かった。又吉のエッセイ的な本は何冊か手にとったことがあって、 さほど感銘を受けなかったのだけど、この物語はお笑い芸人としての又吉の 魅力がそのまま文章に生かされていると感じる。

_ 主人公の観察眼のおかげで、師匠の人物像や突飛な言動は分かりやすく 説明されているのに対して、主人公自身の難しい心境や焦りや恐れについては、 あまり描写がされていないので、共感が難しい。 一人称の小説なので、狙っているのかもしれないが… 自画像は似ないという話にも通じるのかな。


= William Tell

_ PENGUIN READERS。Levelは1。とても薄い。まだ英語から文学的な要素を 得ることに慣れていないせいか、さほど表現上窮屈な感じはない。過去時制も 不定詞・動名詞も使えるしね…

_ 私は世間の人が常識的に知っている物語や寓話等を知らないことが多くて、 おそらくほとんどの人が子供のときに絵本やら何やらで吸収していたことを 私はやっていなかったんだろうと思いつつ長いこと 情けない気分を味わっていたのだが、こうやってあらためて読む機会があるというのは よいことだと思う。なのでそういう作品をどんどん読んでゆくことになるだろう。 1冊目はこのWilliam Tellだ。ウィリアム・テルといえばウィリアム・テル序曲で、 ウィリアム・テル序曲といえばオレたちひょうきん族だ、という連想が即座に なされるくらいで、肝心の元々の話を知らない。あと小学生のときに 学校で生演奏を聞かせてもらったことがあって、 バイオリンに弦を小刻みに叩きつけるような演奏法を見て驚いた記憶がある。

_ William Tellは実在の人物らしく、このエピソードも実際にあったことに かなり近いようだ。神聖ローマ帝国に征服されたスイス、 派遣された代官が横暴で、一方、人望が篤く温厚なTellが争いは好まないけど 理不尽なことも我慢ならなくて、気付いたら後に引けない状況になって、 息子にリンゴ持たせてそれを弩で撃たなきゃいけなくなって、嫌だなあと思って まったく気乗りしなかったのに息子がとてもポジティブで、大丈夫だって あんたならできるからとすすんで頭にリンゴ載っけて、なんとか撃って、 でもやっぱり眈まれて、最終的には代官殺してそれがきっかけで スイスの独立が成し遂げられた、という話らしい。 そんなTellはどういった境遇の人なんだ?と思ったらただの狩人だった。


2016/05/22 (Sun)

_ 日中の暑さがだいぶ厳しくなってきた。


= 私とは何か−「個人」から「分人」へ

_ ロースおじさんが紹介していた本。 平野啓一郎は私と同い歳で、京大在学中に書いた小説が芥川賞とっていて、 名前は何度となく聞いていたが、私自身が自分のことを若いと思っていた当時に、 同年代の若い人が頭がすごくよくて難解な本を書いているんだろうなあという 先入観で、自分とは縁のない人だと思っていた。 今でこそあほな話だと思うけど、文学賞の権威というやつを当時の私は錯覚していて、 審査しているおじさん達に激賞されるような文学を同年代の人が書けるということは 自身の想像の及ぶ世界ではなかったということなのだと思う。 (もちろん私にも書けるけどねという別方面の錯覚をしているという話ではない)

_ この本は著者が自身の小説で直面してきた問題とその変遷、さらにそこから 至った「境地」を描いた集大成的なものなのだと思う。 実際この本を起こした動機としてそのようなことがあとがきにも書かれている。 なので、書かれている内容もさることながら、そういう問題意識で 取り組んできた人の小説というのは読んでみたくなる。

_ 「人格は一つしかない」「本当の自分はただ一つ」という錯覚から自由になる、 というのが「分人」を理解する第一歩と読める。 私自身はそういうふうに考えたことがないので、これ自体に驚きはなかった。 いつもの書きかたになってしまうけど、「本当の自分」なんてものがあるとは 信じられないし、あっては困るとも思っている。 こういった「本当の自分」アレルギーの人は多いと思っていたけど、 そうでもないのかしら。

_ この本でも対人関係において分人はさまざまな形をとりうることと、 八方美人の違いについてとりあげられているけど、 「本当の自分」がないということと、徹底した自己肯定は容易に 結びついてしまう危険性があると思う。つまり どんなことをしてもそれは自分についてまわるのだ、という感覚と、 どんなことをしてもそれは対人関係において仕方ない=許されるという感覚は 表裏一体で、私自身もその点は強く警戒しているのだけど、 気付きづらい点でもあると思っていた。 この本から私が得た答えは、関係の中でそれを見直してよりよくしてゆく、 ということだ。ロースおじさんが書いているp138の力強い記述も とてもしっくりと来た。


= 個人の話

_ 実のところ↑の本には、個人と他人の関係、自分自身というものの捉えかたが 時代によって違っているのではないか?という疑問が解消されるかもしれないという 期待があった。その期待は必ずしも満たされたわけではないので感想として 適切ではないため節を改める。

_ 自分や他人の生と死について、現代の感覚で理解したり避難したりするのは 危険なのではないか、という問題意識というか警戒心がある。 古代国家の女性に対する感覚、身分に対する感覚、 日常的に行われていたという「間引き」に対する感覚、戦争に対する感覚、 あくまで一例だけど、 他人を他人として尊重するとか、家族を大事にするとか、 そういう感覚というのは時代によって変わるもので、 また教育によって変わるものでもあるのだと思う。

_ 端的に言うと、昔の人達は自分が死ぬときに今の私が抱くような恐怖心を 抱いていたのだろうか、とか、他の人を殺す、あるいは自分の子を失うときに 私が抱くかもしれない罪悪感や喪失感を抱くのだろうか、というような疑問。



= 走った

_ 速足でも脛の痛みは多少あるので、今日は6km弱で済ませておいた。

_ 痛くて走れないほどではないし、走っているうちに慣れてくるもんだが、 そのまま走っていていいというものでもなさそうだ。


= learnGitBranching

_ ブランチの状態を逐次グラフで確認しながらブランチ操作を学ぶことができる。 とても分かりやすい。codecademyのコースは私には既知の話が多く、 世の中のGitの入門書もコマンドの解説はあるけどブランチの運用について、 とくにGitHubなど外部のリポジトリが存在する前提の説明が乏しかったので、 この教材はとてもよかった。

_ ここで実際に問題を解きながら 学習できる。 和訳版も存在するようだ。

_ Gitのように破壊的な変更を自由にできてしまうバージョン管理システムで、 自分が何をやっているのか分からないまま使うというのは危険極まりないことだから、 こういうサイトで学習できることは非常に素晴しいことだと思う。 それでもなお、ここで挙げられている例題について、 そういうことをしたいとあんまり思わないんだけどなあ、という違和感があるので 難しいところだ。そりゃこうやってグラフで可視化されたら、 履歴を綺麗に保つという動機もそれなりに理解できないことはないけど…

_ あと、cherry-pickとかインデックスといった考えかたも、本当にそれが うまく機能するのだろうかと未だに半信半疑だ。全体的に コミットというものは意味のある変更の塊であるべきだという価値観で、 それはすばらしいことだとは思うしプログラミングの習慣としても 悪いものだとはまったく思わないんだけど、そんなにうまくいくもんかなあ? Linuxのカーネルデベロッパーの皆さんはこれらの機能をフルに活用して 開発しているのだろうか。ろくに開発したこともない人達の提案する ワークフローならそんなもん役に立たんよと無視することもできるけど、 Linuxのカーネル開発で必要な機能という動機で生まれたものであり、 Linuxのカーネルといったら十分高度な複雑性を持ったプロダクトと 言っていいと思うので、そういう人達が履歴をクリーンに保つことについて これだけ重要視しているというのが意外に思える。新しい習慣にしなければ いけないんだろうな。とはいえみんなcommit -a やってるんじゃないの?といった 疑念は消えないが

_ そういう意味では、Gitには失礼だが私にとってはMicrosoft Wordとかと 付き合いかたは似ているかもしれない。大部分は自分のやりたいものとは無関係だが 気付かずに取り返しのつかない状態になりやすいので自分が何をやっているのかを知っておきたい、というような動機。 この機能は混乱するので使うのやめましょうみたいな話もなんか似てる気がする。

_ いずれにしてもフリーの分散バージョン管理システムとしてGitが生き残ることは 確実だろうし、 Emacsもesr自らの手で見事にEmacsの管理をGitに移行したそうで、 詐欺師呼ばわりした自らの不明を恥じるばかりだ。 反省してきちんと理解して活用できるようになりたい。


= Git Koans

_ gitのコマンドラインはやり玉に挙げられやすいし実際私も素晴しいものだとは まったく思わないが、このページはよくまとまっている。

_ Koansって何のことだ?と思ったら公案のことらしい。 そんな用語知らんかった。Hackerの禅好きはすごいな。


2016/05/21 (Sat)

_ 閉店したマクドの跡地はKFCになるらしい。KFCかあ… という、身のまわりにあるものが新しくできることをありがたがらないというのは エゴイズムの中でも特に強烈なものなのかもしれない。

_ さて休日なので走ろうかなと思っている。足のダメージが残っていそうなので 距離の調整が簡単な、いつもの立石から自宅のコースにしてみる。 しかし立石はコーヒー飲む場所に事欠くので、 青砥で降りてみた。こちらもゆっくりできる店さほど多くなさそうなんだけど、 立石の駅前ほど混んでないようなので、簡単に席をとることができた。 ここから立石は1km程度なので歩いてもそれまでだしよいかもしれない。


= マリオネットの罠

_ 赤川次郎は今まで「ふたり」くらいしか読んだことがない。 私が生まれた頃にデビューして、中高生の頃にはとっくに売れっ子になっていたが、 当時は歴史小説か横溝正史かファンタジーか、というような時期だったので、 今でいうところのラノベみたいな乗りに思えるこの人の小説群を読む気にならず、 成人してからは、どちらかというと懐しさを覚える、 もっと言えば古くささを感じさせる作家だった。 要するに巡り合わせが悪かったのだ。読んでもいないのに古くさいとか ラノベみたいな…というのも単に喰わず嫌いなのかもしれない。

_ この作品は赤川次郎の第一長編らしい。赤川次郎の最高傑作に挙げる人も多いそうだ。 読後なんともすっきりしない感じを受けた。 真相のとりうる形として挙がってくるのは2つで、そのうちの1つだったので とくに驚きはなく、まあそうだろうね、と思った。 思いついた形のうち、真相ではなかったもう1つの方は ミスディレクションであったわけで、しかもミスディレクションである手がかりは 示されている。

_ したがって「2つ」を思い浮かべ、そのうちの1つを排除できなかった ということはこの作品を読み切れていなかったと言うことになる。のだろう。 思い浮かぶのは2つ、で、実はそれらとはまったく違ったものが真相でした、 となって初めて意外でびっくりするのではないかなあと思うので、 その点がすっきりしない感じを抱かせる原因なのかもしれない。

_ 昔のミステリのような重厚さというか回りくどさはないので すんなり読める。とはいえ、よく言われる「軽さ」は、この作品にはさほどない。 社会派の雰囲気を残しつつ、これだけ大量の登場人物と殺人をすらすら 読ませるというのはなかなか大した技だと思った。


= The Five People You Meet in Heaven

_ PENGUIN READERSの1冊。前回はLevel 3だったのに対しこちらはLevel 5。 タイトルとIntroductionで魅きつけられた。とはいえさほど大きな期待をせずに 読み始めたんだが、とても面白かった。調べてみたら、 オリジナルの、 こういうのなんていうんだっけ、ジュブナイル向けの要約版、にあたるものらしい。 80ページ。それでも3時間くらいかかってしまうので英語は大変だ。

_ 主人公のEddieが死ぬところから物語が始まるところは、 ゲームオーバーから始まるABAさんのゲーム「なめとらい」を思い出させるものがある。 「ゲームを始めると、ゲームオーバーになります。」という説明、 そしてゲームオーバーしてから点数とランクが決まるという倒錯したルールは 真にゲーム好きな人にしか思いつかない天才の発想だと思う。

_ さて作品の方の感想に戻るが…、さほど期待せずに読み始めたのに 先が気になってしょうがない展開で一気に読み進めた。 死後の世界、Eddieの過去の誕生日のエピソード (回想)、 Eddieが死んだ後の世界、という3つの話題が順番に語られて、 Eddieの苦悩に満ちた人生や、彼が自覚していない、決定的な関わりを持ってきた 人々との出会いが明かされてゆく構成。それぞれのエピソードは苦悩に満ちており、 読んでいて心地良いものではないのだけど、とてもひきこまれる物語だ。

_ 死後の世界をこのように描くというのは意外というか、キリスト教的ではないな、と 思ったんだけど、著者自身はキリスト教徒みたいだ。



= 走った

_ やはり脛が痛くなってくるので軽めに済ませておいた。


= 天国の5人

_ The Five People You Meet in Heaven の和訳。これを読む限りでは PENGUIN READERSのやつはそれほど端折っている感じはしない。 たしかに帯状疱疹の話なんてしてたっけ?とか、 あれギターじゃなくてアコーディオンなのか、とか、 管財人の独白なんてあったっけ?とか、その管財人にしても PENGUIN READERSでは lawyerとなっていて、なんでこの場面で 弁護士なんだ?と思ったが、全体的に語彙制限の側面が強いのかもしれない。

_ やはり日本語は読むの楽だな。直前に苦労して英語で読んでいたのでその落差が すさまじい。1時間足らずで読み終えた。


2016/05/18 (Wed)

_ いろいろあった。 (そりゃそうだろう


= 走った

_ 最近は土日に意識して走っている。ちょっと自分の能力を超えた距離を 走っているようで足にダメージが残っている。シンスプリントというやつの 症状にそっくりだ。自分の能力を誤って見積ってしまうと厄介な怪我の元になるので 気をつけないといけない。ブランクがあるときほど危険だ。


= 燃える地の果てに

_ 素晴しかった。 一部、時代がついているというものなのか、それとも笑うところなのか、 反応に困るような科白まわしがあったりで戸惑ったりしたものの、 そもそも小説として面白くて一気に読み進めてしまった。

_ 以前から何度か書いているように、ミステリに関してはミステリのための 設定や人物像といったものがあって、それに血が通っていなくても 構わないというような処世術を身につけているので、 いくら荒唐無稽な話であってもミステリとしての驚きがあれば構わないという 態度でいる。もちろん中には荒唐無稽の中にも独特の余韻を残すミステリはあるけど、 あくまでメインはトリックであってほしいというような。

_ そう思って読み始めた。たしかに物語は面白いんだけど、 ミステリとしての驚きを得るためであれば少し長大だし、物語中心で読むには ミステリの伏線が邪魔だし…ということにならないのかしら、と警戒しながらも 一気に読み進めて、そして冒頭に書いた通り素晴しかった。 このトリックは、登場人物たちが通り過ぎた30年の時間の流れやその苛酷さ、 といったものを驚きとともに理解するという今まで経験したことがない 働きをもっていた。前段落に書いたような、トリックが主、物語が従という発想とは 正反対に、トリックが物語の演出になっている。こういう経験はあんまりなくて、 しかも強烈だったのでとても感動した。 結末も素晴しかった。


= ナチュラル・ボーン・ヒーローズ

_ この人の本はBORN TO RUN以来。 面白いんだけど、前回にも増して、絶望的に読みづらい。 深さ優先探索的な書きかたに磨きがかかって、章ごとどころか段落ごと、 ひどいところでは段落内で時系列が平気で変わる。結果、 数章先になって話の続きが 出てきて、あれこの人は最初からこの人と一緒に行動していたんだっけ、 といったような迷子っぷりを発揮することになる。 そこにもってきて、未紹介の人名やエピソードを小出しにしてくるので、 読者を惑わすために書いてるとしか思えなくなってくる。

_ BORN TO RUNは、その脈絡のなさが、旅をしながら回想する、 ロードムービー的なものなのだとどうにか理解して読み進めることができた。 こちらも考えようによっては同じような構成なんだけど、どちらかというと 回想、というか戦争小説的な挿話の方にウェイトがかかっていて、 「ロードムービー」側では、その謎解きをしているということになるんだろう。 だけどあまりにも散乱しているので消化不良。

_ これでつまらない本であれば、もうちょっとまとめてから出してよ、と そっと閉じるんだろうけど、面白いのでより厄介だ。 スポーツジムやスポーツドリンクを批判しているあたりは、ベアフットランニングを 流行させた著者の面目躍如というやつなんだろう。 マフェトンと直接対話していたり、糖質制限の話や、あと「筋膜」の話、 クレタ人達の生活、など興味深い話は多かったんだけど。 調理しきれているのだろうかと思う。翻訳が悪いというわけではないはずで、 これはもともとそういう本なんだろう。

_ 身体を動かしたくなる気持に背中を押す本だというのは前回と共通の感想か。 そのまま真似したらたいへんなことになりそうだな、という感想も一緒だけど、 そういう世界があるんだということが伝わればこの本としては成功なんだろうなと 一方では思う。



= 何もしてないのに壊れた

_ 何もしてないのに壊れた話を書く。dynabookに入れているUbuntuの話。

_ ある日ログインしても壁紙が出るだけでDashもLauncherも何も出てこなくなった。 Guestアカウントだと問題ないみたいなので、おそらくそのあたりの設定が 壊れてしまったのだろう。なんか以前も似たようなことがあって、 そのときは勝手に壊れたというか、うっかり壊したというか、 OpenGLを無効にしようとして壊したのだった。 当時と似たような手順を踏んだが復旧しなかった。 ccms起動したらUbuntu Desktop Pluginは確かに無効になっていたので それを有効にしたりしたんだが…

_ Guestでは入れるんだから個人設定を見直せばよかったんだろう。 実際最終的には .conf/dconf/user を古いのに戻したら起動したので…

_ しかし当時はunityやlightdmをreinstallなどなどをしたら最終的に Xも起動しなくなってしまった。メッセージを控えていないがlow resolution modeでしか 起動しないですね的なメニューが出てきた。 さらにtty1〜tty6あたりのログイン画面が出てこなくなってしまった。 Grubの起動メニューにupstartというやつがあって、そっちだと辛うじて 起動するので(それでもtty1はだめなままだった) そこでログを確認してみると systemdまわりで大量にエラーが起きている。

Failed to start Set Up additional Binary Formats.
systemd-binfmt.service: Start request repeated too quickly.
Failed to start Recovery mode menu
(コピペではなくて 手で書き写しているので不正確かもしれない) 自分のやった行動のうちどれにそんな 深刻な症状を起こすような操作が入っていたというのだろう。

_ どうせ起動しないんならついでに16.04にアップグレードしてしまえば うっかり治ったりしないかなあと思いアップグレードしてみた。入れかえる 暇がなくてずっと15.10だったのだ。しかしアップグレードしても症状は変わらない。

_ Windowsでいうところの上書きインストールみたいなことできんのか、と思って 調べてみた。すべてのパッケージを入れなおすという方法を紹介している人がいたが、 今回の症状では設定のほうに問題がありそうなのでこれではだめだろうと思った。 実際debsumsというツールを使ったところパッケージの中身と不整合を 起こしているのは自分が意図して編集したもの以外はなかったし。

_ Ubuntu 16.04のインストーラをUSBメモリに書き込んで起動してみた。 「Ubuntu 16.04 LTSの再インストール」という選択肢がある。 「ドキュメント、音楽、その他の個人ファイルは残されます。インストールされているソフトウェアは可能であれば残されます。システム全体の設定はクリアされます。」だそうだが、つまりどういうことをするつもりなののか、 何が消えて何が残るのかがいまいちわからん。 原文は「Documents, music, and other personal files will be kept. Installed software will be kept where possible. System-wide settings will be cleared.」らしい。

_ 調べてみると/homeは残るけどあとはだいたい1から入れなおす感じに見える。 意を決してやってみたところ、

The partition table format in use on your disks normally requires you to create a separate partition for boot loader code. This partition should be marked for use as an "EFI boot partition" and should be at least 35MB in size. Note that this is not the same as a parition mountd on /boot.
If you do not go back to the partitioning menu and correct this error, boot loader installtion may fail later, although it may still be possible to install the boot loader to a partition.
と横に長いダイヤログで怒られた。EFIパーティションはWindows 8のほうで作ったものがあるのにそれを見付けてくれないらしい。 どうもfat32ではなく「EFIシステムパーティション」なるものでないとこのように 怒られるようだ。まあパーティションの属性が変わるだけならいいだろうと 「EFIシステムパーティション」に変更してみた(念の為バックアップはとった) ところ 無事にインストールを始めてくれた。 途中アカウントの入力等を求められる。普段使っているアカウントを再度登録するのだろうか?消えたらやだな、と思いダミーのアカウントを作った。 後から確認したらidが1000と、従来私が使っているアカウントのidに なってしまったので余計な苦労をした。

_ sudoがなぜかsegmentation faultになってしまう。sudo 使えなかったら 何もできんだろうと思ったら、UIのほうでのアップデートは普通にできて、 その更新がよかったのか以後はsudoもできるようになった。

_ でようやく普段私が使っているアカウントでログインを試すことができる 段階まで戻ってきたのでログインしてみたところあいかわらずきちんと ログインできていないことには変わらなかったが、 最初の方に書いた通り user ファイルを古いのに戻したら起動した。 なら最初からそうやっておけばよかったのだが、 後悔というのは後からするから後悔なのであって、先に後悔することはできないのだ。

_ 再インストールは、この挙動を見る限りでは /homeは保存されるが /etcとかそのあたりは初期設定に上書きされてしまうようだな。 すでに存在するファイルが消えてしまったかどうかは分からない。 パッケージも入ってないことになってしまっているので、気付いたものから 少しずつ入れなおしている。FreeMindが起動せずに少し悩んだ。 どうもOracleのJava9だと起動しないらしい。

Checking Java Version...
Exception in thread "main" java.lang.reflect.InaccessibleObjectException: Unable to make member of class sun.awt.X11.XToolkit accessible:  module java.desktop does not export sun.awt.X11 to unnamed module @6043cd28
        at jdk.internal.reflect.Reflection.throwInaccessibleObjectException(java.base@9-ea/Reflection.java:414)
        at java.lang.reflect.AccessibleObject.checkCanSetAccessible(java.base@9-ea/AccessibleObject.java:174)
        at java.lang.reflect.Field.checkCanSetAccessible(java.base@9-ea/Field.java:170)
        at java.lang.reflect.Field.setAccessible(java.base@9-ea/Field.java:164)
        at freemind.main.FreeMindStarter.main(FreeMindStarter.java:72)
Java8を入れたら起動した。まだまだいろいろトラブルはありそうだし、 なんか真っさらにしてやりなおしたい気分をおさえるのに苦労するが、 しばらくはこの状態で使い続けてゆくつもりだ。

_ ここに至るまで、もちろん私はいろいろ何かをしていたんだろうけど、 自覚がないので何もしてないのに壊れたとしか思えない。しかしその 不安定な状態を更に悪い状態にしたのは私なのは明らかなので、 物事を悪い方に進めるのが我ながら本当に上手だなと思った。


= FreeNASのshare

_ 細かい設定はWizard経由でしかできないのか。いけてない。 そしてWizard経由で新しいCIFSの共有作ろうと思ったらエラーになった。 どうもこのバグを 踏んでいるようだ。近日中にアップデートが出てくれそうなので待つことにする。

_ しかしこんな初歩的な問題が未だに残っているというのは驚きだ。 世界で一番利用されているNAS向けOSの割には…



= その女アレックス

_ 海外のミステリはほとんど読まない。 翻訳という操作を経たものはもはやオリジナルのテイストが失われることは 避けがたいと思うからで、もちろんそれはミステリに限った話ではないんだろうが、 表現そのものの遊戯であるミステリは文学的技術によって埋め合わせることが 難しいんじゃないのか?と思っている。あわせて、日本の最近のミステリは 独自の進化を遂げていると思っていて (それを苦々しく思う人も多いんだろうけど)、 そういった方面に嗜好を教育された人間が読んで楽しめるものなのだろうか、 という疑念もある。

_ この作品はなんかびっくりさせられるような展開らしいと聞いていたので、 よしひとつ体験してみるかと思って手にとってみた。 読み終わった直後の印象は、期待していたものと違うし、周囲の持ち上げかたが おかしいだろというあまり愉快でないものだった。 これはサスペンスとか、イヤミスというものなのではないだろうか、 そう言われて手にとっていたらまた別の感想になったと思う。

_ 仕掛は、驚きをもたらすものではない。という点で不満なんだけど、 仕掛そのものの筋は、悪くないと思う。 仕掛が演出のひとつになっているし、こういうのは嫌いではない。 我ながら悪趣味だと思うけど…。

_ なおこの小説はシリーズものというべきなのか、同じ顔ぶれが登場する小説の 第二作にあたるらしい。この本から読んでも別に理解できないということは ないんだけど、おそらく第一作の激しいねたばれがたくさん入っていると 思うので、先にそちらを読んだほうがいいのかもしれない。

_ しかし全体的にあんまり技巧を感じないというか、不自然さが目立つな…と思う。 物語を動かすための人物造形というのか、もうちょっと巧く書く方法が あるような気がしてならない。


2016/05/12 (Thu)

_ 今週は寝起きが不規則なので疲れる。

_ 悩んだ末DynDNS Pro の更新をしなかった。満期を迎えた結果、 zinnia.dyndns.org はすでに私の維持する名前ではなくなった。 ここ何年かはまったく使っていないので、困る方はいないと思うが…


= 早起き

_ だったらゆっくり寝ていればいいんだが、東京に出るときは早起きしたくなる。

_ 前回のお勉強会で作成したペン字練習用紙作成ツールを少しずつ手なおししている。 複数ページに分かれるPDFを作ることもできるようになったので、 試しに青空文庫から文章を貰ってきて変換してみた。 私の飼った犬というやつで、おそらく4〜5000字程度の短いエッセイ。 変換すると40ページを超える。 文字を小さくしたりマージンを工夫すると35ページほどに圧縮できた。 でも、多少は大きくないと練習しづらいし、むずかしいところだ。

_ しかしこのペン字練習用フォントは実にいいな。美しい。できあがった pdfや印刷した結果を見るととても愛着がわく。


= DynDNS Pro

_ 10%値引きするからなんとか戻ってきてくれませんかねえ的な自動生成メールが来た。

_ なんというか、有料化してから全体的に見苦しいというか… 今まで 大いに助けられたわけだし経営が苦しいのは分かるけど、 有料化したんなら有料サービスとしての接しかたになってしまうよな… その性質が最もあらわれてくる価格の部分で このように露骨なことばかりやられてしまうと余計頑なになってしまうところがある。





Zinnia (zinnia@risky-safety.org)
Back